ここでは、ウィキペディア日本語版におけるカテゴリの利用方針を示します。カテゴリの機能説明についてはHelp:カテゴリをご覧ください。
この文書はウィキペディア日本語版の方針です。多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきだと考えられています。変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。 |
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カテゴリはウィキペディアの記事の主題別索引を作成するための機能で、主に記事の「分類」と「テーマ」を示すものです。
ここでは、ウィキペディアのカテゴリについて、よくある誤解を解きます。
MediaWikiのカテゴリ機能は、従属関係(概念の上下関係)以外の関係を表現するのには向いていません。概念間の多様な関係を表現するには、ウィキメディアの構造化データを取り扱う姉妹プロジェクトのウィキデータが適しています。
ウィキペディアのカテゴリ体系では、カテゴリの類型は確立されていません。しかし、主に2つの異なるタイプのカテゴリとその組み合わせ、および構造化のためのカテゴリが自然発生的に存在しています。
一般にカテゴリの作成に関係する作業は、
の2段階に分かれています。図書館情報学の用語を借りれば、上記の1.と2.をまとめて、情報資源(記事)の組織化作業ということもできるでしょう。カテゴリはウィキペディアの骨組みの意味を持つとは、このことです。
それぞれ実例を挙げて説明すると、記事「ウィキペディア」や「ジャパンナレッジ」などにCategory:オンライン百科事典を割り当てる作業が索引化、割り当てたCategory:オンライン百科事典を上位のCategory:百科事典やCategory:オンライン情報源などに組み込む作業が構造化に相当します。
ここで注意すべきは、Category:百科事典とCategory:オンライン情報源は、サブカテゴリのCategory:オンライン百科事典を介して、同カテゴリに含まれる記事「ウィキペディア」や「ジャパンナレッジ」を分類しているという点です。ともすれば、サブカテゴリのタイトルに基づいて(内に含まれる項目全体を考慮に入れないで)カテゴライズが行われがちですが、上位カテゴリは下位カテゴリに含まれるすべての記事を間接的に分類しているということを常に心に留めて、親カテゴリ(上層)から子孫カテゴリ(下層)まで一貫したカテゴリの構造化(記事の組織化)を行うように努めてください。
一般的には、新しくカテゴリを作成する場合はカテゴリ作成の指針、既存のカテゴリを整理する場合はカテゴリ整理の指針に従ってください。
特定のテーマに沿う項目の一覧を提供するという点において、カテゴリと一覧記事は類似していますが、下記のとおり両者は性質の異なるものであり、どちらかを作成すれば他方は不要という関係ではありません。一般的には、双方が互いに補完し合うため、並存する価値があるものです。なお、Category:一覧とその下位カテゴリは、一覧記事を集めたカテゴリです。カテゴリの一覧と間違われることが多いので注意してください。
一覧記事 | カテゴリ | |
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ページの内容 | 創作的内容およびコンテクストを伴う
| 創作的内容およびコンテクストを伴わない
|
記載の自由度 | 幅広く表現豊か
| 極めて限定的
|
リストの維持管理 | 通常記事と同様の要領
| 手順の理解と手数が必要
|
上記した特徴の差異について、テーマを同じくする一覧記事とカテゴリの具体例を見比べてみましょう。
ウィキペディアのカテゴリは主として、記事を種類ごとに分け、諸種の件名ないし分類から検索可能とする主題目録的な役割と、現在の各言語版ウィキペディアにおいて、それぞれの記事の所蔵の有無を確認可能とする蔵書目録的な役割の両方を担うものです。したがって、カテゴリの名称・内容・構造は、言語の差異や記事の有無に顕著な影響を受けます。他言語版において作成されているカテゴリを現状の日本語版においても同様に導入することが必ずしも適切であるとは限りません。日本語版において記事が未作成または過少な状況でカテゴリだけ先に用意しても、空のカテゴリを増やしたり、階層構造を乱雑にしたり、他言語版カテゴリの言語間リンクに無用の日本語版カテゴリを表示させたりすることにもなりかねません。カテゴリはむやみに作りすぎないように注意しましょう。
