伊藤 美誠(いとう みま、2000年10月21日 - )は、静岡県生まれ、大阪府出身の日本の女子卓球選手。血液型はO型。所属はスターツ。ITTF世界ランキング最高位は2位(2020年4月)。段級位は10段。
伊藤 美誠 |
獲得メダル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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同学年の平野美宇(沼津市生まれ)とは友人・ライバル関係であり幼少期から「みうみま」の愛称でダブルスを組む。2014年、最年少でITTFワールドツアー、ワールドツアーグランドファイナルを優勝し、同学年の早田ひなとのペア「みまひな」でも世界選手権でのメダル獲得やワールドツアーグランドファイナルでの優勝などの成果を見せている。また、彼女達2000年前後生まれは女子卓球黄金世代とも呼ばれている。
2015年シングルスでもワールドツアーで最年少優勝。2016年には、オリンピック卓球競技史上最年少の15歳でメダリストになった。
2021年に開催された東京オリンピックでは水谷隼と共に卓球競技混合ダブルスの初代オリンピック金メダリストとなり、シングルスでは男女通じて日本人2人目(女子シングルスでは初)となるメダル(銅)を獲得した。卓球女子団体では、平野美宇と石川佳純と共に銀メダルを獲得した。
静岡県磐田市生まれ。母方の高祖父は表具師の伊藤虎三郎(1852年の生まれ)。磐田市立磐田北小学校、大阪・昇陽中学校卒。大阪・昇陽高校卒業。
中学進学に伴い磐田市から大阪府大阪市此花区に移り、女子日本代表監督(当時)の村上恭和が設立した関西卓球アカデミーを拠点に練習している。また、2013年9月より卓球ナショナルチームスポンサーでもあるスターツと所属契約を結んでいる。
両親は元卓球選手で、母は中学1年から卓球を始め全国高等学校総合体育大会、全日本学生卓球選手権大会に出場経験があり、結婚後もクラブチームで活動した。
2歳の頃に卓球を始めた。4歳の頃に、後の日本男子のエース水谷隼の父・信雄が代表を務める豊田町卓球スポーツ少年団に入り、指導を受ける様になった。2005年、4歳の時に全日本卓球選手権バンビの部(小2以下)に初出場。2008年にバンビの部、2010年にはカブの部(小4以下)で優勝した。
1月、10歳2か月で出場した全日本卓球選手権で初勝利を挙げ、それまで福原愛が持っていた史上最年少勝利記録を塗り替えた。8月に行われたITTFジュニアサーキット・韓国オープンでは10歳10ヶ月でカデットシングルスを初優勝し同種目の最年少優勝記録を樹立した。翌月のジュニアサーキット・チャイニーズタイペイオープンでは同年のインターハイ優勝者でもあった鈴木李茄(青森山田高校)を破る等の活躍を見せジュニアシングルスで初優勝を果たし、カデットシングルス、カデット団体と合わせて3冠を達成した。この優勝でジュニアシングルスでも最年少優勝記録を更新した。また、新井卓将と共に1分間のラリー回数180回というギネス世界記録を樹立した。
1月、ジャパントップ12卓球大会に11歳で初出場した。4月に行われたITTFワールドツアー・スペインオープンでは世界ランク50位のマチルダ・エクホルム( スウェーデン)に勝利して予選を通過し、史上最年少でのツアー本選出場を果たした。8月の東アジアホープス選手権では決勝で前年に決勝で敗れた平野美宇と再戦し優勝した。また、12月に行われた世界ジュニア卓球選手権には日本史上最年少となる小学6年で出場し、女子団体で銀メダルを獲得した。
平野美宇との女子ダブルスで、2013年1月全日本選手権で大会最年少勝利を飾り、2月ITTFワールドツアーカタールオープンで史上最年少で表彰台を果たした。シングルスでも小学生ながら世界ランク30位のユ・モンユ( シンガポール)に勝利した。ユ・モンユには6月にも再度勝利を挙げている。7月の世界ランキングで初めてトップ100に入ると、8月には同年の世界選手権パリ大会中国代表選手でもあった胡麗梅( 中国)を倒す金星をあげ、11月には初めて世界ランク20位以内の選手に勝利した。9月に開催された世界ジュニア卓球選手権女子選考会で優勝し代表に内定し、12月の世界ジュニア卓球選手権( モロッコ)本番では女子団体で銀メダルを獲得した。
