狭山警察署(さやまけいさつしょ)は、埼玉県狭山市にある、埼玉県警察が管轄する警察署である。署長は警視である。管轄地域は、狭山市と入間市である。また、第2方面本部 (川越警察署)に所属している。
埼玉県狭山警察署 | |
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都道府県警察 | 埼玉県警察 |
管轄区域 | 狭山市、入間市 |
交番数 | 12 |
駐在所数 | 1 |
所在地 | 〒350-1324 埼玉県狭山市稲荷山2丁目5番地の1 |
位置 | 北緯35度50分34.9秒 東経139度23分45.3秒 / 北緯35.843028度 東経139.395917度 東経139度23分45.3秒 / 北緯35.843028度 東経139.395917度 |
外部リンク | 狭山警察署 |
狭山市の旧名は入間川町だったが、当時から狭山警察署という名前であり、それは、狭山市と入間市とを含めた地域が狭山地方と呼ばれていたことに由来する。
2016年1月9日、狭山市のマンションの部屋で3歳の女児が死亡しているのが見つかり、「火傷を負った状態で女児を放置した」として保護責任者遺棄容疑で女児の母親とその内縁の夫が逮捕された事件である。
「夜中に玄関先に出されている」などの通報を前年に署は2回受け、2人から事情を聞いていたが、「風呂に入らないことを叱ったら泣き出した」「自分たちが喧嘩をして、子供が部屋から閉め出された」などと2人は説明し、その時は、女児の身体に虐待の跡がなかったとして、署は注意をしただけで、児童相談所などへの通報は行わなかった[リンク切れ]。しかし、女児には全身に複数の暴行痕があり、母親らはLINEで虐待方法を相談し、ロープなどを括り付ける金具を部屋の押入れの中に取り付けていた上、「お湯を掛けた」「前年秋頃から虐待がエスカレートした」と供述したことから、女児は日常的に虐待を受けていたとみられ、署の対応が適切だったかどうかを埼玉県警本部は調べる方針である[リンク切れ][リンク切れ][リンク切れ][リンク切れ]。また、上田清司前埼玉県知事も、「警察からなぜ児童相談所に連絡がなかったのか、きちんと経緯を検証し、児童虐待を未然に防ぐ仕組みづくりに生かしていきたい」と述べ、警察や児童相談所、地元の自治体などの関係する機関との連携に問題がなかったかを検証する方針を明らかにした[リンク切れ]。
虐待を疑い、警察に通報したという男性は、「2015年6月に女児が玄関先で布団にくるまって泣いているのを見て、虐待かもしれないと思い警察に通報した。その後も幼い子どもが23時、0時まで起きているのが当たり前で、壁を叩くような音や子供の泣き声もよく聞こえるなど、おかしなことがあったので7月に再び通報した」と話し、警察の対応については、「『虐待のおそれもあるので十分注意し、夜も巡回をしてほしい』と伝えたが、警察がそうした対応をとったのは最初のうちだけで、ほとぼりが冷めたら放置してしまい、今回の結果を招いたと思う。きっちりと対応していれば防げたのではないかと思う」と話した[リンク切れ]。
山梨県立大学の西澤哲教授は、「警察が刑事事件として扱うかどうかではなくて、この家庭に支援が必要かどうかの判断をしなくてはいけない。警察は専門性がないのであれば市の保健センターや県の児童相談所につなぐ必要があった」と、署の対応を批判した[リンク切れ]。
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