寝屋川市(ねやがわし)は、大阪府の北河内地域に位置する市。中核市に指定されている。
ねやがわし 寝屋川市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 大阪府 | ||||
市町村コード | 27215-9 | ||||
法人番号 | 6000020272159 | ||||
面積 | 24.70km2 | ||||
総人口 | 224,478人 [編集] (推計人口、2024年3月1日) | ||||
人口密度 | 9,088人/km2 | ||||
隣接自治体 | 摂津市、高槻市、交野市、枚方市、守口市、門真市、大東市、四條畷市 | ||||
市の木 | サクラ | ||||
市の花 | バラ | ||||
寝屋川市役所 | |||||
市長 | 広瀬慶輔 | ||||
所在地 | 〒572-8555 大阪府寝屋川市本町1番1号 北緯34度45分58秒 東経135度37分41秒 / 北緯34.76608度 東経135.62808度 東経135度37分41秒 / 北緯34.76608度 東経135.62808度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
市名および河川名の「寝屋」は当市東部の地名であり(旧・交野郡寝屋村→北河内郡水本村大字寝屋、現・寝屋川市寝屋)、古代生駒山麓の、牧人の寝屋が起こりと言われる。 現代では住宅・商業施設・町工場などが立ち並ぶ、大阪市郊外のベッドタウンである。
大阪府の東北部、淀川左岸に位置し、大阪市域の中心から15km、京都市域の中心から35kmの距離にある。南北は7.22 km、東西は6.89 km、面積は 24.73km2。
市域の東部は交野市、西部は淀川を境にして高槻市、摂津市に接し、南部は守口市と門真市、大東市、四條畷市、北部は枚方市に隣接し、北河内地域の中心部に位置している。
市の地勢は、東部丘陵地帯と西部平坦地帯の二つに大きく分けることができる。東部丘陵地帯は、生駒山系の一部で、海抜は約50m。西部平坦部はおもに沖積層からなる海抜2~3mの平地で北河内の低湿地帯とよばれている。最高点は、石宝殿古墳周辺で109.6m、最低点は深北緑地内で0.1m。
市南西部の寝屋川が大きく西に蛇行した木田地区は周囲よりも土地が低く、地区の東西を流れる寝屋川と讃良川の洪水による被害から守るために周囲を堤防で囲んだ輪中の形態が採られていた。周囲を堤防で囲むと用排水の問題が生じるが、用水は寝屋川対岸の二十箇用水から「久左衛門樋」と呼ばれる伏越樋によって確保されており、現在でも遺構が残されている。
旧村名が大字となり、それが現行住居表示の際に町名の基礎になっている。なお、1966年(昭和41年)から開始された住居表示変更は、2005年(平成17年)までに完了した。
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.48%減の2,244人であり、増減率は府下43市町村中29位、72行政区域中51位。
寝屋川市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 寝屋川市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 寝屋川市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
寝屋川市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
他の北河内地域の6市全てに接している。
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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初 | 白井幾太郎 | 1951年5月3日 | 1955年4月30日 | 市制施行に伴い市長就任 |
2 | 平井義雄 | 1955年5月1日 | 1959年4月30日 | |
3-5 | 柏原眞次 | 1959年5月1日 | 1970年11月1日 | |
