略歴
2006年、13歳の時に芸能界入りしテレビドラマ『新宿の母物語』で俳優デビュー。小学生の時にドラマ『WATER BOYS』に感動したことがきっかけで同作に興味を持ち、主演の山田孝之に憧れを持つ。映画『バッテリー』のオーディションに合格後、共演した林遣都が山田と同じ所属事務所だったことから関係者に直談判し、スターダストプロモーションと契約に至った。山田孝之とは後に映画『MONSTERZ モンスターズ』『50回目のファーストキス』などで共演を果たしている。
2007年にはNHK大河ドラマに初出演し、2008年映画『那須少年記』ではオーディションを経て主演に抜擢され、劇中でナレーションにも挑戦した。それ以降、多くの映画やドラマ、CM、舞台などで活躍の場を広げる。
2014年、第6回TAMA映画賞にて菅田将暉と共に最優秀新人男優賞を受賞する。
2015年、桑村さや香脚本によるオリジナル月9ドラマ『恋仲』で主人公の友人役を担当。最終話ではTwitCastingに参加、ネット上で話題になった。ツイキャスがテレビ番組と連動するのは当時初の試みであった。
2016年、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で、ゆとりモンスター・山岸ひろむを演じた。インタビューで脚本家の宮藤官九郎は太賀の好演により山岸のキャラクターを成立できたと述べている。
同年7月クールにはTBS系ドラマ日曜劇場『仰げば尊し』で、パンチパーマにヒゲがトレードマークのアロハシャツを着こなす個性的な役を演じて大きな反響を得た。また、芸歴10年の節目にあたり「なかなか認められず苦しかったが段々と色々な役を通じて知ってもらえて有り難い、ここからがスタートだという気持ちもある」と胸中を明かしている。中川龍太郎監督の実体験に基づいた映画『走れ、絶望に追いつかれない速さで』で主演を務め、難役について太賀は「監督を見ていて、僕も作品のなかで戸惑いながら精いっぱい生きていけたらいいと思って、全力でやった」と撮影後に明かした。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最高賞に次ぐ審査員賞を受賞した『淵に立つ』に出演。深田晃司監督は太賀の演技に関して「受容性がある」と高く評価しており、脚本はあて書きをしたと語っている。 第38回ヨコハマ映画祭にて最優秀新人賞を受賞。
2017年、テッペン! 水ドラ!!『レンタルの恋』で恋に落ちる大学生をコミカルに演じ、クレジット順においては連続ドラマ自身初となる2番手起用された。ゆとりですがなにかスピンオフドラマ『山岸ですがなにか』では主演を経て、撮影時における苦労話や山岸ひろむを演じるに当たりモデルとなった後輩の存在がいたことが明らかになった。NHKドラマ『1942年のプレイボール』で主演。撮影前には共演の勝地涼、斎藤嘉樹、福山康平と4人でホテルで合宿し、共に4兄弟役を務める俳優同士絆を深めたという。
2018年、深田晃司監督の『海を駆ける』ではクランクインの2か月前からインドネシア語を勉強し、ディーン・フジオカから食事方法などの所作を教わり、撮影現場では太賀マンジャ(あだ名)と呼ばれマスコット的な存在だったという。また、福田雄一監督が初めて手がけるラブストーリー『50回目のファーストキス』に出演し、太賀のアドリブを見た福田が台本を新たに書き変え、福田組の常連である佐藤二朗、ムロツヨシからも称賛を受け、撮影中は筋トレなどをして役作りに励んだ。
2019年6月24日より芸名を「仲野太賀」に改める。本名の"中野"と、「"仲間"との出会いが俳優人生の財産である」と実感したことから「仲野」の表記を選んだという。
2020年、山里亮太(南海キャンディーズ)原作『あのコの夢を見たんです。』テレビ東京系にて、山里亮太本人役で民放ドラマ初主演。
2022年2月、エランドール賞新人賞を受賞した。11月14日、日々の出来事をSNS代わりに発信する自身初となるポッドキャストがニッポン放送企画・制作のもとAudibleで配信開始(毎月第2・第4月曜日19時頃更新)。また、優良なPodcastコンテンツを発掘し応援する日本初の大規模アワード「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS」にてベストパーソナリティ賞に仲野太賀のポッドキャストがノミネートした。
2023年3月18日、『仲野太賀のPodcast』が「第4回 JAPAN PODCAST AWARDS」授賞式でベストパーソナリティ賞を受賞。
人物
- 父・中野英雄との親子関係は良好であるが、父の過去の出演作品はほとんど見ない。その理由は「演技が似てたら嫌じゃないですか」と述べている。
- 『いい旅・夢気分 家族で行きたい!夏のおすすめ旅 6選』(2005年6月15日、テレビ東京)に親子で出演。また、『FILM FACTORY チョコレートのある生活』(2007年4月9日 - 30日、テレビ東京)では、父・英雄が監督・脚本に挑戦した短編ドラマ作品に出演している。
- 尊敬している役者は山田孝之。
