登戸駅(のぼりとえき)は、神奈川県川崎市多摩区登戸にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・小田急電鉄の駅である。
登戸駅 | |
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JR登戸駅生田緑地口(2015年5月) | |
のぼりと Noborito | |
所在地 | 川崎市多摩区登戸 |
所属事業者 |
以下の2社2路線が乗り入れており、相互間の接続駅となっている。
地名によるもの。多摩丘陵への登り口という意味。武蔵国橘樹郡登戸村が、1889年の町村制施行による合併で稲田村大字登戸となり、1938年川崎市に合併してその大字となる。
駅開設当時の「稲田多摩川」は、「稲田」という地名と「多摩川」の河原に近接することから名付けられた。1955年に隣の「稲田登戸駅」が「向ヶ丘遊園駅」に改称されたことを受け、古い地名である「登戸」という名前を残すために「登戸多摩川」と改称され、1958年に隣の駅である「和泉多摩川駅」にも「多摩川」と付いていたことから、混同防止のため、「登戸」と改称し、上述のJR東日本南武線と共通の駅名となる。
JR東日本南武線・小田急電鉄小田原線それぞれの駅には連絡改札はないものの、出入口が近接して並んでいる。南武線から小田原線新宿駅を介してJR東京山手線内各駅への定期券のみの通過連絡運輸が存在する。
JR 登戸駅 | |
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JR登戸駅多摩川口(2007年9月) | |
のぼりと Noborito | |
◄JN 13 宿河原 (1.1 km) (2.2 km) 中野島 JN 15► | |
所在地 | 川崎市多摩区登戸3435 |
駅番号 | JN14 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■南武線 |
キロ程 | 17.3 km(川崎起点) |
電報略号 | ノト |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 70,798人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)3月9日 |
備考 |
下りは単式ホーム1面1線、上りは島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅である。2006年6月17日より橋上駅舎の供用を開始した。改札口は2階にあり、ペデストリアンデッキと接続する。
また、出口は以下の2ヶ所があり、自由通路を兼ねている。
川崎統括センターの直営駅(駅長配置)であり、管理駅として宿河原駅・中野島駅・稲田堤駅を管理している。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 南武線 | 下り | 府中本町・立川方面 | 一部列車は2番線 |
2・3 | 上り | 武蔵溝ノ口・武蔵小杉・川崎方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
この2番線は川崎方面からの当駅止まりの列車が到着する為、稲城長沼・府中本町・立川方面に向かう場合は宿河原駅で乗り継いだほうが便利である。 2014年3月14日までは日中の時間帯にも当駅折り返しが存在していたが、翌15日のダイヤ改正で日中の当駅止まりが稲城長沼行きに延長され、後発の快速とは終点の稲城長沼駅で接続するようになった。 2015年3月14日改正で日中の稲城長沼行きは立川行きに延長・統一され、後発の快速よりも行き先駅まで先行するようになったが、2017年3月4日改正で一部の各駅停車が稲城長沼駅で待ち合わせをするようになった。
藤子・F・不二雄ミュージアムの開館5周年を記念して、2016年9月3日に発車メロディを藤子プロ関連作品のアニメ主題歌に変更している。曲は1番線が「ぼくドラえもん」、2番線が「きてよパーマン」、3番線が「ドラえもんのうた」である。メロディはスイッチの制作で、編曲は塩塚博が手掛けた。
1 | ぼくドラえもん | |
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2 | きてよパーマン | |
3 | ドラえもんのうた |
小田急線の駅舎改築に合わせ、JR東日本登戸駅の駅舎を改良する計画が川崎市から公表された。改良の内容は次の通り。
上記のうち、JRの駅舎及び小田急線改札間を結ぶペデストリアンデッキは2006年6月17日から使用が開始された。
橋上駅舎化工事中は、狭い通路で階段の昇降も多く、仮設階段による迂回などの悪条件が重なり、ラッシュ時は乗降客の混雑が見られ、両線の乗り換えでは最大で5分ほどかかったが、橋上駅舎化後は通路の拡幅、階段の昇降回数の減少により混雑も緩和され、両線の乗り換えは2 - 3分程度でできるようになった。
これまで、駅北側からのアクセスは、立川側の下河原踏切を渡って小田急線の下を回りこまなければならなかったが、2005年11月29日より南北自由通路の暫定供用が、続いて南北自由通路の使用が開始され、踏切の面倒は徒歩に限り緩和された。
以前は徒歩であれば川崎寄りの臨時跨線人道橋を利用することができたが、南北自由通路の暫定供用開始に伴い使用が停止され、市立多摩病院へのアクセス通路の建設の支障になるため撤去された。
橋上駅舎化に合わせ、構内に川崎市行政サービスコーナーと観光案内所が設置されている。
小田急 登戸駅 | |
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小田急登戸駅中央口(2006年11月) | |
のぼりと Noborito | |
◄OH 17 和泉多摩川 (0.8 km) (0.6 km) 向ヶ丘遊園 OH 19► | |
所在地 | 川崎市多摩区登戸2417 |
駅番号 | OH18 |
所属事業者 | 小田急電鉄 |
所属路線 | ■小田原線 |
キロ程 | 15.2 km(新宿起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- | 146,926人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月1日 |
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島式ホーム2面4線を擁する高架駅。当初は相対式ホーム2面2線であったが、和泉多摩川駅 - 当駅間の複々線化および当駅 - 向ヶ丘遊園駅間の3線化のため、駅の全面改築工事が行われ、2018年3月3日より島式ホーム2面4線になっている。上り通勤急行以外の特急料金不要列車はすべて停車する。
