『ドラえもん のび太の牧場物語』(ドラえもん のびたのぼくじょうものがたり、英題:DORAEMON STORY OF SEASONS)は、ブラウニーズが開発しバンダイナムコエンターテインメントより2019年6月13日に発売されたゲームソフト。略称は「ドラ牧」。
対応機種 | Nintendo Switch Steam (Microsoft Windows) PlayStation 4 |
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開発元 | ブラウニーズ マーベラス(制作) |
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
プロデューサー | 中島光司 佃健一郎 亀岡慎太 |
ディレクター | 山下修平 |
シナリオ | 杉田霞 |
音楽 | 蓑部雄崇 |
人数 | 1人 |
発売日 | Switch 2019年6月13日 2019年10月11日 Steam 2019年10月11日 2020年10月29日 PS4 2020年7月30日 2020年9月4日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 USK:0 ACB:G |
コンテンツ アイコン | ESRB:Comic Mischief |
藤子・F・不二雄の漫画・アニメ『ドラえもん』とマーベラスが展開する牧場物語シリーズとのコラボレーション作品である本作は、『ドラえもん』の登場人物ののび太を操作キャラクターとして、牧場作業や人々との交流などを行う。シリーズ作品として、本作とは異なる舞台での物語が展開される『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』が2022年11月2日に発売された。
企画はバンダイナムコエンターテインメントの中島光司により立案されたもので、『ドラえもん』を見ながら育ち親世代になった自身が『ドラえもん』のすばらしさを伝えるゲームを作りたいと思い、一方でかつて『牧場物語 ハーベストムーン』をよく遊んでいたことから、『牧場物語』のゲーム性で『ドラえもん』の作品性やメッセージ性などの魅力が詰まった体験ができればと考えマーベラスに制作の話を持ち掛けた。マーベラスでは驚きがありながらもこうした機会はなかなかないとして歓迎ムードとなり、開発担当のブラウニーズでも同様に驚きと期待を示したことで、3社による制作が進められることになった。
本作はグラフィックは『牧場物語』と『ドラえもん』の両方に合わせることを意識した手書き水彩画のような画風で描画され、物語は従来の牧場物語シリーズとは違いメインストーリーが1本通っている構成になっている。また、『ドラえもん』は子どもたちの胸をときめかせるような冒険感があるため、物語に直接関係のないところでも過去を想像できるような要素が随所にちりばめられた。
ゲームのシステムは恋愛と結婚を除き、おおよそ『牧場物語』に準拠している。その代わり、「誰かを想う気持ちから努力する」ことを表現するため、登場人物にはイベントを進めるための好感度が設けられている。
本作のメインテーマは家族であり、中でもメインストーリーは「家族愛」が中心に据えられている。また、サブストーリーも家族にちなんだものが多い一方、ひみつ道具が物語の解決策として登場するものもある。これらのひみつ道具の選定に当たっては、便利になりすぎぬよう注意が払われた。たとえば、作物の成長速度を高める「アットグングン」は気軽に使えないようにするため、消費アイテムとして設定された。
夏休みの自由研究の題材について考えていたのび太は、ある日、空き地で不思議な形の種を発見し、これを育てることを決める。のび太のほか、ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫も見守る中、植えられた種は急速に成長して大樹となるが、その直後に突然雷雨になったかと思うと上空にタイムホールが現れ、のび太たちは大樹もろとも中に吸い込まれてしまう。
目を覚ました先は、大樹をシンボルとする別の時代の別世界の町「シーゼンタウン」だった。町の少年・ランチとの出会いをきっかけに、のび太たちは町の人々の手伝いをしながら元の世界へ戻る方法を探ることになる。
基本的なシステムは牧場物語シリーズを踏襲しており、ゲーム内で経過する「はる」「なつ」「あき」「ふゆ」の4つの季節(それぞれ30日)の中で生活を送る。一方、本作の特徴として『ドラえもん』でドラえもんが取り出すひみつ道具を使用することで牧場作業や日々の生活をより快適に進められるようになる。グラフィックの視点は『牧場物語 ハーベストムーン』のようなクォータービューを採用している。
町には以下の施設がある。
牧場物語シリーズ恒例の結婚システムは本作にはないが、町の人々やのび太の仲間たちに挨拶をしたり物を贈ったりすると友好度の値が上昇し、一定値に達すると対象人物に関するイベントが発生する。これらのイベントの一部はメインストーリーの進行にも関係している。
物語冒頭でタイムホールに吸い込まれた際にドラえもんは多くのひみつ道具を落としてしまい、それらはシーゼンタウンの人々の手にわたっている。
「スーパー手ぶくろ」以外は消耗品。
ゲーム性に関係しない道具は除く。
以下の他にもひみつ道具が多数登場するが、本項ではメインストーリーに関係するものを記載する。
『ドラえもん』の登場人物であるドラえもん(声 - 水田わさび)、のび太(声 - 大原めぐみ)、しずか(声 - かかずゆみ)、ジャイアン(声 - 木村昴)、スネ夫(声 - 関智一)については各リンク先を参照。
本項では本作オリジナルの登場人物を記載する。
評価 | ||||||||||||||||
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本作のNintendo Switch版は発売から約1週間で4.2万本を売り上げた。
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