『モータルコンバット』 (Mortal Kombat、略称:MK) は、ミッドウェイゲームズが1992年に開発・発売した対戦型格闘ゲーム、およびそのシリーズの総称。日本においては『モーコン』と略されることもある。
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ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
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対応機種 | アーケード Windows Amiga スーパーファミコン NINTENDO64 ゲームキューブ Wii Nintendo Switch ゲームボーイ ゲームボーイカラー ゲームボーイアドバンス ニンテンドーDS セガ・マスターシステム メガドライブ ゲームギア メガCD スーパー32X セガサターン ドリームキャスト PlayStation PlayStation 2 PlayStation 3 PlayStation 4 PlayStation Portable PlayStation Vita Xbox Xbox 360 Xbox One Game.com iOS |
開発元 | NetherRealm Studios(元 Midway Games Chicago) |
発売元 | アクレイムジャパン |
デザイナー | エド・ブーン ジョン・トビアス |
音楽 | ダン・フォーデン |
人数 | 1〜2人 |
発売日 | 1作目: モータルコンバット |
米国での1作目はミッドウェイによるアーケード版が初出。日本では1992年12月中旬にアーケード版をタイトーがライセンス販売。家庭用ではアクレイムジャパンより『モータルコンバット』がスーパーファミコン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア用に移植されたものが初上陸となる。
タイトルの『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』(命がけの争い)が正しい綴りだが、本シリーズにおいては「C」が頭文字の英単語は先頭の「C」を「K」に意図的に差し替えて表記する(例:Continue → Kontinue)。
1992年10月、実写取り込みのキャラクターが登場する2D対戦型格闘ゲームとして初代『モータルコンバット』はリリースされた。同作においては対戦に敗れた相手を惨殺するトドメ専用の演出である「フェイタリティ(Fatality)」が取り入れられており、賛否両論を呼んだ。
その後も、シリーズを重ねる中で様々な変遷を遂げてきた一方、フェイタリティは目玉要素として必ず取り入れられている。また、本シリーズは「残虐格闘ゲーム」と呼ぶべきジャンルを形成、数多くのフォロワーが生まれた。
第1作目は、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、メガCD、ゲームギアなど、数多くのプラットフォームに移植されている。『MKII』以降もAmigaやセガ・マスターシステム、スーパー32X、セガサターン、LSIゲームなど多くのプラットフォーム向けに移植された。
ゲームのみならずコミカライズやアニメ作品といったメディアミックス展開もなされ、後に映画版『バイオハザード』シリーズを手掛けているポール・W・S・アンダーソン監督によって1995年に映画『モータル・コンバット』が制作された。MPAAによるレーティングはPG-13であるため、残虐なシーンは皆無に等しく、ヒロイック要素が強い作品に仕上がっている。続編の『モータルコンバット2』も制作されたが、監督のアンダーソンをはじめ主要キャストがほぼ交代している。
略称「MK」。本編シリーズ1作目。
サブ・ゼロのフェイタリティ「Spine Rip」は「脊髄ごと首を引き抜く」というショッキングな内容であり、あまりのインパクトの強さに、北米のみならず日本のゲーマーからも注目を浴びた。1993年1月8日には、カリフォルニア州のアーケードゲーム事業者が連名で、本作のようなゲームの稼働停止を求める公開書簡を送っていた。
本作の登場が北米のレーティング審査機関であるエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)設立の一翼を担ったとされている。イタリアでは本作の違法コピー基板が押収された例もあり、2019年にはこの出来事やメディア展開を受け、アメリカのストロング国立演劇博物館が主宰するゲームの殿堂入りを果たした。なお、本作のみランキングがスコア形式となっており、『MKII』以降は勝利数で順位の決まるランキング形式になっている。
プレイアブル | リュウ・カン / ライデン / ソニア / カノウ / サブ・ゼロ / スコーピオン / ジョニー・ケイジ |
NPC | レプタイル / ゴロー / シャン・ツン |
略称「MKII」、またはアラビア数字表記の「MK2」。本編シリーズ2作目。日本では本作までアクレイムジャパンがゲームボーイ、メガドライブ、SFC、PlayStation、セガサターン向けに販売していた。また、『MK』とカップリング移植されたGB向けソフト『Mortal Kombat & Moral Kombat II』が発売されている。