3月のワールドツアー・ドイツオープンでは平野美宇との女子ダブルスでワールドツアー初優勝を果たした。13歳160日でのダブルス優勝は郭躍( 中国)の13歳224日を更新する史上最年少記録となった。また、2人の合計年齢(27歳145日)が史上最年少記録としてギネス世界記録に認定された。続くスペインオープンでも女子ダブルスで優勝しツアー2勝目を挙げた。5月のオーストラリアオープンでは初めてU21の部で女子シングルスを優勝した。9月に行われた第20回アジアジュニア卓球選手権大会( インド・ムンバイ)のカデット女子団体に平野美宇、早田ひなのトリオで出場し、決勝の中国戦ではシングルス2戦とダブルスで勝利を挙げ日本の優勝に大きく貢献した。10月の世界ジュニア選手権女子選考会では2年連続となる優勝で代表内定し、本番では女子団体、女子ダブルスで銀メダルを獲得した。12月にはITTFワールドツアー・グランドファイナル女子ダブルスで優勝。日本勢のダブルスでの優勝は男女を通じて初めてとなり、また、14歳での優勝は郭躍( 中国)を上回る最年少記録となった。
1月、全日本選手権女子シングルスでベスト8に入り、ジュニア女子シングルスで優勝した。中学生での全日本ジュニア優勝は加藤美優に次いで6人目。同年の世界選手権蘇州大会日本代表選手に選出された。3月、ワールドツアー・スーパーシリーズのドイツオープンでは女子シングルスでハン・イン( ドイツ、世界ランク8位)や馮天薇( シンガポール、世界ランク4位)等の強豪選手を破って勝ち上がり、決勝では地元のペトリッサ・ゾルヤ( ドイツ)に勝利してワールドツアーシングルス初優勝を果たした。14歳152日でのシングルス優勝は、郭躍( 中国)が持っていた15歳66日の記録を更新して史上最年少記録となり、ギネス世界記録に認定された。
4月26日に開幕した世界選手権では、女子シングルス1回戦の勝利で福原愛が2003年パリ大会で記録した14歳201日を更新する日本選手歴代最年少勝利を記録すると、その後も勝ち上がって準々決勝に進出。準々決勝では李暁霞( 中国)に敗れたが、2003年パリ大会でベスト8入りしていた福原の14歳203日を更新し、14歳192日での日本選手歴代最年少ベスト8入りを果たした。5月にはベラルーシオープンでツアーシングルス2勝目を挙げ、6月発表の世界ランキングでは14歳7カ月でのトップ10入りを果たし、自己最高位の9位まで浮上した。9月発表の世界ランキングで日本人3番手の10位となり、2016年リオデジャネイロ五輪女子団体戦代表候補に選出された。9月末に開催されたアジア卓球選手権( タイ・パタヤ)では女子団体の中心選手として出場し日本女子33年振りの銀メダルに貢献した。また、女子ダブルスでも日本勢12年振りとなる銀メダルを獲得した。同年の世界ジュニア選手権( フランス・ヴァンデ県)には代表に選出されていたが、パリ同時多発テロの影響で派遣中止となったため出場出来なかった。12月、グランドファイナルのダブルスでは決勝で敗れ2連覇を逃した が、ITTFスターアワードではその年に最も躍進した選手に贈られる「ブレークスルー・スター」を受賞した。
1月の全日本選手権女子シングルスでは3位になった。3月、初出場となった世界選手権の団体戦では主力選手として起用された。準決勝で北朝鮮のエースのリ・ミョンスン( 北朝鮮)に逆転勝利して決勝進出を決めた際には歓喜の涙を流した。決勝では中国に敗れたものの日本女子2大会連続となる銀メダルを獲得した。4月にはリオデジャネイロ五輪アジア予選に出場し世界ランク2位の世界女王・丁寧( 中国)に勝利した。
