HIMARI(ひまり、2011年〈平成23年〉6月24日 - )は、日本のヴァイオリニスト。2022年まで本名の「吉村妃鞠」(よしむらひまり)名義を、同年以後は「HIMARI」を使用。
HIMARI | |
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出生名 | 吉村 妃鞠(よしむら ひまり) |
生誕 | 2011年6月24日(12歳) |
出身地 | 日本・東京都 |
学歴 | カーティス音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
担当楽器 | ヴァイオリン |
著名な家族 | 吉村龍太(父) 吉田恭子(母) |
公式サイト | 妃鞠 HIMARI Violin |
著名使用楽器 | |
ストラディヴァリウス「ハンマ」(1717年代) |
10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位。複数のオーケストラと共演。2022年、アメリカのカーティス音楽院(大学に相当)に最年少10歳で合格し、11歳で進学。以降は日米を行き来しながら活動する。
2024年2月16日 イギリス・ドイツのマネジメント事務所「KD SCHMID」とアーティスト契約を締結。
2011年6月24日、東京都に生まれる。父は作曲家・シンセサイザー演奏家の吉村龍太。母はヴァイオリニストの吉田恭子。
2歳半でヴァイオリンに触れ始める。祖母が持ってきた母の子供時代のヴァイオリンをおもちゃのように遊びながら弾く。3歳の頃には母のヴァイオリンの練習をまねて演奏するようになり、自分で「オムライス」「冷蔵庫」という曲を即興で作曲し演奏。
3歳からヴァイオリンの稽古を始め、3ヶ月目にはバッハを弾く。4歳の頃からコンクールに出場するようになり、5歳で国際ジュニア音楽コンクール(IJMC2016)に出場。
2017年、6歳でプロオーケストラと共演。2018年の6歳時にレオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクールで1位。同年7歳時にブリュッセル(ベルギー)のグリュミオー国際ヴァイオリンコンクールに最年少出場で1位優勝、「7歳の 〝Wunderkind〟(神童)がグランプリ」と報じられ、その際の動画再生数は100万再生を超える。以後9歳までに日本国内外の39のコンクールで1位となる。
2019年6月にはスイスにあるザハール・ブロン・ヴァイオリン ・アカデミーに迎えられる。モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団とソリストとして共演した他、同年10月キエフ国立フィルハーモニー交響楽団、11月25日には国際音楽祭「モスクワミーツフレンズ」の開会式にて国立のロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団らと共演。同年オーストリアのザルツブルク音楽祭に最年少演奏者として出演。
2020年に入ると新型コロナ感染症の影響でコンクールが中止延期、演奏会の開催も限定されるなか東京交響楽団と共演。この年、慶応義塾塾長賞を受賞。
2021年にはルブリン(ポーランド)で3年に一度開催される「第15回リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール2021」にて史上最年少、特賞グランプリ(第1位を上回る)を受賞。この年、「第4回 服部真二賞」(服部真二音楽賞)を受賞
2023年3月に、東京でケリーリン・ウィルソン指揮NHK交響楽団と共演。同年4月、モントリオール(カナダ)で3年に1度開催されるモントリオール国際 MINI VIOLIN 2023にて「Public Award」を受賞。
使用楽器は前澤友作が所有するストラディヴァリウス「ハンマ」(1717年代)である。弓は宗次コレクションから貸与されている。
肩当ては株式会社HOMAREから成長に合わせてカスタマイズされたHOMARE「妃鞠ちゃんスペシャル」を提供されている。
コンクール名称 | 成績 | カテゴリー | 開催国 | 開催地 | 開催回 | 開催年月日 | 演目 | URL動画等 |
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レオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクール Leonid Kogan International Competition for Young Violinists | 1位 | 1st Category | ベルギー | ブリュッセル | 第2回 | 2018 | 公式サイト | |
アルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール International Grumiaux Violin Competition | 1位 特別グランプリ | カテゴリーA | ベルギー | ブリュッセル | 第12回 | 2018 | パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」 パガニーニ カプリス13番 | Violin Concerto No.1動画 Paganini Caprice n°13動画 |
シェルクンチク国際音楽コンクール Щелкунчик музыкальный конкурс | 1位 | 弦楽器 | ロシア | モスクワ | 第20回 | 2019年12月 | 一次予選ではサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」が演奏され、二次予選ではパガニーニの「カンタービレ」と「ラ・カンパネラ」が披露されます。決勝ではパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第1番第1楽章」が演奏される予定です。 | 一次予選動画 二次予選動画 ファイナル動画 |
アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール Concorso Violinistico Internazionale "Andrea Postacchini" | 1位 全カテゴリー総合優勝 特別賞 | カテゴリーA | イタリア | 26回 | 2019年5月25日 | 大会中継(吉村の出演は1時間20分15秒以降) |
2020年3月23日公開。2019年11月25日 第16回国際音楽祭「モスクワ・ミーツ・フレンズ」グランドオープニング。モスクワ国際音楽ハウス・スヴェトラーノフ・ホール(ロシア)。パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第1楽。ウラディーミル・スピヴァコフ指揮ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、吉村妃鞠(ヴァイオリン)。
2023年4月23日公開。フランツ・ワックスマン:カルメン幻想曲、フリッツ・クライスラー:ヴァイオリンとピアノのための「ラ・ギターナ」ピアノ伴奏:カーソン・ベッケ(Carson Becke)
2023年4月24日公開。アントニオ・ヴィヴァルディ:「四季」作品8 II 夏。ニコラ・エリス指揮アゴラ管弦楽団。
2023年5月9日公開。【N響オーチャード定期 第123回】2023年3月11日(土)ケリーリン・ウィルソン指揮NHK交響楽団、ヴァイオリン:HIMARI。パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6(全曲)、[アンコール]バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001― アダージョ。
2022年10月28日 カーティス音楽院 ヴィエニャフスキ : ヴァイオリン協奏曲 第1番 Jungeun Kim, ピアノ HIMARI ヴァイオリン 11歳 2022年、カーティス音楽院でのステューデントリサイタルでの演奏です。
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