『世界ウルルン滞在記』(せかいウルルンたいざいき)は、1995年4月9日から2007年4月1日まで、毎日放送(MBS)と番組制作会社テレビマンユニオンの共同制作により、TBS系列で放送されていたトークショーとクイズ番組を兼ねた世界紀行ドキュメンタリー番組である。
世界ウルルン滞在記 | |
---|---|
ジャンル | 紀行番組 / ドキュメンタリー番組 |
出演者 | 徳光和夫 高橋由美子 酒井美紀 相田翔子 木佐彩子 石坂浩二 ほか (出演者を参照) |
ナレーター | 下條アトム 冨永みーな |
オープニング | 手使海ユトロ「風たちとの出逢い」 |
エンディング | エンディングを参照 |
製作 | |
プロデューサー | スタッフを参照 |
製作 | テレビマンユニオン 毎日放送 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年4月9日 - 2007年4月1日 |
放送時間 | 毎週日曜 22:00 - 22:54 |
放送分 | 54分 |
2007年4月15日から『世界ウルルン滞在記"ルネサンス"』として番組をリニューアル。2008年4月20日からはさらに『世界ウルルン滞在記2008』にリニューアルされた。放送時間は、毎週日曜22:00 - 22:54(JST)。
毎回日本で活動している俳優や女優・タレントがリポーターとなって海外でホームステイし、様々な事にチャレンジしていく様子をドキュメントとして放送しその中からその国の文化や常識をスタジオの司会者とパネリストがトークを交え、クイズ形式で紹介する。滞在は1週間程度のことが多いが、滞在先に辿り着くまでに3〜4日かかることも珍しくない。
番組名は“出会ウ、泊まル、見ル、体験(タイケン)をとってまとめたもの”と説明されているが、ホストファミリーとの別離の際にステイヤー達(リポーター)が涙する事、それにつられて涙もろい司会者の徳光まで泣くことが多かったため、当時千葉麗子や持田真樹が点眼薬(大正製薬「アイリスCL-1」)のCMで使った目が潤うという意味の「う〜るるん」の台詞と相まって、涙と関係があると誤解されることが多かった。
この番組の歴代の最高視聴率は2001年12月23日放送分の「あったかい冬!感動再会スペシャル」の21.7%(ビデオリサーチ、関東地区・世帯・リアルタイム)だった。
番組は10年以上に渡って視聴率が安定していたが、2005年ごろから視聴率が横ばいとなった。2007年4月1日放送の総集編スペシャルをもって『世界ウルルン滞在記"ルネサンス"』としてリニューアルされた。しかし、番組は再度リニューアルを余儀なくされた。2008年4月からは『世界ウルルン滞在記2008』となり、クイズ番組的な要素を完全に廃止した点を除き、再び従来の番組フォーマットに先祖帰りしたが、2008年9月14日の放送をもって終了した。2011年4月10日にウルルンシリーズ2年半ぶりの復活となる『世界ウルルン滞在記 みんな元気に!復活スペシャル』が放送された。
2008年10月から2013年3月まで、未公開映像を加えて再構成された『世界ウルルン滞在記リターンズ』がBS-TBSで放送された。
2015年8月15日、『世界ウルルン滞在記・2015夏の特別編~ドイツ平和村再会スペシャル~』が放送された。(ナビゲーター:徳光和夫、リポーター:東ちづる、ナレーター:下條アトム)
2019年3月24日、21:00 - 22:48に『世界ウルルン滞在記2019』が放送され、バナナマンらが出演した。
2021年8月8日より毎週日曜20:30から『世界ウルルン滞在記~セレクション~』をホームドラマチャンネルで放送中である。8月は放送順に玉木宏、小栗旬、小池栄子、高橋一生、真木よう子、向井理の出演回を放送した。9月以降は放送日時を変更して放送する。11月からは放送順に藤原竜也、竹内結子、竹財輝之助、水野美紀の出演回に変更して放送する。また12月には藤原、竹内が出演した2時間スペシャルも放送する。
レギュラー
準レギュラー
ほか
2001年徳光が心臓発作で休養し、3週清水圭が代行として務め、1週だけ三宅裕司が代行として務めたことがある。また、番組開始当初から現在まで出演していたのは司会の徳光と解答者の石坂のみ(両者とも病気療養期間中を除く)である。
番組冒頭の下條による「〜が〜で〜と出会った」という特徴的なナレーションは高い認知度を誇った。また、もうひとりのナレーターの冨永はクイズ出題の際のナレーションを担当する。冨永が産休の際には元秋田放送アナウンサーの村野日南が代行を務めた。