カテゴリを付与する根拠は検証可能でなければなりません。なぜその記事がそのカテゴリに追加されたのか、記事中の検証可能な情報からその理由が明らかであるべきです。そのカテゴリの付与が適切であることが情報源によって示されていない記事を見つけた場合、または記事の内容がそのカテゴリに含められる理由を明示していない場合は、{{Uncited category}}テンプレートを使用してください。
また、カテゴリを付与する際は中立的な観点を維持しなければなりません。カテゴリは、その記事を追加した理由を正当化したり説明したりする注釈や出典を示すことなく、記事ページに表示されます。そのため、編集者はカテゴリを作成する際、あるいはカテゴリに記事を追加する際に、中立的な観点を確保する必要性を意識する必要があります。カテゴリの付与は一般的に異議を挟む余地のないものであるべきです。もしカテゴリの主題が論争を巻き起こしそうな場合は、カテゴリの代わりに(注釈や出典の付記が可能な)一覧記事を作成する方が適切でしょう。ある人物が何らかの罪を犯したことで知られていても、著名な犯罪者として記事中で特筆されるような人物でもない限り、その人物記事を犯罪者のカテゴリに追加するべきではありません(Wiki: 存命人物の伝記§カテゴリの使用についても参照)。
さらに、記事にカテゴリを付与することは、記事の主題を定義付ける特徴を示すことを中心とします。主題を定義付ける特徴とは、人物に対する国籍であったり、場所に対する地理的位置といった、記事の主題について記述する際に信頼できる情報源が一般的かつ一貫して言及している特徴を指します。たとえば、ゴッホについて考えるとき、「オランダ人」と「画家」は彼の定義的な特徴を表しており、これは彼に関する記事の特徴でもあります。なぜなら、この主題に関する信頼できる情報源は事実上すべて、これらに言及しているからです。
わかりやすいカテゴリ名を付けることは、わかりやすいカテゴリを作るための第一歩です。カテゴリには、その主題領域(対象とする範囲)を的確に表す適切な名称を付けましょう。
Wiki: 記事名の付け方#ある記事の子記事を作る場合では、記事およびカテゴリ名において「Category:オークランド_(アメリカ合衆国)出身の人物」のような分類を示す括弧書きを中途に挿入する命名法を推奨していません。同じ国内または複数の国で同一名称の都市が存在する場合は、国ごとに都市カテゴリや州・県・省などの中間自治体のノートでカテゴリ名の扱いを取り決めることができます。
複数の国で同一の地名がある場合は「○○・××の地理」のように「○○」に国名を入れる形を推奨します(プロジェクト等で中間自治体を優先する取り決めがある場合はこの限りではありません)。わかりやすさを優先する場合は、必ずしも正式名称でなく「英」「仏」「NZ」「UAE」のような略号を使用しても構いません。略号を使用する場合は、各々の国のプロジェクトか都市・中間自治体カテゴリ等のノートで事前に合意を得ることを推奨します。
ここでは、主に記事を対象とするカテゴリの作成についての指針を示します。
カテゴリを作成するには、まず、そのカテゴリに記事を追加します。具体的な手順としては、カテゴリに追加したい記事ページの編集画面を開き、テキストボックスの一番下に新しいカテゴリ名(例:[[Category:新しいカテゴリ名]]
)を追加し、編集内容を保存します。すると、記事ページ下部のカテゴリ欄に新しいカテゴリ名が赤リンクとして表示されます。
次に、その赤リンクをクリックすると、カテゴリページの編集画面が開きます。この新しいカテゴリを適切な親カテゴリの下に追加する手順は、記事を追加する手順とほとんど同じで、ページの一番下に親カテゴリ名(例:[[Category:親カテゴリ名]]
)を追加するだけです。最上位カテゴリであるCategory:主要カテゴリ以外のカテゴリには必ず親カテゴリ(上位カテゴリ)を設定しましょう。2つ以上の親カテゴリに属させることもできます。
