『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-』(ラストピリオド おわりなきらせんのものがたり)は、Happy Elementsによる日本のスマートフォン向けRPG。略称はラスピリ。
ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- | |
---|---|
ジャンル | ファンタジー、ギャグ |
ゲーム: ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- ラストピリオド -巡りあう螺旋の物語- | |
ゲームジャンル | 輪廻を断つRPG |
対応機種 | iOS 7.0以上 Android 4.1以上 |
開発・発売元 | Happy Elements |
プロデューサー | 松田晃佑 |
キャラクターデザイン | whoopin |
メディア | ダウンロード |
発売日 | Android:2016年5月10日 iOS:2016年5月11日 |
アニメ | |
原作 | Happy Elements |
監督 | 岩崎良明 |
シリーズ構成 | 白根秀樹 |
キャラクターデザイン | 高橋みか |
音楽 | マニュアル・オブ・エラーズ |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | LAST PERIOD ANIMATION PROJECT |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2018年4月 - 6月 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・アニメ |
ポータル | ゲーム・アニメ |
2019年8月にメジャーアップデートを実施し『ラストピリオド -巡りあう螺旋の物語-』へとリニューアルされた。
2022年12月27日をもってサービスを終了。終了前の12月22日にストーリーや図鑑を閲覧可能なメモリアルアプリが配信されている。
本作は、強い絶望をもって死んだ者がスパイラルという異形の怪物となって甦る世界を舞台としている。このため、ただ単にモンスターを倒しても根本的な問題は解決しないため、スパイラルの復活を阻止するには討伐組織アーク・エンドの団員である「ピリオド」の持つ武器「レガリア」が必要である。 「ピリオド」になるためには認定試験を受ける必要がある。
本作に登場する世界は「六大国」と呼ばれる国家に分かれる。
本作は、「気軽に遊べる」というコンセプトと「悲しみの連鎖に終止符を打つ」というテーマで、開発が行われた。開発の中心は『マジョカ†マジョルナ』の開発チームであり、『マジョカ†マジョルナ』からもキャラクターが登場している。本作はゲーマーだけでなくアニメや漫画のファンもターゲットにしており、物語への没入感を高めるためにキャラクターのセリフは吹き出しで表示されるほか、キャラクターデザインもかわいらしさとかっこよさを両立したものが採用された。
「ラストピリオド」というタイトルは、開発の後期に決定した。本作のプロデューサーである松田晃佑は、この言葉を採用した理由について、「この単語は元々バスケットボールの専門用語として使われているため、造語よりかはある程度なじみのある語感の方が頭に入りやすい」とファミ通とのインタビューの中で述べている。
本作はアニメ化を目標に開発され、オープニングアニメーションの制作にはEGG FIRMとJ.C.STAFFが起用された。
本作の開発にはキャラクターを重視する方針がとられ、アニメ化しても違和感のないキャッチーでカジュアルなキャラクターデザインにするよう、キャラクタデザイナーのwhoopinに指示が出された。松田は、whoopinのキャラクターデザインについて、「色気がありながらもいやらしくない」と評価しており、whoopinのデザインがキャラクターの魅力の大部分を支えていると述べている。多くのスマートフォン向けRPGではプレイヤーが自己投影しやすくするために主人公の名前が設定されていないのに対し、本作では主人公に「ハル」という名前が付けられ、仲間との3人組で行動するなど、他のキャラクターとの関係性が明確化された。
主人公のハルやヒロインのちょこをはじめとする主要な登場人物はアニメやライトノベルのキャラクターを参考に作られた。また、『マジョカ†マジョルナ』のガチャの画面に登場するガチャコは無機質だったのに対し、本作のガチャの画面に登場するイオナは明るい性格のキャラクターとして作られた。
キャストのうち、ミウ役の声優は伏せられており、2018年2月4日に行われたファン感謝祭にて、ノイン役の上田麗奈が兼任していたことが明かされた。
本作は配信開始から間もなく、ダウンロード数が100万回を突破した。また、配信直後にあたる2015年5月20日の時点でプロモーションが行われなかったのにも関わらず、Happy Elementsの他タイトルをプレイするユーザーからの人気もあり、口コミによるユーザー層の拡大にも成功した。本作のプロデューサーの松田は、キャラクターの魅力と「六大国」の個性の強さが人気の理由ではないかとGameBizとのインタビューの中で推測している。
全てMF文庫J(KADOKAWA/メディアファクトリー)より刊行。
原作 | Happy Elements |
---|---|
キャラクターデザイン | whoopin |
監督 | 岩崎良明 |
シリーズ構成 | 白根秀樹 |
アニメーションキャラクター デザイン・総作画監督 | 高橋みか |
美術監督 | 岩瀬栄治 |
美術設定 | 大平司 |
色彩設計 | 安藤智美 |
撮影監督 | 廣瀬唯希 |
編集 | 新見元希 |
音楽 | マニュアル・オブ・エラーズ |
音響監督 | 岩浪美和 |
