第三五二海軍航空隊(だい352かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。本土防衛の主力戦闘機隊として、太平洋戦争終盤に九州上空の迎撃・戦闘行動に従事した。通称「草薙部隊」。
中国大陸より八幡製鉄所を狙って飛来する連合軍の航空部隊を迎撃すべく、海軍は九州に戦闘航空隊を設置することとした。本土防空は元来陸軍の管轄であり、特に九州地区は要衝太刀洗基地を擁するため、陸軍は難色を示したが、絶対国防圏が破綻した1944年(昭和19年)夏にようやく陸海軍の調整が決着し、大村飛行場を拠点とする戦闘航空隊を設置することが可能になった。
以後西九州方面の防空戦に従事。
「菊水四号作戦」発動。笠之原派遣隊出撃。
以後、連日防空戦に従事。
以後、瀬戸内海上空の防空に従事。敗戦までに全機喪失。
この迎撃を最後に防空力払底、終戦まで地上からの対空射撃で防空に従事。
本土にあっても、稼動機・燃料・弾薬が払底し、三五二空も身動きできなくなった。米軍の爆撃は8月も続行し、5日佐賀市・8日に八幡市・9日長崎市・10日熊本市・11日久留米市が爆撃されたものの、海軍航空隊に打つ手は残されていなかった。
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