後藤 久美子(ごとう くみこ、1974年3月26日 - )は、日本の女優、モデル、タレント。愛称はゴクミ。東京都杉並区出身。スイス・ジュネーブ在住。オスカープロモーション所属。
ごとう くみこ 後藤 久美子 | |
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第32回東京国際映画祭にて(2019年) | |
本名 | 後藤 久美子 |
生年月日 | 1974年3月26日(50歳) |
出生地 | 日本 東京都杉並区 |
身長 | 161cm |
血液型 | O型 |
職業 | 女優、モデル、タレント |
活動期間 | 女優 1984年 - 1995年、2019年 - モデル・タレント 1984年 - |
配偶者 | ジャン・アレジ (1996年 - ) |
著名な家族 | エレナ・アレジ・後藤(長女) ジュリアーノ・アレジ(長男) |
事務所 | オスカープロモーション |
公式サイト | 公式プロフィール |
主な作品 | |
映画 『男はつらいよシリーズ』 テレビドラマ 『ママはアイドル!』 『太平記』 |
杉並区立大宮小学校、杉並区立大宮中学校、多摩大学附属聖ヶ丘高等学校卒業。小学校5年生のときからモデルを始め、1986年、NHKの『テレビの国のアリス』のヒロイン役で女優デビューする。第24回ゴールデンアロー賞 放送・新人賞を受賞。翌1987年、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』にドラマの主役・伊達政宗の妻・愛姫の少女時代役で12歳の子役として出演し、現在もNHK大河ドラマ史上最高視聴率である『独眼竜政宗』の「政宗ブーム」も後押しし、美少女ブームである「ゴクミブーム」が起きた。この成功をきっかけに所属芸能事務所オスカープロモーションは同1987年から美少女オーディションコンテストである「全日本国民的美少女コンテスト」の開催を開始し、同コンテストから米倉涼子などの人気女性芸能人多数が誕生し、オスカープロモーションの代名詞となった同コンテストは2017年まで30年間続いた。「ゴクミ」の流行語は、同1987年12月の『新語・流行語大賞』の流行語部門で銅賞に選ばれた。
映画出演作に『男はつらいよ』(松竹)、『ラブストーリーを君に』(東映)、『ガラスの中の少女』(東映)、『シティーハンター』(アメリカ・香港合作)などがある。『男はつらいよ』シリーズには、6回に渡り同役で出演し、実現しなかった第49作『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』にも出演が予定されていた[要出典]。
1995年にフランス人F1レーサーのジャン・アレジと交際を始める。当時アレジには既に妻子があったが離婚調停中であった。その後、前妻との離婚が成立し、1996年に後藤は渡仏しアレジと同居を始める。2022年現在も婚姻手続きはとっておらず、「事実婚」の夫婦である。アレジは前妻との間に1人、後藤との間に3人の実子がいる。
渡仏後は妻としてまた母としての生活を重視し、年に1〜2本のCM出演や女性ファッション誌の表紙モデルなどを中心に活動。子供の教育のためにフランスからスイス・ジュネーヴに豪邸を建築して移住し、現在も在住しているが、パリやニューヨーク、モナコなどにも邸宅を所有している。
2012年1月には事務所の後輩である武井咲と対面し話題を呼んだ(なお、武井はこの対面を“夢の対面”と感じたという)。
2018年10月31日、23年ぶりに女優復帰を発表。2019年12月公開のシリーズ50作目になる『男はつらいよ お帰り 寅さん』でスクリーン復帰。当初はこの映画のみの特別な女優復帰とされていたが、2024年1月3日放送の『顔』にも出演を発表。テレビドラマ復帰を果たした。
サバサバした性格で落ち着きがあり、少女時代からハッキリとものを言うタイプであり、当時の記者会見などでも笑顔をみせず素っ気なく答える姿がたびたびバッシングの的にされていた。時折マスコミに対する発言で物議を醸した。『ゴクミ語録』という書籍も出版されている。本人曰く「協調性がない分、孤独でも順応性が高い」。中学生当時はその協調性のなさや、脚本にケチをつけるプライドの高さから、共演者やスタッフとの軋轢や批判を生んだようで、現在はそれが外国生活に活かされているとのこと。