なお、一度カテゴリページを作成すると、その後でページの改廃を伴う編集(改名・分割・統合・削除)が必要になった場合、所定の提案・依頼の手続きおよび審議が求められることになります。そのため、新しいカテゴリの名称と方向性を未だ決めかねている場合、または新たな系列のカテゴリ一式を一括して作成しようとしているなど、影響が広範囲に及ぶ場合には、作成後の煩雑な手続きや編集方針を巡る争いを極力避けるため、ページを作成する前に適切な場所で、関心を持っている他の利用者に相談することが推奨されます。
なお、カテゴリ名前空間においては、赤リンクのカテゴリページでも、ページが作成済み(青リンク)のカテゴリと同じように記事を追加してカテゴリに含めることが可能です(参考:カテゴリページが存在しないカテゴリ)。この特性を利用して、赤リンクのカテゴリページのプレビューを、リンクを指し示して他の利用者に見せることができます。こうしてプレビューを参考に相談した結果、カテゴリの方向性が明確に定まった後で、正式にカテゴリを命名し、ページを作成するという手順も、有効なカテゴリの工程のパターンです。
#ページを作成するに沿って作成したページは、ウィキペディアの他のページと同様に編集することができます。カテゴリの中心的な主題を表す記事(主記事)が存在する場合は、ページの冒頭にリンクを掲載して誘導しましょう。また、カテゴリのスコープノート(適用範囲の注記)を記述し、周辺カテゴリや類似カテゴリとの違いを区別できるようにしておきましょう。殊にカテゴリの名称は簡潔に命名されることが多いため、与えられたカテゴリ名が多様な解釈を許すものである場合、後々の利用者がカテゴリの取り扱いに苦慮することになるおそれがあります。
特に日本語の助詞「の」は様々な意味合いで用いられ、多くの解釈の余地を残す部分であるため、カテゴリの適正な利用のために適宜、ページの本文で「正当な解釈」を補足説明してやる必要があります。たとえば、「東京都の組織」の場合、この「の」の用法が、地理的に「都内に本拠を置く」の意味なのか、自治体としての「都が設置・運営する」なのか、はたまた「都庁の」を含意するのか、このカテゴリ名から判別するのは困難です。
このような場合、独立した一覧記事で項目の選択基準を記述するのと同じように、そのカテゴリに望まれる内容をページの本文に記述する必要があります。より具体的には、カテゴリに追加する(またはカテゴリから除外する)記事を選択する基準について、カテゴリの適用範囲を(理想的には内包と外延の両面から)明確に定義するものでなければなりません。たとえ、あなたにとっては自明な選択基準であっても、他の利用者、特にそのテーマにあまり精通していない利用者にとっては、明文化された項目の選択基準の記載は大いに理解の助けとなります。Category:高速自動車国道、Category:社会的な称号、Category:正教会の教会、Category:無機化合物などは、スコープノートの模範的な記述例といえるでしょう。
カテゴリの本文には、他のウィキペディアのページ、特に直接のサブカテゴリや親カテゴリとして表示されない他の関連カテゴリや、コモンズのような姉妹プロジェクトにおける同等のカテゴリへのリンクも含めることができます。他方で、曖昧さ回避ページと同様に、カテゴリページは信頼できる情報源の引用や外部リンクを含むべきではないでしょう。
カテゴリの説明を簡単に作成するのに役立つ、様々なテンプレートが開発されています。主なものとしては、「〈主記事名〉に関するカテゴリ。」という簡易な説明文を生成する{{Catmore}}や、関連カテゴリを列挙する{{Catlink}}などがあります。Category:カテゴリページ用テンプレートもご覧ください。
カテゴリページの項目リストでは、項目のページ名またはソートキーの1文字目が見出しとしてインデックス表示されます。カテゴリページ内にカテゴリ目次用のテンプレートを設置すれば、目次のリンクから指定されたインデックス位置にジャンプすることができます。特に、項目数が200件を超える、項目リストが複数ページにわたるような比較的規模の大きなカテゴリでは、カテゴリ目次は有効な手段であり、設置することが推奨されます。
同様に、サブカテゴリも1ページに表示可能な件数の上限は200件までなので、サブカテゴリの数が200件を超える場合、カテゴリに含まれる項目として一度にリスト表示することはできません。また、子カテゴリよりも深い階層にある下位カテゴリは親カテゴリのページにリスト表示されません。これらの場合、すべての下位カテゴリを一覧表示し、閲覧してもらうために、カテゴリページ内にカテゴリツリー表示を追加する方法が推奨されます。カテゴリツリー表示の追加方法については、Help:カテゴリ#カテゴリツリーを参照してください。
