『ルパン三世』(ルパンさんせい)は、モンキー・パンチによる日本の漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品。
ルパン三世 | |
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アニメ版ルパン三世のロゴ | |
ジャンル | アクション、ハードボイルド |
漫画:ルパン三世(原作第1作) | |
作者 | モンキー・パンチ |
出版社 | 双葉社 |
掲載誌 | WEEKLY漫画アクション |
発表号 | 1967年8月10日号 - 1969年5月22日号 |
巻数 | 全14巻 |
話数 | 全94話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
怪盗アルセーヌ・ルパンの孫・ルパン三世を主人公に設定している。1971年にテレビアニメ化されてからは映画、OVA、ゲーム化などの各種メディア展開がされ、現在に至るまで半世紀以上、幅広い層からの人気を得ている。
『漫画アクション』1967年8月10日号(創刊号)から1969年5月22日号まで連載。全94話。エロティック・クライム・サスペンス作品。
その絵はモート・ドラッカーの影響を色濃く残し、登場人物は長身でひょろりとした線で描かれるの。青年誌に掲載されたため、アニメの義賊的なイメージ(特に第1シリーズ後半以降)とは趣が異なり、ルパンは殺人やレイプを厭わない悪党として描かれるほか、ハードボイルド色が強い描写や性的な描写が頻繁にある。
殺伐としたハードでダークな作風とする声もあるが、モンキー・パンチと交友があったイラストレーターのタッド星谷はこれを否定し、「『MADマガジン』のユーモア精神を受け継いだ、ゲラゲラ笑えるお色気アクションギャグ漫画」としている。また、アニメでルパンを演じた山田康雄は、当作の特徴に「速いテンポ、心地よいリズム感、溢れるギャグ、生真面目な人が怒り出すような飛躍」などを挙げ、「漫画ではなく、“アメリカン・コミック”に対比される“ジャパン・コミック”」と評している。
連載時と収録の順番がやや異なっている(そのため、第43話で仲間になったはずの五右ェ門が、第47話で再び対立している)。
2023年現在、テレビシリーズが6作(+番外編1作)、単発長編作品「テレビスペシャル」が27作(+番外編1作)、新作映画は単独作品8作、クロスオーバー作品が2作。そのほかOVAも数作作られている。
アニメの設定は制作時点での現代を舞台とし、当時の国際情勢や流行を題材とした作品が多いが、初期の原作漫画が連載されていた1960年代後半を舞台とした作品も存在し、ごく少数ながら江戸時代や近未来を舞台としたものもある。原作漫画のアニメ化は『PARTIII』までは比較的多く見られたが、1980年代後半以降の作品は原則オリジナルの脚本が使用されている。
作品は全て日本テレビ系列で放送され、読売テレビ・日本テレビとトムス・エンタテインメント(改名前の東京ムービーなど、以下TMS)が製作している。アニメ制作については一部のテレビスペシャルや第2シリーズの一部の回、第4・第5シリーズ、劇場短編シリーズはTMSの子会社のテレコム・アニメーションフィルムが担当している。
1968年にエイケンがアニメ化を画策するも失敗に終わり、その後、東宝の劇場ヤクザアニメ映画を目的としてAプロダクションにて企画会議が発足。翌1969年にパイロットフィルムが製作された。脚本も4本用意されたがいずれも未使用に終わっている。
1971年からテレビアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』が日本テレビ系列で放送を開始した。当初は大人向けの作品を志向していたが、当時の視聴者の関心を集めることができず、対象年齢を下げるという路線変更の後に打ち切られた。しかし放送終了後、放映料が安かったこともあり全国で再放送が繰り返された結果、そのたびに人気が高まり、5年後の1977年に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作された。この第2シリーズが高評価であったことや、前述の第1シリーズが再放送で評価が高まったことから、現在までに及ぶルパン三世のキャラクターと人気が確立した。
断続的ではあるものの、1971年から制作されている長寿番組である。
各シリーズの詳細については、それぞれのシリーズの項目先を参照。
※ 『ルパン三世ベストセレクション』については、本項「#ベストセレクション」を参照。
番外編
特記がないものはTV第1シリーズ・TV第2シリーズ・PARTIII・PART6の4作品を放送していた局。系列は現在の系列。
放送地域 | 放送局 | 放送系列 | 備考 |
