加古川駅(かこがわえき)は、兵庫県加古川市加古川町篠原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
加古川駅* | |
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南口 | |
かこがわ Kakogawa | |
兵庫県加古川市加古川町篠原町30-1 北緯34度46分4.23秒 東経134度50分21.89秒 / 北緯34.7678417度 東経134.8394139度 東経134度50分21.89秒 / 北緯34.7678417度 東経134.8394139度 | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | カコ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 3面6線 |
乗車人員 -統計年度- | 21,383人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1888年(明治21年)12月23日 |
乗入路線 2** 路線 | |
所属路線 | A 山陽本線(JR神戸線) |
駅番号 | JR-A79 |
キロ程 | 39.1 km(神戸起点) 大阪から72.2 km |
◄JR-A78 東加古川 (3.6 km) (3.3 km) 宝殿 JR-A80► | |
所属路線 | I 加古川線 |
キロ程 | 0.0 km(加古川起点) |
(2.3 km) 日岡► | |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 みどりの券売機プラス設置駅 加古川線ホームに中間改札有 |
加古川市の中心駅であり、当駅の所属線である山陽本線と、当駅を起点とする加古川線との接続駅となっている。このほか1984年までは高砂線が接続していた。山陽本線に関してはアーバンネットワークエリアに属しており、「JR神戸線」の路線愛称設定区間に含まれている。駅番号は山陽本線(JR神戸線)のみJR-A79が付与されている。
昭和のころは山陰や九州方面へ向かう急行列車が多数停車していたが、山陽新幹線開業に伴う急行列車廃止後はこの駅に年間を通して停車する優等列車はなくなった。1972年3月15日に姫路駅乗り入れを開始した新快速は設定当初から当駅に停車している。当駅に停車する列車で特別料金が必要なものは、臨時特急の「かにカニはまかぜ号」と、特急「はまかぜ号」の一部の臨時停車のみであったが、2019年3月16日のダイヤ改正より、通勤特急「らくラクはりま」とはまかぜ5号、スーパーはくと13号が定期列車として停車する。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として山陽本線(JR神戸線)の土山駅・東加古川駅・宝殿駅・曽根駅の4駅と、加古川線のすべての途中駅を管理している。
JR神戸線と加古川線の乗り換えには、中間改札機を通る必要がある。
2005年3月1日に連続立体交差事業がすべて完成し、高架駅となった。高架化に伴って取り壊された旧駅舎は、1910年に西成線(現在の桜島線)の桜島駅として建てられたものを1919年に移築したものであった。
新しい駅舎の外壁は加古川の流れをイメージしており、新たな加古川の顔として明るさ・清潔さ・近代的な表情を表現している。せり上がる出入り口の庇の形状は地域の躍動と伸び行く将来を象徴し、また上部で「人」の字の形のように交差することで、人とまちの交流を表現している。「ビエラ加古川」の入口の上にある時計の部分は、旧駅舎をモチーフとしている。
12両編成対応(ホーム長:245 m、ホーム幅:8 m)の島式ホーム2面4線、4両編成対応(ホーム長:85 m、ホーム幅:6 m)の島式ホーム1面2線、合計3面6線のホームを持つ高架駅である。
1 - 4番のりばをJR神戸線が、5・6番のりばを加古川線が使用する。1番のりばが下り本線、2番のりばが下り待避線、3番のりばが上り本線、4番のりばが上り待避線となっている。加古川線は5番のりばが本線となっている。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | A JR神戸線 | 下り | 姫路・相生方面 | |
3・4 | 上り | 三ノ宮・大阪方面 | 一部列車は2番のりばから発車 | |
5・6 | I 加古川線 | - | 厄神・西脇市・谷川方面 |
2番のりばは上り(大阪)方面の発車が可能であり、当駅始発の上り列車のうち朝晩は2番のりばから発車する。3番のりばは下り(姫路)方面への発車が可能であるが、使用されることはない。5番のりばは山陽本線下り方面からの到着・発車が可能であり、加古川線と網干総合車両所を結ぶ回送列車で使用されることがある。6番のりばは山陽本線上り方面からの到着・発車が可能であるが、使用されることはない。
高架化当初の計画では、2番のりばでも下り方面への折り返し運転ができるように上り本線から2番のりばへの渡り線が設置される予定であったが、営業列車での設定がないことから省略された。また、加古川線の車両を鷹取工場で検修する予定であったことから5・6番のりば東方の分岐器はダブルスリップスイッチの予定であったが、鷹取工場の閉鎖や加古川線電化の決定により、当該分岐器はシングルスリップスイッチに変更され、加古川線から山陽本線への直通ルートは最低限とされた。
