『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(えいがドラえもん のびたのしんきょうりゅう)は、2020年の日本のSFコメディアニメ映画。藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした、映画「ドラえもん」シリーズの第40作目である。監督は今井一暁、脚本は川村元気が務めた。
この記事に雑多な内容を羅列した節があります。 |
映画ドラえもん のび太の新恐竜 | |
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監督 | 今井一暁 |
脚本 | 川村元気 |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
出演者 | 水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一 遠藤綾 釘宮理恵 木村拓哉 渡辺直美 神木隆之介 |
音楽 | 服部隆之 |
主題歌 | Mr.Children「Birthday」、「君と重ねたモノローグ」 |
編集 | 小島俊彦 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | 「映画ドラえもん」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2020年8月7日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 33.5億円 |
前作 | 映画ドラえもん のび太の月面探査記 |
次作 | 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021 |
当初は3月6日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、8月7日に公開が延期となった。夏の時期に公開されるのは、2014年に製作された『STAND BY ME ドラえもん』(8月8日公開)以来6年ぶり、3DCGアニメではない作品では1981年に製作された『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』(第1期、8月1日公開)以来39年ぶりとなった。
キャッチコピーは「ハロー!新のび太。」。
ドラえもんの漫画連載50周年、かつ大長編シリーズおよび映画第1作『のび太の恐竜』(1980年)の40周年を記念した作品。恐竜にスポットを当てた作品群ではリニューアル後初の作品である第26作『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年)を含めて通算3作目。並行して漫画版が月刊コロコロコミックにて連載され、第2期大長編シリーズでは7作目となる。
ドラえもんは漫画連載50周年の節目を迎えた当初から2つの劇場作品の公開が予定されており、春季に『のび太の新恐竜』、夏季に『STAND BY ME ドラえもん 2』と連続公開が予定されていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、本作は『STAND BY ME ドラえもん 2』の公開日に、後者は初めてとなる秋季(11月20日)にそれぞれ公開日が延期された。
首長竜のピー助を重点に置いた漫画の短編および大長編作品とは別に川村元気が新たに書き下ろし、偶然見つけた新種の双子恐竜・キューとミューを育てるため、時空を超え奮闘するのび太たちの姿が描かれる。児童小説や原作の短編を原案としない作品では2015年公開の『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』以来5年ぶりのことである。
スネ夫たちと恐竜展を訪れたのび太は、化石発掘体験で恐竜の卵の化石を見つけた。「タイムふろしき」をかぶせると、生まれてきたのは双子の羽毛恐竜。それも「宇宙完全大百科」に載っていない新種(新恐竜)だった。のび太は双子の恐竜に「キュー」と「ミュー」と名付け、時には恐竜博士のアドバイスを受けつつ、ノビサウルスランド(「飼育用ジオラマセット」)の中でドラえもんと一緒に育てていく。すくすくと成長する二匹は徐々に違いを見せ、軽やかに滑空するミューに対しキューは無様にばたついてしまうため、飛ぶことが出来なかった。そしていよいよジャイアンたちの前でお披露目する日がやってくる。しかし騒ぎに気付いたママから隠そうと「空間移動クレヨン」を使ったことで町の住民たちに目撃されてしまい、キューとミューを現代で育てていくことに限界が来てしまう。仲間の元へ返すことに一度は葛藤するのび太だったが、やがて決意を固めると、翌朝にしずか、スネ夫、ジャイアンを連れて「タイムマシン」に乗り込んだ。
