『一球さん』(いっきゅうさん)は、水島新司による日本の野球漫画。1975年から1977年まで『週刊少年サンデー』で連載された。
一球さん | |
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ジャンル | 野球漫画 |
漫画 | |
作者 | 水島新司 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
発表期間 | 1975年21号 - 1977年52号 |
巻数 | 単行本:全14巻 文庫本:全8巻 |
アニメ | |
キャラクターデザイン | 本多敏行、富永貞義 |
音楽 | 丸山雅仁、荒木とよひさ |
アニメーション制作 | シンエイ動画 |
製作 | フジテレビ、日本アニメーション |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1978年4月10日 - 10月23日 |
話数 | 全26話 |
テンプレート - ノート |
巨人学園高校野球部に突然入部してきた男、真田一球(さなだ いっきゅう)。彼は実は忍者の子孫であり、驚異的な身体能力を持つが、なんと野球のことをまったく知らないのだった。破天荒な彼のプレーが、巨人学園に大波乱を巻き起こす。
本作は『男どアホウ甲子園』の直接の続編。前作終了から一ヶ月で連載がスタートした。時系列的には藤村甲子園の南波高校時代から7年後で、豆タンこと岩風五郎が巨人学園の監督として登場しているほか、藤村甲子園や丹波左文字、甲子園の弟である球二と球三も登場する。一部のキャラクターや設定を前作から引き継いでいるが、本作は形式的な原作者(ストーリー作成に協力した佐々木守)は立てずに水島のオリジナルストーリーとなっている。
『大甲子園』では巨人学園が再登場し、明訓高校と対戦している。2005年には『ドカベン スーパースターズ編』で真田一球と呉九郎が東北楽天ゴールデンイーグルスに入団、再々登場した。その続編にあたる『ドカベン ドリームトーナメント編』では、堀田三吉と花園章太も再登場した。一方、同作では岩風五郎と藤村甲子園は、現役時代の年齢と容姿に若返って阪神タイガースの選手(藤村は投手、岩風は捕手)として登場し、真田たちとも直接絡んでいないため、半ばパラレルワールド化(作品の時代背景が2000年代以降に後ろ倒しされ、藤村が165kmの速球を投げて選手生命を終えず、岩風が母の介護のために現役を引退せず、巨人学園の監督にも当然就任していない〈この場合、原島が真田を指導した後、監督を託した可能性がある〉世界に分岐)されている。
冒頭で、巨人学園野球部にスカウトされて転校してきた主要キャラクター「三球士」は、「三銃士」に由来している。
この節の加筆が望まれています。 |
作中の大学野球の強豪・神宮大学の付属校だけあって、強固な練習体制が整っている名門校。
硬派な雰囲気がある男子校。かつては大友に無安打無得点で敗退したことがあるが、攻撃力を格段に上げて復活。ただし、守備力に難あり。
一球をして「軍隊みたい」と言われる規律に厳しく、統率の取れたチーム。
進学校。
非常に貧しい学校。野球部もヘルメットはひとつだけ、バットは手作りなど貧窮を極める。選手は皆南海ホークスファンで、南海の選手の名前を勝手に名乗っている。
『男どアホウ甲子園』の主人公、藤村甲子園と岩風監督の母校。夏の甲子園大会の初日第一試合で巨人学園と対戦する。『大甲子園』では坂田三吉率いる通天閣高校を抑えて夏の甲子園大会に出場。なお、球二・球三は『一球さん』の時点で3年生であるが、『大甲子園』では再び大会に出場しており、学年は無視される形となっている。
1978年4月10日 - 10月23日まで、毎週月曜日19:00 - 19:30の時間帯においてフジテレビ系で放送された。全26話。
『ドカベン』『野球狂の詩』に続く、水島&日本アニメーション(以降「日アニ社」)アニメの第3弾。作詞家として名を馳せている荒木とよひさが、作曲に回っている。
当番組の放送終了により、『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』(1976年)以来続いた上記放送枠での日アニ社路線は一旦中断となった。
話数 | 放映日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ |
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第1話 | 1978年 4月10日 | 一球登場 | 松岡清治 | 升ますか |
第2話 | 4月17日 | 一球初打席 | ||
第3話 | 4月24日 | 一球と三球士 | 大島武豊 | 吉田茂承 |
第4話 | 5月1日 | 一球対剛速球 | みずいでこういち | 升ますか |
第5話 | 5月8日 | 一球猛進 | 中西隆三 | |
第6話 | 5月15日 | 一球豪打 | 滝沢敏文 | |
第7話 | 5月22日 | 一球頑張れ | みずいでこういち | 升ますか |
第8話 | 5月29日 | 唸れ一球 | 大島武豊 | |
第9話 | 6月5日 | 一球大特訓 | 中西隆三 | 吉田茂承 |
第10話 | 6月12日 | 一球走塁 | 升ますか | |
第11話 | 6月19日 | 一球強襲 | 滝沢敏文 | |
