企業 ドン・キホーテ: 日本の総合ディスカウントストア

株式会社ドン・キホーテ(英: Don Quijote Co., Ltd.)は、日本の主要都市や主要地方都市でドン・キホーテブランドなどの主に総合ディスカウントストアを展開する企業。本社は東京都目黒区青葉台。略称はドンキ。

株式会社ドン・キホーテ
Don Quijote Co., Ltd.
企業 ドン・キホーテ: 概要, 特徴, 沿革
企業 ドン・キホーテ: 概要, 特徴, 沿革
種類 株式会社
略称 ドンキ
本社所在地 日本の旗 日本
153-0042
東京都目黒区青葉台二丁目19番10号
北緯35度38分55.5秒 東経139度41分35.1秒 / 北緯35.648750度 東経139.693083度 / 35.648750; 139.693083 東経139度41分35.1秒 / 北緯35.648750度 東経139.693083度 / 35.648750; 139.693083
設立 2013年8月14日
(株式会社ドン・キホーテ分割準備会社)
業種 小売業
法人番号 3011001096370 ウィキデータを編集
事業内容 ディスカウントストアの運営
代表者
  • 代表取締役社長 吉田直樹
  • 代表取締役副社長 鈴木康介
  • 代表取締役副社長 赤城真一郎
資本金
  • 1億円
(2023年6月30日現在)
発行済株式総数
  • 1万5200株
(2023年6月30日現在)
売上高
  • 7530億3500万円
(2023年6月期)
営業利益
  • 419億2900万円
(2023年6月期)
経常利益
  • 479億1000万円
(2023年6月期)
純利益
  • 316億8000万円
(2023年6月期)
純資産
  • 1436億8700万円
(2023年6月30日現在)
総資産
  • 3100億5400万円
(2023年6月30日現在)
決算期 6月30日
主要株主 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 100%
主要子会社
関係する人物 安田隆夫(創業者)
外部リンク www.donki.com ウィキデータを編集
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現在の株式会社ドン・キホーテは2代目法人。2013年8月に株式会社ドン・キホーテ分割準備会社として設立され、初代法人より会社分割で事業を承継した。初代株式会社ドン・キホーテは2013年12月に商号を株式会社ドンキホーテホールディングス(現・株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)へ変更し、持株会社体制に移行。

概要

企業 ドン・キホーテ: 概要, 特徴, 沿革 
一号店(東京都府中市

1号店は京王線東府中駅近くにある東京都府中市の「ドン・キホーテ府中店」。当初は平屋の小さな店舗で倉庫形態を採用していた。本社も府中市に置いていた。なお、府中店は2006年に全面的に建て替えられたため、創業当時の店舗は現存しない。

その後、総合ディスカウントストアとして展開を開始。1997年11月に東京都江戸川区の「ドン・キホーテ葛西店」内へ本店を移転。2006年9月には東京都新宿区西新宿新宿住友ビル35階に本店を移転。さらに2009年9月には、東京都目黒区の「ドン・キホーテ中目黒本店」(イエローハット跡地)内に本店を移転した。

パーティー用品や雑貨などのほか、食料品酒類化粧品日用品衣料品、レジャー用品、インテリア家電製品携帯電話本体および関連商品、宝飾品ブランド品アダルトグッズなどを、幅広く取り扱っている(取扱商品は店舗により異なる)。

特徴

営業時間

大半の店舗は、午前9時から11時に開店して深夜0時から5時の間に閉店する長時間深夜営業で、一部の店舗は24時間営業である。ただし、午後8時から9時など比較的早い時間に閉店する店舗も存在するため、ドン・キホーテの店舗がすべて深夜営業というわけではない。

幹線道路沿いの店舗では駐車場を完備しているが、都心・駅前店などでは立体駐車場を併設している場合が少数あるのみである。駐車場は基本的に無料だが、店舗によっては買物金額に応じて無料時間を設定したり、近隣のコインパーキングと提携している店舗もある。

陳列・販促方法

企業 ドン・キホーテ: 概要, 特徴, 沿革 
商品陳列例(MEGAドン・キホーテ渋谷本店)

圧縮陳列」と呼ばれる陳列方法を採用しているのが特徴である。隙間なく商品を並べて店内は半ば迷路のようになっており、買い物客に目当てのものを探し出させる宝探し的な要素をもたせている。

POP広告

店内に散在している数多くのPOP広告もドン・キホーテの特徴である。これらの広告はドン・キホーテの本部が各店舗に配布しているわけではなく、各店舗で「POPライター」を採用して1店舗ごとに1人から3人配置し、「買場」の担当者と共に作成しており、POP文字は「ドンキ文字」と呼ばれるドン・キホーテ独自のフォントを使用している。

店舗による価格の違い

同じ市町村内の店舗であっても、店舗により同一商品でも価格が異なることは珍しくない。これは価格決定が担当者(店長や地域マネージャーの場合もある)の裁量に広く委ねられているためである。

