『砂時計』(すなどけい、Sand Chronicles)は、芦原妃名子による少女漫画、および、それを原作とするテレビドラマ・映画・小説。『Betsucomi』(小学館)において2003年5月号から2006年7月号まで連載(本編は2005年11月号まで)された。2008年3月時点で累計発行部数は700万部を突破している。2007年にテレビドラマ化、2008年に小説化・映画化。
砂時計 | |
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漫画 | |
作者 | 芦原妃名子 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | Betsucomi |
レーベル | フラワーコミックス |
発表号 | 2003年5月号 - 2006年7月号 本編は2005年11月号まで |
巻数 | 単行本:全10巻 文庫:全5巻 |
ドラマ | |
原作 | 芦原妃名子 |
監督 | 松田礼人、高野英治、塚原あゆ子 |
脚本 | 武田有起、藤井清美、山浦雅大 |
音楽 | 遠藤浩二 |
製作 | ドリマックス・テレビジョン TBS |
放送局 | TBS |
放送期間 | 2007年3月12日 - 6月1日 |
話数 | 全60話 |
映画 | |
原作 | 芦原妃名子 |
監督 | 佐藤信介 |
脚本 | 佐藤信介 |
音楽 | 上田禎 |
制作 | IMJエンタテインメント |
製作 | 映画「砂時計」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
封切日 | 2008年4月26日 |
上映時間 | 劇場公開版:121分 エクステンデッド版:142分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・テレビドラマ・映画 |
ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ・映画 |
主人公の植草杏(うえくさあん)は、12歳の冬に両親の離婚を機に母親 美和子の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーがないと感じた杏。だが、近所に住む北村大悟(きたむらだいご)と知り合い、徐々にその田舎の雰囲気に慣れていくようになる。
そんな中、彼女を支える母親が仕事中に倒れてしまい、自分が「がんばれ」と言って母親を追い込んでしまったと責任を感じた杏は、母親を少しでも助けようと仕事を探す。そして大悟と共にお手伝いに行った村の地主「月島家」で、杏は同い年の月島藤(つきしまふじ)と妹の椎香(しいか)に出会う。
4人はいつしか行動を共にするようになり、杏は嫌で嫌でたまらなかったこの村に居場所を見つける。
しかしその後近くして、杏の母 美和子が生きることに疲れ、自殺をする。杏は葬式の席で、島根に来る途中に仁摩サンドミュージアムで美和子に買ってもらった砂時計を、悲しみのあまり美和子の遺影に投げつけ壊してしまう。そんな杏に大悟は、壊れた砂時計と同じものを杏に渡し、ずっと一緒にいることを約束する。杏も大悟とずっと一緒にいられるよう願う。
やがて時が経つと、杏と大悟の間には恋心が芽生えていき、2人は付き合うようになる。
しかし、杏の父親が杏を迎えに来たため、杏は高校の3年間は東京に住むことになり、2人は遠距離恋愛になってしまう。始めのころはうまくいっていた2人だったが、東京と島根という遠距離、藤のずっと募らせてきた杏への想い、椎香の大悟への想い、さらに、杏の心の奥底にはいつも母親の影が存在していて……、2人の間はゆっくりと拗れていくようになった。そして、ある事件をきっかけに、杏は大悟と別れることを決意する。
少女から大人へと成長する中で、さまざまな恋や別れを繰り返してゆく杏。しかし、杏の心の中は常に母親の存在で支配されたまま…でもそんな中に、ずっと心の支えとなっている大悟の姿も確かにあった。
周囲が徐々に新たな幸せを見つけ出していく一方、独り、杏は幸せを求め奔走していく。
2005年5月25日に、フィフスアベニューより発売。原作の「12歳冬・祈り」と「15歳秋・誰そ彼」のストーリー2編で構成されている。
回数 | 第1週 - 第4週 | 回数 | 第5週 - 第8週 | 回数 | 第9週 - 第12週 |