「タイムふろしき」で化石が卵へ戻った時間から逆算し、後期白亜紀へ向かう一行。誤ってジュラ紀に着いてしまうというトラブルがありつつもなんとか目的の時代へ到着し、「たまご探検隊」などのひみつ道具を使いながらキューとミューの仲間の行方を追跡する。その様子を白い猿の姿をした男・ジルが、ナタリーという謎めいた女と通信しながら密かに監視していた。見張られていることも知らずキューとミューの仲間を探す一行は、旅の途中「ともチョコ」でゴルやトップといった恐竜たちを仲間に加えながらついに海まで到達する。二手に分かれて行動するもジャイアンとスネ夫はジルに捕えられ、ドラえもんたちも巨大な翼竜に強襲されるという危機に陥る。海に落下するのび太とキューだったが、不思議なフタバスズキリュウに助けられ謎の島にたどり着き、ドラえもん・しずか・ミューとも再会を果たす。そこは一行が探していたキューとミューの仲間たち、新恐竜が生息する島だった。さっそくのび太は仲間の元へ二匹を返そうとするが、キューは群れのオスに頬を鋭く引っ掻かれ、仲閒入りを拒絶される。キューは体力が劣っているせいか、他の新恐竜と違って飛べなかった。悔しさと悲しみに震えるのび太は、キューを立派に飛べるようにしてみせると宣言する。
一方、潜水艇で島に向かうジルはナタリーからディープインパクトが迫っていることを告げられていた。檻から脱出し様子をうかがっていたジャイアンとスネ夫は、地図を見て謎の島の真相に気付く。その頃、飛ぶための練習を始めていたのび太とキューの間には心のすれ違いが起きてしまい、練習が中断してしまっていた。俯くのび太はしずかに励まされ「たずね人ステッキ」でキューを探すと、そこには一匹で練習を続けるキューの姿があった。心を打たれたのび太も苦手な逆上がりが出来るようになろうと共に練習を始める。その時、空を光り輝く巨大な物体が流れる。
ジャイアンとスネ夫も駆けつけ、全員揃ったところでドラえもんはここが六千六百万年前、メキシコのユカタン半島に隕石が衝突したことで恐竜たちが絶滅した時代だと告げる。隕石を宇宙に返すため「逆時計」を使おうとするのび太だったが、そこへ「タイムスキッパー」が出現し、ナタリーが一行の行動を制止させる。ジルは自分たちがタイムパトロールとしてこの時代を監視していたことを明かし、恐竜を想うのび太の心に寄り添うも、歴史は変えられないと断言する。それでもなおキューとミューたちを助けたいあまり強行しようとしたのび太は隊員達に拘束され、庇おうとするドラえもんたちまでもが連行されそうになってしまう。しかしジルが「チェックカード」をのび太とキューにかざすとカードが発光。ジルたちタイムパトロールは彼らの行動に干渉しないことを決める。
タイムパトロールの拘束からは脱したものの、キューとミューや他の恐竜たちを助ける手立てに悩むドラえもん。しかしジャイアンとスネ夫がもたらした情報により、新恐竜の島がジュラ紀で落としたノビサウルスランド(「飼育用ジオラマセット」)と判明。「空間移動クレヨン」で恐竜たちをノビサウルスランドに移動させ、ジオラマの「天候調節機能」で隕石衝突の熱風から守る救出作戦を開始する。熱風到達のタイムリミットが迫る中、島に残って準備するのび太とドラえもんに再び巨大翼竜が襲いかかる。囮になったのび太を助けるため、ついにキューが空を飛んだ。キューが飛ぼうとして見せていた無様な動作は羽ばたきの兆候だったのだ。滑空から羽ばたきへ、恐竜から鳥へと進化した第一歩、歴史が生まれる瞬間をジルたちは目撃し、驚愕する。恐竜たちは救出されて島に住み着くことになり、のび太たちもキューとミューに別れを告げた。そんな一行の姿にジルは翼を進化させた恐竜のように他者を思いやる心、豊かな感情を進化させてきた人間を重ね合わせる。
そして現代、日常へと戻ったのび太は逆上がりに再び挑戦していた。ぐるりと回って見える景色が変わり「出来た」とつぶやくのび太。その頭上を、キューとミューのような二羽の鳥が空高く羽ばたいていった。
第2期の映画では恒例となっている、エンドロール後のおまけ映像(次作の予告)は、恐竜に乗るドラえもん→背景が宇宙に変化→巨大戦艦がロケットを襲う→2021年公開決定!→土星のような輪を持つ惑星。その後2020年11月16日に『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が発表された。