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近畿広域圏 | 読売テレビ | 日本テレビ系列 | 第1シリーズ・PARTIII制作局 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5・PART6も放送 |
関東広域圏 | 日本テレビ | 第2シリーズ幹事局 LUPIN the Third -峰不二子という女-・2015年シリーズ・PART5・PART6制作局 | |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | ||
岩手県 | テレビ岩手 | ||
宮城県 | ミヤギテレビ | ||
秋田県 | 秋田放送 | ||
山形県 | 山形放送 | ||
福島県 | 福島中央テレビ | 2015年シリーズ・PART5・PART6も放送 | |
山梨県 | 山梨放送 | ||
新潟県 | NST新潟総合テレビ | フジテレビ系列 | 第1・第2シリーズを放送 |
テレビ新潟 | 日本テレビ系列 | PARTIII・2015年シリーズ・PART6を放送 | |
長野県 | 信越放送 | TBS系列 | 第1シリーズのみ放送 |
長野放送 | フジテレビ系列 | 第2シリーズのみ放送 | |
テレビ信州 | 日本テレビ系列 | 第2シリーズ ・PARTIII・2015年シリーズ・PART5・PART6を放送 | |
静岡県 | 静岡放送 | TBS系列 | 第1シリーズのみ放送 |
テレビ静岡 | フジテレビ系列 | 第2シリーズを1979年6月まで放送 | |
静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | 第2シリーズを1979年7月から放送、PARTIII・2015年シリーズ・PART5・PART6も放送 | |
富山県 | 北日本放送 | 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5・PART6も放送 | |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | 第1・第2シリーズを放送 |
石川テレビ | フジテレビ系列 | PARTIIIのみ放送 | |
テレビ金沢 | 日本テレビ系列 | PART6のみ放送 | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ放送 | テレビ朝日系列 | 第1シリーズのみ放送 |
中京テレビ | 日本テレビ系列 | 第2シリーズ以降の全TVシリーズを放送 | |
鳥取県 →鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 第1シリーズの放送免許エリアは鳥取県のみ 第2シリーズ・PARTIII・2015年シリーズ・PART5・PART6は鳥取県と島根県で放送 | |
広島県 | 広島テレビ | 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART6も放送 | |
山口県 | 山口放送 | ||
徳島県 | 四国放送 | ||
香川県 →香川県・岡山県 | 西日本放送 | 第1・第2シリーズの放送免許エリアは香川県のみ PARTIII・2015年シリーズ・PART6は香川県と岡山県 | |
愛媛県 | 南海放送 | 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』も放送 | |
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | 2015年シリーズ・PART5・PART6も放送 | |
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 | 第1シリーズ・第2シリーズ・PARTIIIを放送 |
長崎国際テレビ | 日本テレビ系列 | 2015年シリーズ・PART5・PART6を放送 | |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 | 第1シリーズのみ放送 |
熊本放送 | TBS系列 | 第2シリーズのみ放送 | |
くまもと県民テレビ | 日本テレビ系列 | PARTIII・PART6を放送 | |
大分県 | テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 | 2015年シリーズも放送 |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 第1シリーズ・PARTIII・PART6を放送 |
宮崎放送 | TBS系列 | 第2シリーズのみ放送 | |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 | 第1シリーズ・第2シリーズ・PARTIIIを放送 |
