伊藤ハム株式会社(いとうハム、Itoham Foods Inc.
)は、兵庫県神戸市灘区に本店を、同県西宮市に本社を置く大手食品加工メーカー。1928年創業。伊藤ハム米久ホールディングス(持株会社)の完全子会社である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 日本 〒663-8586 兵庫県西宮市高畑町4番27号 |
本店所在地 | 〒657-0037 兵庫県神戸市灘区備後町3丁目2番1号 (ジオ六甲道1階・伊藤傳三記念館内) |
設立 | 1948年6月29日(創業:1928年4月) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6140001018996 |
事業内容 | ハム・ソーセージなど |
代表者 | 伊藤功一(代表取締役社長) |
資本金 | 284億2700万円 |
売上高 | 単体:4,774億33百万円 (2017年3月期) |
純資産 | 単体:999億81百万円 (2017年3月31日現在) |
総資産 | 単体:1,862億51百万円 (2017年3月31日現在) |
従業員数 | 単体:1,689名(2021年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 伊藤ハム米久ホールディングス 100% |
主要子会社 | 伊藤ハムフードソリューション 伊藤ハムデイリー 菊水など |
関係する人物 | 柴山育朗(元社長) |
外部リンク | https://www.itoham.co.jp/ |
コーポレートスローガンは、「あふれる笑顔」。
2005年6月22日、関税法違反容疑で東京地方検察庁に両罰規定により法人として起訴された。
伊藤ハムに豚肉を販売した食肉輸入会社が、実際より高い単価を輸入申告書に記入して税関に提出することによって、内外価格差にかかる差額関税を免れたとされた。また大阪国税局による税務調査により、2003年3月期までの5年間に約2億8000万円の申告漏れが指摘され、重加算税を含めて約1億円が追徴課税された。
判決 : 伊藤ハムが輸入豚肉にかかる差額関税制度を悪用し、関税を免れた豚肉約3,000トンを購入したとして、関税法違反(脱税品の購入)の罪に問われた。免れた関税の額は10億円近く。東京地裁、飯田喜信裁判長は 「多数のダミー会社を介在させて隠蔽をはかった巧妙、悪質な犯行で、食肉輸入会社の脱税行為を助長させた責任は重い」 と述べ、罰金1000万円の求刑を超える罰金3000万円の異例の判決を言い渡した。大手食肉加工メーカーが同罪に問われたのは初めて。
2008年10月25日、千葉県柏市所在の東京工場使用の地下水のシアン化物イオン・塩化シアンが基準値を超過したと発表。同工場で生産された一部の商品を自主回収することを決めた。同年9月24日に異常を確認しながら、自主回収発表まで約1カ月かかっていた。後に、検出された塩化シアンは検査試薬として用いられた次亜塩素酸によるもので、検査方法の問題であったことが報告された。
2008年10月26日、得意先からの委託製造商品「プライベートブランド(PB商品)」の13商品64万袋のうち、賞味期限内の計31万袋を新たに自主回収するとの事。回収対象は26商品225万袋と発表した。
2008年10月31日、東京工場で製造した商品(ソーセージ)の一部からトルエンが検出された問題で、大日本印刷の関連会社「DNPテクノパック 狭山工場」(埼玉県狭山市)が製造した包装用フィルムにトルエンが付着していたことが原因と発表した。
アメリカ、ワイオミング州にあるグループ会社、Wyoming Premium Farmsにおける豚への性的虐待行為が、米国人道協会により告発された。
2012年5月8日、米国人道協会の調査の結果、無理な交配により、肛門から子宮を脱出させたままで放置されている豚や、糞尿プールで溺れて死んでいる子豚がいること、また子豚を壁にたたきつけたり、強く蹴るなどの虐待行為が行われていることが明らかになった。撮影された映像には、従業員が後ろ足を骨折して動けない豚の背中に乗り、跳ねている様子や、体に障害を負い動けなくなり床に横たわったまま、水と餌を与えられず餓死していく豚の様子などが映されており、これらの取材と撮影された映像をもとに、告発された。アメリカのメディアはニュースとして取り上げ、日本でも報道された。
告発に対し、伊藤ハムはその公式ウェブサイトで2012年5月23日「米国関連会社における家畜への不適切な取り扱いについて」と題し、お詫びと従業員5名を解雇したことを述べている。
さわやかパックシリーズ・朝のフレッシュシリーズ他
ポークビッツ、ポールウインナー、チーズイン、パルキー、The GRAND アルトバイエルン(グランドアルト)他
他社との差別化を図るべく創業者伊藤傳三が開発して1934年に発売した。発売当初は特に商品名もなく「セロファンウインナー」と呼ばれた。セロファン包装のソーセージは動物の腸を使わないため、肉汁が漏れず保存期間が長いという利点があるために各社が模倣し、魚肉ソーセージなどを販売するようになった。ポールウインナーは、関西地区では1950年代に売り上げを大きく伸ばし、1960年代から1990年代にかけては学校給食にも登場している。「関西人のいわばソウルフード」などとも評され、関西地区ではポピュラーな存在であるが、他地域ではほとんど販売されていない。年間1億本(2013年現在)を生産し、同社のソーセージ類の中で販売量第4位(2007年現在)という主力商品でありながら、売り上げの90%以上を関西地区が占めるという(2013年現在)、普及地域や知名度が極端に偏った商品となっている。腸を使わない商品開発は、皮なしウインナー「パルキー」にも引き継がれている。
キリクリームチーズ、ベルキューブ他
など
特になし
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