2020年が「『ドラえもん』連載開始50周年」、「映画40作目」「2020年東京オリンピック」というタイミングにあたるほか、『のび太の恐竜』(1980年、映画1作目)、『のび太の恐竜2006』(2006年、声優交代後1作目)とこれまでも節目では藤子Fが愛好した「恐竜」を扱っていた。このことから藤子プロは映画40作目のテーマを「恐竜」に決定し、『のび太の宝島』公開後、今井と川村に監督と脚本のオファーが出され、再度コンビを組む事となる。
川村によると藤子プロからのオーダーは子供が楽しめる「恐竜」や「コメディ」の要素に加え、「人類の進化」や「『のび太の恐竜』に対するオマージュ」といった親世代も楽しめる要素であり、それらをどう組み合わせるのかが難しいお題であったという。さらには『のび太の恐竜』、『のび太と竜の騎士』(1987年)、『のび太の恐竜2006』で既に「恐竜」が3作あるため、当初は「やることがない」と怯んだとも語っている。だが絶滅したとされる恐竜も最新の学説ではそうではなく、「なぜ恐竜は絶滅していないのか」「どういう形で生き残っているのか」ということを物語にすれば良いのではないかとシンプルに思い、「違うものを作るというよりかは、その先に描くべき物が自然に見つかるんではないか」という考えに至る。
今井は40周年作品よりテーマとして「恐竜」を扱うことに対してプレッシャーを感じつつも、川村と今の時代にふさわしいものを恐竜でどう作るか話し合ったという。また、タイトルである『新恐竜』に関しては川村による強い思いと考えがあり、採用されることとなった。
ストーリーのプロットとしては『のび太の恐竜』をあえて踏襲する形を取り、そこに最新の恐竜学説や滑空する羽毛恐竜などの要素を盛り込むことで、異なる物語へ展開していく構成である。今井によると最初はまったく違う話を考えていたらしく、シナリオを練るうちに新しい学説などを踏まえ、同じプロットで『のび太の恐竜』を作ったらどんな話になるか考えたことが出発地点になったという。
川村は『のび太の恐竜』と同じく卵を拾ってきて孵化させる展開はわざとであり、双子が生まれてくる瞬間からパラレルワールドだとしている。スネ夫役の関智一は映画の見どころとして「世界線」を挙げ、その中で『のび太の恐竜』と『のび太の新恐竜』のシンクロについて言及し、もしかしたらと前置きしつつ、どこかの分岐点でそれぞれのお話になっていくSF要素(サイエンス・フィクションではなく藤子・F・不二雄が提唱する「すこし・不思議」)を感じさせると発言している。実際に作中では両作間のつながりを暗示する場面が存在するが、メディアミックス作品ごとに描写や扱いが異なって描かれる。映画・小説・ゲームでは仄めかす程度にとどめている一方、むぎわらしんたろうによる映画ストーリー(漫画)では、明確に『のび太の恐竜』の後の物語として展開する。
「恐竜」に加え取り上げられたテーマは「進化」と「ダイバーシティ(多様性)」である。川村は本作の発表時「多様性が叫ばれる中、それが綺麗事ではなく、人類の進化への歩みであることを語りたい」とコメントしていた。また、別のインタビューでは多様性が「弱者と共存しましょう」という話になりがちなことに違和感を覚えたこと、それが綺麗事でなく生物がサバイブするための必要条件だということをエンターテインメントとして描いたと語っている。
今井も他者との違いが進化の本質とし、そこに「人と人の違いをプラスに考えよう」といったダイバーシティの要素を重ねることで、恐竜を通しそういった部分を描けるのではないかと気付いたという。
キャラクターデザインとしてアニメーターの小島崇史が初登板。小島は『のび太の宝島』において、のび太が長回しで走る場面の原画を担当していた。
作画は『のび太の恐竜2006』と同様にキャラクターから影を排しているのが特徴となっており、これは小島の意見が反映されたものである。ただし場面によっては光源や時間帯、天候などに合わせ影を付け加えている。影に対しハイライトは意欲的に扱っており、本作ではドラえもんの頭やのび太たちの髪の毛へ基本的にハイライトが描き込まれている。また差し込む光に対し、キャラクターなどの描線にハイライトを重ねるといった手法を採用している。
そのほか、のび太たちの頬の赤らみ(頬ブラシ)をぼかさず丸い輪郭で表現し、物語の序盤(恐竜博のシーン)で着ている私服は『のび太の恐竜2006』のデザインを使用している。
