馬車道駅(ばしゃみちえき)は、神奈川県横浜市中区本町五丁目にある、横浜高速鉄道みなとみらい線の駅である。駅番号はMM04。副名称は「横浜市役所(よこはましやくしょ)」。
馬車道駅 | |
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駅入口(2015年2月) | |
ばしゃみち Bashamichi (横浜市役所 - Yokohama-Shiyakusho) | |
◄MM03 みなとみらい (0.9 km) (0.6 km) 日本大通り MM05► | |
所在地 | 横浜市中区本町五丁目49 北緯35度27分0.5秒 東経139度38分10.2秒 / 北緯35.450139度 東経139.636167度 東経139度38分10.2秒 / 北緯35.450139度 東経139.636167度 |
駅番号 | MM04 |
所属事業者 | 横浜高速鉄道 |
所属路線 | ■みなとみらい線 |
キロ程 | 2.6 km(横浜起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 35,619人/日 -2022年- |
開業年月日 | 2004年(平成16年)2月1日 |
計画段階での仮称は「北仲」であった。一方、地元からは早い時期より「馬車道駅」とするよう要望されていた(最初に正式な要望があったのは1991年のことであった)。また、野毛地区住民からは旧東横線桜木町駅廃止に伴う代替として、みなとみらい線で桜木町に最も近い当駅の名を「新桜木町」とするよう要望もあったが、大岡川を挟み、さらに当駅設置場所の町名も本町となるため混乱を招くとして、却下された。
なお、2020年6月以降は下記の横浜市役所移転に伴い、市役所および「さくらみらい橋」を介してJR根岸線の桜木町駅新南口へ直接連絡可能となっている(さくらみらい橋と桜木町駅新南口はいずれも市役所移転に伴い供用開始)。
2020年6月1日に横浜市役所が当駅最寄りの北仲通南地区に移転(当駅から新市庁舎へ1c出口で接続)したことから、当駅の副名称として『横浜市役所』が同月6日より付与された。
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札階は地下2階、ホーム階は地下3階で、エレベーターとエスカレーターが設置されている。
当駅は、みなとみらい地区と歴史的建造物が多く残る(残っていた)地区の間に建設されたことから、「過去と未来の対比と融合」をコンセプトにデザインされている。このコンセプトから、ホームから出入口までを含めた駅の壁全体には本物のレンガを使用、特に改札内のレンガは大正以前の古レンガを使用している。また、吹き抜けには、横浜銀行旧本店で使用されていた金庫扉や壁画を譲り受けた上で埋め込んでいる。2019年に設置されたホームドアもレンガに合わせた配色とする事で、コンセプトを崩さないよう配慮がなされている。
線内の他駅の駅名標はゴシック体であるのに対し、当駅では明朝体が使用されている。
駅の位置はかつて横浜銀行旧本店があった場所の真下にあたる。本店のみなとみらい地区への移転後、4番出入口の上にあった旧本店の玄関部分はアイランドタワーの一部として横浜市認定歴史的建造物として残されており、テレビドラマなどのロケーション撮影にも使われている。また、ホームには透明なベンチを使用する他、天井も新しく設計された物を使用するなどしている。改札口部分の巨大なドーム空間は、地下とは思えない空間を演出している。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | みなとみらい線 | 下り | 元町・中華街方面 |
2 | 上り | 横浜・渋谷・池袋方面 |
2022年度の1日平均乗降人員は35,619人(乗車人員:17,646人、降車人員:17,973人)である。みなとみらい線の駅では横浜駅、みなとみらい駅、元町・中華街駅に次ぐ第4位である。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
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2003年(平成15年) | |||
2004年(平成16年) | 25,471 | 12,629 | |
2005年(平成17年) | 27,537 | 13,648 | |
2006年(平成18年) | 28,666 | 14,193 | |
2007年(平成19年) | 30,565 | 15,240 | |
2008年(平成20年) | 31,864 | 15,794 | |
2009年(平成21年) | 33,471 | 16,447 | |
2010年(平成22年) | 32,011 | 15,860 | |
2011年(平成23年) | 32,446 | 16,108 | |
2012年(平成24年) | 33,304 | 16,507 | |
2013年(平成25年) | 34,388 | 17,091 | |
2014年(平成26年) | 35,231 | 17,503 | |
2015年(平成27年) | 36,421 | 18,080 | |
2016年(平成28年) | 37,434 | 18,511 | |
2017年(平成29年) | 39,015 | 19,365 | |
2018年(平成30年) | 40,037 | 19,881 | |
2019年(令和元年) | 41,627 | 20,649 | |
2020年(令和 | 2年)31,801 | ||
2021年(令和 | 3年)31,131 | ||
2022年(令和 | 4年)35,619 |
当駅周辺地区(関内地区)は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである「横浜都心」に指定されている。
他にも馬車道と称するバス停がある。馬車道バス停は馬車道商店街を通り抜けた先、徒歩5分強の国道16号上にあり、馬車道駅の最寄りではない(バス路線が異なる)。馬車道バス停はみなとみらい線が開通する以前からあり、横浜市営地下鉄関内駅の最寄りとなっている。
横浜を中心に活動しているインディーズミュージシャンによる音楽イベント。当駅構内で毎月2回の土曜日に行われ、8組前後のミュージシャンが出演し、4曲披露する。
2006年頃からCHURU-CHUW・マイクロニクル・leaf of reasonの3組が試験的にイベントを行い、2007年から正式に「馬車道SubwayMusic」として始まった。
同年9月2日には、横濱開港150周年記念イベントの一つとして、西隣のみなとみらい駅のみらいチューブで「SubwayMusic Festival at みらいチューブ」が開催された(2011年2月19日開催の第8回まで開催)。
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