解答者は番組開始の1995年4月9日から2006年3月26日の放送分まで4人だった(2時間スペシャルの場合は8人4組)が、2006年4月23日放送分以降からは5人になった。
毎回、旅の思い出のシーンが蘇る回想部分から、最後に協賛航空会社である日航ジャンボ機が映し出される映像(当初、日航ジャンボ機の映像はなく、エンディングの後、すぐに次週の予告編となっていた)は、その名の通り、締めに相応しいエンディングだった。その後、放送開始から満10年を過ぎ、エンディングテーマも数十回変わって放送された。
OA年月 | タイトル | アーティスト |
---|---|---|
1995年4月〜6月 | 何度も叫んだ | 大江千里 |
1995年7月〜9月 | ふたりのステージ | 財津和夫 |
1995年10月〜12月 | 未来飛行 | 徳永英明 |
1996年1月〜3月 | 愛をつかもうよ | GAO |
1996年4月〜6月 | すべてここにあるよ | EX-IT |
1996年7月〜9月 | WILL YOU MARRY ME? | 高橋由美子 |
1996年9月〜12月 | Brand-new winter 〜ヴァージン・スノウを探しに行こう〜 | TWO of US |
1997年1月〜3月 | バイーア | 熊谷幸子 |
1997年4月〜6月 | LOVE is No.1 | 甲斐よしひろ |
1997年7月〜9月 | BAKU | 陣内大蔵 |
1997年10月〜12月 | 振り向かない | 山崎まさよし |
1998年1月〜3月 | 僕がしてあげられること | 秋山紗登子 |
1998年4月〜5月 | 最新伝説 | 井上陽水 |
1998年6月〜7月 | ひまわり | 奥居香(現・岸谷香) |
1998年8月〜10月 | indigo | 酒井美紀 |
1998年10月〜12月 | メビウス | 比屋定篤子 |
1999年1月〜3月 | We're the One | 高橋洋子 |
1999年4月〜6月 | ライ ライ ライ | バーゲンズ |
1999年7月〜9月 | 冒険王 | ORIGINAL LOVE |
1999年10月〜12月 | この愛を | 鈴木祥子 |
2000年1月〜3月 | 涙がキラリ☆ | スピッツ |
2000年4月〜6月 | 忘れてた、思い出のように | 小田和正 |
2000年7月〜9月 | 感謝しているヨ! | 松田聖子 |
2000年10月 | Fly Away | 五島良子 |
2000年11月〜12月 | BRILLIANT WORLD | THE YELLOW MONKEY |
2001年1月〜3月 | ハナムケノハナタバ | 花*花 |
2001年4月〜6月 | LINE | ORIENTA |
2001年6月〜11月 | 旧友再会 | 河島英五とアナム&マキ |
2001年11月〜2002年1月 | Embraced Love | Changin' My Life |
2002年1月〜3月 | 大海 〜DA HAI〜 | JAYWALK |
2002年4月〜6月 | やさしい手紙 | SMOOTH ACE |
2002年6月〜8月 | みんな元気かい | Two brain Two hearts |
2002年8月〜10月 | Turtle Walk | 槇原敬之 |
2002年10月〜2003年1月 | OVER | 東龍太郎 |
2003年1月〜4月 | さくら (独唱) | 森山直太朗 |
2003年4月〜6月 | はなびら | 池田綾子 |
2003年6月〜8月 | 小さな花 | カン・ダヒョン |
2003年8月〜11月 | あの素晴しい愛をもう一度 | ザ・フォーク・クルセダーズ |
2003年11月〜2004年1月 | 手紙(ピアノアレンジ) | 諫山実生 |
2004年1月〜2月 | さくらさらり | Cry&Feel it |
2004年2月〜3月 | 花水木 | A・cappellers |
2004年4月〜6月 | My Way | Hot Dog |
2004年7月〜9月 | SANCTUARY 〜夢の島へ〜 | 林明日香 |
2004年10月〜12月 | たましいの島 | 小野綾子 |
2004年12月〜2005年1月 | 止めないで | 笹川美和 |
2005年1月〜3月 | ナキムシのうた | 風味堂 |
2005年4月〜6月 | あした、天気になれ。 | ユンナ |
2005年6月〜8月 | 正義は勝つ | 小田和正 |
2005年8月〜12月 | 三日月ラプソディー | RYTHEM |