本作では大部分の恐竜が3DCGであり、これは福井県立恐竜博物館のアドバイスを参考に表現した。
CGアニメーションスーパーバイザーを務めた森江康太は、2018年夏におまけ映像に登場する恐竜のCGをまず依頼されており、本作も含めた制作期間としては1年以上関わっている。NHKの恐竜番組を手がけ、恐竜を研究していたことがオファーのきっかけとなった。インタビュー内で森江は表現と再現の差異に言及しており、本作では再現ではなくアニメならではの表現に舵をきったこと、試行錯誤をしながらアイデアを提案したことを語っている。
今井は「いい意味での違和感、主人公たちとは違う時代・世界の存在という異物感、恐竜なりの存在感」を際立たせ、3Dの良さを消さずに全体的なセルアニメの世界の中に入れ込む方法を試行錯誤したという。 恐竜のモデルは鱗まで細かく造形された上で、アニメ調ではなく図鑑イラストのような仕上げが施された。
CGで表現された恐竜は25種。約140カットに登場し、1カットに登場する恐竜は最大で200体を超えた。
ゲスト声優は木村拓哉と渡辺直美。木村と渡辺は発表後、本作の応援キャプテン、応援副キャプテンに就任した。『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』以来出演していた高橋茂雄は本作には出演せず、通常放送で2020年1月25日開始の関連コーナー「スネ夫としげおの君も今日から恐竜博士」への出演・後述の関連番組でナレーターを担当し、弘中綾香と共にスペシャルサポーターを務める。
2020年2月16日、東京国際フォーラムにて完成披露試写会を開催。
同月27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で、公開日を3月6日から延期することが報じられ、これにより公開日の表示は「近日公開」となったが、一部の関連商品は当初の予定通りに発売された。
3月19日、正式な公開日が8月7日に決定。同日公開予定だった『STAND BY ME ドラえもん 2』は延期となったが、その後の10月7日に11月20日に公開されると発表された。また、7月13日には、8月7日の公開日を「新・公開日」と表記した最新ポスター、スペシャル映像「〜いよいよ始まる大冒険ver.〜」、「『映画ドラえもん のび太の新恐竜』SPコンテンツまとめサイト」、7月17日には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防対策を盛り込んだ映画鑑賞マナー「ドラえもんの新しい映画様式」のポスターおよび30秒Ver.動画が公開された。
8月7日、全国劇場公開。
翌日、公開記念舞台挨拶中継が開催され、「スペシャル映像 ひみつ道具篇」も合わせて公開された。
全国377スクリーンで公開され、2020年8月8~9日の土日二日間で動員33万4000人、興収4億1300万円をあげ初登場1位を獲得、7日(初日)から10日(月・祝日)までの4日間の累計では動員63万人、興収7億6100万円を超えた。しかし、前述の通り新型コロナウイルス感染症の影響で前作『ドラえもん のび太の月面探査記』の初登場土日2日間の興収6億9600万円の成績を大きく下回り、同じ監督・脚本による『ドラえもん のび太の宝島』と比較すると半分以下になっている。最終的な興収は33.5億円となり、直後に東日本大震災が発生して不入りとなった2011年の『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』以来、9年ぶりの低水準となった。
動員数 (万人) | 興行収入 (億円) | 備考 | ||||
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週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
1週目の週末 (8月8日・9日) | 1位 | 33.4 | 4.13 | 5.5 | 10日まで累計興収7.6億円、動員63.1万人 | |
2週目の週末 (8月15日・16日) | 2位 | 23.0 | 138.5 | 2.86 | 16.6 | |
3週目の週末 (8月22日・23日) | 16.4 | 183.6 | 2.03 | 22.0 | ||
4週目の週末 (8月29日・30日) | 15.1 | 208.0 | 1.86 | 24.9 | ||
5週目の週末 (9月5日・6日) | 11.1 | 224.2 | 1.39 | 26.9 | ||
