ワンルーム、日当たり普通、天使つき。: 日本の漫画作品、テレビアニメ番組

2021年4月に単行本第1巻が発売された際には、YouTubeにてPVを公開。

2023年10月4日、テレビアニメ化が発表された。

声の項はテレビアニメ版の声優。

徳光 森太郎（とくみつ しんたろう）
声 - 梅田修一朗、石上静香（幼少期）
本作の主人公。マンションで一人暮らしをしている高校1年生。お人よしで面倒見がよく、しっかり者な性格。
ある日、ベランダで寝ているとわを発見、最初は宗教関係や電波系と思い半ば強引に追い出したが、その後おっさんにホテルに連れ込まれそうになっているとわを発見し無理やり連れだし、（一度風邪の悪化で倒れるなどトラブルがあったが）とわを自宅に居候させることとなった。またこの時、背中の翼を見たことで本当に天使だと知った。
とわの登場に最初こそ驚き否定したものの、持ち前の優しさと懐の深さで次々現れる不思議な存在の少女達にも分け隔てなく接する事が出来、結果として少女達から信頼や好意を寄せられる事となる。
とわ
声 - 遠野ひかる
天使。健気で優しい性格をしている。
人間を知ってもらうという目的で地上に派遣され、森太郎の部屋のベランダにたどり着きそこで寝てしまい、翌朝森太郎に、降雨と森太郎が誤ってかけたスープでびしょ濡れになった状態で発見される。
（事後承諾だが）ベランダを寝床として貸してもらった礼がしたいと言い出し、一度は追い出されるが、疑う事を知らないとわの危なっかしさを森太郎は看過できず、最終的に同居生活を始めることとなった。
地上の常識や人間について詳しく知らないため、無自覚でおかしな言動をしたり、悪意に気づかなかったりと危なっかしい一面があるが、全ては「人間を幸せにする」という天使の存在意義からくる思いが行動原理。森太郎と同居し始めてからは自分に居場所をくれた森太郎にその思いを向けるようになる。森太郎もその行動原理を良く理解している為、喧嘩になったりする事は無い。
地上に降りるにあたり教材として用いた「よいこの地上大百科」なる書物で地上についてそこそこの事は事前に学習しており、料理の腕もハイレベルだが、人間界のマナーやルールについては今一つ理解出来ておらず、昼食の弁当を空を飛んで窓の外から届けようとしたり失敗も多い（それでもそこには最低限の気遣いも垣間見える）。
ちなみに背中の翼は大きさもある程度自由に変えられ、服が変わっても問題無く展開する。見えなくすることもできるが、飛ぶ際は可視化が必須であるほか興奮すると勝手に可視化してしまう。
堤 つむぎ
声 - 集貝はな
森太郎のクラスメイト。
小学生の頃に隣町の親戚宅へ行った際に勝手に独り歩きし、迷子になったところを森太郎に助けてもらった事をきっかけに彼に好意を抱き、以来9年間ずっと変わらず思い続けている一途な少女。
出会いはその一度だけで以後森太郎には全く会えていなかったが、同じ高校に入学していた森太郎を偶然発見、運命的な再会と感激するも、素直になれずツンデレのような態度をとってしまう為その思いは全く森太郎に届いていない。そのうえ彼の周りに次々と現れる一癖も二癖もある美少女達にハラハラやきもきしている。
いつも自分で弁当を作って持参するなど、料理スキルは高い。
いつも買い食いの森太郎の分も弁当を作ってあげようと画策するも、ある日突然弁当を持参する様になった森太郎に他の女の影を感じ、実際にとわと森太郎がい一緒に居るところを目のあたりにしてしまい頓挫。それ以降も森太郎の交友範囲にいる女の子達が特殊な属性まで備えたハイレベルな美少女で有る為、元来のヘタレさと相まってあと一歩が踏み出せずにいる。
和泉 のえる
声 - 大西沙織
森太郎と同じ学校に通う同級生。アルバイト先も同じで、森太郎より後に入った後輩。
雪女の家系で気持ちが昂ると周囲の気温を低下させてしまうなど、感情のコントロールが酷く苦手な為、クールに振舞っている内に他人との関わり方がどんどん解らなくなってしまい、全く友達のいない日々を過ごしていた。
バイト先でのハプニングなどから感情が暴走し吹雪や気温低下を起こしてしまい結果的に森太郎にその正体を打ち明けてしまうが、とわの存在により妙な胆力が付いた森太郎はその事実を普通に受け入れ、自分の正体などおおよそ信じて貰えない身の上を信じてくれた森太郎という初めての「友達」を得る事が出来た。
前述の経緯のため友達との交流（のえる曰く「友達ムーヴメント」）に飢えており、森太郎相手に様々な「友達ムーヴメント」を獲得する為、積極的に森太郎と関わり始める。
思考が「有り」か「為し」の両極端な傾向が有り、バイトのシフトを森太郎と合わせて貰い大はしゃぎな様を店長から落ち着く様に軽く窘められただけで「バイト中は友達やめる」と言い出したり、それを了承した森太郎に頬を膨らませるなど、まだまだ面倒な思考から脱却出来ていないが、徐々にとわ達とも打ち解け女の子だけで出掛けたり出来る様になってきている。
しう
声 - 久野美咲
天使の一人で外見的には幼女。
とわを崇拝・尊敬しており、地上でのとわの暮らしぶりを見て「高貴な身の上なのに」と憤慨し天界へ連れ帰ろうとする。ミルクが大好きで興奮時でも飲まされると落ち着く。
リリーシュカ / 賀上 さゆり
声 - 小倉唯
森太郎の同級生。メイド喫茶でバイトしているが、その正体は包帯、眼帯、カラコンで武装した中二病全開の吸血鬼であり、学校ではオカルト研究部に所属している。
ちなみに本名は普通に日本名の「賀上 さゆり」であり、「リリーシュカ」は本名のさゆりから「ゆり＝リリィ」を基に自身が勝手に考えた吸血鬼名。吸血鬼の例に漏れず日光が苦手な為いつもウサ耳のパーカーを着ているが、別に日光を浴びても灰になったりする訳ではない。
森太郎の「匂い」が物凄く大好きであり、隙を狙っては「はみはみ」しようとする。ちなみに本人曰く「汗の匂い」と「汗臭い」のは全く別次元の問題とのこと。
蔓深 ひすい
声 - 高尾奏音
リリーシュカのクラスメイトでオカルト研究部員。リリーシュカ同様に小柄で華奢な体系のメガネっ娘。
非常に憶病な性格であり、リリーシュカ以外の他人に対してはいつもオドオドしている。家柄の事情で男子に耐性が全く無い為、森太郎に対しては初対面の際に気後れどころかビクビクし泣いてしまっていた（徐々に改善してきている）。