プレイアブル | リュウ・カン / ライデン / ジョニー・ケイジ / スコーピオン / サブ・ゼロ / レプタイル / シャン・ツン / クン・ラオ / ジャックス / キタナ / ミレーナ / バラカ |
NPC | スモーク / ジェイド / ヌーブ・サイボット / キンタロー/ シャオ・カーン |
略称「MK3」。本編シリーズ3作目。ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたPS版はローカライズが施された唯一の作品で、各種デモのナレーションを麦人が手掛けた。北米では初期のPS本体に本ソフトが付属していた。スコーピオンやキタナを筆頭とする色違い忍者はサブ・ゼロとヌーブ・サイボットを除いて削除されており、主要人物のライデンとジョニー・ケイジも登場しない。一方、新キャラクターとして近代兵器を内蔵したサイバー忍者の登場、従来の「魔界を中心とした(非科学的な)世界観」に加え、現代都市のステージが登場するなど、大胆な改訂が行われている。本作から「MKG」までのアーケードモードは「BATTLE PLAN」(Choose Your Destinyとも呼ばれる)の難易度を選択してから対戦がスタートする形式になっている。また、一部のステージでアッパーカットを食らった側が天井を突き破ってステージを移動する演出が追加されている。
プレイアブル | リュウ・カン / クン・ラオ / ソニア / ジャックス / カノウ / サブ・ゼロ / シャン・ツン / シンデル / ナイトウルフ / カバル / ストライカー / シーヴァ / セクター/ サイラックス / スモーク(サイボーグ) |
NPC(MK3) | ヌーブ・サイボット / モタロー / シャオ・カーン |
追加キャラクター(UMK3) | スコーピオン / キタナ / ジェイド / レプタイル / スモーク(人間)/ クラシック・サブ・ゼロ / ミレーナ / アーマック / ヌーブ・サイボット |
追加キャラクター(MKT) | ライデン / ジョニー・ケイジ / バラカ / ゴロー / キンタロー / レイン / カメレオン(PS版、PC版、SS版) / カメレオン(雌)(N64版) / モタロー / シャオ・カーン |
略称「UMK3」。『MK3』のアップデート版。一度削除されたスコーピオンやキタナなどの忍者が復活し、新キャラクターが追加された。以降、数多くリリースされた3作目の移植作は、基本的に本作が対象となる。移植版のうち、iPad版は2011年2月10日に日本でも配信された。海外版GBA向けの移植作品『Mortal Kombat: Advance』は、移植の精度が低く、容赦ないAIを持つCPUによる非常に高い難易度や、少ないボタン数などに起因する劣悪な操作性といった要素により、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyから0点という評価を下された。海外版DS向けの移植作品『Ultimate Mortal Kombat』は、上の画面にコマンド表が常時表示されており、ワイヤレス通信による対戦、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦をサポートしている。後述の『Mortal Kombat: Deception』のおまけモードである「Puzzle Kombat」も収録。
一部機種では、間髪入れずに打撃を繰り出し続けて相手の肉体を破壊するフィニッシュムーブ「Brutality」が追加されており、各キャラクター固有の長いコマンドの入力が発動条件となっている。
略称「MKT」。対応プラットフォームはPlayStation、Nintendo 64、PC、セガサターン。日本ではソフトバンクよりPlayStation向けに発売。『UMK3』までのキャラクターを結集させた、実写時代の『MK』の集大成的な作品。基本的なシステム、ストーリーは『UMK3』を踏襲。
略称「MK4」。本編シリーズ4作目。対応プラットフォームはPlayStation、Nintendo 64、ゲームボーイカラー、PC。Digital Eclipseが開発した2Dグラフィックのゲームボーイカラー版は1998年12月12日に発売。現時点で最後のアーケード作品であり、日本では家庭版は本作以降発売されていない。本作よりキャラクターのグラフィックが実写取り込みから3Dポリゴンに移行した。エンディングはリアルタイムレンダリングだが、PS版および『MKG』ではプリレンダリング映像で再生される。
1999年9月9日にドリームキャスト専用のマイナーチェンジ版『Mortal Kombat Gold』(略称 : MKG)が発売されており、バラカ、サイラックス、キタナ、クン・ラオ、ミレーナ、セクターの6名が追加された。同作は開発期間が短期だったこともあり、多数のバグが確認されている。発売から1ヶ月後、致命的なバグが修正され、ビジュアルメモリに対応したVer2.0(赤ディスク)がリリースされたが、不具合は完全には修正されていない。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン / ソニア / ジャックス / ジョニー・ケイジ / レプタイル / カイ / フウジン / ジャレック / ターニャ / レイコ / シノック / クァン・チー / ゴロー / ヌーブ・サイボット |
