『ゼビウス』 (XEVIOUS) は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から1983年1月に発表されたアーケード用の縦スクロールシューティングゲームである。発表時のキャッチコピーは「プレイするたびに謎が深まる!! ~ゼビウスの全容が明らかになるのはいつか~」。
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 | アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | ナムコ開発一課 |
発売元 | ナムコ アタリ |
デザイナー | 遠藤雅伸 池上正寿 佐藤誠市 岡本進一郎 |
プログラマー | 遠藤雅伸 深谷正一 小島伸一 |
音楽 | 慶野由利子 |
美術 | 遠山茂樹 遠藤雅伸 小野浩 山下正 |
シリーズ | ゼビウスシリーズ |
人数 | 1 - 2人(交代プレイ) |
メディア | 業務用基板 (91.25キロバイト) |
稼働時期 | INT 1983年1月29日 発売日一覧
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デバイス | 8方向レバー 2ボタン |
システム基板 | Namco Galaga |
CPU | Z80 (@ 3.072 MHz)×3 MB8842 (@ 256.000 kHz) MB8844 (@ 256.000 kHz) |
サウンド | Namco (@ 96.000 kHz) ディスクリート |
ディスプレイ | ラスタースキャン 縦モニター 288×224ピクセル 60.61Hz パレット1152色 |
売上本数 | 約1万5500台 |
その他 | 型式:XVI |
海外では、米国アタリ社に対し、南北アメリカおよび欧州全域における業務用機の独占的製造・販売権が許諾され、英国で開催されたアーケードゲーム機の展示会「ATE'83」にて発表された。
本作は『ギャラクシアン』(1979年)や『ギャラガ』(1981年)などと並ぶナムコシューティングの名作として大ヒットし、タイトーの『スペースインベーダー』(1978年)に次ぐ売り上げを記録。後にさまざまなパソコン、家庭用ゲーム機に移植された(#移植版)。
スクロールする地上背景、無彩色のグラデーションにより立体的に表現された20種類以上のキャラクター、2ボタンによる対空・対地兵装の撃ち分け、自動難易度調整機能などを特徴としている。とりわけ映像クオリティは同時期のビデオゲームの中で群を抜いており、ゲームセンターにおいて際立つ存在であった。また、隠れキャラクターを採用した最初のゲームでもあり、発売後しばらくしてその存在が明らかになると、「プレイするたびに謎が深まる」というキャッチコピー通りのゲームとして高い人気を集めた。
本作の登場キャラクターには、当時としては非常に詳細な設定が付与されており、ゲーム中の動作や攻撃方法、登場のタイミングなどに反映されている。ゲームプレイ時に垣間見えるこれらの断片的な情報や法則性は、ゲーム世界の物語的奥行きをプレイヤーに想像させ、興味を持続させる要因の一つとなった。
本作の大ヒットは、ゲーム業界やクリエイターに強く影響を及ぼし、後に数多の模倣・亜流ゲームが発売された。さらに業界の外側にも広く波及し、ゲームを題材とした映像・音楽ソフトの発売や、ゲームデザイナーのテレビ出演など、前例のない展開を見せた。また、単なる遊技機と見なされがちであったビデオゲームが、文学や音楽のように作り手からのメッセージを伝え得る媒体であることを示し、その文化的地位をも引き上げたとされる。
1984年11月に発売されたファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)版は、アーケードの大人気作品の移植として注目を集め、ファミコン普及の起爆剤的役割を果たした。『ファミコンミニ ゼビウス』(2004年/ゲームボーイアドバンス)以降、ファミコン版を基にした移植作品も複数のハードでリリースされている。
ファミコン版の発売から約8か月後、雑誌『コンプティーク』1985年7・8月号(角川書店)に本作の「隠しコマンド」が掲載され、大きな反響を呼んだ。この発覚により本作は再び注目を集め、売り上げが盛り返したとされる。また、この騒動を機にファミコンユーザーがゲームに隠し要素を求める傾向が強まり、それに応じる形でゲーム関連雑誌でも裏技や隠しコマンドのページに注力する傾向が見られた。ゲームメーカー側が意図的に隠し要素を仕込むケースも増えていき、次第に家庭用ゲームソフトのデファクトスタンダードとなっていった。
あさいもとゆきによる漫画『ファミコンロッキー』(1985年/小学館)第二話「ゼビウス魔の二千機攻撃」にて本作が登場した際、スコアが1000万点を超えた後にゼビウス軍が画面を埋め尽くすほどの総攻撃を仕掛けて来るという架空の仕様が描かれた。
自機「ソルバルウ」を操り、敵ゼビウス軍の戦闘機や地上兵器を破壊し侵攻していく。ステージ(エリア)には空中と地上の概念が存在し、空中の敵(空中物)には対空攻撃武器「ザッパー」、地上の敵(地上物)には対地攻撃武器「ブラスター」で攻撃する。ザッパーは画面内に3発までの連射が可能。ブラスターは単発で、自機前方の照準を合わせて攻撃する。ブラスターで破壊可能な敵が照準に重なると、照準の十字の端が赤く点滅するので、攻撃の手掛かりにすることができる。また、複数の地上物が隣接している場合、その中間を狙ってブラスターを落とすと1発で2つ以上、最大4つまでの地上物を同時に破壊できる。