- 趣味はカメラ。幼い頃からカメラが好きで、初めて手にしたコンパクトデジタルカメラはお年玉で購入。フイルムカメラも愛用している。2016年9月にリニューアルされた東京都写真美術館を訪れており、写真家の川島小鳥と2016年9月21日-2017年1月20日までコラボ連載し、太賀の日々変化してゆく表情を約1年間にわたり撮影した私家版写真集「道」に因んだ写真展が開催された。2017年5月19日に『CUT』でカメラマンデビューを果たし、10月19日11月号より連載がスタートする。
- 2017年に雑誌の企画で人間ドックを受診した際に正しい血液型がA型と判明した。
- 兄がいる。
出演
テレビドラマ
ウェブ配信
映画
短編映画
ラジオドラマ
ラジオ番組
- 仲野太賀のPodcast(2023年11月14日 - 、Audible)
舞台
- EBiDAN(恵比寿学園男子部)(2010年8月27日 - 29日、恵比寿エコー劇場) - トオル 役
- 国民傘-避けえぬ戦争をめぐる3つの物語-(2011年1月20日 - 2月13日、下北沢ザ・スズナリ)
- シダの群れ 純情巡礼編(2012年5月4 - 27日、シアターコクーン) - 吉岡 役
- 八犬伝(2013年3月8日 - 4月14日、東京 / 地方) - 犬江親兵衛 役
- 殺風景(2014年5月3日 - 6月2日、東京 / 大阪) - 大場順 / 丸山正二 役
- HISTORY BOYS(2014年8月29日 - 9月21日、東京 / 大阪) - ポズナー 役
- 結びの庭(2015年3月5日 - 4月12日、東京 / 地方) - 近藤未來 役
- 朗読劇「不帰の初恋、海老名SA」(2017年9月8日、テアトル新宿) - 玉埜広志 役
- M&Oplaysプロデュース「流山ブルーバード」(2017年12月8日 - 12月27日東京公演・本多劇場 / 2018年公演 島根、大阪、広島、静岡、東京・大田区)
- M&Oplaysプロデュース「二度目の夏」(2019年7月20日 - 8月12日東京公演・本多劇場、8月17日-18日福岡公演、20日広島公演、22日静岡公演、24日-25日大阪公演、27日-28日名古屋公演、9月1日神奈川公演) - 北島謙吾 役
- 坂元裕二 朗読劇2021『忘れえぬ 忘れえぬ』、『初恋』と『不倫』(2021年4月13日 - 25日、よみうり大手町ホール)
- 岩井秀人(WARE)プロデュース 第6回「いきなり本読み!」(2021年6月4日、ユーロライブ)
- M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」(2021年10月22日 - 11月14日東京公演・本多劇場、11月18日宮城公演、20日 - 21日大阪公演、 23日島根公演、 25日山口公演、28日熊本公演、30日広島公演、12月4日 - 5日愛知公演) - シド(主演) 役(勝地涼とW主演)
- ウーマンリブ Vol.15「もうがまんできない」(2023年4月14日 - 5月14日、本多劇場・2023年5月18日 - 5月31日、サンケイホールブリーゼ)
- M&O playsプロデュース「峠の我が家」(2024年10月25日 - 11月17日、本多劇場) - 主演
ドキュメンタリー番組
- 映画監督 深田晃司、海を渡って見えたもの(2016年9月24日、メ〜テレ) - ナレーション
- NHKスペシャル
- 「人体Ⅱ遺伝子 第1集 あなたの中の宝物“トレジャーDNA”」(2019年5月5日、NHK総合) - 語り
- 「人体Ⅱ遺伝子 第2集 “DNAスイッチ”が運命を変える」(2019年5月12日、NHK総合) - 語り
- 「人体vsウイルス 驚異の免疫ネットワーク」(2020年7月4日、NHK総合) - 語り
- 「性暴力 “わたし”を奪われて」(2022年6月19日 再放送2022年6月23日、NHK総合)- 語り
- 「戦禍の国のキックオフ 〜サッカーが映すウクライナのいま〜」(2022年12月10日 再放送2022年12月14日、NHK総合) - 語り
- カラフル!スペシャル「見とってヨ!オレの飛ぶとこ!回るとこ!」(2019年12月23日 2020年1月4日再放送、Eテレ) - ナレーション
- 日本ダービー 栄光への軌跡(2020年5月30日、テレビ東京) - ナレーター
- スポーツ×ヒューマン 「君の坂道を登れ 全力で 漫画家・渡辺航とチーム“弱虫ペダル”」(2021年1月11日 再放送2021年1月15日、NHK BS1・再放送2021年1月19日、NHK総合) - 語り
- テレメンタリー「となりにいる 〜大学生が向き合う再犯防止〜」(2023年1月21日、テレビ朝日) - ナレーター
- 森の王 森の声 〜遊動の民ラウテ〜 (2023年3月25日、NHK BSプレミアム) - 語り
CM・広告
- 拓人 スクールIE(2007年 - 2011年)
- ミツカン 金のつぶ(2008年 - 2009年)
- NTT docomo
- ラウンドワン(2010年 - 2011年)
- ロート製薬 OXY(2011年 - 2013年)
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- メルカリ フリマアプリ「本当は欲しかった篇」「プレゼントの行方篇」(2017年3月 - 2022年)