6-9 | 北川義男 | 1970年12月13日 | 1983年4月16日 | |
10-12 | 西川忠博 | 1983年5月29日 | 1995年5月28日 | |
13 | 高橋茂 | 1995年5月29日 | 1999年5月28日 | |
14-17 | 馬場好弘 | 1999年5月29日 | 2015年5月28日 | |
18 | 北川法夫 | 2015年5月29日 | 2019年5月28日 | |
19-20 | 広瀬慶輔 | 2019年5月29日 | 現職 |
※歴代市長
定数は24人。2019年(令和元年)5月13日時点での会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
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ねやがわ未来議員団 | 11 | 自由民主党6、立憲民主党1、無所属5 |
公明党 | 6 | 公明党 |
大阪維新の会 | 5 | 大阪維新の会 |
日本共産党 | 2 | 日本共産党 |
議員名 | 会派名 | 当選回数 | 備考 |
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上田健二 | 大阪維新の会大阪府議会議員団 | 2 | |
肥後洋一朗 | 公明党大阪府議会議員団 | 3 |
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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大阪府第12区(寝屋川市、大東市、四條畷市) | 藤田文武 | 日本維新の会 | 2 | 選挙区 |
枚方寝屋川消防組合が寝屋川市と枚方市の消防を担当している。また消防本部、緊急情報管理センターなどは枚方市にある。
無集配郵便局
市内の商業は小売中心となっている。大型商業施設は、京阪寝屋川市駅前、香里園駅前や国道沿いに集中立地している。
鉄道駅前では寝屋川市駅前のイズミヤ・アドバンスねやがわ・フレスト寝屋川店、香里園駅前のフレスト香里園店・ライフなどのスーパーマーケットが立地する。また、核テナントを持たない商業施設(香里園かほりまちなど)もある。
国道170号(大阪外環状線)沿いに、アル・プラザ、ホームズなどのSSM(スーパースーパーマーケット)が立地。大阪府道21号八尾枚方線沿いには寝屋川デポマート(ライフ・ジョーシン・コーナン・ダイソー)、コジマやヤマダ電機など大手家電量販店や、それを含めた複合店が立地する。大阪府道13号京都守口線沿いにはエディオン、コーナン、業務スーパーなどの中規模店が立地する。
国道1号バイパス・第二京阪道路が開通以降、沿線では計画的なまちづくりが進行し、寝屋川北インターチェンジ付近にはスーパービバホームplus、アル・プラザと50の専門店を有するビバモール寝屋川(市内のみの店舗では随一の規模)が開店し、京阪バスが寝屋川市駅、香里園駅、星田駅を結んで運行している。更に寝屋川南インターチェンジ付近の四條畷市境には新たにイオンモール四條畷が四條畷市と跨る形で開店した。
地域振興の取り組みから国の地域通貨の構造改革特区指定を受け、現在では市内の各商店街で使用することができる。地域通貨とは別に大型店と小規模店専用券で構成された「元気わくわく商品券」のようにプレミアを付けた商品券も存在し、大規模店が小規模店と連携を取り、日常の買い物を楽しむ工夫をしているのが特徴的である。
昭和30年代まで東、西、南、北、第五の5つの小学校があった。高度経済成長期に集合団地や住宅地が次々に造成され、ベッドタウンとなり人口が急増した。そのため小学校就学人口が急激に増え、校舎増築、重層化などでは追いつかなくなり、次々と新しい小学校が建設された。しかし、高度経済成長期が終わり、更に今般の少子化に伴い小学生も減少し続けたため、1中学校2小学校を基本とし、統廃合による財源を教育環境の充実に転換した。
統合だけに留まらず、小中一貫教育を視野に入れ、文部科学省のモデル校となる学校や、英語教育特区の指定を受けるなどの取り組みを行っている。
なお、2005年(平成17年)4月1日に以下の統廃合が行われた。