登場キャラクターは20種類以上で、それぞれに明確な性格付けがなされている。地上物は基本的に出現位置が固定されているため、対応をパターン化しやすい一方、空中物は自機の操作に対応して動きを変え、また一部の場面を除き、プレイの内容次第で登場する敵の種類が変化するため即興的な対応も必要となる。獲得ポイントは地上物の方が高めに設定されている。
エリアは全部で16種類。各エリアのマップは、1枚の大きな「全体マップ」からエリア1列分を抜き出し、地上物を配置する方式で作られている。1エリアの長さはおよそ7.1画面分で、エリア同士は森で区切られている。エリアの途中で自機がやられた場合、その位置がエリアの7割以上を侵攻していれば次のエリアから、7割未満であればミスしたエリアの最初からプレイ再開となる。エリア16の次はエリア7へ戻り、以降はエリア7~16のループとなる。エリア16は極めて難易度が高く、これを安定してクリアできるようになれば、カウンターストップ到達も間近とされる。
標準設定では、スコアが2万点・6万点に達すると残機が1機ずつ追加。以降6万点ごとに1機ずつ追加される。自機を全て失うとゲームオーバー(コンティニュー不可)。スコアが上位5位以内であれば、ネームエントリーへ移行する。ネームはアルファベット10文字まで入力可能で、レバーで文字を選択し、ザッパーボタンで入力する。ブラスターボタンで小文字も選択可能。
本作にはバックストーリーとして、開発者遠藤雅伸が執筆した三部構成のSF短編小説「ファードラウト」(以下、短編版)が存在する。当時の雑誌・書籍等では、ゲーム開発に先んじて書かれたものとして紹介されていたが、後に著者本人によるメイキングや他の開発者の発言等から、実際は開発と並行して設定が起こされ、ゲームがほぼ完成してから小説として執筆されたことが明かされている(※開発参照)。
以下のストーリーの内容(名称、年代等)は主に記述がより詳細な『小説ゼビウス ファードラウトサーガ』(1991年/双葉社)(以下、小説版)に基づく。
西暦2009年、地球は超知性体「ガンプ」率いるゼビウス軍による攻撃を受けた。地球より遥かに進んだテクノロジーを有し、核兵器を用いてすら破壊不能な物質「イル・ドークト」で武装したゼビウス軍の前に、南アメリカは制圧されてしまう。打つ手を持たない人類に、惑星ゼビウスより宇宙船「シオ・ナイト」を駆り、約12000年ぶりに地球に帰還した「ムー・クラトー」とアンドロイド「イブ」が救いの手を差し伸べた。彼らは現在地球に侵攻しつつあるガンプの正体が、かつて地球上に存在した超古代文明において、人類の活動を支援するために作られた生体コンピューター「ガンプ」の6つの「レプリカ」の1つであることを明かし、現在に至る経緯を語った。
紀元前およそ14000年、国の隅々までネットワークが行き渡り、人々の生活に無くてはならない存在となっていたガンプは、あるトラブルをきっかけとして自我に目覚め、更に「ドークト」(ESP、超能力)をも獲得し、次第に人間を能力に劣る非合理的な存在と捉えるようになっていった。そしてついに自身による絶対支配こそが人類を幸福に導く最良の方策であるとの結論に至り、その理想を実現すべく遠大な計画を実行に移す。ガンプは氷河期の到来を口実に、地球人類を太陽系外の6つの惑星に一時的に移住させることを政府に提案し、移民計画に賛同する人々(適合者)を自身のレプリカと共に各惑星へと送り出した。地球には計画に従わなかった人々(非適合者)だけが残り、次第にガンプ反対派の活動が活発化していく。やがて反対派組織の武力行動によりガンプは破壊されてしまうが、それが引き金となり、6つのレプリカは「集合意識体ガンプ」として覚醒。全ての非適合者を抹殺すべく地球へ向けてエネルギー波を送り、人々の精神を破壊していった。地球上の人類は滅亡寸前に追い込まれるも、ガンプの構成細胞と同じ遺伝子配列を持った「ラスコ・クラトー」のサイコバリアによって守られ、辛くも存続を果たす。しかしガンプ本体が失われた後も、その計画は着実に進行していた。
ガンプの誕生から16384年後となる西暦2012年。地球を原点とするXYZ軸上に6つの移民惑星が重なる「ファードラウト」を迎える時、全てのレプリカが地球へテレポートを行い一つに融合することで、以前より遥かに強大な力を持った真の「ガンプ」として再生を遂げ、全ての人類は思想・人格を統制され、ガンプに支配されてしまうという。
ムーたちの助力を得て、イル・ドークトを破壊するエネルギー弾「スパリオ」を放つ戦闘機「ソル・バルゥ」を建造した人類は、ガンプの再生を阻止すべく、南アメリカのゼビウス軍拠点へと出撃する。
当時ベストセラーとなった同人誌『ゼビウス1000万点への解法』(1983年)には「The story of Xevious.」と題された小説のダイジェスト版が掲載されているが、その取材の時点(ゲーム発売から2週目以降)で小説が未完成であったことから、レプリカやファードラウトへの言及が無いなど、完成版とは異なる内容となっている。
本作で使用される独自の語群を通称「ゼビ語」(ゼビウス語)と呼ぶ。これは異文化を言語体系の違いで表現するため、または世界観構築とSF的理論武装の一環として、一部開発スタッフが創作したものである。演出が主眼であるため、その内容は英文法を基本とした単語の置き換えや数字の設定などにとどめられており、人工言語のような実用性は追及されていない。
なお、設定上はかつて古代の地球で使われ、その後ゼビウス星を含む6つの移民惑星に受け継がれた“地球発祥の古代語”であり、ストーリーでは「ムーたちの(時代の)言葉」や「ムーたちの数字」と表現されている。