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第1回 | 泣き砂の伝説と恋 | 第21回 | 16才…島根の夏休み | 第41回 | 新たな道を歩む四人 |
第2回 | 純愛…運命の出会い | 第22回 | 大人への扉を叩く時 | 第42回 | 杏、砂時計を捨てる |
第3回 | 14年前の淡い想い出 | 第23回 | 大悟の怒り藤の帰郷 | 第43回 | 初恋の卒業溢れる涙 |
第4回 | 初恋の人との再会… | 第24回 | ぎこちない同窓会… | 第44回 | 再会…二十歳の約束 |
第5回 | 永遠の約束永遠の恋 | 第25回 | 初めて結ばれた夜… | 第45回 | 運命のペンダント… |
第6回 | 初恋…14才の熱い夏 | 第26回 | 最初で最後のデート | 第46回 | 8年ぶりの幼なじみ |
第7回 | 渡せなかったミサンガ | 第27回 | 忘れ雪に蘇る悲劇… | 第47回 | 26才冬…再び島根へ |
第8回 | つらすぎる片想い… | 第28回 | 椎香は大悟が好き! | 第48回 | 空港で初恋に別れ |
第9回 | サマーキャンプの誤解 | 第29回 | 優しい嘘が招く不信 | 第49回 | 初恋から大人の恋へ |
第10回 | 14才…初めての告白 | 第30回 | 大悟の別離の言葉… | 第50回 | 突然のプロポーズ |
第11回 | 恋と進路の悩み… | 第31回 | 信じられぬ鉢合わせ | 第51回 | 杏の婚約と父の涙… |
第12回 | 初デートで見た夕陽 | 第32回 | 突然の椎香の口づけ | 第52回 | 婚約者の母の反対 |
第13回 | 私を捨てた父と再会 | 第33回 | 二人を繋ぐポケベル | 第53回 | 悲しすぎる破局… |
第14回 | ゆれる心…父の愛情 | 第34回 | 月島家の重大な秘密 | 第54回 | 傷心の杏、島根へ… |
第15回 | 別離の日の初キッス | 第35回 | 17才春…別れの理由 | 第55回 | さようなら最愛の人 |
第16回 | 東京…藤くんと再会 | 第36回 | 果たせなかった約束 | 第56回 | 初恋は終わらない… |
第17回 | 遠距離恋愛特有の病 | 第37回 | もう誰にも恋しない | 第57回 | おばあちゃんの死… |
第18回 | 藤くんの頬に伝う涙 | 第38回 | 淋しいクリスマス… | 第58回 | 天国からの手紙… |
第19回 | ペンダントの誓い… | 第39回 | 修学旅行での再会… | 第59回 | 14年分の涙と宝物… |
第20回 | 大悟の上京涙の再会 | 第40回 | 二度目の恋の始まり | 最終回 | ずっと、一緒に… |
TBS 愛の劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
結婚式へ行こう! (2006.12.18 - 2007.3.9) | 砂時計-Sands' Chronicle- (2007.3.12 - 2007.6.1) | マイフェアボーイ (2007.6.4 - 2007.7.13) |
砂時計 | |
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監督 | 佐藤信介 |
脚本 | 佐藤信介 |
製作総指揮 | 濱名一哉 |
出演者 | 夏帆 松下奈緒 池松壮亮 井坂俊哉 |
音楽 | 上田禎 |
主題歌 | いきものがかり 「帰りたくなったよ」 |
撮影 | 河津太郎 |
編集 | 今井剛 |
制作会社 | IMJエンタテインメント |
製作会社 | TBSテレビ 小学館 東宝 毎日放送 ドリマックス・テレビジョン IMJエンタテインメント 電通 中部日本放送 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2008年4月26日 |
上映時間 | 121分(劇場公開版) 142分(エクステンデッド版) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 10億円 |
夏帆と松下奈緒のダブル主演で2008年4月26日全国公開された。撮影は全て2007年秋に島根と東京で行われた。
キャッチコピーは『ずっと、一緒にいたかった。』
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