東区(ひがしく)は、新潟市を構成する行政区のひとつ。新潟西港や新潟空港など、新潟市の様々な玄関口がある。
ひがしく 東区 | |
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新潟市の空の玄関口・新潟空港 | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、北陸地方 甲信越地方 |
都道府県 | 新潟県 |
市 | 新潟市 |
市町村コード | 15102-5 |
面積 | 38.63km2 |
総人口 | 129,662人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) |
人口密度 | 3,357人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 | 新潟市(北区、中央区、江南区) |
区の花 | ポーチュラカ |
イメージカラー | ■ アクアブルー |
東区役所 | |
所在地 | 〒950-8709 新潟県新潟市東区下木戸1丁目4番1号 北緯37度55分29.4秒 東経139度5分33.6秒 / 北緯37.924833度 東経139.092667度 東経139度5分33.6秒 / 北緯37.924833度 東経139.092667度 |
外部リンク | 新潟市 - 東区 |
ウィキプロジェクト |
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16進表記 | #0086ce |
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RGB | (0, 134, 206) |
CMYK | (90, 30, 0, 0) |
マンセル値 | 2.5PB 5/10 |
出典 | [1] |
旧新潟市域の中地区(山ノ下、河渡、下山地区)、東地区の一部(木戸、大形地区)、石山地区で構成され、区役所は現在木戸地区(旧イトーヨーカ堂新潟木戸店)に置かれている。なお松浜町は阿賀野川両岸にあるが、左岸側の地域のみが東区の区域となっており、右岸側は北区の区域である。区内には新潟港の区域の一部(西港のうち、山の下埠頭、臨港埠頭)と新潟空港があり、県及び市の「海と空の玄関口」という側面を持つ。
北は日本海、西は信濃川および新栗ノ木川、南は日本海東北自動車道、東は阿賀野川に囲まれた地域で、中心を通船川が東西に走る。
阿賀野川を挟んで東に北区、日本海東北自動車道を挟んで南に江南区、信濃川および新栗ノ木川を挟んで西に中央区を配する。
新潟市の区では中央区とともに、ほぼ全域が平成の大合併前の旧新潟市で構成されている区である。
海岸部では空港及び港の地域を除いて海水浴が可能で、海水浴中に空港から飛び立つ飛行機を間近に見ることも出来る。
その昔、阿賀野川は信濃川に接続しており、江戸時代は幾度も水害に悩まされた地域でもある。通船川は過去に接続していた名残である。
現在では主に区域の北部や南部が主に住宅地、中部が主に商業地や工業地となっている。
東区の地区構成は大きく分けて、海岸側(北側)から順に中地区(山ノ下・河渡・下山地区)、通船川を挟んで東地区(木戸・大形地区)、JR白新線を挟んで石山地区 の3つ。中地区・東地区は新潟西港周辺が工業地域で、その東側の大部分が住宅地と水田である。石山地区は北側をJR白新線、西側を同信越本線に囲まれており、1960年代から住宅地として開発が進んだ場所である。住宅地の南側は水田。江南区との区境には日本海東北自動車道が東西に伸びている。区の中心となる市街地・商業地域はないが、郊外型店舗の集積地がいくつか見られる。
住居表示は区内の宅地・集落の大部分で行われているが、現在も未実施のままとなっているところも点在する。
現在の区役所は、1994年に開店し2007年2月に閉店したイトーヨーカドー新潟木戸店の土地・建物を活用して2011年にオープンしたものである。
