Ι, ι(イオタ、古代ギリシア語: ἰῶτα イオータ、ギリシア語: ιώτα イオタ, γιώτα ヨタ、英語: iota アイオゥタ)は、ギリシア文字の第9字母。数価は 10。
ギリシア文字 | |||
---|---|---|---|
Αα | アルファ | Νν | ニュー |
Ββ | ベータ | Ξξ | クサイ |
Γγ | ガンマ | Οο | オミクロン |
Δδ | デルタ | Ππ | パイ |
Εε | エプシロン | Ρρ | ロー |
Ζζ | ゼータ | Σσς | シグマ |
Ηη | イータ | Ττ | タウ |
Θθ | シータ | Υυ | ウプシロン |
Ιι | イオタ | Φφ | ファイ |
Κκ | カッパ | Χχ | カイ |
Λλ | ラムダ | Ψψ | プサイ |
Μμ | ミュー | Ωω | オメガ |
使われなくなった文字 | |||
() | ディガンマ | サン | |
ヘータ | ショー | ||
ギリシアの数字 | |||
スティグマ | () | サンピ | |
() | コッパ |
ラテンアルファベットのI, Jや、キリル文字のІ, Ї, Јはこの文字を起源とする。近代西洋諸言語で、ラテン文字の「J」がイオタに由来する名称で呼ばれることがある。
古代ギリシア語では /i/ または /iː/ の音に使用された。また二重母音の第二要素としても使われるが、第一要素が長母音の場合には紀元前200年ごろに /i/ 音が消滅し、ビザンチン時代には主母音の下に「ι」が書かれるようになった(下書きのイオータ:ᾳ ῃ ῳ)。
現代語では単独で/i/、ε, ο, υ に後置した場合 (ει, οι, υι) /i/、α に後置した場合には (αι) /e/と読む。
フェニキア文字 𐤉 (ヨード)に由来する。フェニキア文字では半母音 /j/ を表したが、古代ギリシア語では独立した音素としての /j/ が存在しなかったようであり、この文字は母音 /i/ を表すために転用された。
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ι | U+0399 | 1-6-9 | Ι Ι Ι | ι | U+03B9 | 1-6-41 | ι ι ι | |
Ί | U+038A | - | Ί Ί | ί | U+03AF | - | ί ί | |
Ϊ | U+03AA | - | Ϊ Ϊ | ϊ | U+03CA | - | ϊ ϊ |
文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
ΐ | U+0390 | - | ΐ ΐ |
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article Ι, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.