カテゴリAからカテゴリBへのリダイレクトは作成しないでください。カテゴリAをカテゴリBへリダイレクトさせても、カテゴリAに含まれる項目がカテゴリBに属することにはなりません。カテゴリの改名・統合の際、カテゴリページを移動すると自動的に作成されるリダイレクトも、忘れずに削除するようにしてください。
このようにカテゴリ間のリダイレクトは意味を成さないばかりか、弊害があります。たとえば、カテゴリを改名した後は、記事の移動とは異なり、旧名のカテゴリはリダイレクトとして残さずに削除されます。ですから、誤って記事を旧名のカテゴリに入れてしまっても、赤リンクとなるので見分けがつきます。しかし、仮にリダイレクトを設置すると、一見して青リンクで見分けがつかないので、わざわざカテゴリページを開いて確認しない限り、誤りに気付く方法がありません。また、旧カテゴリに属するページを調べるためには、リダイレクト元を開くという面倒な作業が必要となります。
ウィキペディアのすべての記事は、少なくとも1つ以上のカテゴリに属させます。ただし、適当なカテゴリが見つからず、当面保留としておくケースがあっても構いません。特定の記事に適したカテゴリが既に存在するかどうかを調べるには、直接キーワード検索するか、類似または関連するテーマの記事に付与されているカテゴリを確認する方法が手っ取り早いです。
ある記事に対してカテゴリを付与する(つまり、カテゴリに記事を追加する)際は、記事の主題「XX」が何であるかについて主題分析します。大抵は、記事の最初の段落の説明文にヒントとなる要素が含まれています。
たとえば、「烏龍茶」は「飲み物」であると考えると、これが第一候補になります。そこで、その名称のカテゴリが存在するかどうかを確かめ、また、その周辺(上位カテゴリ・下位カテゴリ)を確認します。カテゴリ名としては違う名称であるかもしれません(烏龍茶の例では、飲み物を調べると飲料に転送されていて、Category:飲料があることがわかります。さらにサブカテゴリにはCategory:茶、Category:中国茶があり、こちらがより適切でしょう)。同種の記事(烏龍茶の例だと、緑茶や紅茶など他の茶の記事)を調べるのも効果的です。
記事に付与するカテゴリの数が多すぎると、使い勝手が悪くなるので注意しましょう(カテゴリの多いページも参照)。記事の主題に少しでも関連するカテゴリをすべて付与する必要はありません。たとえば、多彩な分野にわたる経歴をもつ人物であっても、カテゴライズされるべき特徴は厳選されるべきです。カテゴリ側からみて本当に必要な記事なのかどうか、その逆はどうか、という双方の視点からカテゴライズの成果を検証することも重要です。また、すべてのカテゴリは階層構造を形成しているので、記事にカテゴリをタグのように付与しないでください。記事に付与すべきカテゴリの適正な数は記事によって異なりますが、これは余分なのではないかと感じたなら、記事のノートでカテゴリの除去について提案・相談してみてください。
なお、通常はリダイレクトページをカテゴリに追加することはありませんが、やむを得ずカテゴリに追加する場合は、リダイレクト先の記事に{{リダイレクトの所属カテゴリ}}を設定してください。
付与するのは妥当でないかもしれないが、記事と関係のあるカテゴリを示したい場合は、関連項目の節に並べるのも一つの方法です。
カテゴリの守備範囲が大きく重なっているなど、候補となるカテゴリが多数あって選びづらいという場合は、カテゴリ自体が過剰に作られている可能性も考えられるため、カテゴリの整理を検討すべきかもしれません。
記事以外の名前空間(Category名前空間は除く)のページは、基本的に記事名前空間用のカテゴリは付与せず、下記のカテゴリ系統下のいずれかに収録してください。ただし、カテゴリのテーマと関連の深いナビゲーションテンプレート、ウィキポータルおよびウィキプロジェクトのページは、百科事典の内容を紹介または案内するページとして、記事用のカテゴリに含められることがあります。このうち、ナビゲーションテンプレートについては、カテゴリの項目としてテンプレートページを追加する代わりに、ナビゲーションの一環としてカテゴリページ内で(長大な場合には折りたたんだ状態で)使用できないか検討してみてください(例:Category:教皇)。これは、記事用に作成されたカテゴリは編集者よりも閲覧者向けにデザインすることを優先するべきとの立場によるものです。