8月のリオデジャネイロ五輪では福原愛、石川佳純と共に女子団体に出場した。準決勝ではドイツに敗れ2大会連続の銀メダルを逃したが、3位決定戦のシンガポール戦では第4試合で世界ランク4位の馮天薇をストレートで破り銅メダル獲得を決めた。15歳300日でのメダル獲得は郭躍( 中国)の16歳34日(2004年・女子複)を上回り卓球競技史上最年少記録となった。また、当時の日本の夏季五輪の女子メダリストとしては岩崎恭子(1992年・競泳)に次ぐ年少記録。2000年代生まれの日本選手初のオリンピックメダリストでもあった。 9月、地元磐田市にあるジュビロードにて水谷隼とメダル獲得のパレードを行い、3万人超の市民らが集まった。パレード後、2人には磐田市長より市民栄誉賞が贈られた。11月のオーストリアオープンではワールドツアーシングルス3勝目を挙げた。12月にケープタウンで開催された世界ジュニア卓球選手権の女子団体では、決勝の中国戦で2勝を挙げる等出場した全ての試合で勝利する活躍を見せチームを6年ぶりの優勝へと導いた。
1月の全日本選手権女子シングルスでは安藤みなみに5回戦で敗れた。3月、第21回ジャパントップ12卓球大会で準優勝した。4月の第23回アジア選手権( 中国・無錫)では女子団体で2大会連続となる銀メダルを獲得した。また、森薗政崇と組んだ混合ダブルスで銀メダル、早田ひなと組んだ女子ダブルスで銅メダルを獲得した。
6月、世界卓球選手権デュッセルドルフ大会ではシングルスとダブルスに出場。 シングルスではベスト16で朱雨玲( 中国)に2-4で敗れ2大会連続のベスト8とはならなかったが、早田ひなと組んだダブルスで銅メダルを獲得した。 日本勢の同種目メダル獲得は2001年大阪大会の武田明子・川越真由ペア以来16年ぶりであり、16歳ペアの銅メダル獲得は同種目史上最年少であった。 8月、ワールドツアー・ブルガリアオープンに出場しシングルスで準優勝、石川佳純と組んだダブルスで優勝すると、翌週のチェコオープンではシングルスで石川佳純に初勝利して優勝し、早田ひなと組んだダブルスでも優勝して2冠を達成。
9月下旬、中国スーパーリーグの下部組織の甲Aリーグに参戦し、団体戦で11試合に出場して全勝した。10月、ITTFチャレンジ・ポーランドオープンでシングルス優勝。11月、ワールドツアー・スウェーデンオープンでは早田ひなとのダブルスで世界ランク1位の朱雨玲( 中国)、同2位の陳夢( 中国)ペアに勝利して優勝した。 翌月のワールドツアー・グランドファイナルでは同ペアに決勝で敗れて準優勝だった。 年末には世界選手権団体戦ハルムスタッド大会日本代表選考会で優勝し代表権を獲得した。
1月、全日本選手権の女子シングルスで“みうみま”対決を制し初優勝した。また、早田ひなとの女子ダブルス、森薗政崇との混合ダブルスでも優勝し3冠を達成した。3冠は山泉和子(1960年度)、石川佳純(2014年度)に次いで史上3人目であり、17歳での達成は男女を通じて最年少記録となった。 2月、ダブルスを第1試合に行う新方式が導入されたチームワールドカップでは、早田とのダブルスを中心に出場し銀メダルを獲得した。
5月、世界選手権団体戦ハルムスタッド大会において、準決勝で田志希( 韓国)に3-0で勝利し、決勝では第1試合で日本選手に対して37連勝している劉詩雯( 中国)に対して3-2で勝利。チームは1-3で中国に敗れ銀メダルであったが、伊藤自身は8戦全勝で大会を終えた。
6月、ジャパンオープンでは女子シングルス準決勝では陳幸同( 中国)を0-3の状態から逆転勝利、決勝では王曼昱( 中国)に勝利して優勝した。
11月のスウェーデンOPでは、劉詩雯( 中国)、丁寧( 中国)に連勝して勝ち上がると、決勝では世界ランク1位の朱雨玲( 中国)を4-0で圧倒して優勝した。年末のITTF年間表彰では年間最優秀選手を逃したが、世界選手権団体戦の女子の最優秀選手として表彰された。
1月の全日本選手権で木原美悠を決勝で破りシングルス2連覇を達成。女子ダブルス・混合ダブルスでも2連覇し、斎藤清以来史上2人目(女子では初)の2年連続3冠を達成した。
