リンプ・ビズキット(Limp Bizkit)は、アメリカ合衆国のニューメタル/ラップメタル・バンド。
リンプ・ビズキット Limp Bizkit | |
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2021年アメリカ、Festival of the Lakesにて | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 フロリダ州ジャクソンビル |
ジャンル | ニュー・メタル オルタナティヴ・メタル ラップメタル ファンク・メタル ラップコア ラップロック ヘヴィメタル ハードロック ヒップホップ |
活動期間 | 1994年 - |
レーベル | キャッシュ・マネー・レコード インタースコープ・レコード ゲフィン・レコード |
共同作業者 | ブレンダン・オブライエン |
メンバー | フレッド・ダースト サム・リヴァース ジョン・オットー ウェス・ボーランド DJ リーサル |
旧メンバー | マイク・スミス |
「マリファナを吸い、オーバーヒートしラリラリのクレイジーになっている」とあるローディーのオツムの状態を表した (three dollar bill, y'all$ のライナーノーツによる)というエピソードと絡めて「limp biscuit」(マリファナ入りのビスケットを指す)というスラングを捩り、名付けられた。バンド名の後半部分が'Biscuit' → 'Biskit' → 'Bizkit'、というようにスペルが捻られているが、「リンプ・ビスケット」もしくは「リンプ・ビスキット」というものが英米圏での発音により近いカタカナ表記である。しかし、レコード販売元であるUNIVERSAL MUSIC JAPANをはじめ、日本国内での各種メディアにおけるカタカナでのバンド名表記は「リンプ・ビズキット」となっている。
ジャンルとしてはヘヴィメタルとヒップホップを融合したラップメタルに分類される。フレッドの甲高いMCと、ウェスの奏でる変態的ともいえる独特のギター・サウンドが持ち味である。
また、1980~90年代のポップス・ロックにもこだわっているようで、これまでにジョージ・マイケルの「フェイス」にザ・フー「ビハインド・ブルー・アイズ」、モトリー・クルー「ホーム・スウィート・ホーム」、ザ・ヴァーヴ「ビタースウィート・シンフォニー」の3曲のカヴァー曲(「ホーム・スウィート・ホーム」と「ビタースウィート・シンフォニー」は、1曲にまとめてカヴァー)をアルバムに収録。ライブでも、ニルヴァーナの「ユー・ノウ・ユーアー・ライト」やハウス・オブ・ペインの「ジャンプ・アラウンド」なども披露している。
ブラック・フラッグのヘンリー・ロリンズは「俺が17歳だったら、最高に好きなバンドだった。」と語っている。しかしアンチ派もおり、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのザック・デ・ラ・ロッチャは「僕たちが積み上げたヘヴィロックの歴史はリンプ・ビズキットが700万枚売り上げた日に崩れ去った」と発言するなどして、嫌悪している。ほかにトゥール/ア・パーフェクト・サークルのメイナード、スリップノット/ストーン・サワーのコリィ・テイラー、ヘッド PEのジャレッド、マリリン・マンソンなどがリンプを名指しで批判するなど、敵は多い。とはいえ、スリップノット主催のフェスKnotfest JAPAN 2014の出演が決まっていることなどを考慮すると現在は少なからず認められてる様である。
中でも最も有名なのがエミネム(Eminem)との抗争で、もともとは同じレーベルに所属し共にツアーを回るなど友好な関係(リンプの楽曲ブレイク・スタッフのミュージック・ビデオにはエミネムが出演している)であったが、DJリーサルの元バンドメイトのエヴァーラスト(Everlast)とエミネムのDJとが争った際に、DJリーサルがエヴァーラストを擁護したことで関係が悪化、エミネムが自身の楽曲ウィザウト・ミーの中でリンプを批判するなど、絶縁状態となったが、現在は和解した模様。
ただ、そうしたアーティスト達の中にも、リンプ・ビズキットのパフォーマンス(特にウェス・ボーランド)を評価する人は多い。
年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
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US | AUS | AUT | CAN | FRA | GER | NLD | NZ | SWI | UK | ||||
1997 | Three Dollar Bill, Y'all$ |
| 22 | 32 | — | 29 | — | — | — | 37 | — | 50 | |
1999 | Significant Other |
| 1 | 5 | 7 | 1 | 70 | 13 | 11 | 4 | 38 | 10 |
|
2000 | Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water |
| 1 | 1 | 1 | 1 | 7 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1 |
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2003 | Results May Vary |
| 3 | 2 | 1 | 3 | 19 | 1 | 11 | 2 | 6 | 7 |
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2005 | The Unquestionable Truth: Part 1 |
| 24 | 50 | 17 | — | 67 | 4 | 85 | — | 8 | 71 |
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2011 | Gold Cobra |
| 16 | 12 | 2 | 13 | 39 | 1 | 23 | 36 | 2 | 30 |
|
2021 | Still Sucks |
| 155 | — | — | — | — | — | — | — | — | 79 | |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
年 | 曲名 | 備考 | 収録アルバム |
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1997 | Counterfeit | スリー・ダラー・ビル、ヤ・オール$ | |
1998 | Sour | ||
Faith | ジョージ・マイケルのカヴァー | ||
1999 | Nookie | シグニフィカント・アザー | |
Re-Arranged | |||
N 2 Gether Now | feat.メソッド・マン | ||
2000 | Break Stuff | ||
Take A Look Around | 映画「ミッション:インポッシブル2」のテーマ曲 | チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター | |
My Generation | |||
Rollin' (Air Raid Vehicle) | WWEのレスラージ・アンダーテイカーの入場曲 | ||
2001 | My Way | WWEレッスルマニア17のテーマ曲 | |
Boiler | |||
2003 | Eat You Alive | リゾルツ・メイ・ヴァリー | |
Behind Blue Eyes | ザ・フーのカヴァー・映画「ゴシカ」のエンディングテーマ曲 | ||
Red Light-Green Light | feat.スヌープ・ドッグ | ||
2004 | Almost Over | ||
Build A Bridge | WWEサバイバー・シリーズ2003のテーマ曲 | ||
2005 | The Truth | 「真実への逃避」~ジ・アンクエスチョナブル・トゥルース (第一幕) | |
Home Sweet Home/Bittersweet Symphony | モトリー・クルー/ザ・ヴァーヴのカヴァーミックス | グレイテスト・ヒッツ | |
2011 | Shotgun | ゴールド・コブラ | |
Gold Cobra | |||
2013 | Ready To Go | feat.リル・ウェイン | スタンピード・オブ・ザ・ディスコ・エレファンツ |
Thieves | ミニストリーのカヴァー | ||
2014 | Endless Slaughter |
年 | 曲名 | 備考 | 収録アルバム |
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1999 | Crushed | 「エンド・オブ・デイズ」挿入曲 | 「エンド・オブ・デイズ」サウンドトラック |
2003 | Crack Addict | WWEレッスルマニア19のテーマ曲 | アルバム未収録 |
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