赤白パネルマッチ

『グリコ 赤白パネルマッチ』(グリコ あかしろパネルマッチ)は、1969年8月8日から1971年8月27日までフジテレビ系列局で放送されていたフジテレビ製作のゲームバラエティ番組である。江崎グリコとグリコ協同乳業のグループ単独提供。放送時間は毎週金曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。

グリコ 赤白パネルマッチ
ジャンル ゲームバラエティ番組
出演者 ロイ・ジェームス
長谷川肇
滝良子
坂本新兵
ほか
ナレーター 熊倉一雄(カメの声)
オープニング 後期:「赤*白パネルマッチの歌」
製作
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1969年8月8日 - 1971年8月27日
放送時間金曜 19:00 - 19:30
放送分30分
テンプレートを表示

出演者

司会

アシスタント

運び役

カメの声・主題歌

  • 熊倉一雄 - 長谷川肇時代に担当。冒頭でマペットカメが歩き、転んだ場面が「ズッコケカメ」パネルになる演出があった。

オープニング

毎回のオープニングは、司会時期によって異なっていた。

    ロイ時代
    真っ暗なスタジオにパネルの電飾が映され、「提供 江崎グリコ グリコ乳業」が映し出されたところでグリコのコマーシャルソング(通称:グリココール)が流れた。そしてスタジオの照明が点いたところで「○番!」「×番!」「▲番!」という家族風の声でパネルがどんどん開き、「グリコ赤白パネルマッチ」とタイトルが出て終わっていた。
    長谷川時代
    冒頭でカメのパペットが歩き、転んだところでそのシーンが「ズッコケカメ」パネルに変わり、ズームアウトして全パネルが現れ、熊倉一雄と女性コーラスによる主題歌が流れた。歌が終わると、熊倉の「グリコ赤白パネルマッチが始まるよー!」の声がした後、女性コーラスのグリココールが出て終わっていた。

ルール

2組の親子ペアもしくは兄弟姉妹によるペアが出場し、神経衰弱ゲームで競い合う。

1 - 30の数字が書かれたパネルには賞品が隠されており(一部賞品以外のパネルがある。また、1品だけポッキー・アーモンドチョコレート・ワンタッチカレーといったグリコ商品が入っている)、神経衰弱形式でパネルを1枚めくった後、もう一枚が同じ賞品だったら「パネルマッチ」といって、賞品を獲得し続けてパネルをめくることができた。ただし1枚めくった後、もう1枚が違う賞品だったら次のペアにバトンタッチされた。パネルは5列6行の30枚(当初は36枚)で、賞品はアトランダムに隠されていた。

賞品以外のパネルの中には、「いただき」、「さしあげ」(ルール変更後は「とりかえ」)、「なぞなぞ」(博士の顔。ロイ・ジェームス時代のみ)、「(グリコの)ゴールインマーク」、「ズッコケカメ」(1枚)、パスパネル(1枚)があり、「いただき」だと相手の獲得賞品を貰う権利が与えられ、「さしあげ」だと自分の獲得賞品を与える義務が課された(「とりかえ」は、自分の獲得した賞品と相手の獲得した賞品を取り替える)。獲得した賞品が無ければ不成立とされた。「なぞなぞ」を引くと司会者からなぞなぞが出され、当たると賞品が獲得できた。

また、「ゴールインマーク」はオールマイティーのパネルであり、他のすべてのパネルマッチが可能であり、たとえば、カラーテレビのパネルを開いた後にゴールインマークだと、カラーテレビの獲得になった。その後もう一枚のカラーテレビのパネルが出た場合は、片割れ(パス)となった。運よく2枚のゴールインマークのパネルをマッチさせると「ダブルグリコ」といって、ヨーロッパ旅行に招待されたが、めったに出ることは無かった。

運悪くズッコケカメのパネルを引き当てると、それまで獲得した賞品が全て没収された。没収された賞品は、その回のズッコケカメの場所ナンバーを的中させた葉書の中からその場で抽選をし、1通につき1品をプレゼントしていた(ダブルグリコで獲得したヨーロッパ旅行は除く。葉書はその回のみ有効)。

パネルマッチになったパネルは、絵文字のパネルに変わるが、ゲーム後半には、パネルマッチが完成した都度絵文字から読み取れるひとつの文章を言い当てた(絵解き。解答権は賞品を多く取ったチームが先)。それに正解であれば、そのペアの優勝となってゲームが終了となった。正解チームには、豪華賞品がプレゼントされた。双方とも不正解になって賞品無しとなる場合もあった。

