愛知学院大学(あいちがくいんだいがく、英語: Aichi Gakuin University)は、愛知県日進市岩崎町阿良池12に本部を置く日本の私立大学。1876年創立、1953年大学設置。略称は愛院大・アイガク。
愛知学院大学 | |
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大学設置 | 1953年 |
創立 | 1876年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人愛知学院 |
本部所在地 | 愛知県日進市岩崎町阿良池12 北緯35度9分40.04秒 東経137度2分49.18秒 / 北緯35.1611222度 東経137.0469944度 東経137度2分49.18秒 / 北緯35.1611222度 東経137.0469944度 |
キャンパス | 日進(愛知県日進市) 楠元(名古屋市千種区) 末盛(名古屋市千種区) 名城公園(名古屋市北区) |
学部 | 文学部 心理学部 健康科学部 商学部 経営学部 経済学部 法学部 総合政策学部 歯学部 薬学部 短期大学部 |
研究科 | 文学研究科 心身科学研究科 商学研究科 経営学研究科 法学研究科 総合政策研究科 薬学研究科 歯学研究科 |
ウェブサイト | https://www.agu.ac.jp/ |
1876年(明治9年)5月、曹洞宗により曹洞宗専門支校として創立された教育機関を源流としている。そのため、同じ曹洞宗が創設した駒澤大学や東北福祉大学、鶴見大学とは姉妹校である。曹洞宗の学問所(僧侶による院)としての「寺院」から学園ではなく「学院」と名乗った。
キャンパスは、愛知県日進市(文学部、心理学部、総合政策学部、健康科学部)と名古屋市千種区(薬学部・歯学部・短期大学部)、北区(商学部・経営学部・経済学部・法学部)にある。10学部16学科、短期大学部1学科、大学院8研究科、歯学部附属病院(末盛キャンパス)を有し、総数約12,000名の学生が学ぶ総合大学である。
体育会は広大なキャンパスを活用し、愛知大学野球連盟1部リーグにおいて春秋通算47回の優勝を飾っている硬式野球部の他、バレーボール部、剣道部、サッカー部、相撲部など、多数の強豪クラブが活動している。また、「全国社長の出身大学」(東京商工リサーチ)では愛知県1位、全国18位であり、社長や起業家が多い大学としても知られている。
これら禅教育を基とした社会人の養成を使命としている。
日進キャンパス内にあり、通常の図書館としての役割のほか、展示室・情報検索コーナー・視聴覚学習センターなどが設けられている。蔵書数は和漢書が約54万冊、洋書が約23万冊で、計約77万冊、所蔵雑誌は和洋合わせて約8000種である。他、正眼寺文書・平田寺文書・福厳寺文書・可睡斎文書・妙応寺文書・雲興寺文書・龍泰寺文書など、寺院関係の文書を多く所蔵している。
楠元キャンパスには、蔵書数約13万冊の「愛知学院大学歯学・薬学図書館情報センター」がある。
中部大学、愛知学院大学、南山大学の3校の図書館で結成された図書館活動のコンソーシアム。加盟する3大学の学生、教職員はそれぞれの図書館を紹介状なしで自由に利用でき、資料を借りることができる。
日進キャンパス9号館および14号館にあり、16の教室に約1000台のコンピューターが設置されている。すべて高性能のサーバー群にLAN接続され、一つの教育システムを構成しており、教室間で合同授業や遠隔地間協働の擬似体験学習ができる。授業のほかにも学生個人で、プログラミング言語の自習、アプリケーション・ソフトウェアを使ってのデータ処理やデータ解析、ブラウザやe-mailによる情報収集や情報交換などに利用できる。
日進キャンパス内にあり、医師から内科・外科・歯科にかかる健康相談を無料で受けることができる。予約制であるが女性健康相談・精神衛生相談も可能である。
愛知学院大学名城公園キャンパス | |
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アガルスタワー | |
情報 | |
設計者 | 大建設計 |
施工 | 名工建設・熊谷組 |
建築主 | 学校法人愛知学院 |
構造形式 | S、RC造 |