「JR山陽本線等加古川駅付近連続立体交差事業」として駅を含む山陽本線(2,377 m、神戸起点37K359m60 - 39K736m) 、加古川線(953 m、加古川起点0m - 0K952m95)の高架化、12か所(山陽本線6か所、加古川線6か所)の踏切の撤去および気動車区の移転が行われた。事業費は285億円とされた。これの付帯事業として、「JR加古川橋梁改築事業」(事業区間1,778m、神戸起点39K736m - 41K514m)および駅周辺の区画整理事業が行われた。
12両編成対応の単式ホーム(ホーム長:261.5 m、ホーム幅:4.5 m)1面1線、12両編成対応の島式ホーム(ホーム長:291.2 m、ホーム幅:5.6 m)1面2線、6両編成対応の島式ホーム(ホーム長:150 m、ホーム幅:7 m)1面2線、合計3面5線のホームを持つ地上駅である。そのうち南寄りの2面3線をJR神戸線(山陽本線)が、北寄りの1面2線を高砂線と加古川線が(高砂線廃止後は加古川線のみが1面2線使用)使用していた。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■JR神戸線 | 下り | 姫路・相生方面 | |
2 | 下り 上り | 姫路・相生方面 三ノ宮・大阪方面 | 下りの待避列車や上りの当駅始発列車が使用 | |
3 | 上り | 三ノ宮・大阪方面 | ||
4・5 | ■加古川線 | - | 粟生・西脇市方面 |
連続立体交差事業に伴い、加古川橋梁東側から加古川駅東側は高架建設用地を確保するために現在線の北側に仮線を敷設し、ホームも同様に移設することとなった。加古川線仮ホームは現行の加古川線ホームのさらに北側、かつて貨物用側線があった箇所に移設し、その空いたスペースにJR神戸線仮ホームを設置した。それ以外の加古川橋梁東側から西寄りと加古川駅から東寄りの区間は現行線路の南側に高架を建設した。
連続立体交差事業の進行に伴い、加古川鉄道部は1999年3月13日に厄神駅付近に移転した。そして、高架建設用地を確保するためにホームをかつての貨物用側線などが存在した北側にホームを移設することとなった。山陽本線部分は、当駅で折り返し運転を行う列車が存在した都合上、2000年12月11日深夜に上り線下り線双方が一括で仮線に切り替えられた。ホーム配置は切替後も同じ3面5線ではあるものの、すべてのホームが島式とされ、JR神戸線上り本線が4番のりば、加古川線が5・6番のりばになり、2・3番のりば(当駅で特急・新快速の待ち合わせを行う姫路方面の普通列車および当駅折り返しの大阪方面の列車が使用していた)が同じ線路を共用していた。
既設ホームを撤去したスペースにJR神戸線上下ホームを建設し、2003年5月に高架ホームに切り替えた。そしてJR神戸線仮設ホームを撤去し、そのスペースに加古川線ホームを建設、2004年12月に高架ホームに切り替えた。
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は21,383人である。これはJR西日本の駅では第40位である。 「加古川市統計書」(加古川市総務部総務課・編)及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 年間 乗車人数 | 左記の内 定期利用者 | 1日平均 乗車人員 |
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1998年 | 8,169千 | 5,503千 | 22,380 |
1999年 | 7,964千 | 5,358千 | 21,760 |
2000年 | 7,747千 | 5,213千 | 21,223 |
2001年 | 7,605千 | 5,149千 | 20,835 |
2002年 | 7,502千 | 5,132千 | 20,555 |
2003年 | 7,609千 | 5,196千 | 20,789 |
2004年 | 7,614千 | 5,215千 | 20,861 |
2005年 | 7,675千 | 5,241千 | 21,026 |
2006年 | 7,876千 | 5,386千 | 21,579 |
2007年 | 7,950千 | 5,430千 | 21,721 |
2008年 | 7,999千 | 5,488千 | 21,915 |
2009年 | 7,919千 | 5,531千 | 21,697 |
2010年 | 7,961千 | 5,569千 | 21,810 |
2011年 | 8,033千 | 5,613千 | 21,949 |
2012年 | 22,174 | ||
2013年 | 22,669 | ||
2014年 | 22,523 | ||
2015年 | 23,256 | ||
2016年 | 23,791 | ||
2017年 | 24,065 | ||
2018年 | 23,993 | ||
2019年 | 23,989 | ||
2020年 | 19,251 | ||
2021年 | 19,871 | ||
2022年 | 21,383 |
特記のない限り神姫バスの路線。かこバスは加古川市コミュニティバス。1 - 5番乗場は駅南口にある。2012年6月15日からは関西国際空港行リムジンバスも駅北口に乗り入れ開始した。
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