シリーズ作品では、MSX2版『ゼビウス ファードラウト伝説』(1988年)にて、アルファベットに対応した「ゼビ文字」の設定が追加されている。
これらゼビ語の語感は、富野由悠季のアニメ作品に登場する固有名詞の独特な語感(遠藤は“違和感”と表現)を意識している。ゲームにSFアニメ的なエッセンスを加えるために行った設定といえる。
アーケード (AC) 版『スーパーゼビウス』(1984年)のタイトルについて、後日ファンから「なぜ“スーパー”に相当するゼビ語を使って“○○ゼビウス”と名付けなかったのか」と聞かれた遠藤は、当時その発想がまったくなかった旨を回答している。
ゼビ語では、16進数の「ゼビ数字」が用いられている。ゼビ数字は正方形に1本の対角線を加えた図形で表現され、それぞれの線分に0,1,2,4,8,の数価がある。それらを加算して0から15を表す。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
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ZOP | AH | SHEO | OLI | XEVI | REF | FAR | SOPIA | GAU | RUQ | PUSTO | PIQ | VEEO | PHES | SOLITA | KURTO |
ゾプ | ア | シオ | オリ | ゼビ | レフ | ファー | ソピア | ガウ | ルク | パストー | ピク | ヴィオ | フェス | ソリタ | クルト |
二桁以上の数は16進数表記に直したゼビ数字を続けて発音する。例えば十進数の111は、16進数の6F(16×6+15)に直し、二桁目の6に対応する「ファー」と一桁目のF(15)の「クルト」を合わせ、「ファークルト」となる。
本作のキャラクターの多くは「正式名称」(主にゼビウス軍の命名による古代語〈ゼビ語〉由来の名称)の他に、機体の役割・特徴などを表した「英語名」と、地球側の組織(連合軍やMARS等)が使用する「コードネーム」が設定されている。
以下に記載するキャラクターの名称及びポイントは、特に断りの無い限り『ALL ABOUT namco ナムコゲームのすべて』(1985年/電波新聞社)を出典とする。また、本作では機体サイズなどの諸元は設定されていないが、シリーズ作品等で数値が公表されているものを参考として記載する。
『ゼビウス』は「隠れキャラクター」を初めて採用したビデオゲームである。当初、見えないターゲットの存在は開発部内でも賛否両論であった。しかし遠藤が反対を押してゲームに組み込んだところ、照準が反応するソルはすぐに発見され、むしろ面白い仕様であるとの評価を得た。一方でスペシャルは仕様書に記載が無かったことから、製造部の製品チェックでバグとして報告されてしまったため、遠藤は自らプログラムしたものであることを認めチェックを通した。
『ディグダグ』に対する『ジグザグ』、『ギャラガ』に対する『ギャラッグ』など、当時のアーケードゲーム市場では、人気ゲームのデッドコピー(海賊版)基板が流通する事が多かったため、本作では発売にあたり以下の対策が施された。
ゼビウスの海賊版としては主に『ゼビオス』(XEVIOS) と『バトルス』(Battles) が出回ったが、『ゼビオス』を製作した会社との裁判では、法廷において実際に隠しメッセージを表示させて、コピー品であることを証明した。一方『バトルス』では、隠しメッセージは“Prease enjoy this GAME”(“Please” の綴りが間違っている)と書き換えられていたものの、森に隠された社名ロゴの方はそのまま残されていたため、こちらも違法コピーである事が証明された。
上記の対策以外にも、プレイ中に特定の条件を満たすとゲームにリセットがかかるトラップ的なプログラムも組み込まれていた。(参考:Youtube動画)
本作は非プレイ時のデモプレイ画面で、黄色い「XEVIOUS」のタイトルロゴが表示され続ける仕様である。これはデモ中に“プレイしている振り”をして筐体を占有する子供への対策として考え出されたものだったが、長時間同じ位置に明るい色でロゴを表示し続けたため、CRTモニターにロゴの焼き付き跡を残すという事象の原因となった。これを受けてナムコでは、同様のトラブルを避けるため、表示に関する作成基準が設けられた。
後年、本作のロゴが焼き付いたモニターで他のゲームが稼働している光景も見られた。他のゲームの画面に「XEVIOUS」の文字がうっすらと浮かび上がる様子を「ナムコミュージアムVOL.2超研究」(1996年/メディアファクトリー)のコラムでは、「『ゼビウス』の亡霊に悩まされている気分になった」と表している。
ロゴの焼き付き状態は家庭用移植版でも再現されており、PS用『ゼビウス3D/G+』収録版では隠しコマンドで、PSP用『ナムコミュージアム Vol.2』及びDS用『ナムコミュージアムDS』収録版では「マニアックオプション」から、焼き付き表示のオン/オフを切り替えることができる。PS4・Switch用『アーケードアーカイブス』版では「こだわり設定」から、焼き付き表示の濃さを4段階で設定できる。
本作では、スコアが9,999,990点に達するとカウンターストップ(以下、カンスト)となり、それ以上値が増えなくなる。開発者はこのようなスコアに到達するプレイヤーが現れることを想定していなかったが、ゲーム発売から僅か2週間目に、当時凄腕プレイヤーとして知られていた大堀康祐により、最初のカンスト達成報告が寄せられた(大堀に加え、中金直彦、古田秀人がカンストを達成した最初の3名とされている)。