鹿児島読売テレビ | 日本テレビ系列 | 2015年シリーズ・PART6を放送 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 第1シリーズ・PARTIIIを放送 |
琉球放送 | TBS系列 | 第2シリーズのみ放送 |
1989年以降、日本テレビで不定期に放送されている本編90分前後の長編作品。現在に至るまで一貫して日テレをキー局・制作局として放送。NNN30局のうち、テレビ大分を除き(第一作は放送)29局同時ネットを実施している。 メディアによっては、映画としても扱われている。
2012年12月19日にDVD&Blu-tay発売のオムニバス形式のギャグアニメ。全役FROGMAN一人で演じている。※なお、第9話のみ、配信サイトのみ製作者の都合上、配信されず、欠番扱いである。
2017年7月5日から12月20日まで、日本テレビほかにて原作50周年を記念した特別企画番組『ルパン三世ベストセレクション』が放送された。TVアニメ第1・第2・第3シリーズ全228話から事前にファン投票で選ばれたベスト24エピソードをカウントダウン形式で放送。初回の放送が第24位、最終回(第24回)が第1位の放送となり、ランキング順位はそのエピソードを放送するまで非公表だった。
番組冒頭には栗田貫一のナレーションによる、選ばれたエピソードの順位と簡単なあらすじ紹介が入る。なお放送するのはオープニングと本編のみで、オリジナルのエンディングと次回予告はカットされた(クレジットは番組としてのEDで簡易に記載)。
番組は4:3画面の左右にタイトルとエピソードの順位が入り、本編冒頭には「この作品は製作当時の時代背景や作品性・製作者の意図を考慮し、そのまま放送しております。ご了承ください。」というテロップが入るほか、「きちがい」等のセリフについては無音処理が行われている。
本番組ではTV第3シリーズの一部エピソードがランクインされているが、TV第3シリーズは一部地域を除き地上波再放送がほとんど行われなかったため、制作局である日本テレビを筆頭に、札幌テレビを除く各局は本番組が初の地上波再放送となった。
回 (順位) | 放送日 (日テレ) | エピソード |
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第1回 (第24位) | 2017年 7月5日 | 第1シリーズ 第3話「さらば愛しき魔女」 |
第2回 (第23位) | 7月12日 | 第3シリーズ 第44話「ボクたちのパパは泥棒」 |
第3回 (第22位) | 7月19日 | 第2シリーズ 第26話「バラとピストル」 |
第4回 (第21位) | 7月26日 | 第2シリーズ 第69話「とっつあんの惚れた |
第5回 (第20位) | 8月2日 | 第3シリーズ 第37話「父っつあん大いに怒る」 |
第6回 (第19位) | 8月9日 | 第3シリーズ 第50話「原潜イワノフの抹殺指令」 |
第7回 (第18位) | 8月16日 | 第2シリーズ 第137話「華麗なるチームプレイ作戦」 |
第8回 (第17位) | 8月23日 | 第1シリーズ 第13話「タイムマシンに気をつけろ!」 |
第9回 (第16位) | 8月30日 | 第3シリーズ 第1話「金塊はルパンを呼ぶ」 |
第10回 (第15位) | 9月6日 | 第2シリーズ 第32話「ルパンは二度死ぬ」 |
第11回 (第14位) | 9月13日 | 第1シリーズ 第2話「魔術師と呼ばれた男」 |
第12回 (第13位) | 9月20日 | 第2シリーズ 第148話「ターゲットは555M」 |
第13回 (第12位) | 9月27日 | 第2シリーズ 第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」 |
第14回 (第11位) | 10月4日 | 第2シリーズ 第98話「父っつあんのいない日」 |
第15回 (第10位) | 10月11日 | 第3シリーズ 第24話「友よ深く眠れ」 |
第16回 (第9位) | 10月18日 | 第3シリーズ 第5話「五右ェ門無双」 |
第17回 (第8位) | 10月25日 | 第2シリーズ 第1話「ルパン三世颯爽登場」 |
第18回 (第7位) | 11月1日 | 第2シリーズ 第112話「五右ェ門危機一髪」 |
第19回 (第6位) | 11月8日 | 第2シリーズ 第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」 |
第20回 (第5位) | 11月15日 | 第1シリーズ 第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」 |
