NHK放送センター(NHKほうそうセンター)は、東京都渋谷区神南2丁目にある日本放送協会(NHK)の施設。いわゆる「本部」であり、放送法第17条(旧第8条)における「主たる事務所」である。
NHK放送センター | |
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情報 | |
用途 | 放送局・演奏所・オフィス |
設計者 | 山下寿郎設計事務所・日本技術開発 |
建築主 | 日本放送協会 |
事業主体 | 日本放送協会 |
管理運営 | 日本放送協会 |
竣工 | 1973年 |
所在地 | 〒150-8001 東京都渋谷区神南2丁目2-1 |
座標 | 北緯35度39分57秒 東経139度41分46秒 / 北緯35.66583度 東経139.69611度 |
全国ネットワーク番組の大半がここで制作・発信されているほか、関東甲信越地方向けブロック放送の拠点も兼ねている。衛星放送を行う衛星放送局と日本国外向けの国際放送(NHKワールドTV・NHKワールド・ラジオ日本)を行う国際放送局がある。
最寄りの駅は、東京メトロ千代田線の代々木公園駅、小田急電鉄の代々木八幡駅、JRの原宿駅、および渋谷駅(JR・東京メトロ・東急電鉄・京王電鉄)。
所在地は、大東亜戦争以前は大日本帝國陸軍代々木練兵場だった一角で、終戦後は日本占領アメリカ軍居住区域・ワシントンハイツの一部を構成していた。
1960年代前半、東京都千代田区内幸町にあった東京放送会館(現・日比谷シティ)の移転先を探していた第9代NHK会長阿部眞之助は、一度は移転先を東京都港区麻布新龍土町(現・六本木7丁目。米軍赤坂プレスセンター隣接地、現在の都立青山公園南地区)に決めた。しかし、阿部は第58代内閣総理大臣池田勇人に「NHKはオリンピックのホスト局なので、主会場の国立競技場の近くに放送施設を作りたい」と「ワシントンハイツ跡地が最適なので、将来的にNHK本部もそこに移すつもりなので何とか払い下げてもらえませんか」と頼み、池田が「オリンピック放送は是非とも成功させていただきたい」と払い下げを決めた。ワシントンハイツは1964年に日本に返還され、跡地に選手村、代々木競技場などとともに東京オリンピックの放送センターが建設された。これは五輪後正式にNHKの本部施設として位置付けられ、10年近くかけて日比谷地区にあった旧東京放送会館から引っ越しを進めていった。
他方、ワシントンハイツは、東京オリンピック後は、都市計画公園として全部東京都に提供するということで、国と東京都で米軍の移転費用90億円を折半すると話がついていたところであり、東京都側としては、「NHKが国会の逓信族に語らって、麻布に国有地を放送センター用地として割愛してあったにもかかわらずここではオリンピック大会の放送はできないと堂々と罷り出た」ため「これには往生した」。当時国から東京都副知事に出向していた鈴木俊一は「せっかく買ったものをNHKにやるというのは、まことに遺憾千万」と語っている。結果的に当初の移転先であった港区麻布新龍土町の土地は、国から都に貸与され都立青山公園を建設することで決着した。
日本全国各地の放送局でハード・ソフト両面で縮減を進めていったこともあって、放送センターについては両面で明らかな肥大化に陥っている。
東京都から都内で6番目に二酸化炭素を多く排出する事業者と指摘され、排出量削減を条例によって義務付けられる事態となっており、これをどう実現するかが大きな課題となっている。
NHKの本部でもある渋谷の放送センターは、最も古い施設で、建設から既に半世紀近くが経過し、耐震性確保および省エネルギー化において、そのことが障害となる傾向がみられたため、2010年頃から「長期的課題」として全施設の建て替えについて検討に入ることとなった。
しかし、国会でも建て替え計画に対する疑念の声は、少なからず上がっており、2016年(平成28年)2月15日の第190回国会・衆議院予算委員会会合で、自由民主党の後藤田正純は『何故渋谷の一等地にあるのか』『民間に売却して成長戦略を立てられる最高の土地』『NHKの不祥事が相次ぐ中で、3,000億円の巨費を投じて建て替えは冗談ではない』などと手厳しく批判し、これに対して、総務大臣高市早苗は『合理性や妥当性の面から国民に対する説明責任を果たして欲しい』と発言した上で、『(放送法17条によって、NHKが「主たる事務所を東京都に置く」と定められている事を説明した上で)地方創生に貢献することも大切だ』と提案している。
2006年(平成18年)9月には東京都知事(当時)の石原慎太郎が定例記者会見で「(NHKが)中央区の築地市場跡地に移転する」と発言、NHKは「移転の計画はまったくない」と即日否定したことがある。