各名前空間ページに付属するノートページについても、基本的に上記と同様にカテゴリには追加しません。また、特に利用者サブページ(利用者サンドボックス)に記事原稿の下書きなどを保存する際、記事用のカテゴリに利用者個人の下書きページが表示されることのないよう、カテゴリの部分は除去するか、コメントアウトするように注意してください。
カテゴリに登録された項目は、カテゴリページ上で自動的に項目名の文字列に基づくUnicode順に配列されます(詳しくはHelp:カテゴリ#項目のソートを参照)。ソートキーを使用すれば、項目名の代わりにソートキーとして入力した文字列に基づき、項目を配列することが可能です。
ウィキペディア日本語版においては、漢字・ひらがな・カタカナなど、複数の異なる文字種がページ名(項目名)に使用されているため、カテゴリ内で項目を五十音順のような意味のある並び順にする上で、ソートキーの指定は、ほぼ必須の条件となっています。ソートキーの記入忘れで項目の配列が乱れることのないよう、日本語の文字を使用して名付けられたページには、デフォルトソートを設定することが推奨されます。なお、デフォルトソートは、ページ下部で最初の[[Category:YY]]
が記載された行の一つ上の行に挿入するのが慣習となっています。
慣例として、ソートキーおよびデフォルトソートは一般にひらがなで読み仮名を記述する方法が推奨されます。仮名遣いは現代仮名遣いに準拠するものとします。その際、濁音・半濁音は清音に、拗音・促音は直音に、長音(音引き)は母音に置き換えて入力します。
|おつくすふおおとたいかくしゆつはんきよく
なお、オ列の仮名に付く長音符に関しては、「う」に置き換える場合と「お」に置き換える場合がありますが、外来語とみなされる語(和製英語などのカタカナ語を含む)では「お」に置き換えるのが主流です。
|ふちゆうし
)。|えるきやひたん
|らかんはねつら
|れみせらふる
上記に加えて、人名のソートキーについては、特に注意を要する事項があります。
|みる しよん すちゆああと
(ミドルネームを末尾に置く例)|けねてい しよん
(ミドルネームを省略する例)|ろいとしよおし てひつと
(複合姓の例)|こたある しやんりゆつく
(複合名の例)|といる ああさあ こなん
|ふおんのいまん しよん
(省略しない例)|とこおる しやるる
(省略しない例)|りんね かある
(省略する例)|せるはんてす みける
(省略する例)和文の項目名には、上記の指針に従ってデフォルトソートを設定します。平仮名の清音のみで構成される項目名には不要ですが、姓名で区切られる人名の場合は必要です。項目名に複数の読み方がある場合は、代表的な読みを一つ選択します。
原則として、欧文のみの項目名にはデフォルトソートを設定する必要はありません。
欧文と和文の混成による項目名のデフォルトソートは、欧文部分は文字をそのまま、和文部分は読み仮名を基本として記入します。
KLMおらんたこうくう
U-17さつかあにつほんたいひよう
ただし、カナによる慣用読み・表記が定着している欧文項目名には、例外的に読み仮名でデフォルトソートを設定する場合があります。
せかいのおわり
なすたつく
ゆうしいしいうえしまこおひい
上記の規則は主として、ページ名が欧文で始まる項目同士が、同一カテゴリ内で不規則な配列位置を取ることを回避するための措置です。記事見出しの読み仮名(WP:LEADYOMIGANA)とは考え方が根本的に異なる点に注意してください。
ソートキーはあくまでもカテゴリ内で項目の配列を一定の並び順に整えるための機能ですので、カテゴリごとの要請次第では、読み仮名の五十音順にこだわらず、様々な工夫の仕方が可能です。以下では典型的な方式をご紹介します。
Category:一般国道|043
とする例 - 2桁以上の数は0
で桁数を揃えるのが要点Category:兵庫県の道の駅|あわし
とする例 - 道の駅の「み」の混雑を回避Category:日本の鉄道駅 う|えの
とする例 - 五十音別に分割されたカテゴリで有効ただし、特殊なルールを設ける場合は、関連するノートで提案して事前に合意を得るべきでしょう。
[[Category:カテゴリ名| ]]