第12話 | 6月26日 | 一球大跳躍 | 升ますか | |
第13話 | 7月3日 | 一球絶叫 | みずいでこういち | |
第14話 | 7月17日 | 一球有情 | 大島武豊 | 吉田茂承 |
第15話 | 7月24日 | 一球一路 | 中西隆三 | 升ますか |
第16話 | 7月31日 | 一球伝授 | ||
第17話 | 8月7日 | 一球不敵 | 大島武豊 | 滝沢敏文 |
第18話 | 8月14日 | 一球無二 | みずいでこういち | 升ますか |
第19話 | 8月21日 | 一球讃歌 | 中西隆三 | |
第20話 | 9月4日 | 進め一球 | ||
第21話 | 9月11日 | 一球に魂こめて | ||
第22話 | 9月18日 | 投げる一球打つ一球 | 森脇真琴 | |
第23話 | 9月25日 | 一球に夢かけて | 原平了 | |
第24話 | 10月9日 | この一球に悔いなし | 升ますか | |
第25話 | 10月16日 | めざせ! 栄光の一球 | 松岡清治 大島武豊 | |
第26話 | 10月23日 | 一球の詩が聞こえる | 松岡清治 みずいでこういち |
※系列は放送当時のもの、放送時間は、個別に出典を提示してある情報以外、1978年9月中旬 - 10月上旬時点のものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送時間 | 系列 | 備考 |
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関東広域圏 | フジテレビ | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
青森県 | 青森テレビ | 木曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | 1978年11月16日まで放送 |
岩手県 | テレビ岩手 | 火曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
山形県 | 山形テレビ | 木曜 17:00 - 17:30(1978年5月時点) 木曜 17:30 - 18:00 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 | |
宮城県 | 仙台放送 | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
福島県 | 福島テレビ | 土曜 17:00 - 17:30(1980年3月まで) 水曜 17:00 - 17:30(1980年4月から) | フジテレビ系列 TBS系列 | 1980年に放送 |
山梨県 | 山梨放送 | 金曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 月曜 17:20 - 17:50 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 1979年3月19日まで放送 |
富山県 | 富山テレビ | 月曜 16:50 - 17:20 | フジテレビ系列 | 1978年11月20日から放送 |
石川県 | 石川テレビ | 金曜 16:00 - 16:30 | ||
長野県 | 長野放送 | 金曜 18:00 - 18:30 金曜 17:30 - 18:00(最終回時点) | 1978年12月15日まで放送 | |
静岡県 | テレビ静岡 | 月曜 19:00 - 19:30 | ||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | 水曜 17:55 - 18:25 | ||
岡山県 | テレビ岡山 | 木曜 17:00 - 17:30 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 | 現・岡山放送、当時の放送エリアは岡山県のみ。 |
広島県 | テレビ新広島 | 月曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
愛媛県 | 愛媛放送 | 火曜 19:00 - 19:30 | 現・テレビ愛媛。 | |
福岡県 | テレビ西日本 | 月曜 19:00 - 19:30 | ||
佐賀県 | サガテレビ | |||
長崎県 | テレビ長崎 | 月曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 | |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 日曜 18:00 - 18:30 | ||
沖縄県 | 沖縄テレビ | 木曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 |
フジテレビ系 月曜19時台前半枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
一球さん 【当番組までアニメ枠】 |
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