『海がきこえる』(うみがきこえる、英題:Ocean Waves)は、日本テレビ開局40周年記念番組として放送されたアニメ作品。氷室冴子による同名の小説を原作に、スタジオジブリが初のテレビ向け作品として制作した。1993年5月5日(こどもの日)に「進め!青春少年」として90分間のスペシャルアニメとして日本テレビで放送された後、一部の日本テレビ系列局でも放映された。テレビ放映後にはいくつかの映画館でも上映され、2016年には限定2館の上映ながらアメリカでも劇場公開された。
海がきこえる | |
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ジャンル | 青春 |
アニメ | |
原作 | 氷室冴子 |
監督 | 望月智充 |
脚本 | 中村香 |
キャラクターデザイン | 近藤勝也 |
音楽 | 永田茂 |
アニメーション制作 | スタジオジブリ若手制作集団 |
製作 | 徳間書店 日本テレビ放送網 スタジオジブリ |
放送局 | 日本テレビ系 |
放送期間 | 1993年5月5日 - |
話数 | 全1回 |
映画 | |
配給 | スタジオジブリ |
封切日 | 1993年12月25日 |
上映時間 | 72分 |
その他 | 同時上映「そらいろのたね」「なんだろう」 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・映画 |
ポータル | アニメ・映画 |
スタジオジブリ制作の長編作品の中では唯一、劇場用ではなくスペシャル番組用のテレビアニメとして制作された作品。しかし、制作側は「映画」という認識だったため、地上波放送のテレビの画面アスペクト比が4:3の時代だったにも関わらず、劇場並みの16:9のビスタサイズで制作された。テレビCMやチラシやマスコミ向けのパンフレットなどが制作されただけで、ほかの劇場映画として作られたジブリ作品のような大掛かりなプロモーションは行われなかった。テレビ放映は収益性が低いことを理由に、その後、同様の企画は実現していない。のちに鈴木敏夫は「スタジオジブリ史上最も予算の回収に苦労した作品である」と回顧している。また東小金井に移されたスタジオジブリ新社屋で制作された初めての作品でもある。
ジブリ内の若手作家を育成する目的で、鈴木敏夫プロデューサーが宮崎駿に「社内の若手スタッフに何か1本制作を任せてみてはどうだろうか」と提案して実現した企画。当時、宮崎は『紅の豚』の制作を終えたものの次回作の着想を見い出せず、心ここにあらずの状態で、「今なら認めるのではないか」と判断した鈴木が切り出した話だった。その後のジブリを背負って立つ若手クリエーターたちを中心に制作された。そのためジブリとしては宮崎駿や高畑勲が全く関わらない初めての作品となり、ジブリ作品の中で異質なイメージを与える要因のひとつとなっている。
スタッフは、キャラクターデザインと作画監督に原作小説のイラストも担当した近藤勝也、のちに『ゲド戦記』『コクリコ坂から』などのジブリ映画の脚本を手掛けるようになる徳間書店の編集者だった丹羽圭子(中村香)、宮崎駿作品の背景を多く手掛けた男鹿和雄を師と仰ぐ美術監督の田中直哉らが参加。
監督には、外部から『魔法の天使クリィミーマミ』『めぞん一刻』『きまぐれオレンジ☆ロード』などで高い評価を受け、細やかな人物表現と克明な日常表現の演出で定評のあった望月智充が招聘された。実は本作品以前から望月は「海がきこえる」のアニメ化企画を何度も鈴木プロデューサーのもとに持ち込んでいたが、実現することはなかった。その経緯もあって、監督選考の際に望月が推挙されることになった。また、彼が過去に『めぞん一刻 完結篇』『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』などの劇場作品の監督を手がけ、青春期の男女の恋愛模様を瑞々しく描写する手腕を高く買われてきた若手演出家であることも起用の背景の一つにあった。
配役はベテラン声優の中からテープオーディションで決められた。ヒロインの里伽子役は、鈴木敏夫プロデューサーの強い推薦により、小劇団で活動していた坂本洋子が選ばれた。彼女がヒロインを演じていた『モモ』(ミヒャエル・エンデ原作)の舞台を観劇して決めたという。歴代スタジオジブリ作品の中で、唯一男性の専業声優(飛田展男)が主人公を演じている作品であり、 主要人物を演じた声優陣の中で専業声優でないのは坂本のみで脇を固めるキャストもほぼ専業声優で占められていることも、ジブリ作品としてはきわめて異例である。
方言指導は、高知県出身で土佐弁に堪能な点を見込まれ、望月の要望で女生徒の一人として参加した島本須美と、同じく高知出身の渡部猛が務めた。また前述のとおり、高知以外の地域の人にも意味が通じることを優先したため、実際の高地弁とは若干異なっている。
