日比谷駅(ひびやえき)は、東京都千代田区有楽町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
日比谷駅 | |
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A10番出入口(2018年10月14日) | |
ひびや Hibiya | |
右は有楽町駅 | |
東京都千代田区有楽町一丁目5-1(東京メトロ) 北緯35度40分29.6秒 東経139度45分34.6秒 / 北緯35.674889度 東経139.759611度 東経139度45分34.6秒 / 北緯35.674889度 東経139.759611度 東京都千代田区有楽町一丁目13-1(東京都交通局) 北緯35度40分34.9秒 東経139度45分36.8秒 / 北緯35.676361度 東経139.760222度 | |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) 東京都交通局(都営地下鉄) |
電報略号 | ヒヒ(東京メトロ) 日(東京都交通局、駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線(日比谷線) 1面2線(千代田線・三田線) |
乗降人員 -統計年度- | (東京メトロ)-2022年- 85,949人/日 (東京都交通局)-2022年- 71,530人/日 |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)8月29日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ●東京メトロ日比谷線 |
駅番号 | H08 |
キロ程 | 12.1 km(北千住起点) |
◄H 07 霞ケ関 (1.2 km) (0.4 km) 銀座 H 09► | |
所属路線 | ●東京メトロ千代田線 |
駅番号 | C09 |
キロ程 | 16.0 km(北綾瀬起点) |
◄C 08 霞ケ関 (0.8 km) (0.7 km) 二重橋前 C 10► | |
所属路線 | ●都営地下鉄三田線 |
駅番号 | I08 |
キロ程 | 7.3 km(目黒起点) |
◄I 07 内幸町 (0.9 km) (0.9 km) 大手町 I 09► | |
乗換 | Y18有楽町駅 (JR山手線・京浜東北線・東京メトロ有楽町線) |
備考 | 駅務管区所在駅(東京都交通局) |
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東京メトロの日比谷線・千代田線と、都営地下鉄の三田線の3路線が乗り入れる。駅番号は日比谷線がH 08、千代田線がC 09、三田線がI 08である。
また東京メトロ有楽町線および東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線・京浜東北線が乗り入れる有楽町駅の至近にあり、有楽町線の乗り換え駅として案内される。ただし、当駅からJR線への正式な乗り換え案内は都営三田線のみ行っている。
日比谷線・千代田線から有楽町線有楽町駅方面へは都営三田線改札口付近の通路より連絡している。この構内通路は東京都交通局の管轄であり、案内は基本的に都営線基準となっている。また、当駅から東側は銀座駅、東銀座駅まで、北側は大手町駅、東京駅まで改札外地下通路で連絡している。
駅に隣接する「日比谷公園」に由来する。
皇居や皇居外苑にも近いため、それに準じた駅名も計画されていたものの、当時の政府や宮内庁から拒否されたために「日比谷」に落ち着いたという経緯がある。
日比谷線は相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下3階にある。エスカレーターとエレベーターが地下2階と地下3階を連絡している。
千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。
なお、両線のホーム間は日比谷線の霞ケ関寄りと千代田線の二重橋前寄りが連絡通路により直結している。改札内の連絡通路は他になく、異なる路線の改札口から入場した場合はホームを経由する必要がある。千代田線の改札付近には、矢橋六郎と東京藝術大学の学生による作品「日比谷公園」のモザイクレリーフが設置されている。壁画は日比谷公園の四季をイメージしたもので、「木」「草花」「野鳥」「噴水」、4枚の連作である。
毎年10月の鉄道の日直前に日比谷公園で開催される「鉄道フェスティバル」の際には、千代田線霞ケ関寄りの改札口付近にブースが設置されることがある。
千代田線の当駅から大手町駅にかけては都営地下鉄三田線との並行区間(同時施工・営団が東京都から受託施工)となっており、日比谷通りの地下を千代田線は東側、三田線は西側(皇居側)を通っており、両線のトンネルが一体構造となっている。
日比谷通りの幅員の制約により、千代田線と三田線の駅を並べて設置することはできないことから、約2 kmの並行区間に約500 m間隔で駅を設置することとし、千代田線日比谷駅、三田線日比谷駅、千代田線二重橋前駅、三田線大手町駅、千代田線大手町駅が交互に設けられている。
当駅は、「大手町駅務管区日比谷地域」として近隣の駅を管理している。
有楽町線開業前の現在の有楽町駅の仮称駅名は「日比谷」であった。
番線 | 路線 | 行先 | |
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日比谷線ホーム(地下3階) | |||
1 | 日比谷線 | 中目黒方面 | |
2 | 北千住・南栗橋方面 | ||
千代田線ホーム(地下2階) | |||
3 | 千代田線 | 代々木上原・伊勢原方面 | |
4 | 北綾瀬・我孫子・取手方面 |
(出典: 東京メトロ:構内図)
全てのホームにおいて、スイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