2016年(平成28年)8月30日、NHKが放送センター建て替えの基本計画を発表した。それによると、工事は2020年(令和2年)9月に着工し、第1期工事(情報棟)は放送開始100周年にあたる2025年に完成する。その後第2期工事(制作・事務棟および公開棟)を行い、全体の竣工が2036年(令和18年)になる。建物の建設費(放送設備費は含まない)で1,700億円を見込んでいる。
NHK放送センター東館 | |
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情報 | |
旧用途 | オリンピック国際放送センター |
階数 | 地上8階 |
着工 | 1963年4月 |
竣工 | 1965年9月 |
所在地 | 同上 |
座標 | 北緯35度39分53.67秒 東経139度41分45.93秒 / 北緯35.6649083度 東経139.6960917度 |
備考 | 建物は1964年の東京オリンピック国際放送センターとして使用された。当時の本部はNHK東京放送会館(千代田区)にあった。正式竣工は1965年 |
NHK放送センターの中で一番古い、1965年竣工。
NHK放送センター西館 | |
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放送センター3館(西館は左側) | |
情報 | |
階数 | 地上8階、地下1階 |
着工 | 1965年11月 |
竣工 | 1968年5月 |
所在地 | 同上 |
座標 | 北緯35度39分53.58秒 東経139度41分50.32秒 / 北緯35.6648833度 東経139.6973111度 |
東館竣工後に着工。1968年に2番目の建物として竣工した。
NHK放送センター本館 | |
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情報 | |
建築面積 | 185,194 m² |
階数 | 地上23階、地下1階 |
高さ | 128m |
着工 | 1970年4月 |
竣工 | 1972年10月 |
所在地 | 同上 |
備考 | 建物面積は東館、西館との合計。 |
NHK放送センターで一番目立つ建物。1972年に竣工。完成後に東京放送会館(旧本部)の機能を移転させた。
NHK放送センター北館 | |
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情報 | |
建築面積 | 19,126 m² |
階数 | 地上3階、地下2階 |
着工 | 1986年7月 |
竣工 | 1988年3月 |
所在地 | 同上 |
座標 | 北緯35度39分56.39秒 東経139度41分42.86秒 / 北緯35.6656639度 東経139.6952389度 |
1988年に竣工した。
放送センター内には総合テレビだけでなく、Eテレやラジオや国際放送にも対応するため、テレビ番組用だけでも25のスタジオを擁しており、テレビ局が保有する数としては日本最大である。
用途・主な番組 | 備考 | |
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CR-300 | ラジオドラマの効果音(生音)の制作で使用 | |
CR-301 | ラジオドラマの効果音(生音)の制作で使用 | |
CR-313 | スタジオパーク「ふれあいスタジオ」(公開スタジオ) | 2020年運用終了 |
CR-350 | NHKスタジオパーク内にあった公開スタジオ かつては『歌の散歩道』で使用された。 | 2020年運用終了 |
CR-401 | 2012年度スタジオ更新 | |
CR-402 | 『ゆうがたパラダイス』などの生放送や収録で使用 | |
CR-403 | ||
CR-404 | 2012年度スタジオ更新 | |
CR-405 | ||
CR-406 | 主に情報番組の収録で使用 2010年12月19日にラジオ第1で特集番組『放送開始65年〜のど自慢の仲間たち』の生放送として使用された。 | |
CR-501 | 主にFM放送の生放送『サンデークラシックワイド』 特集『クラシックリクエスト』等で使用。 | |
CR-502 | 主にFM放送の生放送『今日は一日○○三昧』等で使用。 | |
CR-503 | ||
CR-504 | ||
CR-505 | 生放送番組や音楽番組制作・トラックダウンが可能 『きらめき歌謡ライブ』、『真打ち競演』、『セッション』、『ライブビート』などを生放送または収録で使用。 テレビ番組の収録でも過去に『ザ少年倶楽部』の2011年(平成23年)4月放送分も東日本大震災によるNHKホールでの公開収録中止に代わる非公開収録として使用された事例がある。 | |