制作当初、鈴木敏夫の要望で主題歌は中島みゆきの『傷ついた翼』の使用が検討されていたが、楽曲使用料の問題でヒロイン役の坂本洋子の楽曲「海になれたら」が使用された。
実質72分間という短い作品であるため、原作とはストーリー展開や構成、設定の一部が異なっている。
1995年公開のスタジオジブリ作品『耳をすませば』は、同作の脚本・絵コンテ・製作プロデューサーを担当した宮崎駿が『海がきこえる』に触発されて制作に乗り出したものであるとされ、同じ若者の恋愛物をぶつけてきたことについて近藤勝也は「ジブリの恋愛物と言えば『海がきこえる』ではなく『耳をすませば』を皆が連想するようにしたかったのでは」と推測している。また、2011年公開の宮崎駿企画のスタジオジブリ作品『コクリコ坂から』とは脚本とキャラクターデザインが共通であるなど非常に密接な関係がある。
制作前、主なスタッフによる高知でのロケハンが行なわれた。その時点で作品内容から画面処理などの突っ込んだことまでスタッフ同士で話し合い、監督の望月智充は誰の出した意見でも良いと思えばどんどん作品に取り入れて行った。その雰囲気は制作現場まで引き継がれた。メインスタッフ間でかなり活発な議論が交わされ、普段ならあまり作品内容に踏み込まない美術や色指定も準備段階から参加し、彼らの意見もストーリーに反映されるなど、それまでのジブリ作品には見られない展開があった。特に小説連載時から原作に関わっていた近藤勝也は自身の中に彼なりのイメージが出来上がっており、最も積極的に発言し、表現上のみならず制作上でも大胆な提案を行うなど、議論をリードした。望月は「絵に描かれると説得力があるので、自分は全体のまとめ役のような形になった」と言っている。一方、近藤は「自分が抑えたのは点としてのシーンで、それを線として作品にしたのは望月だった」と証言している。
短い放送時間の中で原作のエピソードを全て描ききるのは困難だと考えた望月は、原作の前半部(高校生編)か後半部(大学生編)のどちらか一方のアニメ化を希望していた。そして作監の近藤、制作プロデューサーの高橋望、脚本を手がけた中村香を交えた話し合いの結果、高校生編を中心に大学生編の一部を加えた内容でストーリーを構成することが決まった。作品の舞台は主に高知での中高一貫校時代に限定され、大学進学後の話は冒頭とエンディングに登場するのみでほとんど描かれなかった。
作品の舞台は南国高知、そして季節はほとんど夏ということで、美術と色彩設計の課題は光と影の強烈なコントラストをどう表現するかということだった。色指定の古谷由実は、近藤の提案で各キャラごとに「順光」「逆光」「ノーマル」の3パターンを作り、その色の組み合わせでのコントラストの表現に挑戦した。そして現実の季節ではなく場面のイメージを優先した結果、大部分のシーンが夏だった高知ではなく、5月の東京・成城の場面に最も光と影のコントラストを強く出している。そして高知の場面は、夏でもさわやかな感じが基調だった。
美術監督の田中直哉はロケハン直後に最も早く準備室入りし、近藤の唯一の相談相手としてストーリーの構成や作品の方向性に至るまで深く関わった。物語の基本的な構成は脚本第一稿からあまり変わっていないが、オープニングとラストシーンだけは最後まで揉めた。そのオープニングの駅での再会シーンの一部に田中のアイデアが採用された。その他、里伽子と対立する高知の女生徒の代表として清水明子をもっと前面に出すように最初に提案したのも田中だった。本来の領分である美術では、冷たくない暖かみのある透明感のようなものを出したかったという。また実在する高知や東京の風景が作中に登場するが、写真そのままのように見えてもトレースしたわけではなく、一度自分の中でイメージにして描いているという。
絵コンテを描いたのは監督の望月だが、画面作りにおいては近藤の果たした役割も大きい。短い制作期間で作画の質と統一感を保つため、近藤は望月のコンテを全カット清書して、独自の"作画用コンテ"を創り出した。このコンテにより、ラフ原画の段階から演技の統一を図り、あとで作監修正する時の手間を省こうとした。近藤はまた、実写に肉薄できるリアルな演技を求め、望月のコンテの構図に合わせてスタッフ同士で演技してカメラで撮影し、そこからラフ原画を起こすということもやった。ロケハン時の写真も使えるものはそのままショットの背景原画として拡大コピーし、背景作業の簡便化も図った。どんな作品にでも使える方法ではないが、リアリティを要求される『海がきこえる』なら可能だというのが近藤の主張だった。そして近藤はポイントとなるシーン別にイメージボードを絵コンテの形にして提出することもあり、望月は自分の演出にあう形にしてそれを取り込んで行った。一方、望月はアフレコ、ダビングなども担当し、この2人の二人三脚が制作の中心となった。
望月の演出としては、大学生の現在と中学・高校時代の思い出をカットバックで見せる手法や、それぞれのキャラクターの目線で風景を切り取るカット割り、そしてラストシーンを活かすために全編に渡ってフィックス(固定撮影)となっているカメラワークなどが独特である。またキャラクターの演技や感情表現も他のジブリ作品に対してあえて抑えたものにしてある。