追加キャラクター(MKG) | キタナ / ミレーナ / クン・ラオ / バラカ / サイラックス / セクター |
略称「MK:DA」。本編シリーズ5作目。対応プラットフォームはPlayStation 2、Xbox。予定されていた日本版の発売は中止となった。GBA向けに移植版とマイナーチェンジ版『Mortal Kombat: Tournament Edition(略称 : MK:TE)」が発売されており、一部キャラクターが差し替えられている。
プレイアブル | クン・ラオ / ソニア / カノウ / ジョニー・ケイジ / クァン・チー / シャン・ツン / ライデン / キタナ / ジャックス / レプタイル / サイラックス / ケンシ / ボー・ライ・チョー / リ・メイ / マバド / フロスト/ス・ハオ / ニタラ / ドラミン / ブレイズ / モカップ |
MK:TEのみ | サリーナ / ヌーブ・サイボット / セクター |
NPC | モロク |
略称「MK:D」。本編シリーズ6作目。初回限定版にはアーケード版『MK』の移植版が収録されており、2005年3月1日に北米にてシャオ・カーン、ゴローがプレイアブルキャラクターとして追加されたGC版が発売された。2006年にPSP向けのアップデート版『Mortal Kombat: Unchained』(略称「MK:U」)が発売され、同作はGC版の追加キャラクターに加えてキタナ、ジャックス、フロスト、ブレイズが追加されている。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / ナイトウルフ / シンデル / カバル / バラカ / アーマック / ボー・ライ・チョー / リュウ・カン / ライデン / ケンシ / リ・メイ / ジェイド / シンデル / ターニャ / ヌーブ・スモーク / ハヴィック / ホタル / シュジンコウ / キラ / ダイロウ / ダリウス / アシュラ / コブラ |
追加キャラクター(GC版) | シャオ・カーン / ゴロー |
追加キャラクタ(MK:U) | キタナ / ジャックス / フロスト / ブレイズ |
NPC | ソニア / ジョニー・ケイジ / クン・ラオ / シャン・ツン / クァン・チー / オナガ |
略称「MK:A」。本編シリーズ7作目。対応プラットフォームはWii、PlayStation 2。PS2のみアーケード版『UMK3』の移植版を収録した初回限定版が発売されている。『MK:D』までのほぼ全てのキャラクターが登場している。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン / クン・ラオ / キタナ / ソニア・ブレイド / ジョニー・ケイジ / ジャックス / カノウ / ミレーナ / バラカ / カバル / レプタイル / ヌーブ・サイボット / スモーク / サイラックス / セクター / ジェイド / シンデル / ナイトウルフ / ストライカー / アーマック / レイン / シャン・ツン / ゴロー / キンタロー / モタロー / シーヴァ / シャオ・カーン / カメレオン(雄) / カメレオン(雌)(Wii版) / クァン・チー / シノック / カイ / フウジン / ターニャ / ジャレック / レイコ / ケンシ / フロスト / ボー・ライ・チョー / リ・メイ / ス・ハオ / マバド / ニタラ / ドラミン / シュジンコウ / ダイロウ / ダリウス / アシュラ / ハヴィック / ホタル / キラ / コブラ / モカップ / オナガ / サリーナ / ミート / テイヴン / ディーゴン / ブレイズ |
略称「MKvs.DCU」。本編シリーズ8作目。対応プラットフォームはPS3、Xbox 360。使用エンジンはUnreal Engine 3。「モータルコンバット」と『スーパーマン』『バットマン』などで知られる「DC Universe」によるクロスオーバー作品。北米でのレーティングはESRB:T(13歳以上)指定であり、グロテスクな演出はかなり控えめになっている。
「モータルコンバット」サイドのキャラクターと「DC Universe」のヴィランはフェイタリティを使用する一方、バットマンなどのヒーローは相手を殺めず制裁を加えるフィニッシュムーブ「Heroic Brutality」を持つ。
本作よりチャプター毎に使用キャラクターを切り替えながら進行する「ストーリーモード」が追加された。
なおシリーズの開発元であるミッドウェイゲームスは2009年に経営不振により倒産したため今作は同社が開発・発売した最後のシリーズ作品となった。
モータルコンバットサイド | スコーピオン / サブ・ゼロ / ライデン / リュウ・カン / キタナ / ソニア・ブレイド / ジャックス / カノウ / バラカ / シャン・ツン / シャオ・カーン |
DCユニバースサイド | バットマン / スーパーマン / グリーンランタン / フラッシュ / ワンダーウーマン / キャプテンマーベル / キャットウーマン / ジョーカー / デスストローク / レックス・ルーサー / ダークサイド |
