株式会社フタバ図書(フタバとしょ、英語:FUTABA TOSHO CO.,LTD.)は、広島県を中心に複数店舗を展開する書店チェーンである。書籍販売、古本の販売/買取、CD/DVD/BDの販売、ゲームソフトの販売/買取、DVD/BDレンタル、貴金属買取・販売、ゲームセンターを運営している。
フタバ図書ロゴ | |
フタバ図書本社 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | フタバ |
本社所在地 | 日本 〒733-8545 広島県広島市西区観音本町2丁目5番20号 |
設立 | 2020年11月(創業:1913年9月) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7240001056936 |
事業内容 | 書店経営(書籍・雑誌小売) 出版物卸売 書店のフランチャイズ(FC)開発並びに経営指導 自費出版 文具販売 映像・音楽事業(ビデオ・CD・DVD、レンタル及び販売) マルチメディア商品販売 アミューズメント事業 新業態研究開発 |
代表者 | 代表取締役社長 CEO 横山 淳 |
資本金 | 5,000万円 |
純利益 | ▲6億6196万円 (2023年3月期) |
総資産 | 81億4962万8000円 (2023年3月期) |
従業員数 | 143名 |
決算期 | 3月31日(年1回) |
外部リンク | http://www.futabatosho.co.jp/ |
特記事項:2021(令和3)年3月1日 株式会社HIF-Cより商号変更。 同日 旧株式会社フタバ図書(現SH東雲堂)より事業継承。 |
本社は広島県広島市西区。1913年9月に金屋町に本社を設け、横川駅構内に第1号店をオープン。当初は書店ではなく雑貨屋として運営していた。現在でも横川駅南口には横川店がある。1975年の紀伊國屋書店の広島センター街出店の影響を受けるが、1980年代にレンタルビデオに活路を見いだし、郊外型・複合書店として発展している。
店舗網は、広島県を中心に展開し、山口県・福岡県にも出店している。愛媛県や岡山県、関東近郊にも出店していたが現在は撤退している。主力の書店事業に加え、ゲームセンターの運営などを行っている。過去にはインターネット上の通販買取サイト「futababooks.com」の運営や、VRゲームのカフェバー「VREX(ヴィレックス)」の運営も行っていた。
2013年にボックスグループからメディア事業(映像・音楽・コミックレンタル事業、ゲーム販売事業、アミューズメント施設運営事業、総合リユース事業)を継承。
2015年に株式会社アペックスからCD/DVD販売・レンタル店「ビデオアメリカ」を取得。
2014年9月にローソンと包括業務提携し、フタバ図書店舗内にコンビニエンスストアのローソンを併設する。ローソン設置1号店はGIGA広島駅前店で、2014年10月23日にオープンした。
近年の出版不況により不採算店舗を次々に閉店していたが、2021年1月28日に事業(社名を含む)をひろしまイノベーション推進機構へ譲渡すると発表した。創業経営一族は完全撤退し、ひろしまイノベーション推進機構が、もみじ銀行・日本出版販売・蔦屋書店・広島マツダ・エディオンの出資参加により新会社「株式会社フタバ図書」を設立し、新会社に事業を移管する。
1913年
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1986年
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店舗の種類により、店名にメガ(MEGA)、ギガ(GIGA)、テラ(TERA)、アルティ(Alti)を付けている。
1997年に総合書店タイプのMEGA祇園中筋店、2000年に複層階複合書店のGIGA広島駅前店、2004年に単層階複合書店のTERA広島府中店を出店した。
ただし店舗規模の順番としては単位順に大旨一致しているが、これも店舗面積等の絶対的な規則は無い。
店舗によっては、以下の売り場や施設も併設している。
書籍販売の決済方法には下記のものがある。
フォレカカードのポイント付与対象決済は現金及びフォレカロイヤルカード(クレジットカード)の決済でのみ対応している。
2019年11月中旬より各種QRコード方式による決済に対応した。店側が金額を入力して読み取るストアスキャン方式にて行う。
フォレカ(FORECA)とはフタバ図書が2021年まで展開していたポイントカードである。ポイントの利用には会員登録が必要であった。
2013年頃まで印字式スタンプ制の旧ポイントカードを展開していたが、POSシステム導入に伴い磁気読み取り式ポイントカードへ移行した。移行後のフォレカカードは3種類あり、ポイント機能のみの「フォレカ」、ポイント機能にレンタルなどの身分証明が付帯した「フォレカプラス」、ポイント機能にクレジットカードが付帯した「フォレカロイヤル」が存在する。ポイントの利用には専用サイトでの登録が必要であった。
フォレカマネーとは2017年頃から開始した事前入金型電子マネーである。フォレカカード(第2世代)で利用ができた。
ポイントは来店回数に伴うランク制が採用されている。ブロンズ会員(来店0~2日)の場合は200+税で1ポイント、シルバー会員(来店3~4日)の場合は200+税で2ポイント、ゴールド会員(来店5日以上)の場合は200+税で3ポイントが付与される。ランクは月末更新である。
事業譲渡に伴い、2021年4月から段階的にフォレカが廃止される。廃止によるポイントの換金や後継のポイントカードへのポイント移行などはできない。また、dポイントの付与もリニューアル後は終了する。こちらも返金や換金などは行わない。今後、Tポイントカード及びTマネーの導入が予定されている。
2020年10月にフォレカマネーへのチャージが廃止された。
2021年4月にフォレカマネーの利用が廃止された。現時点で残っている残高は返金されない。
2021年4月にフォレカアプリのサービスが終了した。
2021年4月以降、事業譲渡に伴いフォレカカードが廃止される。dポイントの付与についても順次終了する。フォレカ及びdポイントへのポイント付与は終了するが利用は可能、Tポイントカードの付与・利用が可能になる。
2021年12月31日でのフォレカサービス終了に伴い、フォレカサポートデスの終了とFORECA-Webが閉鎖となった。
(2022年1月現在)
☆はIC乗車券nimoca及びICOCA・TOICAが、★は電子マネーWAONが利用可能な店舗である。
※ 書店事業には書籍販売・レンタル・CD/DVD/BD販売・ゲームソフト販売・文具販売・ゲームセンター運営を含む
2019年から2020年にかけて粉飾決算を原因として多くの店舗が閉店した。
日付は閉店日時を示す。
この節の加筆が望まれています。 |
2021年2月19日に同社の代理人弁護士より文書で「不適切な内容の決算書を作成して金融機関に提出していた」と粉飾決算が公表された。決算書に実際の在庫数よりも多くしたり、固定資産の償却を小さくするなどの記載をおこなっていた。
2019年6月24日に行ったとされるバンクミーティングにて約40年前から粉飾決算を行っていたとの発言があったが、正しくは2019年までの約10年間であり、世良茂雄社長の「自分が入社した40年前から在庫の金額が実際の棚卸し額と相違していたこともあった」という発言が影響していたと釈明している。 借入額は約235億で3月1日に事業を引き継ぐ新会社(横山淳CEO)が約35億円を継承する。 借入額の約9割は放棄にて合意したとみられるが、今後、世良社長および創業家、役員の私財は残りの約200億円返済の一部に充てられる。
粉飾決算の発覚に伴い、会社整理を継続的に行っている同社は多くの店舗を閉店・業務転換しており、2020年には18店舗を閉店している。
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