中村区(なかむらく)は、名古屋市を構成する16行政区の一つで、区の東部にはターミナル駅の名古屋駅が位置する。
なかむらく 中村区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
市町村コード | 23105-3 |
面積 | 16.30km2 |
総人口 | 140,186人 [編集] (推計人口、2024年3月1日) |
人口密度 | 8,600人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 名古屋市(中区、中川区、西区) 清須市、あま市、海部郡大治町 |
区の木 | サツキ |
区の花 | スイセン |
中村区役所 | |
所在地 | 〒453-0021 愛知県名古屋市中村区松原町1丁目23番地1 北緯35度10分36秒 東経136度52分5秒 / 北緯35.17667度 東経136.86806度 東経136度52分5秒 / 北緯35.17667度 東経136.86806度 |
外部リンク | 名古屋市中村区 |
ウィキプロジェクト |
名古屋市の鉄道玄関口である名古屋駅周辺は、江戸時代までは、名古屋城の城下町から西へ外れた湿地帯であり、笹島と呼ばれていた。 しかし、明治になると、東海道本線が引かれた際に名古屋駅が設置され、戦前から商工業地域として栄えた。 この頃、同時に名古屋有数の風俗街となる中村遊廓も発展した。駅ビルのJRセントラルタワーズやその核店舗のJR名古屋タカシマヤの開業を契機として、2000年代以降は再開発により日本有数の超高層ビル街へと変貌を遂げた。名古屋駅周辺(特に東側)は名駅と呼ばれ、中区の栄地区と並ぶビジネス街・商業エリアへと成長した。名駅は、2027年のリニア中央新幹線開業に向けて現在も大規模な再開発が進んでいる。
一方で名古屋駅西側は、歴史的な関係や地権者の問題から再開発は進められておらず、東側ほど発達はしていない。 名古屋駅南西部の笹島地区は、かつてはドヤ街であったものの、ささしまライブ24地区として再開発され新都心のような都市景観を形成している。 しかし、現在でもその面影はわずかながら残している。 名駅エリアを除いて、区内全域が名古屋市内きっての典型的な下町地域となっており、戦前からの住宅街でもあるがゆえ現在でも下町情緒溢れる街並みを残している。一方で、区の中央部には市内唯一のソープランドである中村遊郭が位置している。
名古屋市営地下鉄桜通線延伸や名古屋市営地下鉄東部線整備などの計画もあり、今後の発展が注目されているが、実現へ至っていない。
中村の名は戦国武将で天下人の豊臣秀吉の生まれの地、旧愛知郡中村(中村郡中中村・中々村)に由来する(現在の中村公園駅周辺)。
中村区の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
日本武尊が東征の際に、七所社にある古塚に腰を掛けたとされる。この腰掛岩が現在の岩塚町の地名の由来とする説がある。
豊臣秀吉は現在の中村区域に相当する尾張国愛知郡中村郷中中村に生まれており、太閤、千成、日吉、豊臣、本陣など、秀吉に関する地名や小学校名が多い。
また、熊本城などを筆頭に築城の名手であった加藤清正も中村生まれである。
歌舞伎役者の初代中村勘三郎は中村と縁があり、出自は名古屋中村とも言われている。
1636年(嘉永13年)、東海道の脇往還として、佐屋街道が整備され、砂子村から宿場が差し替えられ、岩塚村(現在の愛知県名古屋市中村区岩塚町)に岩塚宿が設置された。
1923年(大正12年)4月1日 、中村遊廓(または中村旭廓)が開業。ただし当時の新聞記事によると、4月1日に一斉移転できたわけではなく、一部の業者は移転未了のままのスタートだった。新生中村遊廓は、日吉(ひよし)・寿町(ことぶき)・大門(おおもん)・羽衣(はごろも)・賑(にぎわい)の5つの町からなっていたため、五町街(ごちょうまち) または五丁町(ごちょうまち)と呼ばれた。
1937年(昭和12年)10月1日、西区と中区の一部から分区、新設された。その後、中川区との間で、境界線を概ね関西本線に合わせるよう修正している。
区の人口は1960年代前半に20万人台に達し、市内で最多の住民を擁する地域となった。
しかし、それ以降は名古屋東方への市街地拡大や、高い人口密度による生活環境の悪化や再開発などが行われ、現在は漸減傾向にある。
郵便番号は以下の通りとなっている。
JR、名鉄、近鉄、地下鉄の名古屋駅(名駅)が所在する。
※ 北隣の栄生駅も、当区と西区との境に所在する。
※ 地下鉄八田駅は中川区に所在するが、当区から徒歩圏内にある。
※ 他に、東京通信大学、東京福祉大学、名城大学、名古屋経済大学のサテライトキャンパスや広報センターが設置されている。
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