4月に開催した世界選手権ブダペスト大会では、早田との女子ダブルスで日本人ペア48年ぶりとなる決勝進出を果たしたが、決勝では王曼昱( 中国)/孫穎莎( 中国)ペアに2-4で敗れ、52年ぶりの金メダルを逃した。
11月、東京オリンピック前哨戦ともいわれる同じ会場の東京体育館、ダブルスを第1試合に行うオリンピックと同じルールで行われたチームワールドカップでは、決勝の中国戦で孫穎莎相手に一時はマッチポイントを握るも逆転負けを喫し、チームも敗れて準優勝した。翌週のワールドツアー・オーストリアOPでシングルスで4強入りしたことで、2020年1月の世界ランキングで日本人2位以内が確実となり、東京五輪シングルス代表選考基準を満たした。また、同大会では決勝で朱雨玲( 中国)を4-1で破り同年のツアー初優勝を果たした。12月、ジャパントップ12卓球大会決勝で平野美宇を破り初優勝した。
1月2日発表の世界ランキングで男女を通じて日本勢歴代最高タイの3位に浮上した。6日に東京五輪シングルス・団体代表及び水谷隼との混合ダブルス代表に内定したことが発表された。
2月のワールドツアー・ハンガリーOPで優勝、続く3月のカタールOPでは、丁寧( 中国)相手に第3ゲームで11-0を記録するなどストレートで快勝、決勝では世界ランク1位の陳夢( 中国)に敗れるも2大会連続の表彰台となった。この結果により4月発表の世界ランキングで、現行制度(1991年以降)での日本勢最高を更新する2位へ浮上した。日本女子の世界ランク2位はそれ以前を含めても1971年に1位だった小和田敏子以来49年ぶりの快挙である。
新型コロナウイルスの世界的な流行の影響で4月以降の国際大会が次々と延期・中止となり、目標としていた東京オリンピックも延期となった。 11月、8か月ぶりの実戦となったワールドカップで銅メダル獲得、ITTFファイナルでベスト4になった。
新設された国際大会WTT中東ハブのコンテンダー、スターコンテンダーでは2大会連続でシングルス優勝。
7月26日、2020年東京オリンピックの混合ダブルス種目・決勝にて、過去に4度の対戦経験を持つ劉詩雯・許昕組( 中国)に4-3で勝利し、水谷隼と共に日本卓球界史上初の金メダルを獲得した。続いて女子シングルスでは準決勝で孫穎莎( 中国)に破れるも、3位決定戦でユ・モンユ( シンガポール)に勝利して銅メダルを獲得、卓球のシングルスでのメダルは2016年のリオオリンピックで水谷隼が獲得して以来の日本人2人目および女子シングルスでは初となった。女子団体では銀メダルを獲得。同一大会で金銀銅すべてのメダル獲得は夏季五輪では日本女子選手初で、冬季を含めると高木美帆に続いて2人目。
11月、世界選手権ヒューストン大会では早田との女子ダブルスで決勝進出を果たしたが、決勝では王曼昱( 中国)/孫穎莎( 中国)ペアに0-3で敗れた。
東京オリンピック 卓球 混合ダブルスにおいて金メダルを獲得した功績をたたえ、2021年12月26日、静岡県磐田市の磐田市役所前に記念のゴールドポスト(第37号)が設置された(ゴールドポストプロジェクト)。
7月、Tリーグの日本生命レッドエルフに加入し、初のTリーグ戦参戦が決まった。
同じ歳の平野美宇とは幼少時よりダブルスペアを組んで国際大会で結果を残しており、2013年2月に史上最年少でITTFワールドツアーの表彰台に、2014年3月にドイツオープンで優勝し13歳160日の伊藤は2002年に13歳224日で優勝した郭躍の記録を抜く史上最年少記録を作り、13歳350日の平野は3番目の記録となった。また、2人の合計年齢(27歳145日)が史上最年少記録としてギネス世界記録に認定された。翌週スペインオープンでも優勝し2勝目を挙げ、年末の世界ジュニア選手権で準優勝、ITTFワールドツアー・グランドファイナルでは最年少で優勝した。2015年は7月に韓国オープン優勝、10月のアジア選手権で準優勝、12月のグランドファイナルで準優勝した。
また、ライバルとして切磋琢磨する関係であり、シングルスでの対戦成績は23戦中、伊藤美誠15勝、平野美宇8勝。その内決勝が5回、勝った方が優勝が12回である。ITTF主催では10戦中、伊藤美誠6勝、平野美宇4勝。その内決勝が1回、勝った方が優勝が5回である。