音響効果 | 小山恭正 |
音響制作 | マジックカプセル |
音楽制作 | NBCUniversal Entertainment |
音楽プロデューサー | 藤平直孝 |
プロデューサー | 松田晃佑、黒須礼央、大原幸蔵 万木壮、三上公也、畠山拓郎 |
鈴木薫(アニメーション制作) | |
プロデュース | EGG FIRM |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | LAST PERIOD ANIMATION PROJECT |
2018年4月から同年6月まで、TOKYO MX・ABCテレビ・BS11・AT-Xにて放送された。
ストーリーは原作通りではなく、後述のようにオリジナルとなっている。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ハルが赴任したアーク・エンドの第8支部は謎の盗難によって財政破綻に陥った。本部からも見放され、残されたハルたち3人のピリオドは、支部を再建すべく闇営業に奔走する。
ゲーム版(以降、「原作」)のオープニングアニメーションと同様に、EGG FIRMがプロデュース、J.C.STAFFがアニメーション制作を担当した。
テレビアニメ版のスタッフは、EGG FIRMとJ.C.STAFFが松田に提案する形で決められた。男性主人公の描写がうまく、キャラクターと真摯に向き合うという理由から、監督には『ゼロの使い魔』などで知られる岩崎良明が起用された。松田は、岩崎が原作をやりこんでいたためにキャラクターの魅力を確保してくれて助かったと、アニメ!アニメ!とのインタビューで述べている。キャラクターデザインの高橋みかは、J.C.STAFFの推薦で起用された。シリーズ構成には『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の白根秀樹が起用されたほか、いくつかの話の脚本は原作のシナリオライターが執筆した。
「原作とアニメのそれぞれでファンを生み出すことが重要である」という方針から、原作とは異なり、ハルたち主人公チームとワイズマンの対立を軸にした1話完結のエピソードが展開する。松田は、原作のストーリーをそのままアニメ化するつもりはないとアニメ!アニメ!のインタビューで述べており、EGG FIRMの代表取締役である大澤信博とJ.C.STAFFのプロデューサーである松倉友二と価値観を共有していたとも述べている。コンセプトについては原作と同様に「攻める」としており、メタフィクション要素やパロディなどが多く含まれているほか、「コール」も演出として登場する。
ハル役の花江夏樹は、テレビアニメ版について「ファンタジーながらも日常系の雰囲気が強い作品」と超!アニメディアとのインタビューの中で述べている。
第3話は2017年に原作でコラボレーションした『ひぐらしのなく頃に』の登場人物に酷似した人物が登場する内容であり、第3話の放送に合わせて原作でも復刻イベントが開催された。また、第7話はアニメ『けものフレンズ』のパロディとして、当時の炎上騒動をぶり返す「最も攻めた」内容となっている。
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 終了のお知らせ | 白根秀樹 | 岩崎良明 |
| |
第2話 | 温泉改 | 小林孝志 | 森義博 |
| |
第3話 | その日暮らし | 谷畑ユキ |
| 藏本穂高 |
|
第4話 | おゼル持ち | 杉原研二 | 倉川英揚 | 野上良之 |
|
第5話 | 沼の名は。 | 白根秀樹 | 檜川信夫 | 工藤利春 |
|
第6話 | 仮面の告白 | 杉原研二 | 橋本敏一 |
| |
第7話 | あにまるトモダチ |
| 檜川信夫 | 森義博 |
|
第8話 | 水着貝 | 水上清資 | 広尾進 | 野上良之 |
|
第9話 | 膨張する銀河 | 白根秀樹 | 檜川信夫 | 藏本穂高 |
|
第10話 | はぴえれ怪 | Happy Elements | 橋本敏一 |
| |
第11話 | 架空の話 | 白根秀樹 |
| 野上良之 |
|
第12話 | ラストピリオド |
|
|
|
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年4月12日 - 6月28日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
木曜 2:15 - 2:45(水曜深夜) | ABCテレビ | 近畿広域圏 | 『水曜アニメ〈水もん〉』第1部 | |
2018年4月13日 - 6月29日 | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
2018年4月15日 - 7月1日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2018年4月12日 - 6月28日 | 金曜 0:00更新 | GYAO! |
2018年4月 - 6月 | 不明 |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2018年6月27日 | 第1話 - 第4話 | GNXA-2141 |
2 | 2018年7月27日 | 第5話 - 第8話 | GNXA-2142 |
3 | 2018年8月29日 | 第9話 - 第12話 | GNXA-2143 |
『ラジオピリオド ―ワイズマンの秘密基地―』は、2018年4月10日から6月26日にかけて、音泉にて毎週火曜に配信された番組。パーソナリティはミザル役の原田彩楓、キカザル役の鬼頭明里、イワザル役の真野あゆみ。
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.