メンバー
- 井口 浩之(いぐち ひろゆき、1983年(昭和58年)5月6日 - )(40歳)
- ツッコミ(ネタによってはボケ)・ネタ作り担当。立ち位置は向かって左。
- 岡山県津山市出身。千葉商科大学卒業。血液型B型。独身。
- 兄と弟がいる。
- 趣味はサッカー観戦、フットサル、マインクラフト。
- 河本 太(こうもと ふとし、1984年(昭和59年)1月25日 - )(40歳)
- ボケ担当(ネタによってはツッコミ)。立ち位置は向かって右。
- 岡山県津山市出身。血液型A型。
- 弟がいる。
- 2014年11月22日に、高校時代にサッカー部のマネージャーを務めていた2歳下の一般女性と結婚。2016年4月に長女が誕生。2021年10月に次女が誕生。
略歴
津山市立津山西中学校の同級生として出会う。中学では接点がなく、顔見知り程度の仲だったが、進学先の岡山県立津山商業高等学校では互いにサッカー部に所属しており、帰り道が同じ方向だったため友達になる。
その後、芸人を志していた井口に河本が付いていく形で同時に上京する。
井口が大学を卒業した後、養成所には通わずフリーで芸人活動を開始させる。
タイタンの若手が出演するライブ「タイタンライブRhea」内、「TITAN GATE」のコーナーに数度出演後、2010年6月末に「日本エレキテル連合」「ツインタワー(後、解散)」「ウイングマン(後、解散)」とともに事務所預かりになる。日本エレキテル連合とは同じ時期に事務所に入ったため同期扱いではあるが、活動歴で言うと松竹芸能に在籍していた時期がある日本エレキテル連合の方がウエストランドより長い。また芸歴としてはラブレターズが同期にあたる。吉本の場合大阪校31期(インディアンス、セルライトスパ、ロングコートダディ)及び東京校14期(ダイタク、りんたろー。(EXIT)、山添寛(相席スタート)、ネルソンズ)などとと同期にあたる。 2011年、4月オンエアの『オンバト+』(NHK総合)出演(初挑戦・初オンエア)を期に正式に所属となる。
2020年12月20日、M-1グランプリ決勝に初めて進出する。登場順は10番目で622点を獲得し、結果は9位。
2022年12月18日、M-1グランプリ決勝へ2年ぶりに進出し、ファーストステージでは2年前と同じく最後の10番目に登場して659点を獲得、ファーストステージを3位で通過した。ファイナルステージでは3組中1番手で登場し、さや香、ロングコートダディを抑えて全7票のうち6票を獲得して優勝し、18代目王者となった。3位通過での優勝は2017年優勝のとろサーモン以来で、5年ぶり2組目となった。出番順10番目の優勝は初。前年の優勝者がソニー・ミュージックアーティスツ所属の錦鯉であったため、史上初めて2年連続で吉本興業以外に所属するお笑いコンビが優勝した形となった。
2023年8月、宣材写真を更新。4月に『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演した際にMCの山崎育三郎に撮影してもらったものを使用(放送に使われたものとは別カット)。
2023年11月25日、津山ふるさと大使に任命された。
芸風
- 主に漫才で、「毒舌漫才」と評される。河本が話題を提供し、それに対し井口が愚痴やツッコミを繰り出す形が多い。2022年のM-1グランプリでは「あるなしクイズ」をモチーフに、出題側の河本が「〇〇にはあるけど、××にはない」と述べ、井口が回答としてそのお題の悪口を言う、というスタイルの漫才を行い優勝した。このM-1グランプリで、自身の優勝が発表された際に井口よりも圧倒的にセリフの少ない河本が真っ先に涙を流したことから、その後の漫才ではこのことをいじるくだりが入っていることが多い。
- 以前は河本の一言のボケに対し、井口が異常に長くツッコむスタイルのぼやき漫才を行っており、一本のネタではおよそ9割以上を井口のツッコミが占めていた。また、河本が面長の井口を「タイ米」「マイク」「ハムスター」(そこから派生してヒマワリの種を食べる)等といじるボケが多かった。
- 例えツッコミ、自虐ツッコミを主としている。同じことを何度も繰り返す「天丼」を多用することも多い。スタンダードな掛け合い漫才やコント漫才を行うこともある。
- ネタ以外では、芸人としてのトークが苦手な河本を井口がいじるやりとりが多い。
エピソード
コンビとして
- コンビ名の由来は、津山市に所在している同名のショッピングセンター「ウエストランド」。
- タイタンの先輩でもある爆笑問題の番組の前説もいくつか担当していた。
- 基本的に漫才を行うが、コントの経験もあり、キングオブコントの準決勝まで進出したことがある。しかしその時のネタは漫才をコントの設定に落とし込んだいわゆる「漫才コント」だったため、準決勝までの予選はその斬新な芸風も相まってどうにか誤魔化しが効いたが、客の目が肥えている準決勝では全くウケなかった。そのウケなさは相当なものであったらしく、耐えきれなくなった井口がコントの最中であるにも関わらず、最前列の観覧客に話しかけたほど。