この節の加筆が望まれています。 |
丁寧( 中国)は世界ランク1位で初対戦は2015年のジャパンオープン、上記の通り2016年のリオデジャネイロ五輪アジア予選では準々決勝で4-2で勝利を挙げている。
馮天薇( シンガポール)は初勝利は2015年のドイツオープン、2016年8月のリオデジャネイロ五輪団体3位決定戦ではストレートで破り銅メダル獲得を決めた。
孫穎莎( 中国)は伊藤と同い年生まれで誕生日も10日ほどしか離れておらず、国際大会では接戦を演じてきており、2020年11月の女子ワールドカップを終えた時点で孫が6勝2敗とリードしている。孫は伊藤を「これから10年はいいライバル関係が続くだろう」と評価し、伊藤は孫を「孫選手に勝つことは世界ナンバーワンの選手に勝つことと同じぐらい意味がある」と評価しており、互いにライバル視している。
バック表ソフトの異質攻撃型、前陣でのバック表ソフトの強打、フォアスマッシュが抜群、また独特のテークバックで腰をひねらずに落とすフォアハンドのスマッシュ「みまパンチ」がある、チキータ、逆チキータ、意表を突くカットブロックなども得意、またカットマンに強く2015年(当時14歳)のジャパンオープンでは劉斐( )を破っておりその後もキム・ソンイ、リ・ミョンスン( 北朝鮮)、ハン・イン( ドイツ)、武楊( )、徐孝元( 韓国)ら世界を代表する選手に大舞台で勝利している。
4年間ジュニア代表のコーチを務めた韓国出身の呉光憲は2017年のアジア選手権直後の取材で「平野の優勝は予想されていました。私が指導した中で、伊藤美誠が天才肌とすれば、平野美宇は努力家。2人は中学2年生の時にダブルスのパートナーでしたが、高校2年生の時に分かれました。それだけライバル意識が強かった。少し実力で劣っていた平野の競争心は強かったでしょう。(アジア選手権では)いつか伊藤に勝つという思いが表れていたように思います」と評した。
主な戦績。(カッコ内はダブルスペア、団体メンバー)
※一般の部のみ
優勝12、準優勝7
結果 | 年.月 | 大会 | スコア | 対戦相手 |
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優勝 | 2015.03 | ワールドツアー・ドイツOP | 4-2 | ペトリッサ・ゾルヤ |
優勝 | 2015.05 | ワールドツアー・ベラルーシOP | 4-0 | 若宮三紗子 |
準優勝 | 2015.07 | ワールドツアー・韓国OP | 0-4 | 福原愛 |
優勝 | 2016.11 | ワールドツアー・オーストリアOP | 4-0 | 浜本由惟 |
準優勝 | 2017.08 | ワールドツアー・ブルガリアOP | 0-4 | 石川佳純 |
優勝 | 2017.08 | ワールドツアー・チェコOP | 4-1 | 石川佳純 |
優勝 | 2017.10 | ITTFチャレンジ・ポーランドOP | 4-1 | 芝田沙季 |
優勝 | 2018.06 | ワールドツアー・ジャパンOP | 4-2 | 王曼昱 |
優勝 | 2018.11 | ワールドツアー・スウェーデンOP | 4-0 | 朱雨玲 |
準優勝 | 2019.06 | ワールドツアー・香港OP | 0-4 | 王芸迪 |
準優勝 | 2019.10 | ワールドツアー・スウェーデンOP | 3-4 | 陳夢 |
準優勝 | 2019.10 | ワールドツアー・ドイツOP | 1-4 | 孫穎莎 |
優勝 | 2019.11 | ワールドツアー・オーストリアOP | 4-1 | 朱雨玲 |
準優勝 | 2019.11 | T2ダイヤモンド・シンガポール大会 | 3-4 | 孫穎莎 |
優勝 | 2020.02 | ワールドツアー・ハンガリーOP | 4-3 | 鄭怡静 |
準優勝 | 2020.03 | ワールドツアー・カタールOP | 1-4 | 陳夢 |