制作終盤、望月は激務によるストレスで十二指腸潰瘍を患い、1992年10月末に出血による貧血で倒れて入院。2日後には現場復帰したものの、病院で点滴を受けながら作品完成を迎えた。
高知の進学校から東京の大学に進学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。だが、里伽子は高知の大学へ行ったのではなかったのか? 初めての夏休み、同窓会のために帰省する飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。季節外れに東京から転校してきた里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子との思い出を振り返っていく。
製作 | 徳間康快、氏家齊一郎 | |
製作補 | 山下辰巳 | |
原作 キャッチコピー | 氷室冴子 | |
脚本 | 中村香 | |
キャラクターデザイン 作画監督 | 近藤勝也 | |
原画 | 近藤喜文、篠原征子、森友典子、河口俊夫、大谷敦子、遠藤正明、清水洋、山川浩臣、古屋勝悟、中山勝一、安藤雅司、吉田健一、小西賢一、芳尾英明、稲村武志、磯光雄、広田麻由美、吉野高夫 | |
動画チェック | 舘野仁美、中込利恵、藤村理枝 | |
動画 | 手島晶子、佐藤伸子、柴田和子、大村まゆみ、北島由美子、山田憲一、長嶋陽子、横山和美、野田武広、粉川剛、岡田妙智子、笹木信作、中村勝利、小野田和由、井上博之、斉藤昌哉 柴田絵理子、松瀬勝、東誠子、山浦由加里、椎名律子、末田久子、真野鈴子、槇田喜代子、太田久美子、安達昌彦、堀井久美、坂野方子、松島明子、岩柳恵美子 | |
作画協力 | アニメトロトロ、OH!プロダクション、スタジオコクピット、グループどんぐり、JCスタッフ、マッドハウス | |
美術監督 | 田中直哉 | |
背景 | 久村佳津、山川晃、太田清美、武重洋二、長縄恭子、黒田聡、伊奈涼子、田村盛輝、吉崎正樹、太田大 | |
特殊効果 | 谷藤薫児 | |
色彩設計 色指定 | 古谷由実 | |
仕上検査 | 大城美奈子、小野暁子 | |
仕上 | 立山照代、小川典子、井関真代、守屋加奈子、大附沢幸恵、森奈緒美、坂本洋子 スタジオキリー 森沢千代美、工藤百合子、中里友美、向井文江、吉田解子、粉井常隆 スタジオぴえろ福岡分室 | |
撮影監督 | 奥井敦 | |
撮影 | 旭プロダクション 谷口久美子、梅田俊之、薮田順二、榊原広、長谷川洋一、石井ゆり子 | |
音響制作 | オーディオ・プランニング・ユー | |
音響制作デスク | 小澤恵 | |
音響監督 | 浦上靖夫 | |
整音 | 大城久典、柴田信弘 | |
音響効果 | 横山正和 | |
方言指導 | 渡部猛、島本須美 | |
録音スタジオ | APUスタジオ | |
タイトル | 道川昭 | |
編集 | 瀬山武司 | |
編集助手 | 足立浩 | |
演出助手 | 村田和也 | |
制作担当 | 川端俊之 | |
制作デスク | 田中千義、西桐共昭、伊藤万実子 | |
制作進行 | 有富興二、大塚浩二、伊藤裕之 | |
制作事務 | 山本珠実 | |
広報 | 立柗典子 | |
プロデューサー補佐 | 山田尚美 | |
協力 | 高知東宝の前田幸恒さんをはじめ地元有志のみなさん | |
現像 | IMAGICA | |
企画協力 | アニメージュ編集部 荒川進、山平松夫 | |
アニメ制作 | スタジオジブリ若手制作集団 | |
プロデューサー | 横尾道男、堀越徹、前田伸一郎、高橋望 | |
チーフプロデューサー | 奥田誠治 | |
エグゼクティブプロデューサー | 尾形英夫、和田仁宏、鈴木敏夫 | |
絵コンテ 監督 | 望月智充 |
作曲 | 永田茂 | |
プロデューサー | 及川善博 | |
ディレクター | 岡田知子 | |
エンジニア | レコーディング | 二宮圭太郎、原一翔 |
マスタリング | 橋本陽英 | |
アシスタント | 花桐晃 | |
録音スタジオ | サウンドインスタジオ | |
CD制作 | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
マネージメント | 日本テレビ音楽 |
『海がきこえる』 | |
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永田茂 の サウンドトラック | |
リリース | |
ジャンル | J-POP |
時間 | |
レーベル | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
プロデュース | 及川善博 |
EANコード | |
EAN 4988008358636 |
