ウィキペディアでは外部リンクの選び方についての基準を具体的に規定しています。ウィキペディア以外の有益なサイトへのリンクは、記事の内容を補完し、読者の理解を深めることを目的として、最小限に掲載されます。その選び方にもウィキペディアの内容に関する三大方針である中立的な観点、検証可能性、独自研究は載せないが適用され、信頼性の高い情報である必要があります。特定の観点のものだけを掲載することを避け中立的な観点を確保します。本文書でいう外部リンクは、通常は、記事の末尾の外部リンクの節に挙げられます。
この文書はウィキペディア日本語版のガイドラインです。多くの利用者が基本的に同意しており、従うことが推奨されますが、方針ではありません。必要に応じて編集することは可能ですが、大きな変更を加える場合は、先にノートページで提案してください。 |
編集案内 |
---|
記事内容について |
記事を執筆する |
スタイルについて |
#禁止される外部リンクは、著作権を侵害しているサイト、ブラックリストに載った広告サイトです。#何にリンクするかといえば、主題に関する公式サイト、著作権に問題がなければ作品、記事を補完する多くの情報があるサイト、信頼できる情報源といった方針等を満たした水準であるサイトです。直ちに除去されるわけでもありませんが、#掲載すべきでない外部リンクは、記事内容を超えない、販売・広告サイト、直接関連がない、信頼できる情報源の基準に満たない、可読性が悪いなど様々な観点から考慮されます。リンクを禁止しているとか、リンクに許諾が必要といった主張は考慮する必要はありません。
本文書は出典の選び方には言及していません。そのような記事執筆における情報源の選び方については信頼できる情報源を、その表記法は出典を明記するを参照してください。外部リンクとして適切なサイトは、出典として用いることもできるかもしれません。ウィキペディアの記事へのリンク、いわゆる内部リンクについては、記事どうしをつなぐを参照してください。
まずはじめに考慮すべき基本的な考え方は以下のとおりです。
これらの目的を達成するために、以下で具体的な基準を記述します。
次のような外部リンクは、ウィキペディア上のどの名前空間でも例外なく排除されます。
次の項目のサイトは、出典を明記するなどの観点から、記事の質、また読者の理解を高めることに資する出典や資料とする目的であれば、記事の外部リンク先に含めることが出来ます。大切なのは、情報の信頼性、検証可能性など、リンク先の内容の質や、似たような外部リンクをいくつも掲載しないことなど、上記「基本的な考え方」の各項目について慎重に吟味することです。
考慮に値するの第1項については、#掲載すべきでない外部リンクは中立的な観点、検証可能性、独自研究は載せない、などのポリシーに適合するかどうか考える手がかりを与えてくれますが、#掲載すべきでない外部リンクのどれかに該当するからといって、直ちにそのサイトへの外部リンクが排除されるわけではありません。
標準名前空間(通常の記事)においては以下のいずれかに当てはまるサイトへの外部リンクは掲載すべきではありません。
上記項目のいくつかについて以下で更に詳説します。
ウィキペディアがより広く認知されるにつれて、自らが運営に関係しているサイトへの外部リンクをウィキペディアの記事に掲載することによって、サイトへのアクセスを増やしたいと多くの人が考えるでしょう。しかし、そのサイトが商業目的(アフィリエイトなどを含む)であれ非営利目的であれ、#一般的にリンクしてよい第1項および#考慮に値する第1項に当てはまらないものに関しては、そのサイトへの外部リンクは排除すべきです。もしあなた自身が運営に関わっている、あるいは、個人的に応援しているサイトへの外部リンクが当該記事にとって非常に有益であると考えたとしても、意図するとせざるとにかかわらず、あなたの判断が中立的でない可能性があります。このような場合は、サイトへのリンクは最大限自制すべきであり、掲載する前にまずは上記の基準を十分に吟味してください。リンクを掲載する前にノートページで他の利用者にリンクを張るべきか否か意見を聞くことも有益でしょう。
もし、ウィキペディアの記事にスパムリンクを掲載するボットの類を発見した場合、管理者に報告してください。管理者はこれらのボットをブロックしてください。
存命人物の伝記記事においては、疑わしい情報源や怪しい情報源だけからしか得られない情報は注意深く取り扱わなければならず、特にそれが名誉を毀損する場合、記事の出典や外部リンクとして一切含めてはなりません。存命人物の伝記記事における外部リンクには高い品質が要求されるのであって、他の記事よりもいっそう厳格な基準に基づいて選ばれます。本ガイドラインに少しでも合致しないウェブサイトや「存命人物の伝記」ガイドラインの精神に反するウェブサイトにはリンクしないでください。
出典としての利用を除き、閲覧にユーザー登録や料金を必要とするウェブサイトへの外部リンクは、多くのユーザーにとって利用が制限されるので掲載すべきではありません。Facebookや数多くのオンライン新聞は、その内容の一部ないし全部を閲覧するにあたってユーザー登録を要求する場合があります。また、ウェブサイトへ接続したり、課金コンテントを閲覧するために、購読申し込みが必要となるオンライン雑誌は少なくありません。新聞・雑誌の古い記事がアーカイブ化されると、それを読むためには料金が生じる場合もあります。
ユーザー登録や購読を必要とするサイトへは、以下の例外を除いてリンクすべきではありません。
参考文献には、もっとも権威ある情報源を選ぶべきであり、無償で利用可能な同じ内容のものがあれば、そちらにリンクすべきです。
出典としての利用を除き、日本語版ウィキペディアでは日本語で書かれた外部リンクが強く推奨されます。同程度の内容が日本語とそれ以外の言語で提供されている場合、日本語のサイトのみを外部リンクに含めるべきです。