ゲームの発売からおよそ2か月後、上記の大堀と中金が制作した同人誌『ゼビウス1000万点への解法』(通称「ゼビ本」)が発売され、その攻略記事内容の完成度の高さから、当時の同人市場では破格の約1万部を売り上げ、ベストセラーとなった。
その後、商業誌等でも本作はしばしば「1000万点」のフレーズと共に取り上げられた。また、各誌でハイスコアの掲載も行われ、多くのプレイヤーが1000万点を目指すきっかけとなった。
ゲーメスト別冊『ザ・ベストゲーム』(1991年/新声社)には、「1千万点は勲章」であり、「当時の1千万点プレイヤーは英雄になれた」と記されている。
カウンターストップにまつわる現象として、敵を一体倒すたびに残機が増える「無限増え」が挙げられる。これはスコアが規定ポイントに到達するごとに残機が追加されるエクステンドエブリ設定時にのみ起きるバグで、次回のエクステンド規定ポイントが1000万点を超えると発生する。標準設定(6万点エブリ)の場合、996万点の次のエクステンドは1002万点となるが、これが内部的には2万点とみなされ、加点時のチェックで“2万点を超えている”と判定されるため毎回エクステンドが発生し残機が増えていく。ただしプログラム上の残機の最大値は255で、256になるとオーバーフローにより0に戻ってしまう。そのため無限増え中であってもタイミングによっては1ミスでゲームオーバーになる恐れがある。
無限増え時の特徴として、エクステンド処理の割り込みによってゲーム進行がガタついたり、地上物の位置がマップと大きくずれる事がある。また、甲高い「エクステンド音」が断続的に鳴り続けるため、ゲームセンターでは衆目を集めることとなる。田尻智は自著『パックランドでつかまえて』(1991年/JICC出版局)において、無限増え時のエクステンド音を、ゲーム機の「ギブアップの悲鳴」と表現している。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
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1 | ゼビウス | 1984年 ・5月25日 (CT版) ・6月ごろ (3"FD版) ・11月ごろ (5"FD版) | X1 | マイコンソフト | 電波新聞社 | カセットテープ /フロッピーディスク | ソフトのみ ・DP-3203131 (CT版) ・DP-3203134 (3"FD版) ジョイスティック付 ・DP-3203133 (CT版) ・DP-3103135 (3"FD版) ・DP-3203209 (5"FD版) | 3"(インチ)FDはX1D用 | |
2 | ゼビウス | 1984年11月8日 1988年9月 1989年10月25日 | ファミリーコンピュータ | ナムコ開発一課 | ナムコ | 320キロビットロムカセット | NXV-4900 NES-XV-USA NES-XV-EEC | 約127万本 | |
3 | ゼビウス | 1984年11月20日 | FM-7/FM-77 | マイコンソフト | 電波新聞社 | フロッピーディスク | ソフトのみ ・DP-3301172 (5"FD版) ・DP-3301174 (3.5"FD版) ジョイスティック付 ・DP-3301173 (5"FD版) ・DP-3301175 (3.5"FD版) | 5"FD版はFM-7用 3.5"FD版はFM-77用 | |
4 | Xevious | 1984年 | Apple II Atari 8ビット・コンピュータ | Mindscape | Mindscape | フロッピーディスク | RX8062 (A8) | ||
5 | ゼビウス | 1985年9月 | PC-8001mkIISR | マイコンソフト | 電波新聞社 | カセットテープ | DP-3102248 | ||
6 | ゼビウス | 1985年 ・10月 (PC88) ・11月 (PC98) | PC-8801 PC-9801 | エニックス | エニックス | フロッピーディスク | E-G147 (PC88) E-G141 (PC98 2D,2DD版) E-G142 (PC98 2HD版) | ||
7 | ゼビウス | 1986年 ・1月 (ソフトのみ) ・4月ごろ (ジョイスティック付) | MZ-2500 | マイコンソフト | 電波新聞社 | フロッピーディスク | ソフトのみ ・DP-3202301 ジョイスティック付 ・DP-3202303 | カラーモード3種 | |
8 | Xevious | 1986年11月 1989年6月 | Atari 7800 | General Computer Corp. | アタリ | ロムカセット | CX7810 | ||
9 | Xevious | 1986年 | Amstrad CPC | Probe Software | U.S. Gold | フロッピーディスク | |||
10 | Xevious | 1986年 1986年 | コモドール64 | Mindscape | Mindscape | カセットテープ /フロッピーディスク | |||
11 | ゼビウス | 1987年6月25日 | X68000 | マイコンソフト | 電波新聞社 | 5.25"2HDフロッピーディスク | ソフトのみ ・DP-3205002 ジョイスティック付 ・DP-3205001 | ||
12 | Xevious | 1987年 | Atari ST ZX Spectrum | Probe Software | U.S. Gold | フロッピーディスク | |||
