栄駅(さかええき)は、愛知県名古屋市中区栄3丁目にある、名古屋市営地下鉄の駅である。
栄駅* | |
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1番出入口 | |
さかえ Sakae | |
所在地 | 名古屋市中区栄三丁目5-12 |
所属事業者 | 名古屋市交通局 (名古屋市営地下鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線(東山線) 2面2線(名城線) |
乗車人員 -統計年度- | 109,901人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- | 220,688人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)11月15日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 東山線 |
駅番号 | H10 |
キロ程 | 9.0 km(高畑起点) |
◄H09 伏見 (1.0 km) (1.1 km) 新栄町 H11► | |
所属路線 | 名城線 |
駅番号 | M05 |
キロ程 | 5.9 km(大曽根起点) |
◄M04 矢場町 (0.7 km) (0.4 km) 久屋大通 M06► | |
乗換 | 栄町駅(名鉄瀬戸線) |
備考 | * 1966年に栄町駅から改称。 |
名古屋市の中心部栄に位置し、名古屋市営地下鉄においても要となる駅である。名城線北部駅務区栄管区駅が管轄する駅であり、東別院駅~志賀本通駅までの各駅(上前津駅、久屋大通駅、名古屋城駅を除く)及び、茶屋ヶ坂駅、自由ヶ丘駅を管理している。
東山線と名城線が乗り入れる。東山線にはH10、名城線にはM05の駅番号が付与されている。また名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線の栄町駅と乗り換えが可能であり(連絡改札口はなく、乗り換えの際は一旦改札外に出る必要がある)、地下鉄久屋大通駅(連絡運輸はない)とも地下街などで連絡している。
地下駅。東山線は島式ホーム1面2線、名城線は相対式ホーム2面2線で東山線・名城線とも可動式ホーム柵が設置されている。
アクセントカラーは東山線・名城線とも橙色。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 東山線 | - | 東山公園・藤が丘方面 |
2 | 名古屋・高畑方面 | ||
3 | 名城線 名港線 | 左回り | 上前津・金山・名古屋港・新瑞橋方面 |
4 | 名城線 | 右回り | 名古屋城・平安通・大曽根方面 |
栄駅は建設当初から乗換駅となる構想があり、それを前提に設計された ため、非常に簡単に乗り換えができる。
朝のラッシュ時間帯は千種駅から名古屋駅にかけて発車が遅れることが多く、栄駅でも、停車中の列車に後続列車が追いついて手前で停止することがしばしばある。
終電近くになると東山線と名城線との相互接続を行うため、当駅で数分程度停車する列車がある。本山駅においても同じ理由により一部列車にみられる。
東山線ホームは古い構造であるため、天井が低く、やや圧迫感がある。また、利用者が非常に多いにもかかわらず島式1面の狭隘なホームであるため、曜日・時間帯を問わず全般的に混雑している。
周辺に広大な地下街が広がり商業施設が密集しているため、コンコースから地上へのエレベーターの設置が難しいのが、構造上の難点として挙げられる。地上へのエレベーターは8番出入口のサンシャイン栄、もしくはオアシス21のいずれかを利用することとなる(ただし後者は早朝・深夜帯の利用制限あり)。地下鉄の駅名が書かれた出入口は東山線側に9ヶ所、名城線側に8ヶ所ある。
栄駅名城線ホームに進入する列車は警笛の吹鳴が義務付けられている(東山線、名城線ホーム共に駅手前に標識があるが、両線ともホーム柵が設置されているため、基本的に警笛を鳴らさない)。
1965年10月15日の名城線開通から1966年2月1日の料金(運賃)改定までの3か月半、東山線20円・名城線10円(いずれも大人)の乗切制であったため、両線間に連絡改札口が設置されていた。
東山線は伏見寄りに片渡り線があり、1番線から高畑方面や藤が丘方面への折り返しが可能である。近年では2022年8月17日、亀島駅にて発煙が発生し運転見合わせになった際に使われた。また、1957年に東山線が当駅まで開業してから1960年に池下駅へ延伸されるまで、本線を暫定的に検車区として使用していた。その名残で池下・藤が丘側のトンネルは若干幅が広くなっている。
年度 | 東山線乗車人員(人/日) | 名城線乗車人員(人/日) | 乗車人員合計(人/日) |
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2004年(平成16年) | 72,443 | 34,750 | 107,193 |
2005年(平成17年) | 74,720 | 34,914 | 109,634 |
2006年(平成18年) | 73,729 | 34,704 | 108,433 |