番線 | 路線 | 曲名 | 作曲者 |
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1 | 日比谷線 | 銀杏の下で | 福嶋尚哉 |
2 | 公園日和 | ||
3 | 千代田線 | ショウが始まるよ | 塩塚博 |
4 | スニーカー | 大和優子 |
当地区は軟弱地盤であることから、潜函工法(ニューマチック・ケーソン工法)採用した。晴海通り(都道304号)日本劇場前(現在は有楽町センタービル)から当駅構築を含む日比谷交差点までの279 mの区間となる。地上部は交通量の激しい道路となることから、道路覆工下に潜函(ケーソン)を構築し、沈設と構築を継ぎ足しながら沈設する路下式ケーソン工法とした。
発注元の営団地下鉄からは潜函工法(ケーソン工法)の採用と1964年東京オリンピックの開催に間に合わせることが絶対条件とされた。このため、工事請負元の間組(現・安藤ハザマ)はケーソン(日比谷停留場型 潜函8函・幅18.9 m・長さ10.5 - 13.0 m)を約10 m間隔で構築し、沈設後にケーソン間を開削工法にてトンネルを構築する「間抜きケーソン工法」を使用した。この工法は実績がなく、発注元の営団地下鉄は当初難色を示したが、間組によって成功を収め、その後の地下鉄工事でも採用される工法となった。
1962年(昭和37年)10月に建設工事に着手、超突貫工事が行われ、2年後の1964年(昭和39年)8月の日比谷線全線開業に間に合わせた。建設工事のため、1963年(昭和38年)2月 - 5月にかけては、警視庁の協力の元、午後10時から翌朝6時まで三原橋交差点 - 日比谷交差点間の晴海通り道路交通を通行止めとして、地下鉄建設工事に供した。
島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札は地下1階、ホームは地下2階にあり、エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。改札は3か所ある。当駅から大手町駅にかけては千代田線との並行区間である(前述・営団が東京都から受託施工)。
2016年3月31日までは日比谷駅務管理所の所在駅であり、三田線の三田駅 - 千石駅間の各駅を管理していた。2016年4月1日付で東京都交通局が実施した駅管区制の導入より、日比谷駅管区の所在駅となり、前述の日比谷駅務管理所は廃止となった。
大手町寄りの改札外通路および出入口は、千代田線二重橋前駅と共用している(早朝・深夜は閉鎖)。ただし正式な連絡駅に指定されていないため、当駅で下車して二重橋前駅を利用しても乗継割引の適用対象外となる(逆も同様)。
改札外に定期券売り場と、のちに併設されたコンビニエンスストア型の売店「グランメルシー」がある。
2001年3月から数年間、製薬会社の三共(現・第一三共)のラッピング広告などが壁面やホームゲートなどに施されていた。
当駅の改札至近に地上へ連絡するエレベーターがあるが、帝国劇場所有のため、利用可能な時間は限られている。
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営三田線 | 目黒・ 東急線方面 |
2 | 西高島平方面 |
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | ||
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1日平均 乗降人員 | 増加率 | 1日平均 乗降人員 | 増加率 | |
2003年(平成15年) | 64,401 | −2.1% | ||
2004年(平成16年) | 88,867 | 64,052 | −0.5% | |
2005年(平成17年) | 89,239 | 0.4% | 65,872 | 2.8% |
2006年(平成18年) | 90,985 | 2.0% | 67,848 | 3.0% |
2007年(平成19年) | 98,491 | 8.2% | 70,739 | 4.3% |
2008年(平成20年) | 98,621 | 0.1% | 72,462 | 2.4% |
2009年(平成21年) | 96,864 | −1.8% | 72,470 | 0.0% |
2010年(平成22年) | 95,142 | −1.8% | 72,212 | −0.4% |
2011年(平成23年) | 90,874 | −4.5% | 70,639 | −2.2% |
2012年(平成24年) | 94,118 | 3.6% | 73,990 | 4.7% |
2013年(平成25年) | 97,780 | 3.9% | 76,608 | 3.5% |
2014年(平成26年) | 98,756 | 1.0% | 78,164 | 2.0% |
2015年(平成27年) | 101,464 | 2.7% | 81,200 | 3.9% |
2016年(平成28年) | 104,222 | 2.7% | 83,656 | 3.0% |
2017年(平成29年) | 105,614 | 1.3% | 86,185 | 3.0% |
2018年(平成30年) | 120,882 | 14.5% | 92,589 | 7.4% |
2019年(令和元年) | 116,808 | −3.4% | 95,622 | 3.3% |
2020年(令和 | 2年)67,325 | −42.4% | 60,530 | −36.7% |
2021年(令和 | 3年)72,417 | 7.6% | 62,501 | 3.3% |
2022年(令和 | 4年)85,949 | 18.7% | 71,530 | 14.4% |
各年度の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 営団 | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
