メディアミックスとして、2023年11月29日、テレビアニメ 化が発表された。
概要
本作は、魔法少女 というファンタジー 要素と、ビジネス という現実的で魔法少女に反発的な要素が含まれた作品である。これら2要素をうまく組み合わせたことによる新鮮さがあり、また、変身願望を描く魔法少女ものと、ビジネス・仕事を通した自己実現が結び付けられている点が秀逸と評価される。さらに、主人公たちが非常に魅力的に描かれ、自分に自信のなかった桜木カナが、才能を見出され、戦いとともに成長する王道のジャンプ 作品としての要素も持ち合わせているとも評価される。
本作は、次にくるマンガ大賞 2022のWebマンガ部門で第3位に選出された。
あらすじ
突如発生する自然災害 「怪異」が存在し、怪異を退治することを主たる業務とする魔法少女 が職業として認識された世界。就職活動 中の大学生 、桜木カナ は、何社も面接 を受けていたが、いずれも失敗していた。そんな中、たまたま出会った越谷仁美 に導かれ、ベンチャー企業 である株式会社マジルミエ に魔法少女として就職することになる。カナは、驚異的な記憶力を武器に、魔法少女として仕事をしていく。
登場人物
声の項は特記がない限り、テレビアニメ版の声優。
桜木 カナ(さくらぎ カナ) 声 - ファイルーズあい / 高橋李依 (PV) 本作の主人公。大学生として就職活動中に仁美にスカウトされ、株式会社マジルミエに入社する。まじめで、記憶力が良い努力家な性格。 本人はそれら全てを「地味な特徴」として捉え、就職活動にも苦戦していたが、マジルミエに就職することで才能が開花。「些細な情報でも見逃さず」「多数の情報を瞬時に記憶、思い出すことが可能で」「それら全てを律儀に報告出来る」ことにより、魔法少女(現場)とエンジニアを太く繋ぐ情報処理要員としての力を発揮することになる。 初登場時就活大学生ということで成人しているはずだが、肩までのツインテールがトレードマーク。本人曰く「(幼少期からずっとしているため)辞め時を見失った」。小柄(153センチほど)で優しげな面立ちの童顔。あまり成人女性には見えない。 越谷 仁美(こしがや ひとみ) 声 - 花守ゆみり 株式会社マジルミエの専属魔法少女。魔法少女っぽくないヤンキー的な性格。 カナの頼れる先輩。戦闘指示は雑かつ擬音語を多用するなど感覚派だが、魔法、魔道具を扱うセンスと運動能力は目を見張るものがあり、天才肌。 根元が黒髪、いわゆるプリンの金髪ロングヘア。両耳に多数ピアスをつけ、切れ長な目をした迫力美人。カナと比べると高身長で、非常にスタイルが良い。 重本 浩司(しげもと こうじ) 声 - 小山力也 株式会社マジルミエの社長。男性だが、魔法少女のコスチュームに身を包んでいる。 比較的大規模な被害を出した「15年前の怪異(=災害怪異)」を記憶する世代であり、それ故「戦闘魔力の省力化」「突然変異体を発生させない事」に並々ならぬ情熱を燃やす。 端に癖のついた黒髪ロングヘアをポニーテールにしており、常にハイライトのない“死んだ目”をしている。普段の業務中はコスプレ姿だが、公の場に出る際はきちんとスーツに袖を通す。 二子山 和夫(にこやま かずお) 声 - 山下大輝 株式会社マジルミエの魔法エンジニア。魔法少女が用いるホウキの調整や変身道具作成など、魔法少女に必須の裏方担当。 慣れていない他人と会話できない、自分の興味のある分野では途端に饒舌になるなど典型的な“オタク”だが、エンジニアとしての腕は一流。現場と連携を取り、その場で即時新しい魔法を生み出すというプログラム能力を持つ。 癖の強い黒髪をうなじで1つにまとめた髪型に黒縁丸眼鏡、丸い目をした童顔。かなりの低身長。 翠川 楓(みどりかわ かえで) 声 - 逢坂良太 株式会社マジルミエの営業担当。非常に気配りの出来る人物で、社長重本を筆頭に、目の前の人間の要求をなんでも見通す。「各種サービスチケットを保存しておくのは営業マンの常識」と豪語し、非常にレアな手土産であろうと颯爽と用意する。 爽やかな茶色の短髪、おっとりした顔立ちに人好きする笑顔のThe営業マン。業務中は常にスーツを着ており、マジルミエの中では数少ない常識人。 闇森 響(やみもり ひびき) 業界で「名門」と呼ばれる、京都魔法大学に所属する大学生。カナたちと出会った当初は授業をサボりがちな不良生徒だったが、魔法系のプログラム能力は天才的で、中学生の頃から個人で業務を受注していた。何をやらせても器用かつあっという間に会得するので、周囲の人間から距離をおかれていたのがトラウマ。 そんな彼を唯一恐れず対等に扱ってくれた幼馴染みのサカヱ(魔法少女)を守るため、魔法の勉強を始めた。一時はマジルミエへの就職を躊躇う場面もあったが、当人のサカヱに背中を押された上、初めて自分がのびのび過ごせる場所を見つけたかもしれないという期待もあり、マジルミエの新たなメンバーに加わる。 金髪ロン毛、サングラス着用、ピアスだらけのチャラ男&強面。ヤンキー気質の仁美とは比較的馬が合う。 葵 リリー(あおい リリー) 大手化粧品メーカー「株式会社ミヤコ堂」の魔法少女。女子力が高い。 土刃 メイ(つちば メイ) 業界大手「アスト株式会社」のエース魔法少女。常に無表情で、効率化やデータ収集を重視した機械のような怪異退治を行う。 槇野 あかね(まきの あかね) 中堅魔法少女企業「アプダ株式会社」の魔法少女。明るく上昇意欲が高い。 研修のためマジルミエに出向し、アリスシステムを学ぶ。 萬田(まんだ) 「独立行政法人魔法技術総合研究所」の所長。 赤坂 いろは(あかさか いろは) 「独立行政法人魔法技術総合研究所」の副所長 兼 魔法少女。 銀次 ハナ(ぎんじ ハナ) 移動用魔導具「ホーキ」調整業者の女子小学生。 仁科(にしな) 銀次の助手。国の技術者だったが銀次の腕に惚れ込み弟子入りした。 越谷(こしがや) 「魔力エネルギー庁」の長官。越谷仁美の父。 堤(つつみ) 「渓央大学 魔学研究科」の教授。 鎌倉 康雄(かまくら やすお) 「新日本魔法エネルギー協会」の会長。元魔法省官僚。 真尾 笑(まなお しょう) 重本の元同僚。魔力規制緩和派の鎌倉と手を組み、怪異を人工的に発生させている。 蔵入 萬之介(くらいり まんのすけ) 黒い眼帯を着用する個人投資家。机のがたつきを直すため札束を使うほどの潤沢な資金を持つ。 書誌情報
テレビアニメ
2024年秋より日本テレビ系列 にて放送予定。
スタッフ 原作 - 岩田雪花、青木裕 監督 - 平岡正浩 シリーズ構成・脚本 - 永井真吾 キャラクターデザイン - 浅間英裕 音楽 - 宮崎誠 音響監督 - 三間雅文 アニメーション制作 - 萌、J.C.STAFF 脚注
外部リンク
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article 株式会社マジルミエ , which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0") ; additional terms may apply (view authors ). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0 のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses. ®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.