1993年5月1日にCD(TKCA-70064)がANIMAGE RECORDSから発売され1997年4月21日(TKCA-71142)に再発された。
鈴木敏夫は「宮崎・高畑には絶対に作れない作品。彼らにしか描けないものがちゃんと描けている」と絶賛している。
スタジオジブリの一部年長者には作品の若者たちの描写は「優柔不断で脆弱すぎる」と不評だったが、プロデューサーを務めた高橋望は「その脆弱さこそ現代の若者そのものであり、現代的な若者の人間関係を形にしたいという企画当初の目論見はスタッフワークも含め、充分成功した」と語っている。ただし、そこでとどまってはいけないとも言っている。
社会学者で映画評論家の宮台真司は、宮崎駿との対談において「『耳をすませば』よりも『海がきこえる』の方がより現実的な女子中高生の描写ができている」と発言し、二人の間で論争となった。また宮台は望月智充・近藤勝也・高橋望の3者へのインタビューも行っている。
放送日 | 放送時間 | 視聴率 |
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1993年5月5日(初放送) | 16:00 - 17:30 | 17.4% |
2011年7月15日 | 19:00 - 20:30 | 7.2% |
1993年5月5日の本放送は関東ローカルで、祝日ではあったものの、夕方4時からという早い時間の放送だった。しかし、この時間帯では異例の17.4%という高い視聴率を記録した。その後、関東地方以外では、日本テレビ系列の各地方局の独自の判断により、5月8日から7月14日にかけて最終的に全13局で放送された。
2011年7月15日には日本テレビ『金曜ロードショー』枠で約18年2ヶ月ぶりにテレビで再放送された。他のスタジオジブリ作品とは異なり、この枠で放映されるのはこれが初めてであった。また一部の系列局で遅れ放送はされたものの本放送は関東ローカルで夕方の時間帯だったため、ゴールデンで全国放送されたのも完成以来初のことだった。通常の金曜ロードショーの枠で放映するには90分間(正味72分間)と尺が短いため、映画『コクリコ坂から』の公開を記念した日本テレビ『金曜特別ロードショー』として時間を延長して『ゲド戦記』とともに放映される2部構成の形が採られた。また、冒頭に「この作品には、未成年の飲酒・喫煙シーンがありますが、原作の作品性、原作者の意図を尊重しオリジナルのまま放送いたします。」とのテロップが入れられた。
テレビ放映以外に、劇場でも公開された。上映は主に第七藝術劇場(大阪府、1993年10月9日 - 22日)、山形フォーラム(山形県、同年11月13日 - 26日)、中野武蔵野ホール(東京都、同年12月25日 - 1994年1月14日)といったミニシアター系の映画館で行われた。2016年12月28日から4Kリマスター版がアメリカのニューヨークとロサンゼルスの映画館2館で劇場公開された。
タイトル | 規格 | 規格品番 | レーベル | 発売日 | 備考 |
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『海がきこえる』 | LD VHS | TKLO-50101 TKVO-60561 | 徳間書店 | 1993年6月25日 | |
ジブリがいっぱいコレクション 『海がきこえる』 | VHS DVD | VWSZ-8026 VWDZ-8026 | ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント | 1999年7月23日 2003年8月8日 | 本編の後に新たに「芸術文化振興基金」のロゴが挿入された。 VHSビデオは「ジブリがいっぱいCOLLECTION」シリーズとして再発売された際に15万本を出荷した。 DVDには特典映像「あれから10年 ぼくらの青春」収録された。 |
『海がきこえる』 | Blu-ray | VWBS-8234 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン | 2015年7月17日 | BD化にあたり、4K解像度でフィルムをスキャンする4Kデジタル・リマスターによりマスターを作成。 2015年時点までにスタジオジブリが制作していた長編作品としては、最後にBlu-ray化された。 |
『海がきこえる』 | DVD | VWDZ-7354 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン | 2022年4月20日 | 公開時のクオリティを再現した、より高画質な本編映像を収録した《デジタル・リマスター版》。本編ディスク+特典ディスクの2枚組だが、特典映像は従来通り。劇場ポスターのキーアートで統一したパッケージ・デザイン。 |
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