エリコン (Oerlikon) は、スイスのチューリッヒ州・ファフィコン(ドイツ語圏)に本社を置き、世界37カ国以上で表面処理ソリューションやポリマー加工ソリューション事業を手がけている企業グループ。持株会社OCエリコンホールディング (OC Oerlikon Holding AG) がスイス証券取引所 (SWX) に上場している(SIX: OERL)。
スイス・ファフィコンの本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | SIX: OERL |
略称 | エリコン |
本社所在地 | スイス チューリッヒ州・ファフィコン |
設立 | 1906年 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 表面処理ソリューション、ポリマー加工ソリューション |
代表者 | Roland Fischer (CEO) |
売上高 | 22.6億スイスフラン (2020年) |
従業員数 | 1万692人 (2020年) |
外部リンク | https://www.oerlikon.com/ |
現在のエリコンは、大きく以下の2つの事業に分かれ、傘下にグループ会社を保有している。
売上としては、表面処理ソリューション事業が68%、ポリマー加工ソリューション事業が29%、その他が3%となっている。
日本には、日本法人エリコンジャパン株式会社がある。
精密機械加工に秀逸であったため、その技術を応用した機関砲の製造によりかつてはスイスを代表する兵器メーカーとして名を馳せていたが、その兵器部門は1999年にラインメタルにすべて売却され、現在のエリコンには兵器部門はない。日本でも零式艦上戦闘機に搭載された九九式二〇ミリ機銃はエリコン20mm機関砲をもとに開発されたもので、戦前からエリコンFF系機関砲を設計したメーカーとして知られている。他にも有名なバルカン砲はアメリカのゼネラル・エレクトリックの製品であるが、その通称はエリコンの登録商標である。また、1954年に三菱重工との提携で作られたエリコン旋盤の名称でもその名が知られている。
エリコンの旧兵器部門はエリコン・コントラヴェス・パイロテック (Oerlikon Contraves Pyrotec AG) として、1950年代後半にエリコン35mm連装機関砲を開発し、機関砲とレーダーを連動させた防空システムの開発にも乗り出した。親会社であったエリコン・ビューレホールディング (Oerlikon-Buhrle Holdings AG) が、1999年に兵器部門をラインメタルに売却した。
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