感動詞(かんどうし / 英: interjection) とは、感動、応答、呼び掛けを表す。主語、述語、修飾語になることも他の語に修飾されることもない。間投詞(かんとうし)、感嘆詞(かんたんし)、嘆詞(たんし)とも言う。口語においては頻繁に用いられるが、文語において用いられることは少ない。
一般的には、1.自立語で活用がなく文中で独立しており(独立語)、2.感動の表出や呼びかけ、応答などに用いられる語をいう。
「感歎詞(感嘆詞)」と呼ばれていたが、大槻文彦「語法指南」(『言海』所収、1889年)で「感動詞」の術語が使用され、明治後期には「感動詞」が広く使われるようになった。明治期には助詞を感動詞に含める文献もあったが、大正期には助詞を除外し独立語であるとする文典が増え、昭和期には一般的に助詞を除外するようになった。
はたらき | 相当することば | ||
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感動 | 話し手の感動を表す。 | 口語 | 「ああ」「まあ」など。 |
文語 | 「ああ」「あっぱれ」「あはれ」「あな」など。 | ||
呼び掛け | 相手に呼びかける。 | 口語 | 「もしもし」「ちょっと」など。 |
文語 | 「いかに」「いざ」「やあやあ」など。 | ||
応答 | 相手に応答する。 | 口語 | 「はい」「いいえ」「うん」など。 |
文語 | 「いな」「おうおう」など。 | ||
挨拶 | 相手に挨拶する。 | 口語 | 「おはよう」「こんにちは」「さようなら」など。 |
掛け声 | 話し手や相手に呼びかけて、調子をとったり、勢いをつけたりする。 | 口語 | 「えい」「よいしょ」「それっ」など。 |
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