『ガンダム無双』(ガンダムむそう)は、2007年3月1日にPlayStation 3向けにバンダイナムコゲームスバンダイレーベルから発売したアクションゲーム。
ジャンル | タクティカルアクション |
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対応機種 | PlayStation 3 [PS3] Xbox 360[X360] PlayStation 2[PS2] |
開発元 | コーエー(ωフォース) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
人数 | 1〜2人 |
メディア | BD-ROM [PS3] DVD-ROM [X360,PS2]) |
発売日 | PlayStation 3 2007年3月1日 2007年8月28日 Xbox 360 2007年12月27日(Xbox 360 プラチナコレクション:2008年10月23日) 2007年8月28日 PlayStation 2 2008年2月28日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:T(Teen) |
売上本数 | [PS3] 約30万本(2009年6月現在) |
その他 | 対応映像出力 NTSC,480p,720p 対応音声出力 Dolby Digital 5.1ch |
海外でのタイトルは、"Dynasty Warriors: Gundam"。
本項では本作以降に発売された他機種移植作、および続編作品についても、それぞれ記述する。
タクティカルアクションの定番ゲームである無双シリーズを開発したコーエー(現・コーエーテクモゲームス)とバンダイナムコゲームスが協力し、ガンダムのキャラクター性に無双シリーズのプレイ要素を融合したソフト。無双シリーズとしては3シリーズ目となる。1機のモビルスーツ(以下MS)で1000機の敵MSを倒すような一「機」当千が実現し、従来のガンダムゲームにない爽快感を追求した作品となった。
『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』などからキャラクターやMSが登場し、プレイヤーはガンダム、シャア専用ゲルググ、キュベレイといったMSに乗り込み、並み居る敵を倒していく。従来の無双シリーズに無い要素として×ボタン(Xbox 360版ではAボタン)でバーニアを吹かして高速移動できる「ダッシュ」が追加されており、スピード感のあるアクションが 可能になっている(従来のシリーズのような馬が存在しない為、広い戦場を長距離移動する為の代替手段でもある。一部機体は変形して効率良く移動が可能)。
本作の成長要素は、従来の無双シリーズを概ね踏襲した上で、キャラクター(パイロット)とMSのレベル(パイロットごとに独立)が別々に存在する仕組みとなっている。また、従来の無双シリーズでの戦場は地上のみだったが、ガンダムシリーズを題材にした本作は地上のみならず宇宙も戦場になる(ただし、3次元軸の見方は地上と同一で、縦方向には移動できず宇宙空間にもかかわらず下方向に重力が発生する)。
メインのゲームモードとなる「オフィシャルモード」ではアムロやカミーユ、シャアといったキャラクターの視点で原作の流れに沿ってストーリーを進めていく。「オリジナルモード」では上記の3作品だけでなく、『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『∀ガンダム』からもMSやキャラクターが参戦し、ガンダムシリーズ計6作品が総出演した荒唐無稽な要素がふんだんに盛り込まれたオリジナルシナリオとなっている(ただし『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』や『モビルスーツバリエーション』の一部機体・キャラクターも登場している)。個々のキャラクターでクリアするとアムロをΖガンダムに乗せたり、シャアをガンダムに乗せたりと他のMSに乗り換え可能になり、自分の好きな組み合わせで戦わせることができる。
パイロットレベルとモビルスーツレベルが設定されており、それぞれ上がると能力値が増加するほか、パイロットレベルはスラスターゲージ、モビルスーツレベルは通常攻撃の段数やSP攻撃が強化される。モビルスーツレベルは機体の習熟度を表す物で、パイロットごと・個々の機体ごとに分かれている。ある機体のレベルを最大まで上げていても、他の機体に乗り換えた場合はモビルスーツレベルは1から上げる事になる(乗り換え前の機体のレベルは乗り換えても残る)。
パイロットごとにスキルがあり、特殊な効果を持つ(他の無双シリーズにおける装備アイテムと同じような物)。個々のキャラごとにパイロットレベルが上がると1つ取得できる。固有スキルと汎用スキルがあり、固有スキルは最初から1つ所持、一定レベルに達する事でもう一つ取得できる。この2つのスキルはキャラごとに何が付くかが決まっており、付け替えは不可。汎用スキルはパイロットレベルが上がるごとにランダムで取得、4つまで自由に付け替え可能。パイロットレベルが最大に達するとミッションを1つクリアするごとにスキルを1つ取得できるようになり、汎用スキルをコンプリートすると固有スキルも取得できるようになる(この場合の固有スキルは汎用スキル欄にセットする事になる)。固有スキルも取得できるようになると、原作ではオールドタイプだったキャラをニュータイプにするなどの楽しみ方も可能になる。
