芦屋駅(あしやえき)は、兵庫県芦屋市船戸町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A54。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。
芦屋駅 | |
---|---|
南口(2022年10月) | |
あしや Ashiya | |
◄JR-A53 さくら夙川 (2.3 km) (1.4 km) 甲南山手 JR-A55► | |
所在地 | 兵庫県芦屋市船戸町1-30 北緯34度44分3.27秒 東経135度18分25.45秒 / 北緯34.7342417度 東経135.3070694度 東経135度18分25.45秒 / 北緯34.7342417度 東経135.3070694度 |
駅番号 | JR-A54 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | A 東海道本線(JR神戸線) |
キロ程 | 575.6 km(東京起点) 大阪から19.2 km |
電報略号 | アシ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 23,667人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)8月1日 |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 みどりの券売機プラス設置駅 |
芦屋市の中心駅にして、新快速の停車駅である。ただし当駅への停車は普通電車との相互接続駅としての側面が強く、乗車人員は快速の各駅停車区間を除いた新快速停車駅では最少であり、通過駅である茨木駅(JR京都線)・住吉駅・六甲道駅・元町駅・垂水駅よりも少なくなっている。また摩耶駅開業以降は日中の相互接続は行われておらず、神戸側の普通・大阪側の新快速の乗り継ぎのみ可能である。なお、現在でも快速と学研都市線方面の普通の相互連絡は行われている。
駅の設けられた時の村名は「精道」であったが、国鉄では知名度を理由に1889年(明治22年)まで存在した村名で、当時字名として残っていた「芦屋」をつけた。後の1940年(昭和15年)に市制が施行されたときに、「芦屋」の名は新しい市名として復活している。
1957年(昭和32年)に東海道本線の快速停車駅を増やすことが検討された際、当時は隣接駅であった西宮駅と当駅で争奪戦が繰り広げられた。結局、複々線の内側(電車線)を走る快速列車は当駅、外側線(列車線)を走る快速列車は西宮駅(当時は西ノ宮駅)に停車させることで決着をみていたが、2003年(平成15年)12月1日改正で、当駅と西ノ宮駅には、外側線・内側線と関係せず快速が終日停車に統一された。
島式2面4線のホーム(12両編成対応)の両側に、通過線が1本ずつ設けられた計2面6線の地上駅で、橋上駅舎を持つ。外側線の本線(1番線・6番線)は特急や貨物列車などの通過線で、ホームがない。そのため、新快速は当駅構内のみ内側線の待避線(2番線・5番線)に移る。内側線の本線は3・4番線である。
停車場に分類され当駅には折り返し設備もあり、実際に阪神・淡路大震災のときを始めとしたダイヤ乱れの時に使われることがある。2007年度後半、朝ラッシュ時に当駅始発の普通列車(西明石駅から回送)が設定されていた。なお、阪神・淡路大震災でホームが壊れたため、1997年2月16日に復旧工事が完成した際に大阪方面のホームは東側にずれている。
当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として立花駅・甲子園口駅・西宮駅・さくら夙川駅・甲南山手駅・摂津本山駅・住吉駅の7駅を管轄している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | A JR神戸線 | 尼崎・大阪・京都方面 / 北新地・四条畷方面 (一部の普通はH JR東西線・学研都市線直通) | 新快速・快速 |
2 | 普通・一部快速 | ||
3 | 三ノ宮・姫路方面 | ||
4 | 新快速・快速 |
構内には6線あり、ポイントが複雑であることから、列車が構内に入線する時は下記の通りに速度規制がかかる。下り線大阪側のポイントの改良工事が行われ、大阪方面外側線から1番のりばに入線する際は45キロ制限から60キロ制限に緩和された。
← 尼崎・大阪・ 京都・京橋 方面 | → 三ノ宮・西明石 ・姫路・岡山 方面 | |
凡例 出典:* 以下を参考に作成。 ** 「JR西日本 東海道本線 米原-神戸間 線路配線略図」、「特集 東海道本線2」、『鉄道ファン』、 第48巻1号(通巻第561号) 2008年1月号、折込、交友社、2008年。 ** JR西日本公式ホームページ JRおでかけネット - 芦屋駅 - 構内図 |
2022年頃までは、主な駅弁として下記を販売していた。
2022年度の1日平均乗車人員は23,667人である。JR西日本の駅では第31位。芦屋市内では最も利用者数が多い。
近年は下表のとおりである。
年度 | 1日平均乗車人員 | |
---|---|---|
総数 | 定期 | |
1995年(平成 | 7年)31,456 | 18,369 |
1996年(平成 | 8年)28,973 | 17,070 |
1997年(平成 | 9年)28,068 | 16,839 |
1998年(平成10年) | 28,131 | 16,856 |
1999年(平成11年) | 27,999 | 16,698 |
2000年(平成12年) | 28,231 | 16,743 |
2001年(平成13年) | 28,513 | 16,911 |
2002年(平成14年) | 28,479 | 16,901 |
2003年(平成15年) | 28,779 | 17,105 |
2004年(平成16年) | 29,350 | 17,853 |
2005年(平成17年) | 29,878 | 18,431 |
2006年(平成18年) | 30,493 | 18,788 |
2007年(平成19年) | 30,690 | 18,954 |
2008年(平成20年) | 30,408 | 18,870 |
2009年(平成21年) | 29,084 | 18,302 |
2010年(平成22年) | 28,697 | 18,031 |
2011年(平成23年) | 28,628 | 18,029 |
2012年(平成24年) | 28,669 | 17,857 |
2013年(平成25年) | 29,042 | 18,081 |
2014年(平成26年) | 28,289 | 17,703 |
2015年(平成27年) | 28,481 | 17,888 |
2016年(平成28年) | 28,270 | 17,800 |
2017年(平成29年) | 28,355 | 17,857 |
2018年(平成30年) | 28,049 | 17,868 |
2019年(令和元年) | 27,135 | 17,565 |
2020年(令和 | 2年)21,715 | 14,946 |
2021年(令和 | 3年)22,173 | 14,752 |
2022年(令和 | 4年)23,667 |
駅ビルには大丸芦屋店がある。駅ビルは、日本国有鉄道大阪工事局を中心に計画がなされた。駅前から一歩奥に入ればすぐに震災後少なくなったとはいえ豪壮な邸宅、ステンドグラス窓の洋館など、谷崎潤一郎の作品「細雪」の世界さながらのお屋敷街が存在する。
芦屋・西宮の高級住宅地からは一見、山手側を走行する阪急神戸線の方が便利なように見えるが、芦屋川駅や夙川駅の駅前が未整備なのに対して、当駅周辺は整備されており自家用車でのアクセスが容易なため、芦屋市内のみならず西宮市西部の高級住宅地の住民も当駅を利用する傾向にある。近年の新快速停車でさらに拍車がかかった。[要出典]
当駅の駅ビルでJR西日本アーバン開発が運営している。主要テナントは以下の通り。
担当路線の拠点であり、当駅北バスターミナルを境に芦屋市の南北へのバスが発着する。
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article 芦屋駅 (JR西日本), which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.