6週目の週末 (9月12日・13日) | 3位 | 236.3 | 1.14 | 28.4 | ||
7週目の週末 (9月19日・20日) | 6位 | 0.77 | 29.5 | 22日まで累計興収30.5億円、動員253.1万人 | ||
8週目の週末 (9月26日・27日) | 7位 | 258.6 | 0.58 | 31.2 | ||
9週目の週末 (10月3日・4日) | 263.4 | 0.40 | 31.7 | |||
10週目の週末 (10月10日・11日) | 6位 | 267.2 | 0.36 | 32.2 | ||
11週目の週末 (10月17日・18日) | 10位 | 269.7 | 0.24 | 32.5 | ||
12週目の週末 (10月24日・25日) | - | 271.4 | 0.16 | 32.7 |
第38回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞した。
『「映画ドラえもん のび太の新恐竜」オリジナル・サウンドトラック』のタイトルで2020年3月4日に発売。全40曲収録。
# | タイトル | |
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1. | 「プロローグ」 | |
2. | 「太古からの声」 | |
3. | 「メインテーマ 〜いのちの進化」 | |
4. | 「のび太とキュー 〜誕生」 | |
5. | 「恐竜って何だろう」 | |
6. | 「似たものどうし」 | |
7. | 「急病」 | |
8. | 「ジオラマを作ろう」 | |
9. | 「ノビサウルスランドへようこそ」 | |
10. | 「ママに見つかっちゃう!」 | |
11. | 「のび太とキュー 〜約束された別れ」 | |
12. | 「メインテーマ 〜いざ白亜紀へ!」 | |
13. | 「ジュラ紀」 | |
14. | 「恐竜たちの闘い」 | |
15. | 「メインテーマ 〜恐竜たちの世界」 | |
16. | 「たまご探検隊!」 | |
17. | 「キャンプでお泊まり」 | |
18. | 「謎の二人」 | |
19. | 「迫るプテラノドン」 | |
20. | 「たまご探検隊!!」 | |
21. | 「ティラノサウルス」 | |
22. | 「恐竜と友だちになろう!」 | |
23. | 「たまご探検隊!!!」 | |
24. | 「巨大な足跡」 | |
25. | 「忍び寄る恐竜」 | |
26. | 「巨大翼竜襲来」 | |
27. | 「再会」 | |
28. | 「ジルとナタリー」 | |
29. | 「メインテーマ 〜新恐竜」 | |
30. | 「どうして」 | |
31. | 「ジルの狙い」 | |
32. | 「すれ違い」 | |
33. | 「のび太とキュー 〜約束」 | |
34. | 「絶滅」 | |
35. | 「抵抗」 | |
36. | 「希望 〜ノビサウルスランド再び」 | |
37. | 「恐竜救出作戦」 | |
38. | 「熱風」 | |
39. | 「のび太とキュー 〜二つの進化」 | |
40. | 「メインテーマ 〜鳥へ」 |
2020年12月16日、Blu-rayとDVDが発売。プレミアム版の特典として、クリアシール、縮刷版シナリオ(112P)などが封入。
2022年2月26日、「映画ドラえもん」シリーズ41作目『のび太の宇宙小戦争2021』の公開に先立って、シリーズ40作目の本作がテレビ朝日系でテレビ初放送された。4月23日にはWOWOWの「メガヒット劇場」内にてノーカット放送された。
むぎわらしんたろう作(原作 - 藤子・F・不二雄、脚本 - 川村元気)。「大長編シリーズ」では映画と同じく『のび太の宇宙英雄記』以来4年ぶりとなり、通算31作目となる。『月刊コロコロコミック』2019年10月号 - 2020年3月号連載。単行本は2020年3月25日発売。ドラえもんチャンネルで期間限定の特別公開も行われ、2019年10月15日 - 11月14日に第1話、11月15日 - 12月12日に第2話、12月13日 - 2020年1月14日に第3話、1月15日 - 2月14日に第4話、2月15日 - 3月14日に第5話が公開された。『月刊コロコロコミック』誌上での連載は第6話(のび太とキューが隕石の落下を目撃する場面)までとなっており、物語のラストは単行本に掲載する形で完結した。