CR-506 | 音楽収録用スタジオ ラジオ用音楽のほか、大河ドラマ・連続テレビ小説などのドラマ音楽、 『NHKスペシャル』等の番組テーマ曲・サウンドトラック、みんなのうたの楽曲の収録も行われている。 2006年(平成18年)以降の『NHK紅白歌合戦』の生演奏も、ここで行われている。 | |
CR-509 | 凹凸のある壁面が特徴。面積は約570平方メートル。音楽収録のほか、ラジオの公開放送にも使われる。 過去には紅白歌合戦のオーケストラリハーサルも行われていた。 | |
CR-601 | 汎用ラジオスタジオ。オーディオドラマ作成対応。 | 2011年度スタジオ更新 |
CR-602 | 汎用ラジオスタジオ。オーディオドラマ作成対応。 | 2011年度スタジオ更新 |
CR-605 | ||
CR-608 | ||
CR-610 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | 2012年度スタジオ更新 |
CR-611 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | 2012年度スタジオ更新 |
CR-612 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | |
CR-613 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | |
CR-614 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | |
CR-615 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ | |
CR-616 | NHKワールド・ラジオ日本 専用スタジオ テレビ放送における総理記者会見の英語同時通訳のブースとしても使用されている。 |
用途 | 主な番組 | 備考 | |
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CU-201 | 運行技術 | ||
CU-203 | 運行技術 | 主に広報番組の制作で使用 | 約30坪 |
CU-204 | 運行技術 | ||
CU-205 | 運行技術 | ||
CU-206 | 運行技術 | ||
CU-208 | 運行技術 | ||
CU-213 | 運行技術 | ||
CU-226 | 運行技術 | ||
CS-301 | 国際映像受信 | 国内・国際映像を衛星受信(HD設備) | |
CS-302 | 国際映像受信 | 国内・国際映像を衛星受信(HD設備) | |
CU-555 | 運行技術 | ||
CU-556 | 運行技術 | ||
CU-557 | 運行技術 | 約5坪 | |
CU-558 | 運行技術 | スポーツ中継で運用 | 約5坪 |
CU-559 | 運行技術 | スポーツ中継で運用 | |
CS-600 | 国際テレビ放送用 スタジオ(SD設備) | 『海外安全情報』(NHKワールド・プレミアムで放送)で使われている。 以前はNHKワールドTVの英語ニュースでも使用していた。 | |
CU-617 | 国際テレビ放送用 スタジオ(SD設備) | バーチャル対応スタジオ | |
CU-777 | 国際テレビ放送 主スタジオ(HD設備) |
| 面積は約125平方メートル 天井高2.7m |
CU-778 | 国際テレビ放送 副スタジオ(HD設備) |
| 面積は約90平方メートル |
ポストプロダクション施設として、映像編集、MA(ダビング)スタジオも局内にはある。
用途・主な番組 | 備考 | |
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CD-513 | ||
CD-514 | ||
CD-520 | HD 5.1サラウンド対応 | |
CD-521 | HD | |
CD-522 | HD | |
CD-603 | ||
CP-604 | 番組テーマ曲等のトラックダウン専用スタジオ | |
CD-606 | ||
CD-607 | ||
CD-609 | ||
CD-801 | ||
CD-802 | ||
CD-803 | ドラマ制作用 4K 5.1サラウンド対応スタジオ | |
CD-804 | ||
CD-805 | ||
CD-806 | 2011年度 更新 | |
CD-807 | 2011年度 更新 | |
CD-808 | 5.1サラウンド対応汎用ダビングスタジオ ドキュメンタリーを主体とする構成番組を中心に使用。 石・木・タイル・コンクリートの4種類の床材が施工された効果音録音用の前室がある。 | |
CD-809 | 5.1chサラウンド対応 | |
