優希 比呂(ゆうき ひろ、1965年2月13日 - )は、日本の男性声優。フリー。東京都大田区蒲田出身、千葉県育ち。旧芸名は結城 比呂(読みは同じ)。本名の露崎 照久(つゆざき てるひさ)の名で活動していたこともある。
ゆうき ひろ 優希 比呂 | |
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プロフィール | |
本名 | 露崎 照久(つゆざき てるひさ) |
性別 | 男性 |
出身地 | 日本・東京都大田区蒲田、千葉県 |
生年月日 | 1965年2月13日(59歳) |
血液型 | B型 |
職業 | 声優 |
事務所 | フリー |
公称サイズ(時期不明) | |
身長 / 体重 | 163 cm / 50 kg |
活動 | |
活動期間 | 1988年 - |
デビュー作 | 売り子A (『シャーロックホームズ 赤の怪事件』) |
幼稚園の頃まで東京都大田区蒲田にいて、その後、千葉県に引っ越す。
子供の頃の夢は東京都にいた時から家は八百屋をしていたため、家を継ぐ、父親のあとを継ぐというのがまず一つの夢で、もう一つの夢は日本国有鉄道の京浜東北線の運転手になりたかったという。
千葉県に引っ越してからの小学生の頃に木の実ナナ、細川俊之による『ショーガール』をテレビの劇場中継を見て「楽しそうだな」と強く印象を持って役者を志す。中学生の頃には「この道へ進みたい」と考えていたが、中学高校時代は演劇部も放送部がなく「大学へ行ったら必ず」と考えていた。高校は元々、機械いじりなど、図面を引くのが好きで、工業高校に進学。
高校生の時に一度だけ、渋谷エピキュラスで舞台を見ていた。そこに出演していた役者の中に水島裕、戸田恵子、玄田哲章などの声優が出演しており、そのパンフレット見て、「ああそうか、アニメの吹き替えをやってらっしゃる…アニメの声優が舞台もやるんだ」と知った。その時、「声をあてるなんて大変だろうなー、でも、僕は舞台やるんだから、アニメの声優なんて関係ないや」と思ったという。
大学の演劇部を見学に行ってもピンとこなず、高校卒業後、大学に進学と同時に劇団樹間舎に入団し、舞台俳優として活動。ロシア戯曲等を経験する。初舞台は『イルクーツク物語』。
夢の第一歩が踏み出し、数年間は無我夢中で取り組んでいた。しかしある日、日舞台に立っており、何かつかみどころがなくなってしまった。演出家の言うことが理解できず、演出家がダメ出しをするその価値基準が見えなかった。何でこれが良くて、何でこれがダメなのかわからなくなったという。次第に「どうしたら人に喜んでもらえる芝居ができるんだろうか?」と責任の重さに耐え切れなくなり、芝居の基本からやり直すため、劇団の先輩に相談し、芝居の基本である台詞を勉強するために声優の養成所に入ることを進められる。挫折せずに役者の道を続けることができ、声優というもうひとつの世界が広がったことから2000年時点でもその先輩には感謝しているという。声優デビューはOVA『シャーロックホームズ 赤の怪事件』の吹き替え。声優活動を開始したころは、戸惑いがあり、今まで舞台でしていたことは通用しない世界で、「声優は僕には向かないんじゃないか」と感じていた。「やることなすことすべてが舞台とは違う」と思い、このまま続けられるか不安だったといい、2000年時点でもその不安は持っているという。元々コンプレックスが強く、声優の仕事をし始めて、少し聞きなれるようになった。ないものねだりをしないで、手持ちのものに磨きをかけて、それが客に「受けられるなら、いいのではないか」と思い、その後は磨き力を入れるようになったという。
賢プロダクションを経て、2007年6月1日に、結城比呂から優希比呂と改名し、フリーとして活動している。以後は声優養成所や専門学校で後進の育成にも力を注いでいる。
高音域の声で、二枚目役、善人役、少年役を多くこなす。
初主役でもある『覇王大系リューナイト』にて主役アデュー・ウォルサム役を演じた時には、声の若さから他の声優から新人と誤解されていたことがある。『覇王大系リューナイト』のオーディションに合格した時は呆然としてしまった。演出家にずいぶん厳しく教えてくれたことは感謝しており、無我夢中で体当たりするしかなかった。キャラクターが口を大きくあけて大声で怒鳴っていると、同じように口を大きくあけて体を使って演じることしか考えられなかったという。力の配分ができずに張りきり過ぎてしまい、その結果、案の定、声がつぶれてしまった。病院でのどに筋肉注射のようなものを打ってもらったという。この熱血漢役をくれたのは幸運だったと語る。この新陳代謝のおかげで色々な役を演じてくれており、この番組が叫び水になり、その後は色々なチャンスに恵まれたという。オーディションにはたくさん落ち、落ちるほうが圧倒的に多く、合格したものは片手で済んでしまうくらいの数だった。「声優をやめてしまおうか」とそういう気持ちにはなく、「むずかしいな」とも思っており、「どうやったら役がもらえるのか」と、真剣に考え悩みもしていた。この仕事が好きだったということもあったが、負けず嫌いだったことから「悔しい」という思いが原動力になっていたんだと語る。アフレコの前日の夜は、作品のイメージを当日まで守るために電話の音を消してしまうことがある。
太字はメインキャラクター。
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