優勝 | 2021.03 | WTTコンテンダー・ドーハ | 4-2 | 早田ひな |
優勝 | 2021.03 | WTTスターコンテンダー・ドーハ | 4-1 | 馮天薇 |
優勝 | 2022.06 | WTTコンテンダー・ザグレブ | 4-2 | 平野美宇 |
優勝13、準優勝8
結果 | 年.月 | 大会 | ペア | スコア | 対戦相手 |
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優勝 | 2014.03 | ワールドツアー・ドイツOP | 平野美宇 | 3-0 | グジボフスカ/ パルティカ |
優勝 | 2014.04 | ワールドツアー・スペインOP | 平野美宇 | 3-2 | リュウ・ジャ/ バチェノフスカ |
準優勝 | 2014.06 | ワールドツアー・韓国OP | 平野美宇 | 0-3 | 陳可/ 王曼昱 |
優勝 | 2014.12 | ワールドツアー・グランドファイナル | 平野美宇 | 4-0 | グジボフスカ/ パルティカ |
準優勝 | 2015.03 | ワールドツアー・スペインOP | 平野美宇 | 2-3 | 福原愛/ 若宮三紗子 |
優勝 | 2015.07 | ワールドツアー・韓国OP | 平野美宇 | 3-2 | 早田ひな/ 佐藤瞳 |
準優勝 | 2015.10 | 第22回アジア卓球選手権 | 平野美宇 | 0-4 | キム・ヘソン/ リ・ミギョン |
準優勝 | 2015.12 | ワールドツアー・グランドファイナル | 平野美宇 | 0-4 | 丁寧/ 朱雨玲 |
準優勝 | 2016.03 | ワールドツアー・カタールOP | 福原愛 | 2-3 | 丁寧/ 劉詩雯 |
準優勝 | 2017.04 | ワールドツアー・韓国OP | 早田ひな | 1-3 | ペトリッサ・ゾルヤ/ シャン・シャオナ |
優勝 | 2017.08 | ワールドツアー・ブルガリアOP | 石川佳純 | 3-1 | エクホルム/ ポータ |
優勝 | 2017.08 | ワールドツアー・チェコOP | 早田ひな | 3-2 | エクホルム/ ポータ |
優勝 | 2017.11 | ワールドツアー・スウェーデンOP | 早田ひな | 3-1 | 朱雨玲/ 陳夢 |
準優勝 | 2017.12 | ワールドツアー・グランドファイナル | 早田ひな | 0-4 | 朱雨玲/ 陳夢 |
優勝 | 2018.03 | ワールドツアー・ドイツOP | 早田ひな | 3-1 | 田志希/ 梁夏銀 |
優勝 | 2018.07 | ワールドツアー・オーストラリアOP | 早田ひな | 3-0 | 橋本帆乃香/ 佐藤瞳 |
優勝 | 2018.08 | ワールドツアー・ブルガリアOP | 石川佳純 | 3-1 | 劉高陽/ 張瑞 |
優勝 | 2018.11 | ワールドツアー・オーストリアOP | 早田ひな | 3-0 | 陳幸同/ 孫穎莎 |
優勝 | 2018.12 | ワールドツアー・グランドファイナル | 早田ひな | 3-0 | 陳幸同/ 孫穎莎 |
準優勝 | 2019.04 | 第55回世界卓球選手権個人戦 | 早田ひな | 2-4 | 王曼昱/ 孫穎莎 |
優勝 | 2022.06 | WTTコンテンダー・ザグレブ | 早田ひな | 3-1 | サビーネ・ウインター/ シャン・シャオナ |
優勝2、準優勝6
結果 | 年.月 | 大会 | ペア | スコア | 対戦相手 |
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準優勝 | 2017.04 | 第23回アジア選手権 | 森薗政崇 | 1-3 | 周雨/ 陳幸同 |
準優勝 | 2018.06 | ワールドツアー・中国OP | 森薗政崇 | 1-3 | 林高遠/ 陳幸同 |
準優勝 | 2019.03 | ワールドツアー・カタールOP | 森薗政崇 | 0-3 | 許昕/ 劉詩雯 |