• matoba『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉、既刊7巻（2024年4月12日現在）
  1. 2021年4月12日発売、ISBN 978-4-7575-7196-9
  2. 2021年10月12日発売、ISBN 978-4-7575-7528-8
  3. 2022年4月12日発売、ISBN 978-4-7575-7875-3
  4. 2022年10月12日発売、ISBN 978-4-7575-8198-2
  5. 2023年4月12日発売、ISBN 978-4-7575-8520-1
  6. 2023年10月12日発売、ISBN 978-4-7575-8847-9
  7. 2024年4月12日発売、ISBN 978-4-7575-9149-3

2024年4月よりTOKYO MXほかにて放送中。

スタッフ

• 原作 - matoba
• 監督 - 大西健太
• シリーズ構成・脚本 - ヤスカワショウゴ
• キャラクターデザイン - 上武優也
• プロップデザイン - 工藤康平
• 色彩設計 - 吉田隼人
• 美術設定 - 海津利子
• 美術監督 - 根岸大輔
• 撮影監督 - 青木睦希
• 編集 - 本田優規
• CGディレクター - 中島豊、平将人（第2話）
• 音響監督 - 中谷希美
• 音響効果 - 今野康之
• 音響制作 - ブシロードムーブ
• 音楽 - 滝澤俊輔
• 音楽制作 - 日本コロムビア
• 音楽プロデュース - 植村俊一
• チーフプロデューサー - 林宏之、木村康貴、坂柳桂二、谷口博康、内山祐紀
• プロデューサー - 吉武真太郎、小松翔太、松村尚、大貫佑介、植村俊一、塩谷尚史
• アニメーションプロデューサー - 山田由己
• アニメーション制作 - オクルトノボル
• 製作 - 天使つき製作委員会

主題歌

「君色のキセキ」
小倉唯によるオープニングテーマ。作詞は小倉、作曲・編曲は武田将弥（Dream Monster）。
「Sunny Canvas」
サンドリオンによるエンディングテーマ。作詞は磯谷佳江と絵伊子、作曲・編曲は渡部チェル。

各話リスト

放送局

BD

Webラジオ

インターネットラジオ番組『『ワンルーム、日当たり普通、天使つき。』よいこのラジオ大百科』が、2024年4月12日より響 - HiBiKi Radio Station -、YouTube日活アニメチャンネルにて隔週金曜日に配信中。パーソナリティはとわ役の遠野ひかる。

• ワンルーム、日当たり普通、天使つき。 - 月刊少年ガンガン | SQUARE ENIX
• TVアニメ「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」公式サイト
• 「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」公式 (@tenshitsuki_off) - X（旧Twitter）