固有パイロットが乗った機体を撃破すると強化パーツを落とすことがあり、それを付けることで能力値にボーナスが付く。パーツの組み合わせによっては特殊な効果が発揮される事もある。強化パーツは取得したMS専用で他のMSには使い回すことが出来ないが、別のパイロットが取得したパーツでも機体が同じならば使い回せる。
制作が公にされたのは2006年12月下旬で、発表から発売までの期間が異例の短さとなるが、約2年前から開発されていたという。コーエー側の働きかけによって企画が実現した。PS3本体(60GBモデル)とのセットパッケージも同時発売され、特典としてテクニカルFILE・キャラクターFILE・アートカード8枚セットが付属する(発売元はコーエーの子会社コーエーネット)。2007年度日本ゲーム大賞優秀賞受賞。
PS3版は損益ギリギリであったが、ライブラリ統一化の恩恵でPS2版などマルチプラットフォーム移植が容易であったため利益を出すことができた。
※例:PS3版の場合
PS2版でも操作法に大差はない。Xbox 360版もボタンの名称こそ違うが配置は同じ。
他の無双シリーズの無双乱舞にあたるSP攻撃は、従来のシステムと違い、途中で攻撃を中断することはできず、使用後は全SPゲージを消費するが、シリーズの中ではSPゲージがたまりやすい方であるため不便さは感じにくい。
チャージ攻撃は4種類存在しており、おもにビームライフルなどでの牽制が中心となるチャージ1を除き、ダッシュでキャンセル可能。
各マップには、複数のフィールドが存在している。味方フィールドは青、敵フィールドは赤、第三勢力のフィールドは黄色、占拠されていないフィールドは灰色で表記されている。 各フィールドには耐久ゲージが存在しており、敵を撃墜するごとにゲージが減る。ゲージを0にした地点で「制圧」となる。ただしフィールドによっては敵の守備隊長機や敵エース機が現れたり、フィールド内にいた敵エース機が守備に就く場合がある。この場合これを撃墜して初めて制圧したことになる。 ミッションの勝利条件を満たした地点でミッションクリアとなる。 自機の耐久値が0になり撃墜されるか敗北条件を満たした場合ゲームオーバーとなる。 本作には戦艦戦の概念はなく、フィールドに同じゲージが存在しており所属MSを撃墜してゲージを0にすると守備隊長が登場するので、これを倒した地点で「撤退」したことになる。
本ゲームの特徴であるゲームモードのひとつ。プレイヤーキャラクター全16人(『Special』では+2機の18人)が謎の惑星を舞台に作品の枠を超え、様々な理由から共闘、敵対し、目的を達成していく。
初期状態では3人(『Special』では武者ガンダムを加えて4人)だが、ゲームをクリアしていくことによって、使用可能キャラクターが増えていく。
キャラクター達は何人かのグループに分かれており、そのグループによって大まかなストーリーが決まっている。
ある時、地球に接近する惑星が現れる。地球との衝突を避けるため、各ガンダム世界のキャラクター達が惑星の調査へ向かう。その惑星では、「すべての勢力を統一した者にすべてを可能にする力が与えられる」という伝説があり、その力をめぐり日夜戦いが繰り広げられていた。
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※; その他 |
2007年12月27日にXbox 360版として発売。
ジャンル | タクティカルアクション |
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対応機種 | PlayStation 3[PS3] Xbox 360[360] PlayStation 2[PS2] |
開発元 | コーエー(ωフォース) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
人数 | 1〜2人 |
メディア | BD-ROM[PS3] DVD-ROM[360,PS2] |
発売日 | 2008年12月18日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:T(Teen) |
売上本数 | 70万本 |
その他 | 対応映像出力 NTSC,480p,720p 対応音声出力 Dolby Digital 5.1ch |
2008年12月18日、PS3・Xbox 360・PS2での3ハード同時発売。参戦作品は前作のPS2版の作品に加えて『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動戦士ガンダムF91』、『機動戦士Vガンダム』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』などの作品に登場するキャラクター、MSが追加された。また、大型機や戦艦を除いた全ての登場MSを操作できるようになった。さらにPS3・Xbox 360版のみオリジナルミッションがダウンロード出来るようになった。PS2版はPlayStation BB UnitのHDDにインストールすることでロード時間を短縮できる。無双シリーズ初のトリプルプラットフォームでもあり、更に海外版はオンラインモード対応である。