このガイドラインは、YouTubeやその他のユーザ投稿動画サイトにある動画へのリンクを全面的には禁止しませんが、YouTubeや類似サイトにある大部分の動画は、特に著作権上の問題から、外部リンク節に記載できる基準を満たしません(#禁止される外部リンクと#掲載すべきでない外部リンクを参照)。YouTubeにあるニュース報道、娯楽番組、その他訪問者が興味をもつようなコンテンツの多くは著作権を侵害するものであり、それらにリンクするべきではありません。リンクとして含めるかどうかはケースバイケースであり、慎重に検討してください。また、オンライン動画へリンクする際は、閲覧に必要な追加ソフトを別途読者に示してください。
記事を執筆するに当たっては中立的な観点は必ず守られるべき方針ですが、これは、ある特定の観点から書かれた言説への言及を禁止するものではありません。すなわち、ある特定の観点を主張する外部サイトへのリンクを禁止する根拠とはなりません。しかしながら、外部リンクの選択においては、中立的な観点を確保するために、ある特定の観点から作られたサイトに偏って外部リンクを掲載すべきではありません。外部リンクの選択に当たっては、ある観点から書かれたサイトへのリンクを掲載するときは、別の観点から書かれたサイトへのリンクや参考文献も同じぐらい多く掲載するべきです。
通常、公式サイトへのリンクはひとつで十分です。SNSや他のコミュニケーションサービスなどは、内容が日々変化し、その都度ガイドラインに準拠しない可能性があるため、一貫した情報を提供するリンクを選ぶようにします。リンクを網羅したり、公式サイトの便利なリストを読者に提供したりする必要はありません。
非常に限定された状況では、複数の公式サイトを追加することが適切かもしれません。その場合も、追加の公式サイトが重要で、独自のコンテンツを提供し、他の公式サイトからリンクされていないということを確認してください。また、混乱を避けるために、ノートでの議論を経ることが望まれます。例えば、作家が持つ公式サイトのメインページに、その作家のブログやTwitterのリンクがある場合、それら3つをすべて追加するのは適切ではありません。この場合は、公式サイトだけを追加してください。一方、企業が、企業情報用と消費者情報用(広告的でないもの)にそれぞれサイトを持っている場合は、それら2つを追加することが適切かもしれません。いずれにせよ、最小のリンクで最大の情報を提供するようにしてください。
検証可能性を満たす必要があるため、記事の執筆にあたり参考にしたサイトは記事中で出典として明記し、かつ出典脚注または参考文献節の形にて出典にリンクしなければなりません。そのような記事執筆において情報源としたサイトについては、本ガイドライン文章は適用されず、また通常は「外部リンク」節で再度繰り返し掲載する必要はありません。例外的に「参考文献」節と「外部リンク」節で重複であってもよいサイトは、記事主題の公式サイト、もしくは記事主題を専門的に扱っており複数のサブページが存在するようなサイトで、かつ#掲載すべきでない外部リンクに反しない場合です。
近代デジタルライブラリーのような巨大データベースサイトへリンクする際は、外部リンク用テンプレートを用いることも検討してください。そうすることで後にデータベースのURL形式が変更されても、テンプレートのみの変更で済む可能性が高くなります。
掲載してよい外部リンクに該当するウェブサイトが、外部から個別ページあるいはそのサイトへのリンクを禁止している場合であっても、閲覧者の利便性を優先し、個別ページへのリンクを掲載して構いません。また、リンクというのはそのウェブページの情報を取得・表示させるものです。「Q:無断でリンクを張ることは著作権侵害となるでしょうか。」に述べられる著作権情報センターの記述もこのような(ウィキペディアの)見解を裏付ける一つとなります。
多くの記事において個別ページを外部リンクで示す例は数え切れないほどありますが、ここでいう利便性の一例として、記事「日本国憲法」の外部リンクに「日本国憲法原本 - 国立公文書館」があるとして、これは個別ページであり、国立公文書館のトップページからウィキペディアの閲覧者はこの個別ページに容易に辿り着けないことや、このような個別ページがあることを知らない場合や「日本国憲法原本」について探し出したり、検索することすら思いつかないことが考えられます。この例のように個別ページを表記しなければ示すことが出来ない事柄などもあり、個別ページは閲覧者の利便性を増すものとなり、記事によっては必要不可欠となります。
また、一部のサイトで見られ、一部で主張されているネチケット(ネットワークでのエチケット)である「リンクを貼る際には連絡してほしい(許しを得てほしいと言う場合もある)。」というものがありますが、これは不要です。仮にこのようなネチケットがウィキペディアの方針として実践されたとしても、誰がどう連絡を取りどう許可を出したかというログがウィキペディア上に残らないため、ウィキペディアが求める検証可能性を満たすことができないからです。また、WWWを開発したティム・バーナーズ=リーも「There is no reason to have to ask before making a link to another site」(和訳:他のサイトへのリンクを貼る際にお伺いをたてる必要はない)と言っています。
不適切なリンクや重複しているリンクを見つけたら、それを除去してください。除去していいのかがわからない場合は、その記事に対して{{外部リンクの注意}}を記事冒頭に貼って、他の利用者によって除去されるまで少し様子を見てもいいでしょう。
除去の理由が明白ではない場合は、記事のノートで説明してください。#禁止される外部リンクに該当するものに関しては、削除依頼で対応すべき場合があるかもしれません。
見つけたリンクと類似のURLを含むページは、特別:外部リンク検索で検索できます。
リンクが多い記事、特に不適切なリンクがよく追加される記事では、「外部リンク」節に{{subst:外部リンクの方針参照}}で挿入される注意書きを残すなどすれば、適切でない外部リンクが再び追加されることを防げるかもしれません。
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article Wiki:外部リンク, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.