CD-810 | 5.1chサラウンド対応 ドキュメンタリーを主体とする構成番組を中心に使用、効果音録音用の前室がある。 | 2012年度スタジオ更新 |
CD-811 | ||
CD-812 | 2012年度スタジオ更新 | |
ECS-534 | ノンリニア編集 | |
ECS-541 | ノンリニア編集 | |
ECS-542 | ノンリニア編集 | |
ECS-543 | ノンリニア編集 | |
HVE-19 | ハイブリッド編集 | |
HVE-21 | ハイブリッド編集 | |
HVE-22 | ハイブリッド編集 | |
HVE-23 | ハイブリッド編集 | |
HVE-24 | ハイブリッド編集 | |
HVE-25 | ハイブリッド編集 |
用途・主な番組 | 備考 | |
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CA-421 | 約77人収容。5.1サラウンド対応。 試写会・講演・制作発表記者会見、『ファミリーヒストリー』などの収録で使用。 | |
CA-422 | 関係者向け試写で使用。 | |
CA-423 | 同上(面積は422スタジオとほぼ同じ) | |
HS-010 | 品質管理室 | 制作技術センター管理 |
HS-402 | 4K試写室 | 2021年3月運用開始 |
HS-802 | 8K試写室 | 2020年12月運用開始 |
ナンバー | 用途 | 備考 |
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AH-17 | HD衛星伝送対応中継車 | |
AH-35 | HD衛星伝送対応中継車 | |
AH-36 | HD衛星伝送対応中継車 | |
AH-38 | HD衛星伝送対応中継車 | |
AH-71 | 8K/4K衛星伝送対応中継車 | |
AH-72 | 8K/4K衛星伝送対応中継車 | |
AM-34 | HD伝送CSハンター(衛星自動追尾)対応中継車 | |
HC-3 | 拡幅大型中継車 | |
HC-4 | ||
HC-5 | ||
HC-6 | 中型中継車 | |
RS-1 | ロードレース(マラソン、駅伝)対応移動中継車 | 主に1号車として運用 |
RS-2 | ロードレース(マラソン、駅伝)対応移動中継車 | 主に2号車として運用 |
SWC | 中継番組の放送センター車として運用 | 片側拡幅式 |
4K-1 | 4K対応中継車 | |
4K-2 | 4K対応中継車 | |
4K-3 | 4K対応中継車 | 片側拡幅式 |
4K-4 | 4K対応中継車 | |
4K-5 | 4K対応中継車 | 池上通信機が設計、製造を担当 |
SHC-1 | 8K対応中継車 | |
SHC-2 | 8K対応中継車 | |
SHC-3 | 8K対応中継車 | |
SHC-4 | 8K/4K対応中継車 | |
SA-1 | 22.2マルチチャンネル音響制作対応 | |
TA-1 | 22.2マルチチャンネル音響制作対応 | |
TA-2 | 音声支援車 | |
R-1 | ラジオカー | ロードレース中継(マラソン、駅伝)で運用 |
EG-1 | 電源車 | |
EG-2 | 無停電電源車 | 90KVA発電機搭載 |
東京都渋谷区神南にあるNHK放送センター | |
所在地 | 〒150-8001 |
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総合テレビ | |
開局日 | 1953年2月1日 |
放送対象地域 | 関東広域圏 (茨城県、栃木県及び群馬県を含まない) |
親局 | 東京 27ch (キーID 1) |
Eテレ | |
放送対象地域 | 全国放送 |
コールサイン | JOAB-DTV |
親局 | 東京 26ch (キーID 2) |
ラジオ第1 | |
開局日 | 1925年7月12日 |
放送対象地域 | 関東広域圏 |
親局 | 東京 594kHz |
ラジオ第2 | |
放送対象地域 | 全国放送 |
コールサイン | JOAB |
親局 | 東京 693kHz |
FM | |
放送対象地域 | 東京都 |
親局 | 82.5MHz |
主な中継局 | |
デジタルテレビ ○総合 児玉 13ch 平塚、小田原 19ch 勝浦、東金 34ch 銚子 51ch 衛星によるセーフティネット BS291 ○Eテレ 水戸、日立 13ch 平塚、山方、常陸鹿島 26ch 前橋、宇都宮 39ch 衛星によるセーフティネット BS292 |
