川口 博史(かわぐち ひろし、1965年4月12日 - )は、セガ所属のゲームミュージック作曲家。2016年現在、セガ・インタラクティブ第一研究開発本部 AMR&E研究開発部サウンドセクションセクションマネージャー。旧姓は宮内。千葉県銚子市出身。別名Hiro、Hiro師匠のニックネームで知られる。
川口 博史(Hiro) | |
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出生名 | 宮内 博史 |
別名 | Hiro |
生誕 | 1965年4月12日(59歳) |
出身地 | 日本 千葉県 |
ジャンル | ゲームミュージック |
職業 | 作曲家 |
担当楽器 | キーボード |
活動期間 | 1985年 - |
セガのゲームミュージックを黎明期から支えた作曲者であり、国内ゲームミュージックシーンにおける著名な作曲者の一人である。
千葉県銚子市の出身であり、幼少期は鬼ごっこ/かくれんぼといった外遊びや、レゴ・ブロック遊びに親しんでいた。小学生の頃、ボウリング場で稼働していたアタリの『ポン』に触れる。また、デパートではセガの『GRAND PRIX』や、KASCOの『ミニドライブ』といったレースをテーマにしたエレメカに親しんでいた。また、お年玉と小遣いを貯めて当時珍しかった家庭用ゲーム機カラーテレビゲーム15(任天堂)を購入することもあった。中学生から高校生の頃はコモドールのVIC-1001によるプログラミングに親しみ、『PiO』や『I/O』といった専門誌に自作のプログラムが掲載されることもあった。また、中学生のころはフォーク好きだった友人の影響でアコースティックギターを購入し、当時流行していたミュージシャンの曲や自作曲の演奏にのめりこんだ。さらに、高校時代はフュージョンにのめりこみ、友人たちと組んだバンドでイベントに参加する機会もあった。当初はエレキギター担当だったが、やがてキーボードも手掛けるようになった。当時のバンドメンバーにはのちに『スーパーハングオン』の作曲などで知られる並木晃一もいた。加えて、ナムコの『ニューラリーX』を通じて「ゲームには音楽があるべき」という考えに至り、自作ゲームに取り入れることもあった。
1984年にセガ・エンタープライゼスに入社。当初はプログラマで、入社1年目に同期の中裕司、林克洋と共に、セガ家庭用ゲーム機SG-1000用ソフト『ガールズガーデン』を制作。高校時代からバンドを組んでいた事が当時『ハングオン』を開発していた鈴木裕に伝わり、鈴木からの依頼でメインテーマ曲を作曲したことがきっかけで、サウンドクリエイターに転身し、以来セガの黎明期から数多くの名作に関わっている。
1988年結成のセガのゲームミュージックバンド「S.S.T.BAND」には、ステージデビュー時(1989年)からキーボード担当として参加していたが、1991年に光吉猛修と交代してS.S.T.BANDを脱退。
2001年からセガオフィシャルサウンドユニット「H.」のリーダーとして、不定期にライブ活動している。2015年1月からは、とものかつみ・景山将太とのユニットである「H.K.S(ハイパー・カッコイイ・システム)」のメンバーとしても活動。
2015年2月には、セガ入社30周年記念となるCDアルバム『Hiro 30th Anniversary Album Thank you for listening!』を発売した。同年4月に行われたセガグループ再編に伴い、光吉猛修と共にアーケードゲームを手掛ける新会社であるセガ・インタラクティブへ一時移籍していたが、2020年4月にセガへ復帰した。
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