13 | ゼビウス | 1990年5月18日 | ディスクシステム | ナムコ開発一課 | ナムコ | ディスクカード片面 | NDS-XEV | ロムカセット版の移植 書き換え専用ソフト | |
14 | ナムコミュージアム Vol.2 | 1996年2月9日 1996年9月30日 1996年11月 | PlayStation | トーセ | ナムコ | CD-ROM | SLPS-00210 SLUS-00216 SCES-00267 | 縦置きモニター表示対応 | |
15 | ゼビウス3D/G+ | 1997年3月28日 1997年9月30日 1997年8月 | PlayStation | ナムコ | ナムコ | CD-ROM | SLPS-00750 SLUS-00461 SCES-00736 | 縦置きモニター表示対応 | |
16 | ナムコヒストリー Vol.1 | 1997年4月25日 | Windows (95) | ナムコ | ナムコ | CD-ROM | NMC-2009 | 縦置きモニター表示対応 | |
17 | Microsoft Revenge of Arcade | 1998年7月31日 | Windows (98) | マイクロソフト アタリ ナムコ | CD-ROM | ||||
18 | ゼビウス (SUPER1500シリーズ) | 1999年4月16日 | Windows (95/98) | ナムコ | メディアカイト | CD-ROM | MKW-009 | ||
19 | ゼビウス (ULTRA2000シリーズ) | 2001年2月23日 | Windows (95/98/me) | ナムコ | メディアカイト | CD-ROM | MKW-157 | ||
20 | ゼビウスmini | 2002年3月1日 | J-スカイ対応携帯電話 (Vアプリ) | インプラス | ナムコ | ダウンロード (ナムコアプリキャロットJ) | |||
21 | ゼビウス | 2002年8月9日 | 504i専用 (iアプリ) | インプラス | ナムコ | ダウンロード (アプリキャロットナムコ) | |||
22 | ゼビウス | 2003年4月17日 | BREW対応端末 (EZアプリ) | インプラス | ナムコ | ダウンロード販売 | |||
23 | ファミコンミニ07 ゼビウス Classic NES Xevious Classic NES Xevious | 2004年2月14日 2004年6月2日 2004年7月9日 | ゲームボーイアドバンス | ナムコ | ナムコ | ロムカセット | AGB-FXVJ-JPN AGB-FXVE-USA AGB-FXVP-EUR | FC版の移植 | |
24 | Namco Museum Battle Collection Namco Museum Battle Collection ナムコミュージアム Vol.2 | 2005年8月23日 2005年12月9日 2006年6月8日 | PlayStation Portable | ゴッチテクノロジー | ナムコ | UMD | ULUS-10035 UCES-00116 ULJS-00047 | 画面モード7種 | |
25 | Namco Museum - 50th Anniversary ナムコミュージアム アーケードHITS! Namco Museum - 50th Anniversary Namco Museum - 50th Anniversary | 2005年8月30日 (PS2,XB,GC) 2005年10月25日 (WIN) 2006年1月26日 (PS2) 2006年3月27日 (WIN) 2006年3月31日 (PS2,XB) 2006年5月19日 (WIN) 2006年6月9日 (GC) | PlayStation 2 ニンテンドーゲームキューブ Xbox Windows (XP) | Digital Eclipse | ナムコ ナムコ エレクトロニック・アーツ | DVD-ROM (PS2,XB) 8センチ光ディスク (GC) CD-ROM (WIN) | SLUS-21164 (PS2) SLUS-20273GH (PS2廉価版) DOL-G5NE-USA (GC) SLPS-25590 (PS2) SLES-53957 (PS2) DOL-G5NE-EUR (GC) | 日本ではPS2版のみ発売 | |
26 | ゼビウス | INT 2006年5月5日 | Xbox 360 | バンナム | バンナム | ダウンロード (Xbox Live Arcade) | |||
27 | ゼビウス | 2006年12月2日 2007年1月12日 2007年1月15日 | Wii | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) | FASJ FALP FASE | FC版の移植 2019年1月31日 配信・販売終了 | |
28 | ナムコミュージアムDS | 2007年9月18日 2007年10月11日 2008年2月29日 | ニンテンドーDS | エムツー | バンナム | DSカード | NTR-YNME-USA NTR-YNMJ-JPN NTR-YNMP-EUR | 画面モード4種 | |
29 | Namco Museum Remix みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル Namco Museum Remix | 2007年10月23日 2007年12月6日 2008年4月18日 | Wii | バンナム | バンナム | Wii用12cm光ディスク | RVL-RN2E-USA RVL-RNWJ-JPN RVL-RN2P | ||