京阪電気鉄道京阪本線が市中心部を、JR片町線(学研都市線)が市東部を貫く。
区間快速が停車し、朝ラッシュ時の京橋方向や夕帰宅時の場合、区間快速に乗車すると、乗継が不要である。普通電車に乗車した場合は四条畷駅または住道駅で快速に乗り継ぐと早く京橋駅や北新地駅に着く。
また、交野市の星田駅や四條畷市の忍ケ丘駅も市境近くにあるため利用する市民もいる。更に、市南端の河北地区は大東市の四条畷駅が最寄駅となる。
寝屋川市駅→京橋駅間(準急・急行)と星田駅→京橋駅間(快速)の所要時間は同じである。また、時間帯によってはJRの方が所要時間が短い場合もある。(運賃は京阪電車より30円高い)
片町線(学研都市線)は東西線に直通し、大阪都心や尼崎・神戸・宝塚方面をダイレクトに結ぶ。
萱島駅は通勤準急・準急停車駅、寝屋川市駅と香里園駅は通勤快急・快速急行停車駅となっている。
平日の朝ラッシュ時に運行する通勤準急は、萱島から京橋までノンストップ(所要時間約8分)。
寝屋川市駅からの快速急行(通勤快急)は、朝のラッシュ時は京橋までノンストップ(所要時間9分~12分)で、非常に利便性が高い。
また、寝屋川市駅・香里園駅に停車する快速急行によって、京都市内中心部への利便性も高くなっている(同列車に乗車した場合、枚方市駅での準急→特急のような乗り継ぎも不要で、寝屋川市駅→祇園四条駅まで約38分)。
一方、萱島駅から大阪方面は複々線となり、寝屋川車庫からの出庫の関係で、淀屋橋・中之島線方面の普通・区間急行の大多数が萱島駅始発となっている為、非常に利便性が高い。また、これらの始発電車は、京都方面からの準急と接続する為、乗継駅としても重要な地位を持つ。
なお、京阪電気鉄道は、大阪市の商業の中心といえる、梅田・難波へ直通していない(中之島線大江橋駅は東梅田地区及びJR東西線北新地駅に、渡辺橋駅は堂島・西梅田地区にそれぞれ近接している)。そのため、JR大阪駅へは京橋駅まで行き大阪環状線へ、OsakaMetro御堂筋線なんば駅へは淀屋橋駅まで行き御堂筋線へ、それぞれ乗換が必要となる。
新幹線への乗車は、山陽新幹線は淀屋橋駅まで行き、OsakaMetro御堂筋線を経由するか(利便性優先)か、京橋駅まで行き、大阪環状線と、さらに大阪駅でJR京都線に乗り換えて新大阪駅へ行く(料金優先)ことが多く、東海道新幹線は丹波橋駅まで行き近鉄京都線を経由する(利便性優先)か、東福寺駅で奈良線に乗り換えて(料金優先)、京都駅から乗車する場合が多い。
主要道路同士の接続点において交通渋滞が頻発しているため、第二京阪道路の整備や、主要地方道京都守口線と府道八尾茨木線の交点の立体交差化等の事業が行われており、解消が期待されている。2001年に都市計画道路千里丘寝屋川線が開通し、寝屋川市駅を中心とした大阪外環状線(国道170号)、京都守口線、八尾茨木線、枚方交野寝屋川線、八尾枚方線による環状道路が形成され、駅を周辺の各道路の渋滞が緩和した。また豊野交差点の改良により東西の交通渋滞も緩和された。
寝屋川市駅から外環状線・八尾枚方線結節点となる秦八丁交差点までを結ぶ都市計画道路「寝屋川駅前線」が2015年4月1日に全通。更に第二京阪道路へのアクセス道路が6路線整備中である。国道170号以北は京阪本線が地上を走っている(主要道路のみ跨道橋で立体交差)ため、地域の分断や渋滞を解消する連続立体交差事業が進行中である。また、香里園駅周辺も再開発事業により道路や広場の再整備が行われる。
太字は直轄
昭和61年、市内の名所旧跡を選定し、以下の「寝屋川八景」が制定された。
枚方市にある船橋陣屋の表門が旧庄屋宅に移築現存している。
寝屋川再生ワークショップを行い、その結果としてせせらぎ公園など水辺再生の計画が進行している。これらの成果が「川の日ワークショップ」に於いて2006年、2002年グランプリ、2005年準グランプリ、その他地域作りの賞を受賞。
国営淀川河川公園、府営寝屋川公園、打上川治水緑地、寝屋川治水緑地(深北緑地)のような大きな公園も点在しており、住宅都市を象徴していると言える。これらも川に関連する公園であることがうかがえる。寝屋川公園はスポーツ公園機能を備える。
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