株式会社オリエンタルは、カレー、香辛料などの製造・販売を行っている日本の食品メーカーである。
オリエンタル工場(愛知県稲沢市) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒492-8412 愛知県稲沢市大矢町高松1-1 |
本店所在地 | 〒453-0013 愛知県名古屋市中村区亀島2-20-29 |
設立 | 1953年(昭和28年)1月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6180001029791 |
代表者 | 代表取締役会長 星野倶廣 |
資本金 | 4,875万円 |
主要子会社 | 株式会社オリエンタル洋行 株式会社オリカ開発 マスホシ株式会社 株式会社オリエンタルNOW 星野通商合資会社 |
外部リンク | http://www.oriental-curry.co.jp/ |
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1913年(大正2年)に名古屋市中区大須で、星野益一郎は兄である星野耕太郎らと共に、輸入食品商社の東洋食品(後のオリエンタルコーヒー商)を創業した。大戦中までは、食品の販売を手掛けていた。
益一郎は終戦後、新たな事業を模索し、カレーが家庭料理に普及しつつある事に着目した。当時のカレーはまず小麦粉を油で炒り、カレー粉を加えてルーを作るところから始めていたため、「その手間を省き、調理を簡単に出来れば売れる」と考え、粉末状のカレールーであるオリエンタル即席カレーを商品化させた。
その後、兄は「コーヒー」、弟は「カレー」と別々の道を歩む事となり、益一郎は1945年(昭和20年)に名古屋市中村区椿町で個人創業した。1953年(昭和28年)に株式会社オリエンタルとして法人化した。
オリエンタルの由来は、東洋食品の東洋を「東洋風の」カレーの意味合いも含めて英語読みにしたものである。因みに東洋食品は1922年(大正11年)に「東洋商会」への社名変更を経て、カレーのオリエンタルに遅れる事20年後の1965年(昭和40年)にオリエンタルコーヒー商となり、コーヒー豆焙煎などの輸入食品商社と不動産業として現在に至る。
個人創業の時代は妻と2人で商品をリヤカーに積み、チンドン屋先導で売り歩く商法を取った。あんパンが1個5円の時代に、5皿分1個35円と高価ながらも飛ぶように売れたという。法人化後の1953年(昭和28年)からは、踊りや大道芸など様々な芸人を宣伝カーに乗せ、興行とカレーの試食会を兼ねた斬新な宣伝活動で、オリエンタル坊やのキャラクターのスプーンや風船を配るなど、全国各地を巡り、テレビやラジオの提供(がっちり買いまショウなど)やCMソングなどの広告宣伝で知名度を上げ、1961年(昭和36年)に販売部門を分離した株式会社オリエンタル洋行を設立して、全国各地へ販売網を拡大した。個人創業から工場化後も、職人による添加物が少ない自然なカレー作りに一貫してこだわり続け、1966年(昭和41年)に稲沢市へ工場移転後も受け継がれた。
1962年(昭和37年)には、インスタントカレー第二弾である容器入りのチャツネを付けたオリエンタルマースカレーを発売した。稲沢市の新工場のレトルト設備完成にともない、1969年(昭和44年)にスナックカレーを発売した(5年後に販売終了[要出典])。南利明出演のスナックカレーCMの「ハヤシもあるでよ〜」の名古屋弁フレーズは当時の流行語になった。1973年(昭和48年)に清涼飲料事業に進出した。グァバドリンクや炭酸飲料などを各地のオリエンタル洋行を通じて主に自動販売機などで販売された。
カレールーの固形化は戦後間もない頃から各社で試みられ、1952年には大阪のベル食品工業から板チョコ状のベルカレールウが発売された。1960年代に入りライバル大手もこれに追随し、やがて固形ルーが主流となっていく。カレーの固形化には、牛脂などの高融点の硬化油を用いるなど健康上の問題があったこともあり、オリエンタルは自然志向の食品に徹して固形化を行わなかった姿勢から、やがて苦戦を強いられ、1970年代 - 1990年代に掛けては、地元東海エリアを除き、全国的に縮小を余儀なくされた。
1990年代に入り、おもちゃコレクターの北原照久にオリエンタル坊やグッズが取り上げられ、2000年には、北原とオリエンタル坊やキャラクターとのコラボレーションが行われるなどのほか、かつての消費者がオリエンタルのカレーを懐かしむ声と再評価から、改めてカレー製品の全国販売が試みられ、東海エリア以外でも販売が再開されつつある。
近年はレトルトカレーなどの販売が主な事業となり、中日ドラゴンズマスコットのドアラカレーなどのご当地キャラクター、有名人とのコラボレーションや名古屋どてめしなど、地元ゆかりのレトルト商品や、男乃(おとこの)カレーなどの本格派のレトルトカレーも開発している。
その後、市場環境の変化により、2002年(平成14年)の清涼飲料事業からの撤退(グァバを除く)にともない、各地のオリエンタル洋行支店を閉鎖して本社と東京支店に集約した。飲料事業は、翌年、アシードへ譲渡した。
2002年(平成14年)、外食業に進出した。金沢に「ガネーシャ」を開店後、北陸の他、東海を中心にチェーン展開した。後に台湾、香港などの海外にも進出するなど、新たな道を歩んでいる。
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オリエンタルカレー店舗情報による。
そのほか台湾に2店舗。
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