神姫バス株式会社(しんきバス、英: SHINKI BUS CO.,LTD.)は、兵庫県を中心に路線バス等を運行する事業者である。
神姫バス本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 | 日本 〒670-0913 兵庫県姫路市西駅前町1番地 北緯34度49分42.3秒 東経134度41分23.7秒 / 北緯34.828417度 東経134.689917度 東経134度41分23.7秒 / 北緯34.828417度 東経134.689917度 |
設立 | 1927年(昭和2年)10月3日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 6140001059289 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 他 |
代表者 | 長尾真(代表取締役社長) |
資本金 | 31億4000万円 (2020年3月31日現在) |
発行済株式総数 | 617万2000株 (2020年3月31日現在) |
売上高 | 連結: 450億7600万円 単独: 214億6400万円 (2020年3月期) |
営業利益 | 連結: 20億4300万円 単独: 13億9700万円 (2020年3月期) |
経常利益 | 連結: 22億2400万円 単独: 14億4200万円 (2020年3月期) |
純利益 | 連結: 9億9500万円 単独: 8億6700万円 (2020年3月期) |
純資産 | 連結: 431億6100万円 単独: 281億2300万円 (2020年3月31日現在) |
総資産 | 連結: 562億8700万円 単独: 434億3600万円 (2020年3月31日現在) |
従業員数 | 連結: 3293[1758]人 単独: 1626[87]人 (2020年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
主要株主 | 阪神電気鉄道株式会社 9.81% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井住友信託銀行再信託分・山陽電気鉄道株式会社退職給付信託口)7.31% 神姫バス従業員持株会 1.72% 三菱ふそうトラック・バス株式会社 1.58% 株式会社三井住友銀行 1.20% 播州信用金庫 1.00% 姫路信用金庫 1.00% グローリー株式会社 1.00% 横浜ゴム株式会社 1.00% 日本生命保険相互会社 0.94% (2020年3月31日現在) |
主要子会社 | グループ主要企業参照 |
外部リンク | https://www.shinkibus.co.jp/ |
バス事業の子会社として、ウイング神姫(神崎・西脇・丹波篠山・相生・赤穂・宍粟方面の路線バス)、神姫ゾーンバス(西神・三木方面の路線バス)、神姫観光(貸切バス)がある。またICカード乗車券のNicoPaを発行している(回数券機能もある。また定期券機能の付加も可)。
2006年4月1日より、神戸市交通局(神戸市バス)から落合・西神・中央南の3営業所の運行管理業務を、姫路市から書写山ロープウェイの運行業務を受託している。
元来、宇治川電気(現・関西電力)の資本を背景にしており、山陽電気鉄道とは資本上姉妹会社の関係にある。事実上の創業者は木下栄。現在の加古川市付近で小規模な業者としてスタートしたが、次第に周辺の同業者を買収し傘下に入れることで頭角を現すことになる。さらに戦時統合で規模を拡大、播州・丹波(兵庫県)にまたがる一大路線網を構築。
一般路線は姫路市・加古川市・明石市など兵庫県播磨地域を中心に東端は神戸市・三田市に路線を展開しており、三田市・西宮市北部以外の阪神地域および淡路島を除く兵庫県南部の大部分を占めている。子会社化や廃止前は岡山県津山市、美作市、西粟倉村から京都府福知山市まで一般路線を展開していた。
一方で関西における高速バスの先駆けとも言える中国高速線に当初から参入、運営ノウハウを確立すると次第に神戸・姫路発着の路線を増やしていった。また、三木市・三田市から神戸市内中心部に向かう短距離路線も多く運営している。
このほか神戸市交通局が運行していた定期観光バスの承継、神戸・明石・姫路の各公営バスから路線承継を行っており、各自治体のコミュニティバスの運行も受託している。
( )内は営業所・出張所の略号。原則として乗合バスのみであるが、加古川営業所加古川南出張所、西神営業所(特定貸切)、三田営業所、津山営業所は貸切バスも配置されている。
< >内は共同運行会社。
以下の路線は、予約・発券業務および運行支援を行う。
現在は三菱ふそう、いすゞ、日野、日産ディーゼル(現・UDトラックス)の4車種と日産・シビリアン、トヨタ・コースター、トヨタ・ハイエースが導入されている。貸切車・高速車は長らく三菱ふそうに統一されていたが、2005年に日野・セレガが2台導入された。三菱ふそうが一番多い理由は不明であり、2000年の三菱リコール隠し以降三菱ふそうの導入をいったん中断した事業者 や三菱ふそうの導入を減らして他社の導入を増やした事業者 が多数存在する中、それも関係なく引き続き三菱ふそうを大量に導入している。
路線バスの車両は、東部(神戸、明石、三田、三木地区)は三菱ふそう車が、西部(姫路地区)は日野車が主体である。日産ディーゼル車は姫路市営バスや明石市交通部から神姫バスに路線が移管されたことにより神姫バスに転籍した車両のみ。また、いすゞ車は淡路交通から移籍したエルガワンステップバスが多数在籍している が、2014年以降は自社発注車も増えつつある。
カラーリングで特筆すべき点は貸切車の塗装である。これは1990年にグラフィックデザイナーの永井一正に依頼したデザインで、バス雑誌の記事では「デザイナーブランドの観光バス」としても紹介されたことがある。それ以前の貸切車デザインは、その後も昼行用高速車のデザインとして使用されている。
夜行高速バスは姫路城をアレンジしたデザインである。初代の車両ではベースカラーは青系の色であったが、車両更新時にベースカラーが変更されている。
西日本地区では初導入となるメルセデス・ベンツ製の連節バス(シターロ)2台の運行が三田市で2013年4月から開始された。「オレンジアロー 連 SANDA」号の愛称が公募され命名された。新三田駅及び三田駅前発着の一部路線で使用されており、定員は通常路線バスより約40名多い116名となっている。なお2018年4月に2台増車されたが、定員はさらに増えて123名となった。2020年9月に1台再度増車し、以降は5台体制である。また、神戸市内で運用されるPort Loopでは国産連節バスの日野・ブルーリボンハイブリッド 連節バスを使用。
2017年から2020年まで運行された、オープントップバスによる定期観光バス「スカイバス神戸」は、日の丸自動車興業より「スカイバス東京」のネオプラン・スカイライナーとネオプラン・スペースライナーを借り入れていた。2022年4月のシティループの神姫バス移管を記念したイベントの一環として2022年6月に特別運行が行われたときはスペースライナーを借り入れた。
近隣のバス会社と異なり、廃車車両が他社に移籍することはほとんどないが、東日本大震災の復興支援としてミヤコーバス石巻営業所に日野の中型ノンステップ車1台が移籍している。また、2022年には廃車車両のうち1台が移動式サウナ「サバス」に転用されている。
ナンバープレートと別に車両に付与される番号は、以下の法則がある。万の位で車両のサイズ、千・百の位で製造会社、十・一の位で用途を示す。
例えば、29870の場合、2008年製の日野中型ノンステップバスということになる。
神姫バスでは新製から8~10年程度経過した車両に対し再塗装を行っている。再塗装された車両はシール類も貼り換えられ、出入口ピクトグラムの表記などが剥がされる。
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