30 | ナムコミュージアム バーチャルアーケード | 2008年11月4日 2009年5月15日 2009年11月5日 | Xbox 360 | バンナム | バンナム | DVD-ROM | 21022 2RD-00001 | ||
31 | ナムコミュージアム.comm Namco Museum Essentials Namco Museum Essentials | 2009年1月29日 2009年7月16日 2010年4月1日 | PlayStation 3 (PlayStation Network) | バンナム | バンナム | ダウンロード | NPJB-00012 NPUB-30086 NPEB-00104 | 2018年3月15日配信終了 | |
32 | ゼビウス | 2009年9月1日 | Wii | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソールアーケード) | 2019年1月31日 配信・販売終了 | ||
33 | ゼビウス | 2010年1月7日 | FOMA903i以降 (iアプリ) | バンナム | バンナム | ダウンロード | |||
34 | Namco Museum Megamix | 2010年11月16日 | Wii | バンナム | バンナム | Wii用12cm光ディスク | 「Namco Museum Remix」の増補版 | ||
35 | 3Dクラシックス ゼビウス | 2011年6月7日 2011年7月21日 2011年7月21日 | ニンテンドー3DS | アリカ | 任天堂 | ダウンロード | CTR-SABJ-JPN CTR-SABE-USA CTR-SABP-EUR | 3D映像対応 2023年3月28日配信終了 | |
36 | NAMCO ARCADE | 2012年1月26日 | iPhone 4以降 iPod touch第4世代以降 iPad 2以降 (iOS) | バンナム | バンナム | ダウンロード | 2016年3月15日、サービス終了 | ||
37 | ゼビウス | 2013年4月27日 2013年5月9日 2013年5月9日 | Wii U | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) | FALJ FALE FALP | FC版の移植 2023年3月28日 配信終了 | |
38 | NAMCO ARCADE | INT 2015年6月9日 | Android | バンナム | バンナム | ダウンロード | 2016年3月15日、サービス終了 | ||
39 | NAMCO MUSEUM ARCHIVES Vol.1 | 2020年6月18日 | Nintendo Switch(日本国外) PlayStation 4 Xbox One Windows(Steam) | B.B.スタジオ エムツー | バンナム | ダウンロード | NES版を収録 | ||
40 | ゼビウス (ナムコットコレクション版) | 2020年8月20日 | Nintendo Switch | B.B.スタジオ エムツー | バンナム | Switch専用ゲームカード ダウンロード | FC版の移植 DLC第3弾10タイトル中の1本 | ||
41 | ゼビウス | 2020年10月9日 | Windows | バンナム | D4エンタープライズ | ダウンロード (プロジェクトEGG) | 2021年9月30日配信終了 | ||
42 | ゼビウス | 2021年9月24日 | Nintendo Switch | ナムコ | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) | |||
43 | ゼビウス | 2021年10月7日 | PlayStation 4 | ナムコ | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) | CUSA-29409 CUSA-29410 CUSA-29411 | ||
44 | ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online | 2023年3月16日 2023年3月16日 | Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | - | FC版の移植 |
まだ本作の移植版がなかった1983年6月、プログラマー森田和郎が製作した縦スクロールシューティングゲーム『アルフォス』がエニックスから発売された。対象機種はPC-8801及びパソピア7。『ゼビウス』を強く意識したゲーム内容であったため、発売に際しナムコから許諾を得ている(ナムコのコピーライト表記があるのはそのため)。森田曰く「マイコンでゼビウスのようなゲームが本当に不可能か、試しに作ってみたら作れてしまった」とのことで、遠藤も完成度の高さを認めている。
1983年12月に電波新聞社から発売されたPC-6001版ゼビウスは、登場キャラクターは概ね同じであるものの、ハードウェア上の制約などから、別物と言えるほど原作から乖離したビジュアル・内容となっている。そのため、ナムコからゼビウスの名を冠することを許可されず『タイニーゼビウス』(小さなゼビウスの意)という名称となった。なお、作者の松島徹は作品持ち込み当時中学生であった。同年11月にはPC-6001mkII用に、マップやBGMなどをアーケード版に近づけた『タイニーゼビウス mkII』も発売された。