- まだ芸歴が浅かった頃、河本が単独でCMに出演した際に河本がそのギャラを井口と折半したことから、2024年4月時点でもコンビでギャラを折半していた。ピンでの仕事のギャラも折半していたため、河本にくらべてピンでの仕事量が多い井口はたびたび愚痴をこぼしていた。
- 後述の2024年4月に発生した河本のトラブルについての所属事務所社長・太田光代から課されたペナルティのひとつとして、ギャラ折半が解消された。太田光代の「河本も責任を持って稼がないといけない」といった考えによるものだったが、井口はためらっていた部分もあったという。
井口
- 上の歯、下の歯ともに前歯が2列ある。2017年に『名医のTHE太鼓判!』(TBSテレビ)の企画にて矯正する予定だったが、前処理として虫歯や親不知を治療した段階でスタッフと医師サイドでトラブルが起き治療が打ち切られてしまった。
- 小学4年から大学4年までサッカー部に所属。大学3年時には副キャプテンを務めた。『ウエストランド井口のサッカー部』と題したライブを、2012年4月4日と2014年6月6日は阿佐ヶ谷LoftA、2016年11月15日は高円寺パンディットにて開催。
- 中高生時代は「ツッコミ井口」のあだ名がつくほどツッコミで有名で、他校にもその名が轟くほどだった。
- 不平・不満などの愚痴が非常に多い。「井口の愚痴」に焦点を当てたイベントが行われたほど。
- 特技は「手を使わずに鼻を左右に曲げること」で、その特技を用いる「気功が使える男」というネタがあり、テレビなどで度々披露している。ネタとしてだけでなく、臭いものを嗅いだ時のリアクションとして用いることもある。
- 2019年2月16日放送分の『ゴッドタン』(テレビ東京)では「賞レースで勝ったことがある若手芸人は、お金がなくてもバイトができない」と生々しい苦労を告白している。同番組では、家賃を滞納してアパートからの退去を命じられたところ、芸人であることを管理人に告げて理解を貰い家賃の分割払いを認めてもらったこと、さらに食事の心配までしてくれた管理人に炊き出しの紹介までされたことを話した。
- R-1グランプリに出場するなどピンでの活動も積極的に行っており、M-1グランプリ決勝後もピンでの仕事が増えており上記の極貧生活からは脱却している。しかしながら、ギャラが折半であるが故に芸人としての収入が河本と同じであり、引っ越しの審査に落ちるなどお金に関する気苦労は絶えない。
- 好きなものはカフェオレ、カルピス、麦チョコ、もつ鍋、星のカービィ。
- 祖父は津山市の元助役。
- ビールが好きなことから「井口ビール部」を立ち上げた。主な活動は、井口のYouTubeチャンネルで生配信を行ったり、ライブイベントを行うこと。
- 高校時代は学年10位以内の成績で、簿記は1位だった。その他にもコンピュータ利用技術検定3級、珠算実務検定3級、商業経済検定3級、ワープロ実務検定3級などを取得。各合格証書を2023年7月28日放送の『アメトーーク!』で披露した。
- 2022年のM-1グランプリで披露したネタ中で、「YouTuberが警察に捕まり始めている」と発言し、その後実際に次々とYouTuberが逮捕されたことから、一部ネット上では「予言者」と呼ばれている。
- 涙をあまり人に見せない。理由は「男の子だから」。
河本
- 中学時代は練習の厳しい吹奏楽部に入部し、パーカッションを担当。コンクールで県代表となる。高校時代はサッカー部に所属した。当時のサッカー部員は12名で唯一の補欠であった。
- 太田光(爆笑問題)の妻でタイタン社長の太田光代からは「河本太は太田光と同じ目をしている」と絶賛され、相方の井口とともに芸能事務所・タイタンに入る。
- ネタ以外の場面では岡山弁を使うことが多い。
- お化け、ハチ、ウサギ、ジェットコースターが苦手。
- 元々登山は好きであったが、営業で一緒になったヒロシや西村瑞樹(バイきんぐ)らの影響でキャンプに興味を持ち、「焚火会」のメンバーとなった。キャンプ・デビューの模様は「ヒロシちゃんねる」にて配信されており、2018年11月には自身のチャンネル「キャンプ、ウエストランド河本太の。」を開設した。2019年4月12日に開催された、アウトドア用のサウナテントの設営から設定温度に温めるまでの時間を競う「サウナ温め選手権(Sauna Heating Championship)」の日本大会にヒロシや元ムートン・ベアーズ島田キャンプとともに「チーム焚火会」として出場し優勝。7月6日にフィンランドで開催される「サウナ温め選手権 世界大会」への出場権を獲得した。
- SNS等は「酔った勢いでとんでもないことを書き込むかもしれない」という理由で事務所から禁止されている。ただし、キャンプ用のTwitterアカウントは存在している。
