新グロモント(New Guromont)は、ライオンが扱うドリンク剤(栄養ドリンク)の名称。2004年12月までは中外製薬が取り扱っていた。2024年6月28日付で、商標権・製造権・販売権がライオンからレックへ譲渡される予定。
1964年5月、当時の中外製薬が開発した薬用成分「グルクロノラクトン」(通称グロンサン)を配合した、アメリカ合衆国・バーモント州に伝わる民間療法「バーモント健康法」を利用したアップルビネガー&蜂蜜味の医薬品ドリンク『グロンサンバーモント』として発売。競合商品は大正製薬の『リポビタンD』、大日本製薬(現:大日本住友製薬)の『ヘルタスバーモント』、田辺製薬(現:田辺三菱製薬)の『アスパラC(現在のアスパラドリンクα)』、第一製薬(現:第一三共ヘルスケア)の『マミアン』、日本製薬(発売元は武田薬品工業)の『ポリタンC』であった。のちに商品名を縮めて『グロモント』に、その後処方を強化し、現在の商品名となる。
2004年末に中外製薬が一般用医薬品・殺虫剤などの一般向け製品から撤退し、2005年1月からは事業を譲り受けたライオンから発売することになった。ちなみに、これまでライオンではドリンク剤の取り扱いはなく、姉妹ブランドの『グロンサン』と共に譲り受けたことにより、ドリンク剤の分野に本格的に参入したことになる。
2009年秋に『新グロモント』が生薬のリュウガンニクエキスを配合する処方改良が行われ、販売名が『新グロモントA』に変更された。
『新グロモントA』は2013年8月にパッケージリニューアルが行われた後、2017年10月に再度パッケージリニューアルされた。2017年10月のパッケージリニューアルでは、同年4月に指定医薬部外品のビタミン含有保健剤の承認基準改正に伴って効能が変更となり、「疲労の予防・回復」と明記されるようになったほか、メーカー希望小売価格を設定しないノープリントプライスへ移行された。
2022年2月には法人向けノベルティのラインナップに加わり、ノベルティ専用仕様となる2本入りセットが発売された(受注生産対応)。
ほか。
これらは中外製薬時代のもので、ライオン移管後は宣伝をしていないため、現在はなし。
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