ここではNHK本部の組織の中で、東京都ないしは関東・甲信越へ向けた地域放送・営業活動について記す。平成までは地域放送や営業を行う「放送局」は東京都にはなく、JOAK/JOABのコールサインの下で行う地域放送はNHK本部が直接運営していたが、令和に入り1970年代までの放送局「2階建て」制復活に際し、関東甲信越を統括する放送局が必要となったことから、「首都圏局」が拠点放送局として設置された。
日本のラジオ放送の第1声「JOAK こちらは東京放送局であります…」のコールを行っていたとされるのは、東京日日新聞(現・毎日新聞東京本社)の記者から転身した京田武男だったとされる。開局当初は、他業種からアナウンサーに転向したスタッフも多数いたとされている。
(東京都にある中継局を一部含む)
東京スカイツリー・東京タワーには、東京・渋谷の放送センターから放送の送出ができなくなった場合に大阪放送局から送出される衛星放送を受信する設備が備わっている。
詳しい詳細は総務省関東総合通信局公式サイト デジタル中継局開局情報 を参照
2010年3月より、地上アナログから地上デジタルの移行放送用および地上デジタル放送難視聴地域対策として、5年間の期間限定でホワイトリストに指定された地域に限り、セーフティーネットによるNHK(総合・Eテレ)と在京民放キー局の地上波デジタル放送をBS(放送衛星)を用いてSD画質、データ放送なしでサイマル放送を行う「地デジ難視対策衛星放送」を開始。
沖縄県大東諸島のアナログ放送は東京ローカル放送を受信し、大東諸島に関する情報は字幕スーパーで補完していた。デジタル放送は沖縄本島から海底光ケーブルを経由して沖縄ローカル放送を受信している。北大東中継局、南大東中継局および日本放送協会の放送形態#小笠原・大東諸島の放送事情も参照。
茨城県、山梨県、静岡県の一部ケーブルテレビ局では、それぞれの地元の放送局に加えて、放送センター(首都圏広域放送)と2局の総合テレビ(ケーブルテレビ局によってはEテレも含まれる)を再送信されているところがある。
2020年3月1日からインターネット常時同時配信のNHKプラスの試行サービスを開始した。NHKプラスのサービス開始時は南関東エリア(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)向けを対象とした放送を全国に配信するため、関東・甲信越エリア向けの地域情報番組を含む放送センター制作番組が日本全国で視聴可能となっている。
受信環境の変化からアナログ終了以前に神津島、足立保木間、千駄ヶ谷、小笠原諸島の中継局などが廃局となった他、多摩、大井町はデジタルでは置局不要とされ廃止されている。また、小笠原諸島の2局ではBS放送の中継も実施していた(項目参照)。 この他、紀尾井町の現在の千代田放送会館の位置に「千代田放送所」が置かれており、テレビ放送の草創期にVHF3chで総合テレビ(開局から1959年4月5日まで)→教育テレビ(1959年4月6日から1960年5月18日まで)の送信を行っていた他、1970年12月25日から1975年4月6日にかけての期間UHFテレビジョン試験放送(JO2W-TV)をアナログ14ch、出力10kWで送信していた。UHF試験放送放送終了後も長らく予備送信所として運用され、赤坂プリンスホテル新館が近接して建設されてからはその屋上に予備送信所を移転、減力放送を行う際に運用されていた。
IPサイマルラジオサービス「らじる★らじる」を通じて全国で聴取が可能。「radiko」では第1放送が関東・甲信越1都9県で、FM放送が全国で聴取が可能。
ラジオ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、CDなどでの販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態のネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
東京本部(NHK放送センター)の中で、関東地方(首都圏)での事件・事故・話題を取材し、それに基づいたニュース・情報番組を制作する。放送でも「関東」だけでなく「首都圏」という言葉も用いる。
従来の「放送総局 首都圏放送センター」時代から自前の放送枠・番組を抱えており、首都圏(関東地方の1都6県を指す)向けのブロック放送および関東・甲信越(1都6県および山梨県・長野県・新潟県)向けの管中番組を統括する、いわば首都圏とその近接地域における拠点局的存在である(一部番組は、静岡放送局でも放送)。
「放送総局 首都圏放送センター」時代は複数の本部部局が関東・甲信越ブロックの拠点機能を分担していたため、2020年8月3日の組織改正で関東・甲信越ブロックの拠点放送局の役割を果たす「首都圏局」を設置し拠点機能を集約した。