芸歴は長く、前出のとおり小学校の頃からモデル活動を行っていた。同時期から活躍していたのは宮沢りえで、同学年ということもあって仲が良く、また良きライバル関係でもあった。宮沢とは11歳の頃、『キットカット』のCMで共演した。
1987年3月18日にはレコードデビューも果たしている。デビュー曲の「teardrop」はオリコン最高3位を記録するが、彼女自身が歌手活動にあまり意欲を示さなかったためか、[要出典]程なく女優業に専念することになった。1987年4月の『ザ・ベストテン延長戦』でランキング(11位)に登場するが、労働基準法(15歳未満の就労時間の問題)の関係で出演できなかった。
順調に芸歴を重ね、このままオスカープロモーションの看板女優になると思われた矢先、妻子のあるジャン・アレジとの交際が発覚した。アレジの離婚成立後、アレジと実質的に結婚した。1996年に渡仏し、以後の芸能活動は女優業を休止し、海外在住のまま行える雑誌グラビアやCMに出演する程度となり、その他の仕事はどんなにギャラを積まれても受けないスタンスであった。
その後3人の子供(1996年に長女、1999年に長男、2007年に次男)を儲けた。フランス人のアレジと後藤の間に生まれた子供たちはハーフであることから、日本での差別やイジメの可能性を考慮し、外見を気にしないでのびのびと生活出来る環境で育ってもらいたいとのことで、スイス・ジュネーブに移住した。
アレジと共にフランスにもある自宅で広大な土地を利用し、ワインの生産を行っている。このワインは、ヨーロッパでも高く評価されている。
F1引退後のアレジの総資産は400億円以上と言われており、各地(パリ、モナコ、ロサンゼルスなど)に別荘を持ち、家事を一切しないという生活をしていることが娘のテレビ出演時に語られている。
娘のエレナはモデルであり、2017年に世界的な名家の令嬢しか招待されないと言われる社交界にデビュー。後藤もアレジと共にパーティに出席したことがメディアで報道され、華やかなセレブ生活が話題となった。
小麦色の肌と引き締まったスレンダーな体格を特長にしており、かつては「国民的美少女」と呼ばれていた。
子役から10代前半のブレイク時は少女体型で華奢であったが、雑誌『週刊プレイボーイ』ではセミヌードを披露。『たかの友梨ビューティクリニック』のCMで披露した小麦色の肢体は注目を集めた。
1986年9月に刊行された雑誌『CAPA』ではだぶだぶのスーツにサスペンダーを着用するなど男性風の格好を披露している(撮影は篠山紀信)。
2017年には娘のエレナの芸能界デビューに伴い久々に公の場に姿を見せ、20歳の子供がいるようには見えないその美貌が再び各メディアに注目された。
女優としての復帰はないとされていたが、2019年、23年ぶりに女優として映画出演することになる。その理由として「ジュネーブの自宅に山田洋次監督から長いお手紙が届き『新作を作りたい。どうしても君が必要だ。どうにか考えてもらえないだろうか』と書かれていた」と、熱烈な出演依頼があったことを明かした。手紙からは「山田監督の(『男はつらいよ』)シリーズに対する大きな愛情と、『新作を撮りたい』という情熱をひしひしと感じた」とし、「読み終える頃には、引き受けるか否かを私が考慮する権利すらないのではないかとの思いに至った」と出演を受け入れた心境を説明した
2020年1月には、映画のプロモーションを兼ねて滅多に出演することのないトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)や『サワコの朝』(TBS系列)での貴重なトークとその美貌が話題を呼んだ。
中でも、異例とも言える地方番組『おとな旅あるき旅』(テレビ大阪)への出演は、交友のあるナビゲーター三田村邦彦からのたっての願いで実現した。2人は20年以上前にドラマで親子を演じており、その当時からほとんど容姿が変わらないことや、スッピンに近い状態で出演したことが話題となった。
一時期(約1年間)、アイドル歌手としても活動していた。全て日本コロムビアより発売。
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