2007年(平成19年) | 72,658 | 33,715 | 106,373 |
2008年(平成20年) | 72,263 | 33,039 | 105,302 |
2009年(平成21年) | 69,462 | 31,995 | 101,456 |
2010年(平成22年) | 68,291 | 30,682 | 98,973 |
2011年(平成23年) | 71,493 | 33,646 | 105,139 |
2012年(平成24年) | 73,848 | 34,669 | 108,517 |
2013年(平成25年) | 75,727 | 35,684 | 111,411 |
2014年(平成26年) | 75,474 | 35,735 | 111,209 |
2015年(平成27年) | 77,663 | 36,874 | 114,537 |
2016年(平成28年) | 77,763 | 36,971 | 114,734 |
2017年(平成29年) | 76,352 | 36,452 | 112,804 |
2018年(平成30年) | 74,717 | 35,767 | 110,484 |
2019年(令和元年) | 74,085 | 35,816 | 109,901 |
名城線の駅の中では最も多く、東山線の駅の中では名古屋駅に次いで2番目に多い。ただし上記の数値に乗り換え人員は含まない。
名鉄交通広告の公式サイトによると、当駅の2017年度の1日平均乗降客数は226,871人である。(名鉄瀬戸線の栄町駅は含まない)
詳細は「栄(名古屋市)」を参照。
栄は名古屋市最大の繁華街である。100メートル道路(久屋大通)に沿って矢場町から栄駅を抜け外堀通までは都市公園(久屋大通公園)となっており広域に及ぶ。公園内には名古屋テレビ塔もあり、各種イベントが盛んに行われている。
栄駅付近の広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)の地下(東山線栄駅は錦通の地下に位置する。)、オアシス21の地下(吹き抜け構造)、栄駅からテレビ塔周辺までの久屋大通公園地下など、栄には広大な地下街が広がる。 松坂屋、三越、ラシック、スカイル、パルコ、ナディアパークなどの大型ショッピング施設が続く。
夜も賑やかでありネオンで彩られる。栄エリアは繁華街と同時に3つの歓楽街も有しており、当駅の北西側の錦三丁目(錦三(きんさん)、南東側の女子大小路(栄ウォーク街)、南西側の住吉・プリンセス大通といった歓楽街がある。愛知県立美術館・愛知県芸術劇場などが入る大型文化施設「愛知芸術文化センター」と、NHK名古屋局、オアシス21、名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)もこの近隣にあるが、この方向(当駅の北東側)は歓楽街にはなっていない。
オアシス21にはバスターミナルも設置されており、名古屋市中心街では、名古屋駅前に次ぐバス交通の要所となっている。 名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)は観光スポットであり、夜間のテレビ塔へのスポットライトも街を彩る。
当駅のすぐ西側を南北に通過する道は大津通である。名城線は久屋大通の地下を通っている。
最寄り停留所は、栄バスターミナルとなる。乗り場は、オアシス21のりばや広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)上などの路上に分散して設置されている。以下の一般路線バスと高速バスが乗り入れており、名古屋市営バス(名古屋市交通局)、名鉄バス、とよやまタウンバス等により運行されている。
ターミナル内のバス乗り場は全部で10ヶ所あり、名古屋市営バスは1 - 7番を使用している(7番のりばは名鉄バスと共用)。
11 - 16番のりば(13番のりばは未使用)は広小路通上に、17番のりば は中日ビル西側に、18 - 20番のりば はオアシス21西側に設置されている。16番のりばの屋根には2018年3月に金鯱が取り付けられた。
従来からの高速路線バスの発着はすべて栄バスターミナルのオアシス21のりばとなる。なお、オアシス21内の案内所は、現在、三重交通の切符売り場になった。高速ツアーバスからの転向組であるWILLER GROUPは、久屋大通公園の愛の広場にバス停を設置している。長距離路線を中心に名鉄バスまたはJR東海バスとほかの事業者が共同運行を行っているケースが多い。
なお、栄21・栄23系統の栄行きは矢場町から久屋大通を経由するため、栄大津北行きバス停には停車せず、栄(南)停 で降車扱いを行ってからオアシス21の降車停に向かう。栄大津北行きバス停に停車するのは矢場町から大津通を北上し栄交差点を左折して名古屋駅に向かうC758系統(栄バス停と通らないが、栄大津と広小路栄両方停車する。)と、同じように栄交差点を左折していた50号系統(妙見町 - 名古屋駅前)をルーツに持つ栄18系統のみである。
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