MZ-700版は日本ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)発行のパソコン雑誌「Oh!MZ」1986年11月号にて、プログラムリスト掲載という形で発表された。掲載タイトルは『tiny XEVIOUS for 700』。作者は掲載当時高校生であった古籏一浩。
電波新聞社によるX1版を皮切りに、タイニーではない『ゼビウス』もリリースされた。
1984年11月発売。ファミリーコンピュータ版(以下、FC版)は当時としてはかなり良くできた移植作ではあるものの、アーケード基板とファミコンのハードウェア性能の格差から、アーケード版(以下、AC版)オリジナルの画像表現・演出と比較して制約されたものとなっている。
こうした制約はあったものの、ゲーム性についてはAC版をほぼそのまま移植することに成功したことで完成度は高く、このゲームを楽しみたいがためにファミコンを購入するユーザーも増え、ファミコンブームの要因の一つとなった。ナムコ以外のソフト制作会社にも影響を与え、ゼビウスを見てファミコンソフト制作に踏み切ったソフト会社もいくつか存在した。FC版発売当時は、コントローラのボタンがシリコン樹脂になっている初期型のファミコンを所有するユーザも多く、ゼビウスを契機に連射のしやすいプラスチック製のボタンに交換するユーザも多く見られた。
2004年には「ファミコンミニ」の1つとしてゲームボーイアドバンスに移植されており、携帯型ゲーム機でも遊べるようになった。同作は日本国内において、ゲームボーイアドバンスのシューティングゲームの中ではもっとも多い売上本数を記録している。
『ナムコミュージアム』ではゲームボーイアドバンスを除いた各機種に収録されている。
ミニマル的で無機質な「BGM」や、一般的なメカの破壊音とはかけ離れた「敵飛行物体爆発音」など、本作における独特な音の表現は、現実の「戦争」や「殺し合い」のイメージを遠ざけることを重視し、採用されたものである。
本作はビデオゲームのオリジナル音源を主体とした日本初の音楽アルバム『ビデオ・ゲーム・ミュージック』(1984年4月/アルファレコード)の1曲目を飾っている。このアルバムは、『ゼビウス』のファンであったY.M.O.の細野晴臣と遠藤雅伸が雑誌『ログイン』の誌上企画で行った対談をきっかけとして制作されたものであり、ゲームミュージックが音楽ジャンルとして定着していく先駆けとなった。
後に本作のアレンジ楽曲を収録した12インチシングル『スーパーゼビウス』(1984年8月/アルファレコード)や、国内初となるビデオゲームを主題とした映像ソフト、ビデオインテリアシリーズ『ゼビウス』(1984年11月/日本ビクターほか)なども発売された。
本作ではこれまでにない「隠れキャラクター」というギミックを入れたことから、ゲーム内容がブラックボックスと化し、多くの噂やデマが飛び交うことになった。
当時、特に広まったのが「ゼビウス星」に関する噂である。その内容は「エリア1最後のボザログラムを特定の順番で破壊し、次いで森の中に出現するゾルバクを撃破すると、蜘蛛のようなキャラクター『タランチュラ』が出現する。タランチュラが吹き付けてくる糸を避けて進むと、小型のアンドアジェネシスが登場し、猛攻撃を仕掛けて来る。その後『ゼビウス星』が姿を現し終局を迎える」というもの。これは京都のとあるゲームマニアが雑誌『ログイン』の編集部を見学した折に話した根拠のない風説であったが、当時ライターとして編集部に通っていた田尻智が大堀康祐(うる星あんず)らに伝えたところ興味を示したという。その後、雑誌『ぴあ』のイベント(1983年8月27日開催)に遠藤雅伸がゲスト出演した際、一観客からの質問として、大堀が遠藤に「ゼビウス星」の真偽を問い、遠藤が禅問答のような応答ではぐらかすという一幕があったが、これを『ログイン』が記事として取り上げた事で噂は全国に広まった。
本作で最も有名な噂として、「バキュラはザッパーを256発当てると壊れる」というものがある。しかし、通常の基板では84発以上は物理的に当てることができない。「システム上当てられないだけで、プログラム上では256発当てれば破壊できる」という噂も流れたが、これも遠藤が自身のブログや自著のミニコミ誌、テレビ番組『ゲームセンターCX』、ネット掲示板などで否定している。ゼビウスは、破壊可能なオブジェクトは全て耐久力が1発分で、オブジェクトの状態には破壊可能/破壊不可能/弾が素通りする、の三種類しか区別はない。バキュラは破壊不能なフラグを立てて処理しているので、そもそも何発当たるかは関係がない。
バキュラの破壊に関する噂を最初に文字情報として広めたのは、同人誌『ゼビウス1000万点への解法』である。著者である大堀は後のインタビューで、遠藤のファンサービス的発言を曲解して広めてしまったことを悔いる旨の発言をしている。しかし大堀に話をした遠藤自身も当時「バキュラはザッパー256発で消せる」と思い違いをしていたことを自身が記した文章「巨竜へのレクイエム」の中で明かしている。
バキュラの破壊に関する噂は有名であるが故に、他作品でパロディ的に扱われることがある。
シリーズ続編でも、バキュラは基本的に破壊不能な物体として扱われるが、破壊可能な作品も存在する。
「エリア7で地上絵の特定箇所(8×8ドット)にブラスターを7発落とすと7万点のボーナスが入る」というもの。しかしこれは遠藤が、エリア7のスペシャルフラッグゾーンだけは自身が設定したものではなかったために、それを出そうと乱射していたところを見ていたプレイヤーが誤解したことによって生じたデマである。