第21回 (第4位) | 11月22日 | 第1シリーズ 第4話「脱獄のチャンスは一度」 |
第22回 (第3位) | 11月29日 | 第1シリーズ 第5話「十三代五ヱ門登場」 |
第23回 (第2位) | 12月6日 | 第2シリーズ 第145話「死の翼アルバトロス」 |
第24回 (第1位) | 12月20日 | 第2シリーズ 第155話「さらば愛しきルパンよ」 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2017年7月5日 - 12月20日 | 水曜 2:29 - 2:59 (火曜深夜) | 日本テレビ | 関東広域圏 | 『AnichU』第2部 |
2017年7月14日 - 12月22日 | 金曜 2:14 - 2:44 (木曜深夜) | テレビ信州 | 長野県 | |
2017年8月24日 - 2018年2月1日 | 金曜 1:59 - 2:29 (木曜深夜) | 札幌テレビ | 北海道 | |
2017年9月2日 - 2018年3月10日 | 日曜 2:25 - 2:55 (土曜深夜) | 福岡放送 | 福岡県 | |
2017年9月8日 - 2018年4月28日 | 土曜 1:54 - 2:24 (金曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 |
日本テレビ 水曜2:29 - 2:59(火曜深夜)枠「AnichU」(第2部) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
パーソン・オブ・インタレスト シーズン3 ※1:59 - 2:54 (2017年1月18日 - 6月21日) 【ここまで海外ドラマ枠】 ポシュレモダンモール ※2:54 - 3:54 【ここまで通販番組枠、水曜版のみ終了】 | ルパン三世ベストセレクション (2017年7月5日 - 12月20日 )
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1971年連載開始。全35話。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。単行本では原作漫画(旧)に合併され、「さらば愛しきルパン!」の次の第95話から始まっている。前作の3年後という設定で始まっている。
双葉社から原作漫画(旧)とルパン三世 新冒険を合わせて全10巻構成としたものが出版されている(電子書籍化済み)、全129(94+35)話+資料編1
1977年連載開始。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。全189話+番外編1話(単行本未収録を除く)。前作の5年後という設定で始まっている。テレビアニメにイメージを近付けるため、ルパン一味(ルパン、次元、五ェ門、不二子)がほぼ毎回揃って登場し、行動を共にするようになった。
1984年短期連載開始。脚本は第1話のみ大川俊道、第2話以降は平野靖士。このシリーズでルパンは一貫して「三世」と呼称されている。2003年から2005年にかけて『ルパン三世公式マガジン』に全4話(1話は前後編)が再録されたが、単独での単行本化には至らず、2017年7月発売の「ルパン三世単行本未収録集」に収録された。
未収録作品は2003年から2005年にかけて不定期に『ルパン三世オフィシャルマガジン』に掲載されていた。同誌では「SEXYルパンIII」の全4話と過去『アクション増刊』に掲載されたサイレント短編「銭さんナンセンス」が再掲載されている。アクションコミックス35周年となった2005年に刊行された「ルパン・ザ・サード ザ・ベスト」全4巻には『新ルパン三世』のサンフランシスコ篇完結後に発表された一話完結の「一宿一殺」「オレはシャドー」「ガール・ナッパー」の3話、『ルパン三世 PARTIII』のアニメ開始に伴って掲載された1984年の単発読み切り作品「俺ッ 流派無し…!!」が商品化に至っている。さらに、2015年秋には『ルパン三世officialマガジン』の紙面出版最終号において、「女だけの刑ム所」「スーパースター」「外伝」の3作品が初の復刻となった。これらは2017年7月28日発売の『ルパン三世 単行本未収録作品集』にすべて収録された。現時点で一度も再録されていないのは「ALIS PLAUDO」と、英会話作戦に収録された「キーポイントを盗め!」「バーボン気分で」の2篇となる。また、『新冒険』と『新ルパン三世』の間にあたる1973年に発表された同じモンキー・パンチ作品の『カラー・ガール』においてルパン一味と銭形警部がゲスト出演した「帰ってきたルパン」も事実上ルパン三世のストーリーとなっているが、再録は成されていない。海外出版のみだった「ALIS PLAUDO」については、長年拝読が困難だったが、2020年に掲載誌が日本の国立国会図書館に収蔵され、入手が比較的容易となっている。