)。主記事は概してカテゴリ名と同名か同義の記事です。また、他にカテゴリの主題と関連が深く重要性の高い記事またはページがある場合は、主記事の次に先頭部に表示されるようにアスタリスクをソートキーに指定しましょう(記入例:[[Category:カテゴリ名|*]]
)。関連の深いウィキポータル、ウィキプロジェクト、一覧記事などがこれに該当します。{{Hoge-stub|あ}}
といったようにスタブカテゴリ用のソートキーを指定できるものがあります。詳細はWiki: 分野別のスタブテンプレートを参照してください。カテゴリBがカテゴリAの下位カテゴリ(サブカテゴリ/子カテゴリ)であるとき、カテゴリAはカテゴリBの上位カテゴリ(親カテゴリ)であるといいます。どのカテゴリもサブカテゴリを含む(つまり、サブカテゴリに「分岐する」)ことができます。カテゴリはディレクトリとは異なり、2つ以上の親カテゴリに属することが可能です。
カテゴリは既存のカテゴリ体系の中に位置づけることによって初めて、一般の利用に供されます。作成したカテゴリをカテゴリ体系に組み込むには、既存のカテゴリの中から親カテゴリとするのに相応しいカテゴリを選んで追加します(追加の手順は#ページを作成するを参照)。たとえば、「日本の作家」は「日本の人物 (職業別)」と「各国の作家」の2つの親カテゴリに属します。もし孤立したカテゴリを見つけたら、適切な親カテゴリを設定しましょう(ただし、階層構造の頂点に位置するCategory:主要カテゴリを除く)。
カテゴリ体系の階層構造についての詳細は、カテゴリの階層関係を参照してください。
カテゴリ同士の上位/下位関係は、クラスカテゴリ同士ならば集合の包含関係、テーマカテゴリ同士ならば概念の包摂関係に基づく親子関係です。下位カテゴリ(子)の集合または概念をP、上位カテゴリ(親)の集合または概念をQとしたとき、それぞれ「PはQに含まれる」という親子関係が成立していなくてはなりません(例:「哺乳類は脊椎動物に含まれる」)。カテゴリ体系の階層構造は、この親子関係の積み重ねで構築される必要があります。注意すべき点として、クラスカテゴリの下位にテーマカテゴリを属させることは、テーマカテゴリに含まれる異なるクラスの記事をクラスカテゴリに混入させる原因となるため、一般的に推奨されません(自らの名を冠したカテゴリも参照)。また、階層化の過程でループ構造(循環参照)に陥らないように注意してください(過去の事例:Category‐ノート:物質#循環参照の回避について)。
ある2つのカテゴリ同士に深い関係があるけれども、互いに上下関係を作らないような場合は、一方を他方のサブカテゴリとはせず、{{Catlink}}を利用するなどして、カテゴリの説明文で関連づけるに留めてください(例:天文家と天文学者)。
項目数の多い大規模なカテゴリは、しばしばサブカテゴリに分割されます。既存の類似するカテゴリを新たに作成した親カテゴリの下に再配置してサブカテゴリとした結果、上位カテゴリを分割した状態になっている場合も同様です。そうしてできたサブカテゴリのうち、親カテゴリの項目を〈取りこぼしなく、被りなく〉区分けするカテゴリのことを(親カテゴリに対する)下位区分を構成するカテゴリと呼びます。たとえば、サッカークラブの記事を大陸別に区分けするCategory:アジアのサッカークラブ、Category:アフリカのサッカークラブ、Category:ヨーロッパのサッカークラブ、Category:オセアニアのサッカークラブ、Category:北中米カリブ海のサッカークラブ、Category:南アメリカのサッカークラブは、Category:サッカークラブに対して「下位区分を構成するカテゴリ」であるといえます。さらに、Category:アジアのサッカークラブを例にとると、同カテゴリはCategory:日本のサッカークラブ、Category:韓国のサッカークラブなど、国別のサブカテゴリに下位区分されています。このように親カテゴリの下位区分を構成するカテゴリを記事に付与する場合、その上位カテゴリも併せて付与する必要は一般的にはありません。つまり、あるサッカークラブの記事にCategory:日本のサッカークラブを付与した場合、Category:アジアのサッカークラブとCategory:サッカークラブを併せて付与する必要はありません。
