『とんび』は、重松清による日本の小説。2003年10月から2004年7月にかけて『中日新聞』と『東京新聞』『北陸中日新聞』(いずれも中日新聞社発行)および『北海道新聞』『西日本新聞』『神戸新聞』などにて連載されていた。挿絵は絵本作家の塚本やすし。
とんび | ||
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著者 | 重松清 | |
イラスト | 塚本やすし | |
発行日 | 2008年10月30日 | |
発行元 | 角川書店 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
公式サイト | とんび|重松清 | |
コード | ISBN 978-4-04-873891-0 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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広島県を舞台に、妻を失った父親が息子の反抗期や学校でのトラブル、受験、自立、意外な女性との結婚など様々な困難に直面し、不器用に戸惑い、悩みながらも息子の幸せを第一に考え、周囲の支えを受けながら男手一つで息子を育てた父の半生と親子の絆を描いた作品。
同名でテレビドラマ化され、NHK総合テレビで2012年1月7日(前編)と1月14日(後編)に放送され、TBSでも連続ドラマとして2013年1月13日から3月17日まで放送された。いずれのドラマ化作品もテレビドラマ関連の賞を受賞している。
2022年4月8日より、映画版が公開。
舞台は瀬戸内海に面した広島県備後市(市名は架空の名称)。高度経済成長時代の1962年(昭和37年)、運送会社に勤務する28歳のヤスは愛妻・美佐子との間に息子・アキラが誕生し、生涯最高の喜びに浸っていた。美佐子とともにアキラの成長を見守り、幸せな日々を過ごしていたが、ある日、ヤスが連れて行った仕事場でアキラを庇った美佐子が事故死してしまう。ヤスはその日から幼くして父親に捨てられた悲しみと美佐子を亡くした後悔を乗り越えながら、アキラを不器用ながら真っ直ぐに育てていく。
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とんび | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 重松清 |
脚本 | 羽原大介 |
演出 | 梶原登城 |
出演者 | 堤真一 池松壮亮 小泉今日子 古田新太 西田尚美 塚地武雅 徳井優 平田満 神山繁 |
エンディング | 踊ろうマチルダ「箒川を渡って」 |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
音声形式 | 音声多重放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2012年1月7日 - 1月14日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 22:13 |
放送枠 | 土曜ドラマ |
放送分 | 73分 |
回数 | 2 |
公式ホームページ |
2012年1月7日・14日の土曜 21:00 - 22:13に、NHK総合テレビの「土曜ドラマスペシャル」枠で放送された。主演は堤真一。
キャッチコピーは「僕に恨みを抱かせなかった父を誇りに思う。」。英題は『Yasu – A Single Father’s Story』。
2012年10月7日・8日にNHK総合にて再放送された。
放送回 | 放送日 | 視聴率 |
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前編 | 2012年1月 | 7日7.5% |
後編 | 1月14日 | 8.7% |
NHK 土曜ドラマスペシャル | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
真珠湾からの帰還 〜軍神と捕虜第一号〜 (2011.12.10) | とんび (2012.1.7 - 2012.1.14) | キルトの家 (2012.1.28 - 2012.2.4) |
とんび | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 重松清 |
脚本 | 森下佳子 |
演出 | 平川雄一朗 山室大輔 中前勇児 |
出演者 | 内野聖陽 佐藤健 常盤貴子 吹石一恵 加藤貴子 野村宏伸 麻生祐未 柄本明 |
エンディング | 福山雅治「誕生日には真白な百合を」 |
時代設定 | 1972年(昭和47年) - 2000年(平成12年) |
製作 | |
プロデューサー | 石丸彰彦 |
製作 | TBSテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2013年1月13日 - 3月17日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 日曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式サイト | |
特記事項: 初回2時間スペシャル(21:00 - 22:48)。 最終回は30分拡大(21:00 - 22:24)。 |
2013年1月13日から3月17日まで毎週日曜 21:00 - 21:54に、TBS系の「日曜劇場」枠で放送された。主演は内野聖陽。
原作の時代設定より10年ずらしたリメイク版であり、1972年から2000年が舞台となる。 また、舞台が広島ではない点、終盤の2話を除いて全部旭の回想形式で描かれている点も原作と異なる。
主演の内野は『JIN-仁- 完結編』(2011年4月期)以来となる日曜劇場出演で、TBS系列の連続ドラマでは本作が初主演となる。常盤貴子は『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』(2002年1月期、フジテレビ)以来11年ぶりの民放連続ドラマレギュラー出演で、日曜劇場への出演は『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』(2000年1月期)以来13年ぶりとなる。
キャッチコピーは「どうしようもなく不器用な父が、ただ一つ、僕を精一杯愛してくれた30年の物語――。」
初回は21:00 - 22:48の2時間スペシャル、最終回は21:00 - 22:24の30分拡大スペシャル。
放送期間中には2013 ワールドベースボールクラシック中継の影響による時間変更があった。第7話は、2013 ワールドベースボールクラシック壮行試合・日本VSオーストラリア放送のため、21:30 - 放送予定だったが、放送延長により1時間5分繰り下げ、22:35 - 23:29の時間帯で放送。第9話は、2013 ワールドベースボールクラシック2次ラウンド・オランダVS日本放送のため、21:30 - 放送予定だったが、放送延長により45分繰り下げ、22:15 - 23:09の時間帯で放送。
通称は安男が仇名として呼んでいる名前。
各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
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第1話 | 2013年1月13日 | 〜昭和を生きた家族の愛と命の感動物語〜 どうしようもない男がどうしようもなく妻と息子を愛した30年間… 全ての父親に捧ぐ- | 平川雄一朗 | 17.0% |
第2話 | 1月20日 | 最愛の決断- | 16.1% | |
第3話 | 1月27日 | 父と子の反抗期 | 山室大輔 | 16.0% |
第4話 | 2月 | 3日本当のお母さん | 平川雄一朗 | 12.0% |
第5話 | 2月10日 | さらば愛しき人 | 12.8% | |
第6話 | 2月17日 | 父と息子の最期 | 山室大輔 | 12.6% |
第7話 | 2月24日 | 父と子の巣立ち | 中前勇児 | 12.9% |
第8話 | 3月 | 3日父と息子の遺言状 | 平川雄一朗 | 12.6% |
第9話 | 3月10日 | 突然の終わり… | 平川雄一朗 中前勇児 | 18.3% |
最終話 | 3月17日 | 終幕〜父が息子へ… 30年の愛と命の物語が起こす奇跡の贈り物 | 平川雄一朗 | 20.3% |
平均視聴率 15.5%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
TBS系 日曜劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
MONSTERS (2012.10.21 - 2012.12.9) | とんび (2013.1.13 - 2013.3.17) | 空飛ぶ広報室 (2013.4.14 - 2013.6.23) |
とんび | |
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監督 | 瀬々敬久 |
脚本 | 港岳彦 |
原作 | 重松清 |
製作 | 伊藤伴雄 天馬少京 |
出演者 | 阿部寛 北村匠海 杏 安田顕 大島優子 麿赤兒 麻生久美子 薬師丸ひろ子 |
音楽 | 村松崇継 |
主題歌 | ゆず「風信子」 |
撮影 | 斉藤幸一 |
編集 | 早野亮 |
制作会社 | ディグ&フェローズ |
製作会社 | 「とんび」製作委員会 |
配給 | KADOKAWA イオンエンターテイメント |
公開 | 2022年4月8日 |
上映時間 | 139分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 4億5500万円 |
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