なお、優勝賞品は優勝ペアが決定するまで公開せず、CMを挿んだ後に公開することになっていた。これは、賞品無しの時でも同様であった。

補足

  • ルール説明は、ロイ・ジェームス時代にはロイが自らが、長谷川肇時代にはアシスタントの滝がそれぞれ説明していた。
  • ズッコケカメの場所は、ロイ・ジェームス時代には秘密にされていたが、長谷川肇時代にはゲームをやる前に視聴者のみに分かるようにテロップで伝えていた。
  • パネルマッチになって賞品が獲得された時には、すぐさま運び役(坂本新兵ほか)によって当たった賞品を公開していたが、グリコ商品が獲得となった時には、その商品の30秒CMを流した後に公開するようになっていた。
  • 次番組『コートにかける青春』以降のグリコ提供番組ではオープニングのクレジットがテロップのみとなったため、グリココールが流れる番組はこの番組が最後となった(『グリコがっちり買いまショウ』はインストゥルメンタルヴァージョン)。

エピソード

2代目司会の長谷川肇は、「ズッコケカメ」パネルの影響で「カメが可哀想だ」と思い、1970年10月18日に当時のフジテレビの近くの月桂寺で「カメ供養」を行い、長谷川自身がお経を上げた。そして、使えなくなった人形を持参した小・中学生には、先着50名に「カメ人形」(オープニングに出るカメパペットと同形の人形)をプレゼントした。

関連商品

    フジテレビ系全国放映「赤*白パネルマッチ」主題歌・挿入歌
    制作・発売:株式会社サン企画 / SR-3501
      (A) 赤*白パネルマッチの歌
      作詞:若松静夫 / 作曲:玉野良雄 / 唄:熊倉一雄、トリオ・ポアン
      (B) ズッコケ・ソング
      作詞:みつよしあきら / 作曲:玉野良雄 / 唄:熊倉一雄、トリオ・ポアン

ネット局

特筆の無い限り全て同時ネット。

脚注

フジテレビ系列 金曜 19:00 - 19:30
【本番組までグリコグループ単独提供枠】
前番組 番組名 次番組
グリコドキドキ運動会 赤かて!白かて!
(1968年10月4日 - 1969年8月1日)
グリコ 赤白パネルマッチ
(1969年8月8日 - 1971年8月27日)
コートにかける青春
(1971年9月3日 - 1972年8月25日)

Tags:

赤白パネルマッチ 出演者赤白パネルマッチ オープニング赤白パネルマッチ ルール赤白パネルマッチ 補足赤白パネルマッチ エピソード赤白パネルマッチ 関連商品赤白パネルマッチ ネット局赤白パネルマッチ 脚注赤白パネルマッチグリコ乳業ゲーム番組バラエティ番組フジテレビジョンフジネットワーク日本標準時江崎グリコ

🔥 Trending searches on Wiki 日本語:

僕のヒーローアカデミア喧嘩独学ポープ・ウィリアム第二次世界大戦川島芳子今田美桜Z世代粗品 (お笑い芸人)テイラー・スウィフトYAIBA木戸大聖チャットモンチー紫式部玄理イップス (テレビドラマ)東京都区部鈴木亮平 (俳優)河合優実4月25日広瀬アリス清少納言杉山真也徳川家康篠崎愛井川意高山本由伸木村拓哉Snow Man小山茉美ブルーロック坂井泉水由美かおる鈴木唯人石橋良太木原誠二麻生早苗カーネーション革命三淵嘉子古谷徹吉本総合芸能学院ゆうひが丘の総理大臣堀部圭亮中村祐美子MOON CHILD (バンド)イギリス小松利昌若林志穂新垣結衣ロバート・オッペンハイマー東京都百田尚樹はたらく細胞北大路欣也廷臣八十八卿列参事件高畑充希鈴木俊一 (衆議院議員)三吉彩花昭和の日3年B組金八先生の生徒一覧INI変人のサラダボウルからかい上手の高木さん前田拳太郎永井佑一郎BOYNEXTDOOR女王蜂 (バンド)BE:FIRST穂志もえかゴールデンウィーク壇ノ浦の戦いロバート・フランシス (俳優)始皇帝三島由紀夫パン・シヒョクゴジラ-1.0コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-BTS (音楽グループ)鈴木愛理 (歌手)🡆 More