NPC | ダーク・カーン |
通称「MK9」、「MK 2011」。本編シリーズ9作目。2011年4月19日に北米で発売。正式なタイトルは1作目と同様 『Mortal Kombat』だが、区別のため 『Mortal Kombat 9』、『Mortal Kombat 2011』 と表記されることが多い。対応プラットフォームはPS3、Xbox 360、PS Vita。ゲームエンジンは、前作に引き続きUnreal Engine 3を使用。同作からミッドウェイゲームスの権利を買収した Warner Bros. Interactive Entertainment が販売を担当し、開発は同社の傘下グループの NetherRealm Studiosが担当している。
タイトルが示す通り「原点回帰」をテーマとして開発された同作は、シリーズを重ね様々な派生作品がリリースされたことによるエピソードや設定の氾濫・矛盾を解消させ、『MK』から『MKT』までのストーリーを再構成している。『MKT』までのキャラクターが一部を除いて登場している反面、『MK4』以降の追加キャラクターはクァン・チーとケンシのみ登場。新キャラクターも『MKII』の開発段階で登場する案は用意されていたものの長らく採用されることのなかった「スカーレット(Skarlet)」、サブ・ゼロ(カイ・リャン)がサイボーグ化した「サイバー・サブ・ゼロ(Cyber Sub-Zero)」のみ。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン /クン・ラオ/ キタナ / ジェイド / ジョニー・ケイジ / ソニア・ブレイド / ジャックス / ナイトウルフ / ストライカー / カバル / カノウ / シンデル / ミレーナ / バラカ / アーマック / リープテイル / スモーク / セクター / サイラックス / シーヴァ / シャン・ツン / クァン・チー / サイバー・サブ・ゼロ / トレマー(PS Vita版のチャレンジ・タワーのみ) |
DLC | スカーレット / レイン / ケンシ / クレイトス(PS3版、PS Vita版) / フレディ・クルーガー |
NPC | ゴロー / キンタロー / シャオ・カーン |
略称「MKX」。Warner Bros. Interactive Entertainment が販売し、NetherRealm Studiosが開発を担当。本編シリーズ10作目。使用エンジンは改良された「Unreal Engine 3」。対応プラットフォームはWindows、PlayStation 4、Xbox One、iOS、Android端末、Microsoft Windows(Steam)。当初リリースを予定されていたPlayStation 3版とXbox 360版は延期の末に発売中止となった。PS4版、Xbox One版は2015年4月14日発売。2016年1月、全DLCを同梱した新パッケージ『Mortal Kombat XL』を発表し、PS4とXbox One向けに同年3月1日発売。2016年10月04日にSteam向けにも配信された。
iOS、Android版はコンソール版と異なり、シンプルなゲームシステムとなっており、日本語ローカライズが施されている。なお、2019年2月27日をもって「Mortal Kombat Mobile」へと改題された。
ストーリーは前作『MK9』の終了から25年間に起こる出来事を描く。ジョニー・ケイジの格闘センスを受け継いだ娘「キャシー・ケイジ(Cassie Cage)」や、ハードボイルドなガンマン風の「エロン・ブラック(Erron Black)」といった個性的な新キャラクターも追加されており、前作では言及されるのみに留まっていたボー・ライ・チョー、シノックといった『MK4』以降のキャラクターも一部復活し、外伝作品『MK:SF』に登場した忍者「トレマー」も参戦している。
フェイタリティも旧作とは異なり、対戦相手が無残な姿になった状態をメインに映すという、より残虐さが増した演出となっている。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / ライデン / ジョニー・ケイジ / ソニア / ジャックス / ケンシ / クァン・チー / リュウ・カン / クン・ラオ / キタナ / ミレーナ / カノウ / アーマック / レプタイル / キャシー・ケイジ / ジャッキー・ブリックス / タケダ / クン・ジン / コータル・カーン / デ・ヴォラ / エロン・ブラック / フェラー/トール / シノック |
DLC | ゴロー / ターニャ / ボー・ライ・チョー / トレマー / トライボーグ / ジェイソン・ボーヒーズ / プレデター / レザーフェイス / エイリアン |
NPC | シンデル / バラカ / レイン / コラプテッド・シノック |
映像外部リンク | |
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MK11 Kombat Pack Roster Reveal Official Trailer - モータルコンバット11のDLC「Kombat Pack」トレーラー。シャン・ツン、ナイトウルフ、シンデル、スポーン、ジョーカー、T-800の順に登場。 | |