- 芸人としての意識が低く、練習もしない上に言い訳ばかりであるため相方の井口からは不満を持たれている。井口曰く、「ネタは書かない、声小さい、噛む、そのくせ緊張だけはする」。
- リフォーム会社に正社員として入社し兼業芸人だった時期があるが、M-1グランプリ決勝進出を機に一旦退職し現在はアルバイト扱いとなっている。また、この様な経緯から電気工事、配管工事、玉掛技能士や高所作業車運転者、危険物取扱者などの資格も取得・保有している。
- 高校卒業後の勤務先で、彫り師を目指していた先輩の練習台になったことがきっかけで、両腕と両脚にタトゥーが入っている。そのため温泉や海辺ロケ等の体を露出する仕事に参加できないことが多い。2011年頃から所属事務所社長の太田光代の紹介で皮膚科に通い、除去の治療を受けているが、素人の彫ったタトゥーは除去が難しく完全な除去には至っていない。
不祥事
2024年4月、酔った状態で乗車拒否をされたと思い込んだ河本がタクシーの車体を蹴り、運転手と取っ組み合いになったことが週刊文春で報じられた。この際に顔面を負傷し、前歯も欠けたため、太田光代より表に出る職業であることを理由として、仮歯が入り、顔の傷をメイクで薄くできるまで活動自粛させる方針がとられた。
出囃子
賞レースでの戦績
M-1グランプリ
決勝キャッチフレーズは全て「小市民怒涛の叫び」。
年度 | 結果 | No. | 備考 |
2010年(第10回) | 2回戦進出 | 2861 | |
2015年(第11回) | 3回戦進出 | 1984 | |
2016年(第12回) | 準々決勝進出 | 3368 | |
2017年(第13回) | 準々決勝進出 | 2509 | |
2018年(第14回) | 準決勝進出 | 2704 | 予選24位、敗者復活戦14位 |
2019年(第15回) | 準々決勝進出 | 3128 | |
2020年(第16回) | 決勝9位 | 3473 | 特例シード |
2021年(第17回) | 準々決勝進出 | 4378 | |
2022年(第18回) | 優勝 | 3312 | ファーストラウンド3位通過 |
その他大会等
- THE MANZAI
- 2011年 1回戦敗退
- 2012年 認定漫才師(予選サーキット16位、ワイルドカード決定戦出場)
- 2013年 認定漫才師(予選サーキット25位、直前番組にワラテンテストプレイヤーとして出演)
- 2014年 認定漫才師
- キングオブコント
- 2011年 1回戦敗退
- 2012年 準決勝進出
- 2016年 2回戦敗退
- R-1グランプリ(井口のみ)
- 2016年 準決勝進出
- 2020年 準決勝進出(復活ステージ2位)
- 2024年 準決勝進出
- その他
活動
- タイタンチャンネル - ニコニコチャンネルでの生中継チャンネル(月曜 20時 - )
- ウエストランドのぶちラジ!
- ウエストランドの週刊少年津山 - Radiotalk
- 『ウエストランドのぶちラジ!公開収録』〜ぶちラジの公開収録じゃ!〜
- タイタン放送局 - USTREAMでの生中継チャンネル(月曜20時 - )※2012年11月12日ニコニコチャンネルに引っ越し
- タイタンハッピー(コーナー:タイタン・ニューカマー・トライアル)
- タイタンライブ・レア(不定期開催)
- タイタンシネマライブ(隔月開催 ※出演は不定期)
ライブ
- 第一回単独ライブ「GRIN!」(2016年6月24日 - 26日 東京/恵比寿・エコー劇場、11月3日 大阪/南堀江knave)
- 第二回単独ライブ「FINE!」(2018年7月21日 - 22日 新宿シアターサンモール)
- 「ウエストランドのクイズミュニケーションセミナー」(2019年4月16日、新宿ロフトプラスワン)
- 第三回単独ライブ「FANG!」(2023年11月14日 - 15日 東京・草月ホール)
出演
DVD
- 漫才商店街(2013年10月23日 発売元:コンテンツリーグ 販売元:アニプレックス)
- ウエストランド第一回単独ライブ「GRIN!」(2016年11月23日 発売元:コンテンツリーグ 販売元:アニプレックス)
- ウエストランド第二回単独ライブ「FINE!」※一般販売はされておらず、クラウドファンディングの支援者のみに送付された。
- ウエストランド第三回単独ライブ「FANG!」(2024年3月27日)
音楽配信
- 『Impossible love』 2021年7月2日配信リリース。井口とあいなぷぅ(パーパー)とのユニット「ラブリーツインズ」の楽曲で、作詞作曲はラッパーのSLOTHが務めた。
出版
電子書籍
- 売れてない芸人(金の卵)シリーズ「朽木糞牆」(2021年8月20日、代官山ブックス)※ウエストランド 河本名義
脚注
外部リンク
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