改札口は2階にあり、ペデストリアンデッキと接続する。ただし、改札口とペデストリアンデッキの間は3 mほどの段差がある。以前は、駅舎改良工事に伴い高架下に臨時改札口が設置されていたが、2008年2月22日の終電をもって閉鎖された。エスカレーターは3階ホームと2階改札内、2階改札外と2階ペデストリアンデッキ、2階改札外と1階高架下を連絡するものが設置されている。また、エレベーターは3階ホームと2階改札内、1階と2階改札外と2階ペデストリアンデッキを連絡するものが設置されている。
駅長所在駅であり、「町田管区登戸管内」として、当駅 - 百合ヶ丘駅間の各駅を管理している。
出入口はペデストリアンデッキ側と高架下側に2か所あるが、改札口の案内では、ペデストリアンデッキ側は「中央口」と、高架下側は「北口」と称されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 線路 | 行先 |
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1 | 小田原線 | 下り | 緩行線 | 小田原・片瀬江ノ島方面 |
2 | 急行線 | |||
3 | 上り | 新宿・ 千代田線方面 | ||
4 | 緩行線 |
※下り東北沢 - 当駅間、上り向ヶ丘遊園 - 東北沢間の急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。2018年3月2日までの下り線の当駅構内は急行線・緩行線が分離されていなかった(当駅手前の多摩川橋梁上で1本に合流していた)。このため、1番ホームは2007年9月9日の下り線ホーム移設時から2018年3月3日の下り緩行線ホーム使用開始までの間は欠番となっていた(同様に3番ホームも2007年9月9日の下り線ホーム移設時から2009年3月8日の上り急行線ホーム使用開始までは欠番であった)。
各年度の1日平均乗降人員は下表の通り(JRを除く)。
年度 | 小田急電鉄 | |
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1日平均 乗降人員 | 増加率 | |
2002年(平成14年) | 133,504 | |
2003年(平成15年) | 133,418 | −0.1% |
2004年(平成16年) | 134,043 | 0.5% |
2005年(平成17年) | 134,448 | 0.3% |
2006年(平成18年) | 137,192 | 2.0% |
2007年(平成19年) | 144,715 | 5.5% |
2008年(平成20年) | 147,118 | 1.7% |
2009年(平成21年) | 148,492 | 0.9% |
2010年(平成22年) | 151,662 | 2.1% |
2011年(平成23年) | 152,326 | 0.4% |
2012年(平成24年) | 156,372 | 2.7% |
2013年(平成25年) | 160,413 | 2.6% |
2014年(平成26年) | 159,445 | −0.6% |
2015年(平成27年) | 161,548 | 1.3% |
2016年(平成28年) | 162,422 | 0.5% |
2017年(平成29年) | 162,582 | 0.1% |
2018年(平成30年) | 167,383 | 3.0% |
2019年(令和元年) | 167,685 | 0.2% |
2020年(令和 | 2年)117,994 | −29.6% |
2021年(令和 | 3年)131,466 | 11.4% |
2022年(令和 | 4年)146,926 | 11.8% |
各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | JR東日本 | 小田急電鉄 | 出典 |
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1995年(平成 | 7年)72,051 | 70,019 | |
1996年(平成 | 8年)71,419 | 69,000 | |
1997年(平成 | 9年)70,622 | 69,641 | |
1998年(平成10年) | 69,684 | 68,690 | |
1999年(平成11年) | 69,035 | 67,448 | |
2000年(平成12年) | 68,187 | 66,620 | |
2001年(平成13年) | 67,538 | 66,013 | |
2002年(平成14年) | 67,188 | 65,879 | |
2003年(平成15年) | 67,257 | 66,111 | |
2004年(平成16年) | 67,439 | 66,540 | |
2005年(平成17年) | 67,284 | 66,783 | |
2006年(平成18年) | 68,582 | 68,335 | |
2007年(平成19年) | 71,790 | 72,221 | |
2008年(平成20年) | 72,781 | 73,506 | |
2009年(平成21年) | 73,383 | 74,251 | |
2010年(平成22年) | 75,373 | 75,910 | |
2011年(平成23年) | 76,259 | 76,233 | |
2012年(平成24年) | 78,075 | 78,263 | |
2013年(平成25年) | 80,465 | 80,336 | |
2014年(平成26年) | 79,944 | 79,785 | |
2015年(平成27年) | 81,162 | 80,797 | |
2016年(平成28年) | 81,664 | 81,286 | |
2017年(平成29年) | 81,781 | 81,429 | |
2018年(平成30年) | 82,715 | 83,795 | |
2019年(令和元年) | 82,838 | 83,898 | |
2020年(令和 | 2年)59,017 | 59,074 | |
2021年(令和 | 3年)64,908 | ||
2022年(令和 | 4年)70,798 |
商店街が小田急線に沿って線路両側にあり、特に下り線側は向ヶ丘遊園駅まで店舗が続いている。上り線側には登戸駅前郵便局がある。駅周辺は始発から終電まで概ね人通りが絶えない。
1988年より当駅から向ヶ丘遊園駅にかけての一帯で「登戸区画整理事業」が進められており、住宅や店舗の解体・移転、道路整備などが順次実施されている。
駅前交通広場には川崎市交通局(川崎市バス)の路線バス停留所が新設され、2007年9月3日から乗り入れを開始した。
停留所名 | 運行事業者 | 系統・行先 |
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多摩川口 | ||
登戸駅多摩川口 | 川崎市交通局 | |
登戸駅入口 |
| |
生田緑地口 | ||
登戸駅 | 川崎市交通局 | |
登戸 | 神奈川中央交通東 | 淵24:淵野辺駅北口 |
登戸駅(生田緑地口) | 川崎市交通局 |
|
長尾台コミュニティバス 「あじさい号」 |
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