優勝 | 2019.08 | ワールドツアー・ブルガリアOP | 水谷隼 | 3-1 | 馬特/ 武楊 |
準優勝 | 2019.10 | ワールドツアー・スウェーデンOP | 水谷隼 | 2-3 | 許昕/ 劉詩雯 |
準優勝 | 2019.12 | ワールドツアー・グランドファイナル | 水谷隼 | 2-3 | 許昕/ 劉詩雯 |
準優勝 | 2020.02 | ワールドツアー・ドイツOP | 水谷隼 | 1-3 | 許昕/ 劉詩雯 |
優勝 | 2020.03 | ワールドツアー・カタールOP | 水谷隼 | 3-1 | 王楚欽/ 孫穎莎 |
優勝 | 2021.7 | 2020東京オリンピック | 水谷隼 | 4-3 | 許昕/ 劉詩雯 |
※一般の部のみ
優勝3、準優勝2
結果 | 年.月 | 大会 | スコア | 対戦相手 |
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準優勝 | 2017.03 | ジャパントップ12 | 2-4 | 石川佳純 |
優勝 | 2018.01 | 全日本選手権 | 4-1 | 平野美宇 |
優勝 | 2019.01 | 全日本選手権 | 4-1 | 木原美悠 |
準優勝 | 2019.03 | ジャパントップ12 | 2-4 | 石川佳純 |
優勝 | 2019.12 | ジャパントップ12 | 4-1 | 平野美宇 |
優勝3
結果 | 年.月 | 大会 | ペア | スコア | 対戦相手 |
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優勝 | 2018.01 | 全日本選手権 | 早田ひな | 3-1 | 梅村優香/塩見真希 |
優勝 | 2019.01 | 全日本選手権 | 早田ひな | 3-1 | 芝田沙季/大藤沙月 |
優勝 | 2020.01 | 全日本選手権 | 早田ひな | 3-1 | 芝田沙季/大藤沙月 |
優勝 | 2022.01 | 全日本選手権 | 早田ひな | 3-1 | 宋恵佳/成本綾海 |
優勝 | 2023.01 | 全日本選手権 | 早田ひな | 3-0 | 成本綾海/井絢乃 |
優勝3
結果 | 年.月 | 大会 | ペア | スコア | 対戦相手 |
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優勝 | 2018.01 | 全日本選手権 | 森薗政崇 | 3-0 | 軽部隆介/松本優希 |
優勝 | 2019.01 | 全日本選手権 | 森薗政崇 | 3-1 | 張本智和/長﨑美柚 |
優勝 | 2020.01 | 全日本選手権 | 森薗政崇 | 3-1 | 張本智和/長﨑美柚 |
準優勝1
結果 | 年.月 | 大会 | スコア | 対戦相手 | 対戦チーム |
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準優勝 | 2013.10 | 全日本選手権 | 0-3 | 藤井寛子 | 日本生命 |
略語の説明
S=女子シングルス、D=女子ダブルス、M=混合ダブルス、T=団体
W | F | B | #P | QF | #R | RR |
W=優勝、F=準優勝、B=3位、#P=#位(4位以下)、QF=ベスト8、#R=#回戦敗退、RR=ラウンドロビン敗退
年 | 五輪 | 世界選手権 | ワールドカップ | グランドファイナル | アジア大会 | アジア選手権 | アジアカップ | 全日本選手権 | トップ12 | |||||||||||||||||
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S | M | T | S | D | M | T | S | T | S | D | M | S | D | M | T | S | D | M | T | S | S | D | M | T | S | |
