聖剣伝説(せいけんでんせつ)は、スクウェア・エニックス(旧・スクウェア)より発売されているアクションRPGのシリーズ作品である。2024年時点でシリーズ累計販売本数は900万本を超える。
聖剣伝説 | |
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ジャンル | アクションRPG |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
主な製作者 | 石井浩一 田中弘道 菊田裕樹 亀岡慎一 池田奈緒 |
1作目 | 聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜 (1991年6月28日) |
最新作 | 聖剣伝説 ECHOES of MANA (2022年4月27日) |
シリーズ第1作である『聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜』は、同社の代表作であるRPG『ファイナルファンタジーシリーズ』(以下、FFシリーズ)の派生作品のひとつとしてリリースされたが、『聖剣伝説2』以降の作品はFFシリーズから独立し、独自の路線を歩んでいる。シリーズ通しての特徴として「大切な人との死別、失う悲しみ」をテーマとしているが、この思想は映画ニューシネマパラダイスが原点である事が石井浩一のインタビューで語られている。また、3作目までは王道のファンタジー路線だったが、4作目以降からシュールリアリスティテック要素の強い世界観(純粋な人間が少ない本作独自の生物や幻想的な背景)と変化した。
2005年のE3にて聖剣伝説プロジェクトとして「THE WORLD of MANA」がスタート、『聖剣伝説DS CHILDREN of MANA』以降の作品はこの「THE WORLD of MANA」のマークが表記され、精霊やマナの女神、聖剣のデザインがほぼ統一されている。欧米では、シリーズ作品のタイトルが第1作を除いて「 - of Mana」で統一されていることから「Mana series(マナシリーズ)」としても知られている。
なお、1987年にスクウェアが発売を予定し、後に発売中止となったファミリーコンピュータ ディスクシステム用の横スクロール型アクションRPGも『聖剣伝説 THE EMERGENCE OF EXCALIBUR』という名前であった。登録済みであった「聖剣伝説」の商標を継承した点を除き、現在のシリーズとの関連性は無い(ディスク・オリジナル・グループも参照)。発売中止となったこのゲームの趣旨は同年12月に発売された『ファイナルファンタジー』第1作へと受け継がれている。
また、日本国外では『聖剣伝説3』は発売されておらず、その代わりに『シークレット・オブ・エバーモア』(SNES)という同様のゲームシステムを使った作品が発売されていた。こちらは逆に日本では未発売となっており、共通するのはゲームシステムの類似点のみである。
2017年6月1日にはシリーズ25周年作品として初期3作品をまとめたNintendo Switch用ソフト『聖剣伝説コレクション』が発売された。CEROのレイティングはB(コンテンツアイコンは「犯罪」)。
ほとんどがアクションRPGだが、一部の作品はジャンルが異なる。発売日は初出機種のものを記載。
1991 | 聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~ |
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1992 | |
1993 | 聖剣伝説2 |
1994 | |
1995 | 聖剣伝説3 |
1996 | |
1997 | |
1998 | |
1999 | 聖剣伝説 LEGEND OF MANA |
2000 | |
2001 | |
2002 | |
2003 | 新約 聖剣伝説 |
2004 | |
2005 | |
2006 | 聖剣伝説DS CHILDREN of MANA |
聖剣伝説 FRIENDS of MANA | |
聖剣伝説4 | |
2007 | 聖剣伝説 HEROES of MANA |
2008 | |
2009 | |
2010 | |
2011 | |
2012 | |
2013 | 聖剣伝説 CIRCLE of MANA |
2014 | 聖剣伝説 RISE of MANA |
2015 | |
2016 | |
2017 | |
2018 | 聖剣伝説2 SECRET of MANA |
2019 | |
2020 | 聖剣伝説3 TRIALS of MANA |
2021 | |
2022 | 聖剣伝説 ECHOES of MANA |
2023 | |
2024 | 聖剣伝説 VISIONS of MANA |
なお、日本国外ではナンバリングが振られておらず、『FF外伝』は原作が「Final Fantasy Adventure」・3Dリメイクが「Adventures of Mana」、『2』は「Secret of Mana」、『3』は「Trials of Mana」、『新約』は「Sword of Mana」、『4』は「Dawn of Mana」、その他外伝作品は聖剣伝説の部分を除いた「 - of Mana」というタイトルになっている。
以下のシリーズは時系列でつながっている。
その他のシリーズは特に明記されていない。また、『3』ではハーフエルフのシャルロット専用防具として、『2』で登場したポポイの名を冠した「ポポイのおさがり」というアイテムが登場するが、『3』の世界にはポポイの名が何を意味するのか知るものは存在しないとされている。
タイトルにもある「聖剣」を残した女神。自らが持っている「黄金の杖」で世界を創造し、その後、自らの身体を大樹に換えて世界を見守っている。その場所は「聖地」あるいは「聖域」と呼ばれ、難攻不落の地であり、封印の為に彼女が作り出した何匹もの神獣達が聖地への入り口を守っている場合もある。魔法の力の源でもある「マナ」を常時発生させていて、全ての生き物は何らかの形で「マナ」の恩恵を受けている。彼女が使っていた杖は後に剣(聖剣)へ変化し、今も大樹の根元に刺さっている。この設定のモデルとなっているのは、北欧神話に登場する世界樹「ユグドラシル」である。
『聖剣伝説3』では「木の妖精」達が常に周囲を飛び回り、樹木となった女神の世話を焼いている。また、『LOM』では「草人」と呼ばれる種族を生み出して各地に住まわせたり、『聖剣伝説1』『聖剣伝説2』では「マナの一族」と呼ばれる人々の中から選ばれた者を拠り所にして復活する事が出来る様にしている等、万が一、樹が枯れてしまった場合にも備えている。しかし、毎回の如く、枯れたり切られたりする災難(砲撃により根元を残して消し飛ばされた作品もある)に遭っており、聖剣伝説シリーズは彼女の樹としての破壊⇒再生の物語でもある。
ファンタジーRPGには移動手段として様々な乗り物があるが、聖剣シリーズでは『2』以降に乗り物代わりにこのフラミーが登場する。ただし、登場しても石像の姿などで乗れない作品もある。角はなく、獣耳を生やし、オレンジ色のたてがみを有しており、4枚の鳥の様な翼が背中から生えている竜のような生き物。蛇腹風なお腹側を除いて全身が黄色のふわふわした体毛に覆われており、端ばしの風きり羽は青みが掛った緑色の様を見せる。
作品によって若干扱いが異なっており、『2』でのフラミーは卵胎生。『3』では「山と空の守護神」や「翼あるものの父」と呼ばれ信仰の対象にもなっているが、登場した個体は若い雌だった。『4』の個体はブレスを吐いている場面もあった。シリーズを総じて、大きさはマナの放出量によって増大したり小型化したりする。乗り物としてフラミーが召喚出来る場合には必ずといって良い程でんでん太鼓(作中では「風の太鼓」と呼ばれる)で召喚されている。
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