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区分の仕方は一通りとは限りません。たとえば、楽曲の記事は、作曲家別、ジャンル別、テーマ別、年代別といった異なる基準でサブカテゴリに区分されます。これらは、それぞれの基準ごとに下位区分を構成するカテゴリのグループを作ることになります。異なる区分の仕方がある場合、それらのグループごとにメタカテゴリ(例:Category:ZZ別のYY)を作成して親カテゴリの直下に配置し、個々の下位区分カテゴリはメタカテゴリのサブカテゴリとすると、親カテゴリを使いやすく整頓できます。たとえば、Category:ビートルズの楽曲の場合、Category:楽曲の直下に配置するのではなく、その下にあるメタカテゴリのCategory:各アーティストの楽曲の下に配置することになります。
あるカテゴリをどのような基準で区分するべきかは、含まれる記事の主題特性によって異なります。たとえば、人物記事であれば、国籍、民族、出身、職業、所属団体、活動した時代、生没年などが一般的な区分特性となります。区分の基準はカテゴリページの本文に記します。基本的に記事をいずれかのサブカテゴリに入れることを意図しているカテゴリの場合、ページ本文に{{Category diffuse}}を貼付して、記事を直接そのカテゴリに入れるのではなく、適切なサブカテゴリに入れるよう、編集者に注意を促します。ある記事に付与するのに適切なサブカテゴリがないときには、新たなサブカテゴリを作成するか、暫定的に親カテゴリの直下に記事を収めておくか、あるいは当面の間カテゴリを付与せずにおく判断も妥当な選択肢です。
下位区分を構成するカテゴリ
下位区分を構成しないカテゴリ
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すべてのサブカテゴリが親カテゴリの下位区分を構成するわけではありません。たとえば、Category:映画作品からみたCategory:アカデミー賞受賞作、Category:歌人からみたCategory:小倉百人一首の歌人、Category:哺乳類からみたCategory:哺乳類天然記念物などの場合、下位区分を構成するには「アカデミー賞を受賞しなかった映画作品」、「小倉百人一首の歌人以外の歌人」、「天然記念物ではない哺乳類」といったサブカテゴリ(あるいは、組み合わせるとそれに相当する範囲となるサブカテゴリ群)が必要です。しかし、そういった補集合的なカテゴリは一般的に有用な内容でないので、作成される見込みは極めて低いものでしょう。上記のようなカテゴリを(親カテゴリに対する)下位区分を構成しないカテゴリと呼びます。ある親カテゴリに対しては下位区分を構成しないカテゴリでも、別の親カテゴリに対しては下位区分を構成するカテゴリとなることがあります。たとえば、Category:哺乳類天然記念物はCategory:天然記念物に対しては下位区分を構成するカテゴリになり得ます。
下位区分を構成しないカテゴリの場合、含まれる記事を親カテゴリにも重複して含める場合があります。たとえば、Category:サッカー日本代表選手は、親カテゴリであるCategory:日本のサッカー選手に対して下位区分を構成しないカテゴリであり、サッカー日本代表選手の記事は親カテゴリにも重複して含められます。別の言い方をするならば、下位区分を構成しないカテゴリについて、ある親カテゴリのサブカテゴリだからという理由のみで、その親カテゴリからサブカテゴリに属する記事を除去すべきではありません(ただし、その記事に既に親カテゴリの下位区分を構成するカテゴリが他に付与されているのであれば、もちろん親カテゴリを重複して付与する必要はありません)。このような場合、下位区分を構成しないカテゴリには{{Distinguished subcategory}}を、その親カテゴリには{{Allincluded}}を、それぞれ貼付して編集者に注意を促します。