ときわ藍作(原作 - 藤子・F・不二雄、脚本 - 川村元気、協力 - むぎわらしんたろう)。本作のコミカライズとして『ちゃお』2020年1月号 - 4月号連載。単行本は2020年3月4日発売。連載第1回は一部ページをむぎわらが執筆するほか、ときわとむぎわらの対談が掲載された。のび太と新恐竜のキューとミューとの日常をメインに捉えた外伝ストーリーであり、映画のシナリオをなぞりつつも本作独自の描写や映画のラストを先取りした場面(のび太が逆上がりを成功させる)が描かれた。のび太たちが後期白亜紀へ出発するところで物語は完結となる。外伝ストーリーが単品で発売されるのは本作が初である。
入場者特典。全5種で全て表紙カバー及び内容が異なる。内容は映画に登場するキャラクター・恐竜・ひみつ道具を紹介する「映画まるごと おたのしみ図鑑」、映画にちなんだ「ドラえもん カラーまんがセレクション」、『ドラえもん』の歴史を振り返る「ドラえもん 50年のあゆみ」。
本作の公開に先駆けて、漫画『ドラえもん』の大長編過去作と恐竜関連短編の無料公開が行われた。
2020年4月23日より開始。『大長編ドラえもん』から5作品を期間限定で公開。
VOL | タイトル | 配信期間 |
---|---|---|
5 | ドラえもん のび太の魔界大冒険 | 4月23日 - 5月14日 |
3 | ドラえもん のび太の大魔境 | 5月14日 - 6月4日 |
8 | ドラえもん のび太と竜の騎士 | 6月4日 - 6月25日 |
7 | ドラえもん のび太と鉄人兵団 | 6月25日 - 7月16日 |
1 | ドラえもん のび太の恐竜 | 7月16日 - 8月6日 |
てんとう虫コミックス『ドラえもん』より恐竜・古代生物などが登場する12作品を、SPコンテンツまとめサイトにて公開。期間は2020年7月14日午前10時から7月16日午後11時59分。
巻数 | タイトル |
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2 | 恐竜ハンター |
5 | 地球製造法 |
6 | ネッシーがくる |
8 | 進化退化放射線源 |
11 | 化石大発見! |
16 | 宇宙ターザン |
17 | 紙工作が大あばれ |
31 | 時門で長〜い一日 |
31 | 恐竜さん日本へどうぞ |
38 | 石器時代のホテル |
44 | 恐竜の足あと発見 |
45 | 自然観察プラモシリーズ |
『小説 映画ドラえもん のび太の新恐竜』のタイトルで2020年2月6日に小学館ジュニア文庫より新書判、小学館文庫より文庫判が発売。文庫判は2月14日に電子書籍版が発売。執筆は『小説 映画ドラえもん のび太の宝島』に引き続き涌井学が手がける。
Nintendo Switch用ソフト『ゲーム ドラえもん のび太の新恐竜』が2020年3月5日にフリューより発売。
映画公開を記念し、オリジナルの恐竜を募集したイラストコンテスト。最優秀賞は応募先共通で映画パンフレットに応募作品と名前が掲載されるほか、映画パンフレットと『大長編ドラえもん』1巻から24巻のセットが、優秀賞は応募先によって別々の商品がプレゼントされる。
2020年4月25日放送分よりテレビシリーズのオープニング映像が一部リニューアル。シーン毎に恐竜が新たに追加されたほか、映画本編の映像が挿入された。同日にテレビ朝日のYouTubeチャンネルにてオープニング映像を動画として公開。2020年1月11日放送分よりエンディングテーマが映画主題歌『Birthday』に切り替わり、映像も映画本編を編集した物となる。5月23日放送分より再びエンディング映像がリニューアルし新規の映像が追加されたほか、映像内に主題歌の歌詞が演出として組み込まれた。7月29日に動画を公開。オープニングディレクターおよびエンディング制作は10GAUGEの依田伸隆が担当。オープニング・エンディング映像共に10月3日まで使用された。
2020年1月18日から3月7日にかけて、テレビシリーズのミニコーナーとして全8回が放送された。第1 - 7回のタイトル名は「スネ夫としげおの君も今日から恐竜博士」表記でタイトル通りスネ夫と高橋茂雄が出演し、第8回は「映画ドラえもん のび太の新恐竜スペシャル!」としてドラえもんが出演。全編に渡り福井県立恐竜博物館の研究員である薗田哲平が解説を担当した。のちに動画版がテレビ朝日のYouTubeチャンネルにて公開。
2020年1月18日 - 3月28日および7月4日 - 放送分は、映画に登場する「探検隊セット」を身に付けたドラえもんがじゃんけんを担当した。
