さくら夙川駅(さくらしゅくがわえき)は、兵庫県西宮市神楽町(かぐらちょう)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A53。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。
さくら夙川駅 | |
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開業翌日の駅舎(2007年3月19日) | |
さくらしゅくがわ Sakurashukugawa | |
◄JR-A52 西宮 (1.5 km) (2.3 km) 芦屋 JR-A54► | |
所在地 | 兵庫県西宮市神楽町11-28 北緯34度44分20.36秒 東経135度19分51.76秒 / 北緯34.7389889度 東経135.3310444度 東経135度19分51.76秒 / 北緯34.7389889度 東経135.3310444度 |
駅番号 | JR-A53 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | A 東海道本線(JR神戸線) |
キロ程 | 573.3 km(東京起点) 大阪から16.9 km |
電報略号 | シク |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 7,216人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 2007年(平成19年)3月18日 |
備考 | 業務委託駅 みどりの窓口 有 |
駅名は、駅西方約200mの所を流れる夙川の河川敷にある夙川公園に桜が多く植えられ、ここでの花見が例年名物になっていることに由来している。駅の自動改札機は桜をイメージした意匠となっている。
2007年3月18日の開業当初は駅員の制服は当駅オリジナルのものであった。2008年3月15日以降は他の同社による業務委託駅と同じものである。
全国的に見ても珍しく、駅専用のロゴマークが制定されている駅でもある。
当駅は、地元の自治体などから働きかけて設置となる請願駅ではなく、鉄道事業者であるJR西日本の主導により設置が決められており、また設置に至った経緯には特殊な事情がある。
当駅の真下を通る県道大沢西宮線ではかねてから片側1車線を2車線に拡幅する工事が行われており、駅新設工事は「県道拡幅工事の付帯事業」とみなされるため、国から補助金が出ることになっている。このため、地元自治体である西宮市にとっては多大な費用負担の必要がないことから、JR西日本が単独で新駅設置の方針を固めた後、地元自治体の西宮市側に新駅設置を働き掛け、設置が決まった。
駅名が「さくら夙川」に決まる前には、近隣にある大学の学識者からはえびす宮総本社の西宮神社が近くにあることから「戎前」という候補が挙げられた。実際に十日戎や初詣では乗降客が多い。
方向別複々線の内側線(電車線)のみに8両編成対応の島式ホーム1面2線が設置されている高架駅である。改札口は南側に1箇所設置されている。ホームにはエレベーターと上りエスカレーターが設置されている。駅設置に際して12両編成分のホーム用地が確保されているが、実際に設置されているホームは8両編成分である。
駅舎のデザインについては、「自然のうるおいを感じられる駅」を基本コンセプトとし、夙川の流れを波状の屋根で、夙川公園の桜を駅舎の壁のイメージカラーとすることで表現していると説明されている。
駅業務はJR西日本交通サービスに委託されており、芦屋駅が当駅を管理しているが、始発から6時までの間のみ無人となるため、自動券売機で発券される乗車券には委託・無人駅を示す「ム」マークが印字される。アーバンネットワークエリアに所属しており、ICOCAおよび提携ICカードの利用が可能である。
かつては改札外にキヨスクが設置されていたが、2015年5月24日をもって閉店した。その後、キヨスクがあった場所には三井住友銀行のATMが設置され、2017年2月16日から営業を開始した。
開業当初から喫煙コーナーを設置しておらず、終日全面禁煙である。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | A JR神戸線 | 下り | 三ノ宮・姫路方面 |
2 | 上り | 尼崎・大阪・北新地方面 |
2007年3月18日の開業時から2010年3月1日までは、コブクロの「桜」のサビの部分をアレンジしたインストルメンタルが列車接近時のメロディとして導入されていたが、駅の認知度向上という目的を達成したとして、3月2日からJR神戸線標準接近メロディの「さざなみ」に変更され、さらに2015年3月12日には他のJR神戸線の駅と同様に「さざなみ」の音質見直し版(須磨海浜公園駅に先行導入されていた接近メロディ)に再び変更された。
終了時期についてJR西日本は、当初は2008年度中で終了する予定だったものを観光キャンペーンの関係で1年延長したとしているが、年間数百万円といわれる著作権料の支払いが影響したとの報道もなされた。
2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は7,216人である。
「兵庫県統計書」と「西宮市統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2006年(平成18年) | 5,128 |
2007年(平成19年) | 5,088 |
2008年(平成20年) | 6,319 |
2009年(平成21年) | 6,828 |
2010年(平成22年) | 7,171 |
2011年(平成23年) | 7,450 |
2012年(平成24年) | 7,783 |
2013年(平成25年) | 7,928 |
2014年(平成26年) | 7,884 |
2015年(平成27年) | 8,072 |
2016年(平成28年) | 8,065 |
2017年(平成29年) | 8,168 |
2018年(平成30年) | 8,226 |
2019年(令和元年) | 8,373 |
2020年 (令和 | 2年)6,799 |
2021年(令和 | 3年)7,216 |
当駅が開業した2007年3月18日から阪急バスと阪神バスの「JRさくら夙川」バス停が設置されている。場所は北行(阪急夙川駅方面)がJRの高架下(駅前)だが、南行(阪神西宮駅方面)は大沢西宮線を数十メートル北に進んだ所にある。
のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
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北行き | 西宮市内線 | 1系統:西宮甲山高校前 | 平日早朝1本のみ |
2系統:甲山墓園前/西宮甲山高校前 | 西宮甲山高校前行きは平日3本のみ(1系統とは経由地が異なる) | ||
西宮山口線 | さくらやまなみバス:山口営業所前方面 | 西宮市コミュニティバス | |
南行き | 西宮市内線 | 1・2系統:西宮北口/JR西宮 | 一部便はJR西宮止まり |
7系統:西宮北口 | 土休日朝1本のみ(1・2系統とは経由地が異なる) | ||
西宮山口線 | さくらやまなみバス:西宮北口 |
いずれも1日2便ずつのみの運行。
のりば | 路線 | 行先 |
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北行き | 鷲林寺線 | 7-1番:西回り・県立甲山森林公園方面 |
南行き | 7-2番:東回り・阪神西宮 |
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