- コロナビール Corona Extra(2017年9月 - )
- 吉野家
- 新麦とろ牛皿御膳(2018年6月 - 2019年)
- 牛すき鍋膳(2018年10月31日 - 2019年)
- パーソルキャリア doda(デューダ)
- 「デューダ子、求人検索篇」(2018年10月25日 - 2020年5月31日)
- 「父とぼくと、デューダ子篇」(2019年5月6日 - 2020年5月31日)
- 「父からの助言」篇「悩める息子」篇(2019年6月6日 - 2020年5月31日)
- 東京ステーションシティ「はじまりは、ここからだ!篇」(2019年3月29日 - 2020年4月1日)
- ザ・ノース・フェイス「ON THE ROAD」(2019年4月1日 - )
- ミクシィ「モンスターストライク【春のモンまつり】ラスト一撃篇」(2019年)
- ティファニー×ゼクシィ「TIFFANY BLUE」(2019年10月31日 - 2020年4月30日)
- 大日本除虫菊 金鳥 虫コナーズ「無防備」篇・「初めてぶらさげた人」篇 (2020年4月5日 - ) - 長澤まさみと共演
- 日本マクドナルド ちょいマック ヤッキー 「木村氏、後輩と」篇(2021年1月 - 2021年4月12日)- 木村拓哉と共演
- カカオピッコマ ピッコマ アメハナカラス
- 「アメハナカラス」篇 第1話(2021年4月29日 - 2022年4月28日)- 有村架純、アイナ・ジ・エンドと共演
- 「アメハナカラス」篇 第2話(2021年5月3日 - 2022年4月28日)- 有村架純、アイナ・ジ・エンドと共演
- 「アメハナカラス」篇 第3話(2021年6月23日 - 2022年4月28日)- 有村架純と共演
- アサヒビール アサヒ ザ・リッチ
- 「Welcome」篇(2021年6月18日 - 2022年6月17日) - 竹野内豊、北大路欣也、長澤まさみと共演
- 「夏のザ・リッチ」篇(2021年7月6日 - 2022年6月17日) - 竹野内豊、北大路欣也、長澤まさみと共演
- 「リッチなのにスイスイ」篇、「リッチなのに飽きない」篇 (2021年9月3日 - 2022年6月17日) - 竹野内豊、北大路欣也、長澤まさみと共演
- 「ふだんの夜を、ちょっとリッチに。竹野内さん」篇(2022年1月18日 - 2022年6月17日) - 竹野内豊、北大路欣也、長澤まさみと共演
- 「出会えてよかった。」篇、「私、好きなんです。」篇、「じっくり見つめる。」篇(2022年2月21日 - 2022年6月17日) - 竹野内豊、長澤まさみと共演
- 任天堂 メトロイド ドレッド(2021年9月24日 - 2022年) - 落合モトキと共演
- マイナビ マイナビ・マイナビ転職「やめるの、やめた」編(2022年1月12日 - ) - 山本舞香、岡部大(ハナコ)と共演
- 餃子の王将
- 2022年(3月26日 - 3月24日)
- 「美味しい力」篇
- 「シズル餃子」篇
- 「シズルラーメン」篇
- 「テイクアウト」篇
- 「主婦」篇(語り)
- 2023年(3月25日 - ) - 桜田ひよりと共演
- 「おいしい力 2023」篇
- 「忘れられない中華そば」篇
- 「餃子の歌」篇
- 「ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」篇
- ソフトバンク
- 「SPY登場」篇(2022年9月8日 - ) - 西島秀俊と共演
- 「唇を読め!iPhone」篇(2022年9月16日 - )
- 「SPYマネキン」篇(2022年10月8日 - )
- 「SPY潜入」篇(2022年11月12日 - )
- ソフトバンクWEB
- 「助けて!パワフルルーターZ」(2019年3月29日 - 2020年4月1日)
- SPYの報告「誕生日の秘密」篇(2022年9月26日 - )
- SPYの報告「買い物の秘密」篇(2022年11月01日 - )
- サントリー「-196℃ 瞬間凍結」
- 「イチキューローうまい」篇(2023年3月25日 - ) - ラランド サーヤと共演
- 「イチキューローひゃっこい」篇(2023年7月24日 - )
- 「ムトゥ踊る無糖レモン」篇(2023年10月9日 - )
MV・PV
連載
- OZmall【毎日更新】写真家・川島小鳥 + 俳優・太賀「大人への旅」(2016年9月21日 - 2017年1月20日、スターツ出版)
- CUT「菅田将暉と太賀の夢で逢えたら」(2017年11月号 - 2019年7月号、ロッキング・オン)
- 「菅田将暉と仲野太賀の夢で逢えたら」(2019年8月号 - 、ロッキング・オン)
- EYESCREAM「橙 dai-dai」(2018年11月号 - 、スペースシャワーネットワーク)
- GINZA 短期集中連載「いい男って、なんですか?」(2019年1月号 - 3月号、マガジンハウス)
受賞
脚注
外部リンク
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