『ルパン小僧』は『週刊少年アクション』1976年1月26日号から1976年9月20日号かけて連載された。全18話。ルパン三世と峰不二子(?)の間に生まれた、通称ルパン小僧が、父に跡継ぎとして認めてもらい父を超える大泥棒を目指すため、父親探しの旅に出るというストーリー。相棒・合気マリリンや、小僧を追う警官・シャーロックJr、ルパン三世の財宝を横取りしようとする男・鼠なども登場する。
第1話では、母親に父親の居場所が書かれた地図を渡され旅に出て5年後、父親の屋敷を発見するまでが描かれている。第18話には次元と五ェ門、第1話と18話にはルパン三世本人もゲスト出演しているが、ルパン三世として正体を明かしたうえでの対面はなかった。
『週刊少年アクション』の休刊に伴い、18話限りで終了。結局、父親に認められてルパン四世になれたかどうかまでは描かれていない。連載当時は考えていなかったが後年、モンキー・パンチはルパン小僧は「ルパン四世」ということになると明言している。
ルパン小僧は、『新ルパン三世』本編の第29話「死闘!!不二子対ルパン小僧」にも登場するが、同話に登場する峰不二子に「あんたは偽者で、俺の母親が本物の峰不二子だ」と言い、その不二子ももう1人の不二子の存在を否定し「ルパンと関係を結んだ事実はない」と言っており、どちらが本物の峰不二子なのかは不明。ちなみに、連載時からしばらくはルパン小僧の母親について「秘密」とされており、峰不二子が母親であるという設定の初出は、1998年初版発行の中公文庫コミック版『ルパン小僧』カバー裏表紙にある内容紹介文である。
『ルパン小僧』は、出版社が時代の波に乗るために、雑誌の強力な柱としてアニメで人気だったルパン三世の少年版をやろうと編集長自らが脚本を考えて持ってきたもので、モンキー・パンチはルパンに子供がいるのに否定的で「少年誌で子供の泥棒が主人公の漫画」を描いて良いものか迷っており、すぐには受け入れなかったがまだ自分が若かったこともあり嫌々引き受け、そういうこれ以上ない安易極まりない企画だったため入稿期限を過ぎても下書きすら出来ておらず、連載中はあくまで児童誌であることを常に意識して青年誌のルパン三世にならないように四苦八苦していた。雑誌の休刊により終了したが、モンキー・パンチは本当に嬉しく「しめた、もう描かなくてすむぞ」と思った。バラエティ番組「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」で取り上げた際に「ルパン小僧は望まれて生まれた子供ではなかった」と揶揄されている。
以下のキャラクターは各項目を参照。ルパン達の名称は「ルパン一味」もしくは「ルパンファミリー」とされている。また、宿敵である銭形もその一員として扱われることがある。
原作では5人に年齢は設定されていないが、テレビスペシャルなどでは「数十年経った」という発言が目立つ。作者は2014年8月に放送されたインタビューで「ルパンは20代後半くらい、不二子はそれより3つか4つ下、次元はルパンよりちょっとだけ兄貴分、五ェ門はルパンとだいたい同じ、銭形は3つか4つくらい上」と述べている。
パイロットフィルムやキャスト一新を行っている『風魔一族の陰謀』など、一部の作品は除く。
出演作品 | 出演期間 | ルパン三世 | 次元大介 | 石川五ェ門 | 峰不二子 | 銭形警部 |
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(TV)第1シリーズ | 1971年 - 1972年 | 山田康雄 | 小林清志 | 大塚周夫 | 二階堂有希子 | 納谷悟朗 |
(TV)第2シリーズ ↓ (SP)燃えよ斬鉄剣 | 1977年 - 1994年 | 井上真樹夫 | 増山江威子 | |||
(劇)くたばれ!ノストラダムス ↓ (SP)the Last Job | 1995年 - 2010年 | 栗田貫一 | ||||
(SP)血の刻印 〜永遠のMermaid ↓ (TV)PART6 第0話 | 2011年 - 2021年 | 浪川大輔 | 沢城みゆき | 山寺宏一 | ||
(TV)PART6 第1話 ↓ 現在 | 2021年 - | 大塚明夫 |
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
いずれも双葉社冒険ゲームブックシリーズ。編集/制作は全てスタジオ・ハード。全19巻。また刊行当初は、前述の「冒険ゲームブックシリーズ」を含めた「双葉文庫ゲームブック」シリーズの総数(トータル)でのナンバリングだったが、途中からは「ルパン三世ゲームブックシリーズ」として独立したナンバリングとなる(初期巻の重版も同様)。
この節の加筆が望まれています。 |
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