2006年1月〜3月 | 華 | 華原朋美 |
2006年3月〜4月 | 旧友再会 | 河島英五とアナム&マキ |
2006年4月〜6月 | 雨虹 -no rain, no rainbow- | Miss Monday |
2006年6月〜8月 | Love Is Over Now HOME | アンジェラ・アキ |
2006年8月〜2007年1月 | さよならの表情 | キンモクセイ |
2007年1月〜3月 | 紙ヒコーキ | 植村花菜 |
番組プロデューサーであり、テレビマンユニオン社長の白井博はかつて『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)の総合演出・プロデューサーを務めた。その際に培った「海外体験型ドキュメンタリー」の制作経験を生かしてのちに毎日放送で『地球ZIG ZAG』を立ち上げ、同じスタッフと『世界ウルルン滞在記』を制作するに至った。構成作家の稲原誠・田淵寛も『アメリカ横断ウルトラクイズ』からのスタッフである。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・放送時間 | 遅れ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | TBS系列 | 日曜 22時00分 - 22時54分 | 同時ネット | 製作局 |
北海道 | 北海道放送(HBC) | ||||
青森県 | 青森テレビ(ATV) | ||||
岩手県 | IBC岩手放送(IBC) | ||||
宮城県 | 東北放送(TBC) | ||||
山形県 | テレビユー山形(TUY) | ||||
福島県 | テレビユー福島(TUF) | ||||
関東広域圏 | 東京放送(TBS) | 現・TBSテレビ | |||
山梨県 | テレビ山梨(UTY) | ||||
新潟県 | 新潟放送(BSN) | ||||
長野県 | 信越放送(SBC) | ||||
静岡県 | 静岡放送(SBS) | ||||
富山県 | チューリップテレビ(TUT) | ||||
石川県 | 北陸放送(MRO) | ||||
中京広域圏 | 中部日本放送(CBC) | 現・CBCテレビ | |||
鳥取県・島根県 | 山陰放送(BSS) | ||||
岡山県・香川県 | 山陽放送(RSK) | 現・RSK山陽放送 | |||
広島県 | 中国放送(RCC) | ||||
山口県 | テレビ山口(tys) | ||||
愛媛県 | あいテレビ(ITV) | ||||
高知県 | テレビ高知(KUTV) | ||||
福岡県 | RKB毎日放送(RKB) | ||||
長崎県 | 長崎放送(NBC) | ||||
熊本県 | 熊本放送(RKK) | ||||
大分県 | 大分放送(OBS) | ||||
宮崎県 | 宮崎放送(MRT) | ||||
鹿児島県 | 南日本放送(MBC) | ||||
沖縄県 | 琉球放送(RBC) | ||||
秋田県 | 秋田テレビ(AKT) | フジテレビ系列 | 日曜 9:00 - 9:54 | 遅れネット | 2001年以降、通常版の枠拡大となるスペシャル放送回は臨時非ネットとしていた。 |
『世界ウルルン滞在記リターンズ』はBS-TBSで放送されていた番組。司会は徳光和夫。『世界ウルルン滞在記』で放送されたドキュメンタリーに未公開映像を加えて再構成した番組(本放送時のクイズ部分・スタジオのトーク部分はなく、代わりに下條アトムが『世界ウルルン滞在記DVD』の宣伝を入れる形となっていた。そのため冨永みーなのナレーションは『世界ウルルン滞在記リターンズ』では出てこない)。番組のオープニングとエンディングで徳光による解説が入れられていた。放送は毎週金曜日22:00~22:54(JST)だったが、隔週本放送、隔週再放送という放送構成となっていた。2013年春に全ての内容が終わり放送終了。
毎日放送制作・TBS系列 日曜22:00 - 22:54 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
世界ウルルン滞在記 (1995年4月 - 2007年3月) |
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article 世界ウルルン滞在記, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.