一方、分類よりも目録としての機能を重視するカテゴリでは、Category:数学に関する記事のように、サブカテゴリに分割しない運用の仕方もあります。このようなカテゴリでは、上位カテゴリと下位カテゴリで内容の重複は起こりません。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテに対するCategory:ゲーテ、ニューヨークに対するCategory:ニューヨーク市のように、主記事と同等の名を持つカテゴリのことを、主記事にとって「自らの名を冠したカテゴリ」(略称:冠カテゴリ)と呼びます。一般に、冠カテゴリはクラスカテゴリのオブジェクト項目(つまり、固有名詞)を主題としたテーマカテゴリです。冠カテゴリには、記事に付与されるカテゴリは付与せず、Category:自らの名を冠したカテゴリ配下のメタカテゴリのみを付与します。その理由を具体例を挙げて説明すると、たとえば、記事「フランス」は、テーマ「ヨーロッパ」に即し、クラス「国」に属する記事なので、Category:ヨーロッパの国に含まれるべきですが、Category:フランスに含まれる記事の多くは、フランスに関連するけれども「国」とは異なるクラスに属していたり、「ヨーロッパ」というテーマから外れるものも含まれていたりするので、Category:ヨーロッパの国にCategory:フランスを含めるべきではありません。もしもこれを含めてしまうと、論理的には、孫カテゴリのCategory:フランコフォニー加盟国に含まれるヨーロッパ以外の国までもCategory:ヨーロッパの国に誤分類することになりますし、さらには、そもそも「国」ですらない子カテゴリのフランス原産の「犬」を誤ってCategory:国の下位に含めることになってしまいます。カテゴリ体系の全体を意識した一貫性および無矛盾性を保つため、このような誤った冠カテゴリのカテゴライズの例を見つけたときは、上述した適切なカテゴリの下に編成し直しましょう。また、主記事に冠カテゴリを付与した場合、両者は同種のカテゴリに属するからといって、主記事側の冠カテゴリ以外のカテゴリを除去しないように注意してください。
次のいずれかまたは複数に該当する場合は、カテゴリの整理を検討しましょう。
通常、整理されて不要となったカテゴリページ、および編集による方法では改善の見通しが立たないカテゴリページ(過剰なカテゴリなど)は、削除依頼を提出することができます。削除依頼サブページでは、削除の方針に則り、削除の是非が厳正に審議され、対処されます。
削除の方針の要件を満たすかどうかは不明だが、削除を検討すべきカテゴリがある場合は、その前段階として削除提案を提出し、他の利用者に意見を求めたり、活用案を見出したりすることができます。
なお、事前の合意に基づく改名・統合に伴うカテゴリページの削除は、依頼・提案のいずれも必要とせず、即時削除の方針が適用され、即時削除されます。
このほか、Category:未使用のカテゴリでは、使用されていないカテゴリ(項目を1件も含まないカテゴリ)が収集されており、事実上、削除にまで至っていないカテゴリページの墓場となっています。使用されていないカテゴリの取り扱いに関しては、日本語版ではカテゴリ部門における削除主義者と包摂主義者の間で意見が分かれており、Category:未使用のカテゴリも利用方針が明確に定まっていません。
一般に、既存のカテゴリを変更したり除去したりすることは、それまでその記事にアクセスできていたルートがなくなることを意味します。このため、新しくカテゴリを付与するよりも、既存のカテゴリを変更・除去するほうが、他の利用者に与える影響は大きくなります。とりわけ、確立されたカテゴリの階層構造やツリーが変わると、それまで容易にアクセスできた記事にたどり着くことが難しくなったりして困惑する人がいるかもしれません。
特に多くの記事にわたって同じようなカテゴリの除去・再分類を行う場合には、事前に提案して合意を形成することが、後々の論争や再修正の手間を避けるためにも望ましいとされます。カテゴリは一般に幅広い記事に影響するものですので、1つの記事やカテゴリのノートで提案して終わりにせず、広く利用者が目にする場所で提案を行ったり、提案を広く告知することが非常に重要です。
カテゴリに関する提案を広く告知し、利用者に議論への参加を促すとともに、カテゴリ整理のノウハウを集積し、中央管理することを目的として、カテゴリの個別的な提案と議論の場所は2023年、プロジェクト:カテゴリ関連/議論に一本化されました。詳しくは、Wiki: カテゴリの提案と議論のガイドラインをご覧ください。
各分野のプロジェクトまたは各カテゴリ系列において、カテゴリの付与や整理の仕方に関する指針が取り決められている場合は、それに従ってください。
この節の加筆が望まれています。 |
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