東濃鉄道株式会社(とうのうてつどう、英文社名:Tohnoh Tetsudou Co., Ltd.
)は、岐阜県東南部(東濃地方)を営業エリアとする名鉄グループのバス専業事業者。通称は「東鉄バス」で、この通称は会社でも公式に使用している。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | 東鉄、東鉄バス |
本社所在地 | 日本 〒507-0035 岐阜県多治見市栄町1丁目38番地 北緯35度19分56.2秒 東経137度7分17.2秒 / 北緯35.332278度 東経137.121444度 東経137度7分17.2秒 / 北緯35.332278度 東経137.121444度 |
設立 | 1944年3月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 5200001020872 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 今川孝英 |
資本金 | 1億円 |
主要株主 | 名鉄グループバスホールディングス 100% |
外部リンク | https://tohtetsu.co.jp/ |
かつては笠原線と駄知線の2つの鉄道路線を有する鉄道事業者であったが、1978年までに2路線とも廃止されている。鉄道路線の廃止後も社名変更せず、バス事業のみを継続している。
高速路線に岐阜県多治見市・可児市と愛知県名古屋市や東京都を結ぶ路線を持ち、一般路線では岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・可児市・美濃加茂市・可児郡御嵩町・加茂郡八百津町に路線網を持つ。
*高速バスは全て可児営業所の管轄(馬籠線を除く)
◎は、地域間幹線系統として、国・岐阜県・自治体の補助を受ける。
太字で表示された区間は、「200円バス」(多治見市内平日昼間時運賃割引制度)の対象区間を示す。
「200円バス」とは、多治見市内を平日10時から16時に発着するバスを多治見市内相互に利用した場合、最大運賃を200円とする制度である。
ラッシュ時は多治見駅前 - 核融合科学研究所間で直行便を運行(夕方、帰りの便のみ前乗り運賃先払いとなる)
2024年4月1日ダイヤ改正より、既存のホワイトタウン線、下半田川線、県病院線、多治見=イオンモール土岐線、多治見市内線を統合して、多治見西部線に改称変更した。
※朝ラッシュ時、白鳳台〜陶都大橋までで乗車の際は前乗り運賃先払いとなる。
唯一県境を越えて愛知県瀬戸市に乗り入れる。2002年に廃止されたジェイアール東海バスの路線(瀬戸市駅 - 瀬戸記念橋 - 多治見駅前間)の一部区間代替という役割も持つ。
かつて東濃鉄道が運行していた路線を自治体へ委譲したのちコミュニティバスとして運行している路線のほか、名鉄バス春日井営業所、一宮営業所の一部の路線の運行も受託している。
小牧所属車のみ尾張小牧ナンバーが付いており、他の営業所の車両は全て岐阜ナンバーである。小牧営業所では名鉄バス春日井営業所管内の一部便と岩倉駅-小牧駅、岩倉駅-間内駅の全ての便を担当する。
名鉄グループであるため、三菱ふそう車が多く在籍するが、名鉄傘下となるのが比較的遅かったこともあり独自性が残されており、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)製も多く導入されたのが特徴である。
なお、富士重工業が2003年3月にバス車体製造から撤退した際、最後の生産車となったのが東鉄の観光バス(日産ディーゼル・スペースアロー)2台であった。東鉄としては、今後も富士重工業に架装して欲しい旨を伝えたものの、撤退の意向は変わらなかったことから、せめて最後の生産車を購入したいと意向を伝えたことで、次年度の購入予定を前倒しして実現したという。以後はUDトラックスのバス製造・販売事業撤退まで西日本車体工業(西工)製で納入された。現在は路線・貸切バス共に三菱製・日野(ジェイ・バス)製の車両が投入されている。
近年は親会社である名鉄バスで使っていた路線バスを買い取り、塗装はそのままで名鉄バスの車番や営業所表記や「名鉄バス」の文字だけ剥がし、緑色で「とうてつ」という文字が貼られている。主に恵那営業所、可児営業所に在籍する。主に導入される車種はエアロスター、エアロミディ、日野レインボーである。
一般路線車の塗装は、名鉄傘下に入ってからは名鉄グループカラー(赤+白)に変更を迫られるが、窓下にグリーンの帯を入れることで独自性を主張した。近年グループカラーが強制されなくなったことから、新車は傘下入り前のグリーンの濃淡を使った塗装で購入されているが、一方で観光バスに近いイメージのオリジナル塗装も登場している。また、2013年より創立70周年を記念してボンネットバスに使用された塗装を再現した復刻塗装が登場している。三菱ふそう エアロスターが3台記念車両として導入された。3台のうち1台は途中の三菱ふそうのモデルチェンジにより、1台のみヘッドライト等の形状が異なっている。3台とも車内は当時を再現すべく木目を基調した床のデザインになっている。また、シートも当時を再現すべく、緑色が採用されている。また、ナンバープレートも当時のボンネットバスと同じ「590」が希望ナンバーで装着されている。もう1台の記念車両は「591」、最後の3台目だけ理由不詳だが希望ナンバーではなく「1673」が装着されている。その後も復刻塗装車が少しではあるが導入されている。
観光バス・高速バスは、白に名鉄カラーの赤と東鉄のグリーンに、花や鳥の絵が描かれており、名鉄グループでありながらオリジナリティを出しているのが特徴である。なお旧北恵那交通車には北恵那交通在籍の時のままの塗装のものもある。なお、東濃鉄道自体には大型車(日野・セレガ、三菱ふそう・エアロエース)のみが在籍しており、中型車(大型ショートも含む)は東鉄タクシーが保有する。
また、観光バスには、それぞれ名称があり、一般的な貸切車として、日野 セレガ53人乗りには「Super Coach H53」、日野 セレガ60人乗りには「Super Coach H60」、三菱ふそう エアロエース53人乗りには「Super Coach M53」という名称が付けられている。 乗車定員が少なく、オットマンなどの装備を備える貸切車として、三菱ふそう エアロエース44人乗りには「ComfortSS 44」と、新型エアロエース(通称:令和顔)には「Elegant Saloon」という名称が付けられている。 乗車店員36人のスーパーハイデッカー仕様の貸切車として、三菱ふそう エアロクイーン36人乗りには「Executive V1 36」という名称が付けられている。
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