海外でのタイトルは、"Dynasty Warriors: Gundam 2"。
オフィシャルモードとミッションモードの二種が存在し、オフィシャルモードでは、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム(劇場版を含む)』『機動戦士ガンダムΖΖ』『逆襲のシャア』の物語を再現したストーリーモード。これに対し、ミッションモードは、全作品のキャラクターが入り混じり各作品のネタを元に構築されたパロディーシナリオとなっている。シリアスなものからギャグまで多種多様なシナリオが混在しており、本家無双シリーズに近いものとなっている。各キャラクター毎のストーリーミッションと、全キャラクター共通のフリーミッション・コレクションミッション・フレンドシップミッション・エクストラミッションが存在する。各キャラクターには友好関係が存在し、戦闘内容の如何によって変化する。友好度によって新たなミッションやキャラクターが登場する。
ミッションモードでは一部ミッションを除いて、敵味方パイロット、ステージ、ステージの時間帯、ミッション中に発生するイベントがランダムで決まる。これにより、同じミッションでも毎回違った展開になるが、発生するイベントのバリエーションにもある程度のパターンがあるため、やり込んで行くとどのミッションを選んでも似たような展開になってしまうという弊害も生まれている。
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ジャンル | タクティカルアクション |
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対応機種 | PlayStation 3[PS3] Xbox 360[360] |
開発元 | コーエーテクモゲームス(ωフォース) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
メディア | BD-ROM[PS3] DVD-ROM[360] |
発売日 | 2010年12月16日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:T(13歳以上) |
売上本数 | 46万本 |
その他 | 対応映像出力 NTSC,480p,720p 対応音声出力 Dolby Digital 5.1ch |
2010年12月16日発売。前作までとは異なり、PS2版は今作では発売されない。前作までのフルCGによる描写からセルアニメを意識したCG描写へと変更された。開発がスタートしたのは2009年の夏頃。
海外でのタイトルは、"Dynasty Warriors: Gundam 3"。
参戦作品は前作までの作品の他、『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』、『機動戦士ガンダムUC』、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』、『機動新世紀ガンダムX』が追加されている。これにより『機動戦士ガンダムSEED』を除くTVシリーズ作品が今作で全て登場する。 前作では海外版のみだったオンラインモードを追加(4人同時の協力プレイが可能)。 本作のストーリーモードは完全オリジナルストーリーとなっており、原作再現要素は「ヒストリーミッション」でサポートされている。全ての作品のストーリーが網羅されており、一部作品では専用のセリフやムービーも入るが、登場キャラが少ない作品の再現度は低い。
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ジャンル | タクティカルアクション |
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対応機種 | PlayStation 3[PS3] PlayStation Vita[PS Vita] |
開発元 | コーエーテクモゲームス(ωフォース) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
メディア | BD-ROM[PS3] カード[PS Vita] |
発売日 | 2013年12月19日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
前作『3』のセルアニメ調から再びフルCGの表現になり、『デッド オア アライブ5』や『真・三國無双7』など、近年のコーエーテクモで見られる装甲の汚れや本作ならではの塗装落ちも表現として取り入れられている。さらに前作は完全オリジナルストーリー中心をメインとしていたが、本作では『2』以来のオフィシャルモードが復活し、『1st』『Z(劇場版)』『逆襲のシャア』『UC』など宇宙世紀だけでなく、『SEED』と『SEED DESTINY』のCE(コズミック・イラ)の世界観も再現され、キラ・ヤマトやシン・アスカを中心に追体験できる。120体以上のMSが参戦、新機体、MAも操作可能。海外でのタイトルは、"Dynasty Warriors: Gundam Reborn"。
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