店舗によっては「ロープライス保証商品」と銘打った商品を陳列するときがあり、その場合は購入後に他店舗(ドン・キホーテの他店舗も含む)でさらに安い価格が設定されていた場合に差額を返金する保証制度を取っている。

公式キャラクター

ペンギンを図案化した「ドンペン」「ドンコ」とドン・キホーテのピープルブランド情熱価格から図案化した「ド情ちゃん」などがある。

テーマソング

同店のテーマソングMIRACLE SHOPPING〜ドン・キホーテのテーマ〜」が基本的に流れている。このテーマソングのCDはドン・キホーテ店内で販売されており、着うたの配信もされている。また店舗に電話をかけると保留音としてこのテーマソングが流れる。作詞作曲・歌唱は同社の元社員でプロ・ミュージシャンの経歴を持つ田中マイミである。

従業員の就業規則

2022年3月から規則を改定し、ヘアカラーは自由となり、ネイルについても凹凸のないデザインであれば色は自由に緩和された。

沿革

業態

総合ディスカウントストア事業

  • ドン・キホーテ - 通常業態。基本的には生鮮食品を扱わない。主に若年層を対象とする。
  • MEGAドン・キホーテ - 総合スーパー業態をコンセプトにした店舗。通常の店舗とは異なり通路が広いことを特長とする。家族や高齢者を対象としている。
  • NEW MEGAドン・キホーテ - MEGAドン・キホーテより規模が小さい業態。生鮮食品の割合を減らすなど、より収益性・効率性を重視した業態。
  • MEGAドン・キホーテUNY - 後述のアピタやピアゴからの転換で、MEGAドン・キホーテとユニーのダブルネーム店舗。UDリテール株式会社が運営する。
  • ドン・キホーテUNY - アピタやピアゴからの転換で、ドン・キホーテとユニーのダブルネーム店舗。UDリテール株式会社が運営する。
  • ピカソ - 小型店舗の位置づけ
  • essence(エッセンス)

専門店

いずれも、ミニショップ形態の専門店。

  • 情熱職人 - ワークウェア、ユニフォーム等、職人向けの専門店。
  • お菓子ドンキ - 輸入菓子珍味など、菓子類に特化した専門店。
  • お酒ドンキ - クラフトビールや変わり種など、に特化した専門店。
      「お菓子ドンキ・お酒ドンキ」として、いずれも1号店が2021年5月21日に八重洲地下街(東京都中央区)にオープン。
  • コスメドンキ - 韓国コスメなど、化粧品に特化した専門店。
  • 驚辛ドンキ - 辛い食べ物に特化した専門店。
      「コスメドンキ・お菓子ドンキ・驚辛ドンキ」として、いずれも1号店が2021年11月6日に、モラージュ柏千葉県柏市)にオープン。
  • メンズドンキ - 酒・おつまみ、アウトドア、革製品、メンズコスメなど、メンズ商品に特化した専門店。1号店が2021年12月3日に、アピタ長久手店(愛知県長久手市)にオープン。
  • キラキラドンキ - お菓子屋やアジアンコスメなど、トレンドを意識した専門店。1号店が2022年5月3日に、ダイバーシティ東京プラザ(東京都港区)にオープン。
  • ときめきドンキ - Z世代~ミレニアル世代の女性をターゲットした専門店。1号店が2022年11月11日に、ドン・キホーテ中洲店(福岡県福岡市博多区)にオープン。
  • ナイトドンキ - 家電など当たるカプセルトイ型のコーナーを設置をした専門店。1号店が2022年11月25日に、ドン・キホーテすすきの店(北海道札幌市中央区)にオープン。
  • HAPPYドンキ - H(ヘルス)、A(アミューズメント)、P(プリティ)、P(ポジティブ)、Y(ヤミー)というテーマごとに5つのゾーンに区切った専門店。サニーサイドモール小倉(福岡県北九州市小倉南区)にオープン。
  • ドミセ - PB商品「情熱価格」を集めた専門店。2023年8月24日、1号店が道玄坂通 dogenzaka-dori(東京都渋谷区)にオープン。

過去に存在した業態

  • 驚安堂 - ピカソと同様に小型店舗の位置づけだったが、かつて展開していた「パワーコンビニ情熱空間」を承継したコンビニエンスストア型店舗。梅島駅前店・福生店では、「驚安堂」の看板の横に緑地で「野菜・果物・精肉」の看板が取り付けられていた。なおPPIHの国内業態としては当時唯一、自社系のmajicaを含めたキャッシュレス決済に対応せず現金のみに対応していた。
    2023年10月15日に福生店が閉店し、全店閉店。ブランド名として消滅した。

店舗

2023年時点では高知県以外の46都道府県に出店しているが、同年7月に高知市で用地を取得したことが判明しており、2024年度に全都道府県出店を達成する見込みとなった。

一部の店舗にはATMを設置している。

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク

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