エリア16は大変難易度が高くクリアしにくいことから、「その手前のエリア15の後半部分にエリア16に遭遇しないためのワープゾーンが存在しており、そこで自機が破壊されればエリア16はスキップされ、エリア17(=エリア7)に進むことができる」という噂もあった。これは「各エリアの70%を進行するとミスした時は次のエリアから始まる」というプログラム上の処理が、次のエリアデータをロードしたタイミング(エリアの82.5%程度の場所)でミスした場合、すでに次のエリアをロードしているにもかかわらず実行されてしまうために都合2エリア進めるというもので、実際には15エリア以外でも実行可能である。上記のエリアワープと同様の理由で、いずれかの地上物が出現する直前にミスになった場合、次に始まるときにエリア最初の森の上にそのキャラクターが出現することがある。
評価 | ||||||||||||||||||||||
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アーケード版
ファミリーコンピュータ版
1984年に『ゼビウス』の続編である『スーパーゼビウス』(Super Xevious) が発売された。これはロム交換による販売を前提に作られ、基の『ゼビウス』のプログラムを手直しする形で作られている。
『ゼビウス』には一回当たりのプレイ料金が低いイタリア・スペイン向けの高難易度バージョンがあり、それを伝聞した日本のヘビーユーザーから国内販売の要望が挙がったため、上級者向けの別バージョンとして製作された。基本ルールや地上物の配置はほぼ同じながら、空中物出現パターンの改変による大幅な難易度の上昇と、「戦車」や「ファントム」など各種キャラクターの追加が特徴となっている。『ゼビウス』の16エリアを容易に周回できるレベルのプレイヤーに向けたバージョンであり、特定の店舗にのみ販売された。
以下、追加キャラクターの名称・ポイント等は「スーパーソフトマガジン」1984年7月号(電波新聞社)による。
これら追加キャラクターのグラフィックデータは『ゼビウス』のROMにも存在しており、新規にデザインされたものではない。破壊するとスコアが0点に戻されるキャラクターについては、後に開発者も「やりすぎだった」とコメントしている[要出典]。
その他ポイントに関する変更点として、ソルは出現・破壊とも2,000点から1,000点に、ブラグスパリオはザッパー1発あたり500点から2,000点に変更されている。
『スーパーゼビウス』の移植版は、MZ-2500版(1986年)・X68000版(1987年)・PS版『ゼビウス3D/G+』(1997年)・DS版『ナムコミュージアムDS』(2007年)などに収録されている。
1986年にはAC版『スーパーゼビウス』とは別に、FC版独自の続編として『スーパーゼビウス ガンプの謎』が発売された。こちらも任天堂VS.システム対応でアーケードへ逆移植されているが、これについての開発には遠藤雅伸本人は係わってはいない。
公式のシリーズ作品ではないが、バンダイナムコ「カタログIPオープン化プロジェクト」にて許諾された作品について以下に記載する(※全ての作品はプロジェクトの終了に伴い、2020年3月末を以て公開を終了している)。
ビデオゲームを主題とした初の映像ソフト。音楽家神谷重徳による本作をモチーフとした楽曲(全8曲)を背景に、全16エリア(2周目エリア9序盤まで)のノーミスプレイ映像と、スローを用いたキャラクター紹介映像が収められている(ゲームの音声は冒頭のコイン投入SEのみ)。環境映像的な趣向の作品となっており、攻略要素は重視されていない。収録時間は約29分。VHD版 (型番:VHM58064) は1984年11月5日に日本ビクターより、VHS版 (CSMV0039) およびベータマックス版 (CZMV-39) は同月21日にCIC・ビクタービデオより発売。
1988年にナムコCGプロジェクトによって制作された2分程の短編映像作品。内容は、近未来のロボットが、ゼビウスを題材とした立体映像の3Dシューティングゲームをプレイするうちに、ゲームの世界に没頭していくというもの。国内最大規模のCG関連総合展「ニコグラフ'88」で注目を集め、翌89年に米国National Computer Graphics Association主催のCGコンペ「NCGA’89」にて、コーポレート・プレゼンテーション部門2位入賞を果たした。1992年にビクター音楽産業より発売された映像ソフト『ソルバルウ』(LD/VHS)に特典映像として収録されている。
劇中タイトルは「XEVIOUS 知られざる過去」。2002年8月10日に映画レーベル「ガリンペイロ」作品としてテアトル池袋で公開されたフルCGアニメーション映画。上映時間75分。2002年9月25日にVHS・DVD同時発売と発表されたが、発売されることなく現在(2010年)に至っている。ゲームのシナリオから1万年後が舞台。総監督を立てずキャラクターとメカニックの制作をCGパート毎に分けるなど、CGアニメの実験作的意味合いが強く完成度が高いとはいえない作品となっている。
西暦2015年、宇宙パイロットのタケルと人型コンピュータ・マーサは、謎の巨大宇宙船の中で行方不明のサラと瓜二つの機械生命体ルウ・ミーと出会い、人類の宿敵ガンプの存在を知らされる。地球侵攻まで40分しかない中、タケルはソルバルウに乗り込みガンプの基地アンドア星へ向かった。
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