2020年7月4日 - 7月11日、7月25日 - 8月1日放送分で挿入されたミニコーナー。画面の中に隠れたキューとミューを探す。7月4日 - 7月11日は福井県立恐竜博物館、8月1日は川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムが画面のロケ地となった。
2019年7月13日 - 8月25日の期間中、「ドラえもん ARアトラクション 恐竜大冒険」が設置。
本作の上映を記念し、東京・神保町シアターにて2020年2月1日から3月2日に渡って『のび太の恐竜』から『のび太の南極カチコチ大冒険』までの37作品と藤子・F・不二雄原作の併映19作品の連続上映が開催された(当初は3月5日まで、長編39作品の上映予定だったが、コロナウイルス感染症流行に伴う映画館自粛に伴い終了となったため、終盤に上映予定だった『のび太の宝島』『のび太の月面探査記』は上映されなかった)。その後、7月25日から8月6日にかけて「ドラえもん映画祭2020アンコール上映」として、中止になった分の上映が行われた。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、2020年6月8日から7月22日まで期間限定で、映画『ジュラシック・ワールド』とのコラボレーションイベントが開催されていた。
WOWOWプライムにて放送。監督の今井一暁と脚本の川村元気が、映画ドラえもんシリーズや『のび太の新恐竜』について語る特別番組。ナレーションは高橋茂雄(サバンナ)。番組内では『のび太の新恐竜』の初期イメージボードや絵コンテの一部が公開された。
J:COMオンデマンドにて2020年2月29日から5月31日までに先行独占配信。川村元気のスペシャルインタビューのほか、高橋茂雄(サバンナ)と恐竜くんが恐竜の知識を深めて映画の魅力に迫った。
アニマルプラネットにて2020年2月29日から3月8日に放送。番組内で映画に登場する恐竜について紹介したほか、応募者50名に恐竜柄今治タオルと「映画ドラえもん のび太の新恐竜」ぬいぐるみ(探検隊セットを身に付けたドラえもんがキューとミューの卵を抱いたもの)がセットでプレゼントされるキャンペーンを実施した。
テレビ朝日にて2020年8月5日放送。同日、Abemaビデオで完全版を配信。「アニメLIVEチャンネル」では8月7日配信。『声優と夜あそび』コラボ番組。出演は関智一、木村昴、弘中綾香。出演者3人が映画の見どころを紹介する「『映画ドラえもん のび太の新恐竜』大紹介!」、ジャイアン・スネ夫が『ジャイアンにボエボエ』(キャラクターソング)と映画主題歌『Birthday』を歌う「ジャイアンリサイタル with スネ夫」、テレビシリーズに登場するオリジナルのひみつ道具を考える「ガチ採用を目指せ!俺のひみつ道具!」の3コーナーを行った。Abemaの配信では限定特別編として、弘中をゲストに通常の夜あそび企画を行う第2部が公開された。
ドラえもんファンの鬼龍院翔をゲストに『ドラえもん』特集を第106回(8月9日)、第107回(8月16日)に分けて2週連続で無料配信した。
2020年7月14日より館内「ガイダンスルーム」にて開始。ドラえもんと写真撮影ができるほか、『のび太の新恐竜』の絵コンテなど展示が行われる。
YouTubeチャンネル「FukuiDinosaurs」にて2020年7月14日公開。テレビシリーズ『ドラえもん』内ミニコーナー『君も今日から恐竜博士』にも出演した薗田哲平が、骨格標本を交えながら映画に登場する恐竜を紹介する。
2020年8月1日より開始。『コロコロコミック』公式サイト『コロコロオンライン』で行われる、映画公開に向けてのカウントダウン企画。『コロコロコミック』作家陣のコメント・ゲスト声優の木村拓哉、渡辺直美へのインタビュー・水田わさびら声優陣へのインタビューが映画公開まで更新される。
2020年8月8日、東京都内で行われる無観客舞台挨拶を、日本全国の映画館10箇所で午前9時30分の回上映後に生中継した。登壇はドラえもん・のび太のほか、ナタリー役の渡辺直美と監督の今井一暁。
ドラえもんチャンネル内企画「てんコミ探偵団 ひみつ道具特捜班」の特別編。「映画公開記念 動物と友だちになりた〜い!!編」として、「タマゴにまつわるひみつ道具!!」・「動物と仲良くなれる道具」・「のび太が育てた意外なもの」の3章に分けて紹介。
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