Mortal Kombat 11: Aftermath - Reveal Trailer 大型アップデート「Aftermath」トレーラー |
略称「MK11」。本編シリーズ11作目。『MK4』以来のナンバリング表記となっている。2019年4月23日に米国にて発売。対応プラットフォームはPS4、Xbox One、Nintendo Switch、Microsoft Windows(Steam)。
ストーリーは、時を司る古代神「クロニカ」と彼女に立ち向かうリュウ・カンやライデン達の壮絶な戦いを描いており、異なる時間軸の同一人物が登場する場面もある。
2020年5月26日の無料アップデートにて『MKT』以来となる「Friendship」が追加され、ライデンのフレンドシップはウクライナのダンスグループであるライトバランスのパフォーマンスをモデルとしている。
プレイアブル | スコーピオン / サブ・ゼロ / リュウ・カン / ライデン / クン・ラオ / キタナ / ジェイド / ジョニー・ケイジ / ジャックス / ソニア / カノウ / バラカ / カバル / ヌーブ・サイボット / フロスト / スカーレット / キャシー・ケイジ / ジャッキー・ブリッグス / コータル・カーン / エロン・ブラック / デ・ヴォラ / セトリオン / ゲラス / コレクター |
DLC | シャオ・カーン / シャン・ツン / ナイトウルフ / シンデル / フウジン / シーヴァ / レイン / ミレーナ / T-800 / ジョーカー / スポーン / ロボコップ / ジョン・ランボー |
NPC | サイラックス / セクター / クロニカ |
略称「MK1」。NetherRealm Studiosが開発を担当し、Warner Bros. Gamesより発売。本編シリーズ12作目。『MK11』の続編であり、「MK9」に続く、シリーズ2作目のリブート作品。対応プラットフォームはNintendo Switch、PlayStation 5、Windows、Xbox Series X/S。Kollector's EditionおよびPremium Editionは2023年9月14日に発売され、Standard Edition(通常版)は2023年9月19日に発売。
プレイアブル | Kameo Fighters | Kombat Pack |
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| Kameo Fighters
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略称「MKM:SZ」。シリーズ初の外伝作品。主役はサブ・ゼロ(ビ・ハン)であり、時系列は『MK』の大会開催以前。ライデンの弟フウジン、クァン・チーとシノックはこの作品から登場した。なお、本作が実写取り込みを用いた最後の作品である。
略称「MK:SF」。ジャックスを主役に据えた作品。MKM:SZとは異なり、俯瞰視点のゲームとなっている。後に『MKX』に参戦するトレマーの初登場作品である。
略称「MK:SM」。リュウ・カンとクン・ラオを主役としたアクションアドベンチャーゲーム。ストーリーは、『MK』の大会後から『MKII』のラストまでをベースにしているが、一部に設定と食い違う箇所が存在する。ストーリーモードでは、有効範囲内の敵を一網打尽にするフィニッシュムーブ「Multality」を使用できる。
隠し要素として、条件を満たすことでアーケード版『MKII』の完全移植版を遊ぶことができる。
米国で発売されたコミック版には液体化するサイバネティック忍者「ハイドロ(Hydro)」など、オリジナルキャラクターが多数登場する。コミック版を初出とするキャラクターのうち、スカーレットが『MK9』にも登場したことに加え、サブ・ゼロとスモークの友情関係など、ゲーム本編に継承されていった設定も多い。また、アニメシリーズもコミック版を原案として制作されている。
舞台は『MK』の500年前。主人公はクン・ラオの先祖である。
本シリーズは欧米において人気が高く、対戦格闘ゲームの大会Evolution Championship Seriesの競技種目に選ばれたり、ギネスブックにも様々な記録を残している。 鉄拳シリーズのプロデューサを務める原田勝弘は、独特の世界観や、シリーズ全体でキャラクターやゲストがいたことが人気につながったと、電撃オンラインとのインタビューの中で推測している。 一方、日本国内においては、一部のカルト的な人気にとどまっている。 ライターのBJ Foxは日本における本シリーズの知名度の低さについて、本シリーズにおける残酷表現をコメディ(Komedy〔ママ〕)だとしたうえで、日本の審査当局の切断表現に対する厳しい姿勢や、既に負けた相手を残酷な方法で死に至らせるシステムが日本人に受け入れられなかったためではないかと推測している。このほかにも、第一作における珍妙な世界観や操作性の悪さや、出荷台数の少なさなどが、日本における知名度の低さの理由として挙がっている。
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