2011 | 2R | |||||||||||||||||||||||||
2012 | 3R | 1R | RR | RR | ||||||||||||||||||||||
2013 | 2R | 5R | F | |||||||||||||||||||||||
2014 | W | 5R | 4R | |||||||||||||||||||||||
2015 | QF | 2R | 1R | F | QF | F | QF | F | QF | 5R | RR | |||||||||||||||
2016 | B | F | QF | 1R | 6P | B | 2R | |||||||||||||||||||
2017 | 4R | B | QF | F | 4R | B | F | F | 5R | F | ||||||||||||||||
2018 | F | F | 1R | W | SF | W | W | W | ||||||||||||||||||
2019 | 3R | F | QF | F | SF | F | W | W | W | F | ||||||||||||||||
2020 | B | SF | B | W | W | W |
ITTF公式戦における主要選手とのシングルス対戦成績。 太字は最高世界ランク1位の選手
対戦数の多い選手
| その他の主要な選手
|
※2020年3月現在
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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2010年 | 484 | 477 | 471 | 479 | ||||||||
2011年 | 476 | 479 | 482 | 479 | 488 | 492 | 472 | 367 | 300 | 186 | 186 | 178 |
2012年 | 177 | 189 | 187 | 192 | 156 | 154 | 149 | 153 | 154 | 156 | 154 | 152 |
2013年 | 141 | 144 | 110 | 110 | 123 | 128 | 97 | 85 | 68 | 78 | 87 | 63 |
2014年 | 60 | 61 | 66 | 63 | 65 | 55 | 50 | 55 | 48 | 43 | 38 | 46 |
2015年 | 41 | 34 | 38 | 15 | 11 | 9 | 10 | 10 | 10 | 11 | 11 | 11 |
2016年 | 12 | 12 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 11 | 11 | 9 |
2017年 | 8 | 7 | 8 | 8 | 10 | 10 | 11 | 11 | 7 | 7 | 6 | 9 |
2018年 | 5 | 6 | 5 | 7 | 5 | 6 | 5 | 6 | 7 | 8 | 7 | 7 |
2019年 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 8 | 7 | 7 | 7 | 4 |
2020年 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | ||||||
2021年 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
2022年 | 3 | 3 | 3 | 4 | 6 | 6 | 5 | 5 | 5 | 6 | 5 | 5 |
2023年 | 6 | 6 | 5 | 6 | 7 | 7 | 7 | 8 | 6 | 10 | 9 |
2014年
2015年
2016年
2017年
2021年
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