日比谷線 | 千代田線 | |||
1964年(昭和39年) | 6,601 | 未 開 業 | 未 開 業 | |
1965年(昭和40年) | 8,506 | |||
1966年(昭和41年) | 9,161 | |||
1967年(昭和42年) | 10,339 | |||
1968年(昭和43年) | 11,456 | |||
1969年(昭和44年) | 13,354 | |||
1970年(昭和45年) | 15,345 | 6,000 | ||
1971年(昭和46年) | 19,333 | 11,407 | ||
1972年(昭和47年) | 27,942 | 18,104 | 22,676 | |
1973年(昭和48年) | 33,000 | 23,548 | 25,090 | |
1974年(昭和49年) | 39,553 | 24,016 | ||
1975年(昭和50年) | 40,721 | 27,366 | ||
1976年(昭和51年) | 25,011 | 16,123 | 28,899 | |
1977年(昭和52年) | 25,567 | 17,167 | 30,586 | |
1978年(昭和53年) | 24,989 | 19,173 | 30,403 | |
1979年(昭和54年) | 25,044 | 20,678 | 30,052 | |
1980年(昭和55年) | 25,414 | 21,332 | 33,449 | |
1981年(昭和56年) | 26,290 | 22,047 | 34,660 | |
1982年(昭和57年) | 26,816 | 22,329 | 35,671 | |
1983年(昭和58年) | 27,765 | 23,060 | 34,552 | |
1984年(昭和59年) | 29,359 | 24,233 | 38,781 | |
1985年(昭和60年) | 30,488 | 24,332 | 38,896 | |
1986年(昭和61年) | 30,877 | 25,764 | 39,701 | |
1987年(昭和62年) | 31,358 | 26,541 | 40,893 | |
1988年(昭和63年) | 32,359 | 27,118 | 42,534 | |
1989年(平成元年) | 31,395 | 26,975 | 41,622 | |
1990年(平成 | 2年)31,619 | 27,132 | 41,784 | |
1991年(平成 | 3年)31,333 | 26,112 | 41,055 | |
1992年(平成 | 4年)30,833 | 25,595 | 16,770 | |
1993年(平成 | 5年)30,773 | 25,134 | 40,795 | |
1994年(平成 | 6年)30,351 | 24,353 | 40,488 | |
1995年(平成 | 7年)29,090 | 23,251 | 38,923 | |
1996年(平成 | 8年)28,926 | 21,729 | 37,762 | |
1997年(平成 | 9年)27,923 | 21,877 | 37,058 | |
1998年(平成10年) | 26,775 | 21,762 | 34,822 | |
1999年(平成11年) | 25,041 | 21,418 | 33,350 | |
2000年(平成12年) | 24,690 | 21,162 | 33,370 |
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
日比谷線 | 千代田線 | |||
2001年(平成13年) | 24,301 | 21,770 | 32,542 | |
2002年(平成14年) | 23,732 | 21,559 | 32,819 | |
2003年(平成15年) | 24,008 | 20,962 | 32,049 | |
2004年(平成16年) | 23,874 | 20,266 | 31,742 | |
2005年(平成17年) | 24,189 | 20,271 | 32,633 | |
2006年(平成18年) | 24,800 | 20,630 | 33,629 | |
2007年(平成19年) | 26,825 | 22,459 | 35,096 | |
2008年(平成20年) | 26,885 | 22,795 | 36,101 | |
2009年(平成21年) | 26,178 | 22,537 | 36,086 | |
2010年(平成22年) | 26,041 | 21,915 | 35,955 | |
2011年(平成23年) | 25,359 | 20,633 | 35,227 | |
2012年(平成24年) | 26,431 | 20,923 | 36,743 | |
2013年(平成25年) | 27,654 | 21,643 | 38,131 | |
2014年(平成26年) | 27,816 | 22,128 | 38,897 | |
2015年(平成27年) | 28,601 | 22,702 | 40,462 | |
2016年(平成28年) | 29,156 | 23,581 | 41,674 | |
2017年(平成29年) | 29,493 | 23,964 | 42,903 | |
2018年(平成30年) | 33,255 | 27,707 | 46,101 | |
2019年(令和元年) | 27,443 | 31,607 | 47,642 | |
2020年(令和 | 2年)30,070 | |||
2021年(令和 | 3年)31,005 | |||
2022年(令和 | 4年)35,421 |
第一生命(B1出口付近)
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