記者とディレクター・プロデューサーが所属し、立川市には多摩地域の取材拠点として「多摩支局」(旧:多摩報道室)を構えている。所属記者のスタジオ解説で、アナウンサーから「首都圏局の〇〇記者とお伝えします」などと紹介される。なお、平日午後の『列島ニュース』で12:15の関東地方向けローカルニュースが録画放送される場合は発局を「首都圏局」と表示するほか、台風・大雨・地震などの災害時の特設ニュースで首都圏向けニュース用のスタジオに繋いで関東地方もしくは関東甲信越地方の状況を伝える場合は「首都圏局発」と表示される。
2023年(令和5年)4月1日より、拠点局・地方局関係なく、部制度からセンター制(一時的に採用実績有)に見直され、旧営業推進部などの部門については各センターの下に置かれた。
2024年度。原則として関東1都6県のブロック放送。なお、首都圏局制作の関東地方・関東甲信越ブロック向けローカル番組は放送常時同時配信・見逃し番組配信サービス「NHKプラス」を通じて全国で視聴することができる。
タイトル | 放送時間 | 差し替え等 | 備考 |
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NHKニュース おはよう日本(関東甲信越) | 平日 7:45 - 8:00 土曜日 7:30 - 7:59 |
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ひるまえ ほっと | 平日 11:30 - 11:54 |
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首都圏ネットワーク | 平日 18:10 - 19:00 |
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ニュース645(関東・山梨) | 土日祝 18:45 - 18:59 |
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首都圏ニュース845 | 平日 20:45 - 21:00 | 祝日と重なった場合は休止し、20:55 - 21:00に関東・甲信越地方向けの『ニュース・気象情報』を放送。 | |
首都圏情報 ネタドリ! | 金曜日 19:30 - 19:57 再放送:土曜日 11:15 - 11:42 |
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過去に制作した番組
東京都に関する営業業務は、首都圏局設置までは本部営業局が直接手掛けていた。
首都圏局設置後、2021年7月2日付で本部営業局から首都圏営業推進センターと上記営業センターが首都圏局に移され、「首都圏局営業推進部」となった。
そして地域放送局のセンター制移行に伴い「視聴者リレーションセンター」に改組したが、他の拠点局に於いて行われる視聴者対応やイベント関係は引き続き本部レベルでの対応となったため、受信料関係のみの取扱いである。また拠点整理も行われ、旧上野センターが廃止され中央センターに統合された上で、出先機関の旧営業センターは「視聴者リレーションセンター」のオフィスに改組された。
NHK放送センター管轄のカメラ。
この節の加筆が望まれています。 |
NHKでは受信報告書を送付した場合、基本的に全国で受信できて当然であるという観点からベリカードを発行することは原則として行っていない。そのため、放送センター宛に報告書を送付しても、受信報告のお礼状(ベリレターのこと。確認証を出していないという旨の説明書きがある)と、番組宣伝のポストカード(大河ドラマ、連続テレビ小説など)、NHKワールド・ラジオ日本の番組表などの資料が送られる。
ただし、中波ラジオのラジオ第1・第2放送を受信して菖蒲久喜ラジオ放送所へ報告書を出した場合は独自のベリカードを発行する場合がある(放送センター宛に報告書を送付した場合は菖蒲久喜ラジオ放送所へ一旦転送された後に当ラジオ放送所から発送する場合もある)。また衛星放送初期の頃は衛星放送局あてに送付すれば、やはり衛星放送独自のベリカード(放送衛星の図形と周波数が記載)を発行していたことがあったが、現在は衛星放送のベリカードは発行されていない。
職制上は「メディア総局アナウンス室」が正式名称となる。
職制上は「メディア総局ラジオセンター」が正式名称となる。
主に午前午後の関東地方向けニュースや気象情報、かつては株式市況、気象通報も担当した。
★ことばコミュニケーションセンター所属者
職制上は「NHK財団 放送研修センター」が正式名称となる。
2023年4月1日付でNHK傘下の一般財団法人の再編が実施され、NHKサービスセンターなどと合併し「NHK財団」が発足した。
男性
女性
職制上は「G-media出向」が正式名称となる。
関東甲信越地方が対象。
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