同店跡には再開発の一環として山下家具店などが入居する予定だったものの、土地・建物所有者の大川トランスティルが経営破綻した影響でこの計画は凍結され、その後も場外舟券売場への転用なども検討され賛否両論を呼ぶなど、事態は一時混迷を極めた。その後新潟市が東区役所庁舎の移転先として、イトーヨーカドー跡の建物を使用する方針が決まり、土地・建物は市が取得した。当時の区役所は山ノ下地区(旧新潟市中地区事務所・現山の下まちづくりセンター)にあったが、区域の北端部で他地区からの交通が不便な上に駐車場の収容台数も少なく、庁舎の建物自体も老朽化が進むなど、より利便性の高い立地を必要としていた背景があった。木戸地区は区域のほぼ中央部に位置し、建物の立地も赤道十字路そばで立体駐車場も整備されているなど、区内各地や市内中心部からの利便性がより良いことから活用が決まった。1階には区役所の機能を集約し、2階・3階には公民館機能を備えた文化・集会施設「東区プラザ(とーくぷらざ)」などが整備され、2011年9月20日に移転オープンしている。
新潟空港や新潟港があるため、それに関連した機関や自衛隊の基地が置かれている。
市街地・住宅地の外郭部(下山・大形地区の南東側、石山地区の南側)には水田が広がり、稲作が盛ん。畑作では男爵イモやイチゴ、チューリップの球根栽培が盛んであるが、近年の住宅・商用地の開発に伴い耕作面積は減少傾向である。藤見地区の北側(新潟空港の西側)はかつて砂丘地で、タバコやスイカの栽培が盛んだったが、1970年代以降は宅地化が進み、現在耕作地はほぼ消滅した。
新潟港(西港区)に面しており、古くから多くの企業が製造拠点を置いている。
東区は元々、中央区の新潟中央郵便局の集配区域であったことから、区内には集配局は存在しない。新潟市8区で集配局が所在しないのは東区のみである。以下の一覧もすべて同集配局である。
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区内の主な病院は下記の通り。
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新潟駅より信越本線、白新線の両路線が区域を通っている。しかし区内にターミナルとなる駅は存在せず、中央区の新潟駅が実質的なターミナル駅となっている。
越後石山駅 - 東新潟駅(新潟貨物ターミナル駅)間は信越本線の貨物支線としては繋がっているが、直通する列車は無い。
東新潟駅近傍には上越新幹線の車両基地である新潟新幹線車両センターがある。
下記以外に信越本線貨物支線の貨物駅として越後石山駅より上沼垂信号場を経由して、焼島駅、東新潟港駅(2002年より休止)がある。
東区内の路線バスは全て、新潟交通と同社の地域子会社である新潟交通観光バスによって運行されている。また、新潟交通は区内の榎に新潟東部営業所、新潟交通観光バスは寺山三丁目に寺山営業所の、以上計2箇所の運行拠点を設けており、市内の路線バスや観光バス、長距離高速バスの運行拠点としている。
区内を走る新潟交通グループの定期路線バスはE13系統を除く全ての路線が隣の中央区に乗り入れる。運行系統を大別すると、山ノ下地区へは市役所前より新潟みなとトンネルを経由する路線(C5)、新潟駅前より沼垂地区を経由し臨港病院へ至る路線(E1)などがある。下山・河渡地区へは新潟駅前・市役所前から国道113号を経由し、船江町や新潟空港、さらには北区北部の松浜・南浜方面に至る路線(E2)、藤見地区を経由し河渡方面に至る路線(E3)の2系統に大別される。木戸・大形地区へは万代シテイより県道3号(通称:旧7号)を経由して北区や新発田市中心部方面に至る路線(E4)、新潟駅南口から市道笹木戸線を経由し木戸病院に至る路線(E7)などがある。石山地区へは県道5号(通称:旧49号)を経由して石山方面に至る路線(E8)などがある。なお、区内を運行する新潟交通グループの全路線でりゅーとが利用できる。
系統番号のCは新潟市中心部、Eは東新潟方面、Sは南新潟方面。英字に続く1桁目は路線、2桁目は系統を表す。なお、各路線の詳細は「新潟交通のバス路線一覧」を参照(下記路線番号からもリンク可能)。
このほか、以下の路線が運行されている。
東区内には高速道路上のバス停留所が1箇所ある。江南区との区境の西野にある日本海東北自動車道の西野バスストップは、日東道経由の高速バスが発着する。下り停留所側(中条方面・東区側)にはパークアンドライド用の駐輪場・駐輪場が設けられている。なお、日東道の道路自体は江南区に位置する。
政令市移行の際、旧新潟市域の区割りを決定する際に区境の基準とされたのが、北陸自動車道の新潟中央Jctから日本海東北自動車道の阿賀のかけはしまでの間である。区境は高速道路に沿って設けられており、北側が中央区と東区、南側が江南区で、高速道路自体の登記上の所在地は「江南区」となっている。
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