敷地面積 | 23,000.01 m² |
建築面積 | 5,493.29 m² |
延床面積 | 33,119.21 m² |
階数 | 地下1階地上10階 |
着工 | 2012年(平成24年)8月 |
竣工 | 2014年(平成26年)3月24日 |
所在地 | 愛知県名古屋市北区名城三丁目1番1号 |
座標 | 北緯35度11分15.33秒 東経136度54分18.26秒 / 北緯35.1875917度 東経136.9050722度) |
名城公園キャンパスは2014年4月から利用が開始された。開設予定地の土地について在名古屋中国総領事館も取得に向けた動きを取ったことに加えて、日本と中国の外交関係の悪化も影響して、実際に利用開始に至るまでには様々な動きがあった。
2010年5月30、名古屋市北区名城の名城住宅(国家公務員宿舎)跡地に経済学部の新設と日進キャンパスにある商学部・経営学部の移設を目指していることが報道された。ただし同日時点、愛知学院大学サイドは「まだ検討中」としていた。またこの土地には、在名古屋中国総領事館が取得を目指しており、「今後調整が必要」とされた。
その後、2012年度ないしは2013年度に校舎を建設し、2014年度の新設と移設を目標とすることが報じられた。新キャンパスでの方針として、周辺の商店街などと連携して地域通貨の社会実験や空き店舗を学生に開放し活用するなどの地域活性化を進めていく。その他それまで分散していたビジネス関係の研究所の統合、IT関連の企業育成、社会人向けの大学院教育、行政および民間シンクタンクとの研究協力を行っていく予定。新キャンパスは学生・教員併せて2000人ほどの規模になり、建物は名古屋城周辺の景観を損なわないように配慮(高さは9~10階ほど)するとしながらも、名古屋城を一望できるレストランも建設され、キャンパス自体も観光客に開放していく構想であった。なお、在名古屋中国総領事館も同所取得に動くことが決まったため、分割して取得することは濃厚になったものの、分割場所の詳細はこの時点ではまだ決まっていなかった。
しかしながら、今秋にも売却契約が成立する予定であったものの、尖閣諸島問題で日中両国関係がこじれたことで契約決定が遅れているという連絡が東海財務局よりあったことを明らかにしており、2011年3月に年度内の売却を断念したことを両サイドに伝えたものの、かねてから年度内売却を要求していた愛知学院大学サイドの要求に応じ、先行して名城公園駅に近い約23000平方キロメートルを売却することに決めた。ただし、旧・名古屋市交通局名城工場に近い中国総領事館(約8000キロ平方キロメートル)への売却は、河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事が連合して外務省・財務省に売却凍結を求めていたため、2016年に売却をしない事となった。
同年9月30日、学校法人愛知学院は、東海財務局と土地の売買契約を締結した。北区名城にある31000平方キロメートルの跡地のうち、北側の23000平方キロメートルを39億円で購入する。名称はこの時点で「名城公園キャンパス」に決定。既存の経営学部と商学部、2013年度より新設の経済学部の3学部を配置、2年生以上が通い、学生数は2500人程度となる。
名城公園キャンパスは2014年3月24日に竣工し、当初の目標通り同年4月から利用が開始された。
名城公園キャンパスの本部棟となる「アガルスタワー」は地上10階・地下1階の建物であり、10階建て高層棟の3階に座禅室が設けられている。図書館、食堂は一般開放され、講堂「キャッスルホール」では学会、講演会以外の市民向け講座も行われる。都市再生プロジェクトの下で計画が進められているため、付近住民も含めた市民にも広く開放されるキャンパスになり、3学部以外にも市民向けの講座を行い、かつ学内に広場を設け、学習・交流・活動の拠点として活用される。
名古屋市北区は2013年10月11日、愛知学院大学と連携協定を締結。さらに2018年6月15日、災害時に名城公園キャンパスを避難者の受け入れや治療に開放してもらう協定を結んだ。
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